





- Blog記事一覧 -暑い夏に息苦しいと感じる理由と快適に過ごすための対処法

夏も中盤になってきましたが、暑さはまだまだ続きそうですね。
最近、患者様とお話しさせていただいていると、暑さのせいで、
「息がしにくくてしんどい」
というお話をよくお聞きします。
普段の生活を送る上で、息苦しさを感じ続けると、心身ともにストレスを感じて、体に不調を起こしやすくなります。
そこで今回は、気温が高くなる夏になると、呼吸をすることがしんどく感じる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、気温が高くなることで起きる息苦しさを解消して、快適に夏を過ごせます。

呼吸は、私たちが生きていくためにとても大切な働きをしています。以下で、その理由を紹介させていただきます。
呼吸で吸い込んだ酸素は、血液を通じて全身の細胞に運ばれます。
この酸素を使って、体の中で、生命活動をするためのエネルギーを作り出します。
エネルギーがなければ、私たちは、生きていくことはできませんので、酸素を体いに取り込むことは、非常に重要なことです。
酸素を使ってエネルギーを作る過程で、二酸化炭素が発生します。
二酸化炭素が体にたまりすぎると、体が酸性に傾きすぎて、体が正常に働かなくなります。
正常に呼吸をすることで、二酸化炭素を体の中から外に出すことで、体の調子を整えることができます。
体の体温を下げる働きは、大部分が汗をかくことでおこなわれます。
役割としてはわずかですが、呼吸することでも、体の中の水分が外に排出する過程で蒸発し、体温を下げるのに役立ちます。
これによって、暑い日でも体温が上がりすぎないように調節するために微弱ながら助けます。
息をはくとき、のどの中にある声帯が振動して音が出ます。
このメカニズムで、私たちは声を出して、会話ができます。
鼻やのどには、体の外から侵入する病原体やゴミを捕まえる毛が生えています。
毛で捕まえた物を、くしゃみやせきをすることで、体の外に出して、病気にならないように体を守ります。
血流は心臓の働きによっておこなわれますが、間接的ですが、呼吸をすることでも、血液を心臓に引き子どす力が働き、体中の血液がスムーズに流れるために補助する働きがあります。
ゆっくり深呼吸すると、体をリラックスさせるように自動調整する自律神経(副交感神経)の働きが促進されます。
そのために、呼吸を深くすると、気持ちが落ち着いて、ストレスを和らげることができます。
以上のように、呼吸は、私たちの体が元気に動き、健康でいられるようにサポートしています。

夏の暑さで呼吸がしにくくなる理由の一つは、気温と湿度の上昇によるものです。
高温になると、体は体温を下げるために多くのエネルギーを使い、汗をかいて熱を逃そうとします。
このとき、エネルギーを作るために、心拍数を上げて血液の流れを促したり、呼吸数を上げて酸素を取り込もうとします。
そうすると、呼吸が早く浅くなりがちです。
また、湿度が高いと空気中の水分が増えるため、酸素の濃度が減り、体に取り込まれる酸素量が低下します。
また、高湿度により空気の粘度が上がり、空気がのどを通過しにくくなります。
さらに、暑さで血管が拡張すると、血圧が下がり、血流が低下して、酸素が全身に行き渡りにくくなります。
このため、脳や筋肉が酸素不足になり、息がしにくいと感じやすくなります。

夏の暑さによる呼吸のしづらさを軽減するためには、以下のような方法があります。
室内では、エアコンや除湿機を利用して、適切な温度と湿度を保つことが重要です。
特に、湿度が高いと息苦しさが増すため、除湿機能を活用して湿度を下げることをおすすめします。
目安として、温度設定は25~28度、湿度は50~60%程度に保つようにしてください。
また、室内の空気がよどまないように、扇風機や換気扇を使って、空気を循環させることも重要です。
暑い環境では、汗をかくことで体内の水分が失われがちです。
こまめに水分をとることで、体温調節がスムーズになります。
それによって、体温調節する際の呼吸への負担が減り、呼吸をするのが楽になります。
水だけでなく、電解質を含んだ経口補助液や甘酒・スポーツドリンクなどを適度に摂取すると、その効率がさらに上がります。
水分摂取の注意点としては、アルコールやカフェインを含む飲料は、利尿作用があり、体から水分を失いやすくするため、暑い日の飲みすぎには注意が必要です。
ゆっくりと深く呼吸することで、酸素をしっかり取り入れることができます。
特に、鼻から息を吸って口から息をはく腹式呼吸で、深く呼吸をすることで、肺に多くの酸素が入り、息苦しさを和らげることができます。
また、夏の暑い時期に息苦しさを感じたら、息を吸うより先に、まずは、息をゆっくりはくことから意識してはじめてください。
息をはききることで、自然と深く息を吸い込むことができ、酸素が体に多く入りやすくなります。
活動する際には、夏の気温や湿度の高い時間帯を避けるようにしてください。
特に、 午前10時から午後4時の間は、気温や湿度が高いため、この時間帯の屋外活動を避けるようにしましょう。
やむを得ず外出する場合は、日陰を選び動くことや、帽子や日傘を使うことで、体感温度を下げるようにしてください。
外出時でも、体温が上がることを避ける工夫をすることで、呼吸を楽にできます。
呼吸は、自律神経によって、自動的に調整されます。
つまり、自律神経が正常に働くことで、呼吸は安定します。
自律神経を整えるためには、まずは規則正しい生活リズムを保つことが重要です。
特に、睡眠中に自律神経の調整がおこなわれるため、同じ時間に寝て同じ時間に起きるといった、睡眠のリズムを整えるようにしてください。
息苦しさを感じる代表的な病気として、
・ぜんそく
・慢性閉塞性肺疾患
・肺炎
・心不全
・気胸
・肺塞栓症
・パニック障害
・貧血
などがあります。
息苦しさがあまりにも続く場合は、すぐに、内科や呼吸器科などの専門の医療機関を受診することをおすすめします。

夏の暑さが続くと、息がしにくいと感じることが増えますが、その理由は気温と湿度の上昇によるものです。
適切な温度調節や水分補給、正しい呼吸法を取り入れるなどで、息苦しさを軽減できます。
暑さに負けず、快適に過ごせるよう、これらの対策をぜひ試してみてください。
今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも、暑い夏に息苦しさを感じることが解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、夏の暑さによる体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広