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家事の合間にイスに座っていると背中が痛む原因と今すぐできる改善方法

2024.10.15 | Category: ゆがみ,予防,体操・ストレッチ,姿勢,家事,座り方,日常生活の動作,生活習慣,疲労,筋肉疲労,背中の痛み,背骨,腰痛,血流,関節,骨盤

 

 

 

皆さん、こんにちは。

加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

家事を頑張った後、ほっと一息つこうとイスに座っていると、だんだん、背中の真ん中あたりに痛みを感じることはないでしょうか?

イスに座ってゆっくりリラックスするタイムは大切ですが、実は、座る姿勢によっては背中の真ん中あたりに痛みを引き起こしてしまう場合があるのです。

当院でも、家事の合間にイスに座っていると、背中の真ん中あたりに痛みがでるというお悩みをよくお聞きします。

実は、日本人の約70%が生涯で一度は、背中の痛みを経験するという統計があります。

背中の真ん中の痛みは、日常生活に大きな影響を与えます。

テレビを見たり、新聞を読んだり、洗濯物をたたんだりと、イスに座っての作業ができなくなってしまうのです。

この症状は、家事の効率を落とすだけでなく、趣味の時間も奪ってしまいます。

さらに、イスに座るたびに背中の痛みを感じるので寝転がる時間が多くなることで、このまま痛みが続くと、寝たきりになってしまうのではと心配になる方もいらっしゃるかもしれません。

 

そこで今回は、イスに座っていると背中の真ん中あたりに痛みを感じる原因とその対処法について紹介していきます。

このブログを最後まで読んでいただくことで、背中の痛みの原因を理解し、イスに座ってリラックスする時間を取り戻し、家事や趣味を楽しむことができます。

 

 

 

 

 

イスに座っていると背中の真ん中の痛みが起きる原因

イスに座っていると背中の真ん中あたりに痛みを感じる原因として、以下のことが考えられます。

背骨は、首が7本、胸が12本、腰が5本、仙骨が1本、尾骨が1本と、全体が26本の骨で構成されています。

背骨は、缶詰の形のようなものが積み重なって構成されていますが、まっすぐに積み上げられているのではなく、前後にカーブしながら積み重なっています。

背骨が前後にカーブして積み上げられることで、

・体にかかる重力を分散させ、体重をうまく支えることができる

・歩行や走行時の衝撃を吸収し、脳や内臓を保護する

・重い頭部を効率的に支え、筋肉への負担を軽減する

・直立した姿勢を保つのに役立ち、人間の二足歩行を可能にする

・胸と腰の背骨のカーブは、胸とおなかのスペースを確保し、胸やおなかにある内臓を保護する

などといった働きをします。

イスにリラックスして座っていると、本体は「坐骨(ざこつ)」というお尻のとがった骨の部分で座面が接着して座るのですが、リラックスして座っていると、骨盤が後方に倒れて仙骨が座面にあたるように座り始めます。

そうすると、体が後方に倒れて、座る姿勢を維持できないために、背骨を前方に曲げようとする、いわゆる、「猫背」の状態になる。

そうすると、姿勢の維持や体を動かすのに効率が良い背骨の前後のカーブに乱れが出ます。

イスにこの姿勢で座って背骨のカーブに乱れが出ることで、座っている姿勢を維持するために、最も負担がかかるのは、背中の真ん中部分にあたる、胸と腰の背骨の境目あたりです。

その負荷を支えるために、背中の真ん中部分にあたる、胸と腰の背骨の境目あたりの筋肉や椎間板、じん帯などの組織に負荷がかかり、その結果、背中の真ん中の筋肉が疲労して硬くなり、イスに座っている姿勢を維持できなくなって、痛みが発生します。

 

 

 

 

背中の真ん中あたりに痛みを感じる重篤な疾患

背中の真ん中の痛みが、長い期間、続く場合は、他の疾患のリスクも考える必要があります。代表的なものとして、

・急性膵炎

・慢性膵炎

・膵臓がん

・胃潰瘍

・十二指腸潰瘍

・背骨の骨折

などがあります。

背中の真ん中の痛みが、内臓疾患や背骨の骨折によるものである可能性がある場合、以下のような症状が併せて現れることがあります。

これらの症状がある場合は、早急に専門の医療機関を受診し、適切な検査を受けることが重要です。

 

内臓疾患の可能性を示唆する症状

・発熱

・はき気

・食欲の低下

・体重の急激な減少

・夜間の激しい痛み

・痛みの持続時間が長い(24時間以上)

・おなかの痛み

・胸の痛み

・呼吸が苦しい

・血尿

・便の色や性状の変化

 

背骨の骨折の可能性を示唆する症状

・痛みの急激な発症

・動くと痛みが増強する

・姿勢を変えると痛みが変化する

・背中をたたくと痛みが増す

・手足のしびれやマヒ

・歩行が困難になる

 

その他の注意すべき症状

・痛みが徐々に悪化している

・痛みが広範囲に広がっている

・痛みに加えて全身のけん怠感がある

・原因不明の体重減少

・過去にがんの既往歴がある場合

これらの症状が、背中の真ん中の痛みと併せて現れる場合、単なる筋肉痛や姿勢の問題ではなく、より深刻な疾患の可能性があります。

特に、痛みが持続的で強い場合や、日常生活に支障をきたす場合は、速やかに医療機関を受診することが重要です。

 

 

 

 

イスで座って背中の痛みを改善する方法

イスに座った際に、背骨のカーブの乱れにより、背中の真ん中あたりの痛みが起きます。

ですので、背骨のカーブが乱れないための適切なイスの座り方を、以下で紹介させていただきます。

 

背骨のカーブが乱れないための適切なイスの座り方

・アゴが前に出過ぎないように、頭はまっすぐに保ち、耳が肩の位置とそろうようにする

・肩はリラックスさせ、胸を開いて軽く前に突き出すようにする

・背筋を軽く伸ばして、 腰を反りすぎたり、猫背にならないようにする

・骨盤を軽く前方に倒すイメージで、お尻の骨のとがった部分である坐骨(ざこつ)をイスの座面につける

・股関節、ひざ関節、足関節の角度を、それぞれ90度に保つ

・足は肩幅程度に開き、両足の裏を床につける

これらのポイントを意識することで、正しい座位姿勢を保つことができます。

 

イスに座ってできるストレッチ

背骨のカーブが乱れないための適切なイスの座り方を維持するためにも、長時間、同じ姿勢でいることを避ける必要があります。

そのための方法として、以下でイスに座っているときに、背中の痛みを軽減させるためのストレッチを紹介していきます。

 

手を組んで上に伸ばすストレッチ

1.イスに深く腰かけ、背筋を伸ばしてください。

2. 腰の後ろで両手を組みます。

3. 息をはきながら、ゆっくりと組んだ手を上にあげます。

4. 肩甲骨同士がよって背中が伸びるのを感じたら、10秒間、保持します。

5. 10秒たったら、ゆっくりと元の位置に戻します。

6. これを、5回、繰り返してください。

 

足を開いて前屈するストレッチ

1. イスに浅めに腰かけ、足を肩幅よりも広めに開いてください。

2. 息をはきながら、開いた足の間にゆっくりと上体を前に倒していきます。

3.腕の力を抜いて床に伸ばし、背中が伸びるのを感じたら、10秒間、保持します。

4. 10秒たったら、ゆっくりと元の位置に戻します。

5. これを、5回、繰り返してください。

 

坐骨のバランスストレッチ

1. イスに背筋を伸ばして腰かけ、両手を腰にあて、坐骨(お尻のとがっている骨)を意識して座ってください。

2. ゆっくりと体重を右に移動して、左のお尻をあげます。

3. 次に、ゆっくりと体重を左に移動させ、右のお尻をあげます。

4. この一連の動作を、5回ずつおこないます。

以上の対処法を日常生活に取り入れることで、背中の痛みの軽減が期待できます。

ただし、痛みが、長期間、続く場合や、急激に悪化する場合は、専門の医療機関での診察されることをおすすめします。

 

 

 

 

まとめ

今回のブログでは、背中の真ん中あたりの痛みが発症する要因として、以下のことを説明させていただきました。

・背骨のカーブの乱れ

・長時間の不適切な座位姿勢

・筋肉やじん帯への過度な負担

また、この症状への対処法として、以下を紹介させていただきました。

・適切なイスの座り方

・イスに座ってできるストレッチ

日本人のイスに座る平均時間は、約6時間と調査報告がされています。

それほど長い時間、イスの上で過ごすことから見ても、背中の真ん中あたりの痛みは、日常生活に大きな支障をきたす可能性が高いため、早めのケアをおすすめします。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、みなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、それでもイスに座っていると背中の真ん中あたりに痛みにお悩みが解消されない場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関を受診されることをおすすめします。

当院でも、今回のブログで取り上げさせていただいたケースの背中の痛みに対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

また、他にも座ることで起きるお体の不調への対策のブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

長時間、床で座る時間が体に与える影響と簡単にできる3つの対策方法

座っていると股関節が痛い…、負担をかけない椅子や床の座り方は?

 

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

参考文献:日本整形外科学会. (2021). 腰痛診療ガイドライン. https://www.joa.or.jp/public/guideline/


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