





- Blog記事一覧 -雑巾がけの後に膝が痛いのはなぜ?負担を減らす掃除のコツ

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院、院長の久木崇広です。
ご自宅のフローリングを掃除するとき、ウエットシートをつけたモップで拭くよりも、四つん這いになって雑巾で拭いた方が、掃除後の足触りがよくなり、床の照りも増したように感じることはありませんか?
床がきれいになると、部屋が明るく清潔に感じられ、気持ちよく過ごせます。
また、ご自分の手で丁寧に拭き上げるという達成感もあり、つい熱心に掃除をしてしまうものです。
しかし、四つん這いで床を拭くと、膝を床につけた状態で作業を続けることになりますので、夢中になって、長時間、床掃除をしているうちに、膝に痛みが出てしまうこともあります。
そこで今回は、四つん這いで床掃除をすると膝に痛みが生じやすくなる理由と、膝への負担を減らしながら掃除をするための対処法について紹介させていただきます。

長時間、四つん這いで床に膝をつけて拭き掃除をすることで、膝に痛みが発生する理由を、結論から述べると、
「膝のお皿周辺に圧力がかかり続けることと、膝を深く曲げた姿勢を長時間続けるため、膝周辺の組織に負担がかかるため」
です。
膝の関節は、太ももの骨である大腿骨(だいたいこつ)とすねの骨の脛骨(けいこつ)とその2つの骨の前面に位置する膝のお皿の骨である膝蓋骨(しつがいこつ)で構成されています。
太ももの骨・すねの骨と膝のお皿の骨の間には、脂肪や滑液が入った袋が存在し、スムーズに膝の曲げ伸ばしや膝への衝撃のクッションとなる働きをしています。
長時間、膝のお皿を床につけて拭く掃除をすることで、それらの組織が圧迫され、炎症を起こします。
それらの組織は、血管や神経も豊富なため、炎症を起こすと、痛みをより感じやすくなります。
また、四つん這いでは膝を深く曲げるため、膝関節の内部にも負担がかかります。
特に、膝を深く曲げた状態で体重をかけたり、前後に移動したりする動作を繰り返すと、膝のお皿と太ももの骨の間にある関節などにも負荷がかかります。
さらに、床を拭くために前後へ体を動かすと、膝のお皿の位置がずれて、こうした動作が重なることで、膝の痛みにつながることがあります。

床をきれいにしたいと思っても、膝が痛くなってしまっては、掃除を続けることがつらくなります。
ですので、膝への負担をできるだけ減らしながら床掃除を行うために、次の方法を取り入れてみてください。
四つん這いで床を拭くと、膝のお皿の周辺に体重が集中しやすくなります。
そのため、床掃除をするときは、膝にかかる圧力を和らげるために、膝を保護するサポーターを使用することをおすすめします。
例えば、以下のようなバレーボールなどの競技で使用する膝サポーターや、床貼り職人が使用する作業用の膝当てなどです。
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作業用の膝当てには、床に膝をつけたときの圧力を分散し、硬い床から受ける刺激を和らげることが期待できます。
ただし、膝のサポーターは、装着するかたの膝によって合う合わない場合も出てきますので、サイズが合ったものをいくつか選び、痛みが出る場合は無理に装着せず、色々なサポーターを試して作業にあたってください。
四つん這いで床を拭くとき、雑巾を遠くまで伸ばして、一度に広い範囲を拭こうとしてしまうことがあります。
腕を遠くまで伸ばすと、体が前に引っ張られ、膝にかかる圧力や力の方向が変わりやすくなります。
また、膝を床につけたまま体を大きく前後に動かしたり、体をひねって横の床を拭いたりすると、膝に負担がかかる場合があります。
そのため、床を拭くときは、
・雑巾は手の届く範囲で動かし、少しずつ拭く
・腕を大きく振らず、短い動作で拭く
・横の場所を拭くときは、膝や足の位置も拭く方向に合わせる
・雑巾を強く押し付けず、滑らせるように拭く
などのように、一度に広い範囲を拭こうとせず、拭く場所に合わせて体の位置を変えることが大切です。
また、雑巾で拭いても汚れが落ちにくい場合は、力任せにこするのではなく、雑巾の汚れを落としてきれいな面で拭き直すなど、掃除の方法も工夫してみてください。
四つん這いで床を拭くとき、足の甲を床に寝かせて、足先まで床につける姿勢をとることがあります。
この姿勢では、膝を床につけたまま体を前後に動かすことになり、膝の前面に圧力がかかり続ける場合があります。
そこで、無理のない範囲で、つま先を立てて足の指の付け根を床につける姿勢に変えてみてください。
つま先を立てると、足先でも体を支えられるようになり、体重のかけ方を調整しやすくなる場合があります。
また、四つん這いの状態を解除して、片膝を立てたり、しゃがみ姿勢になったりと、床を拭く姿勢をときどき変化させることも有効です。

膝を守りながら床をきれいにするためには、掃除の方法そのものを工夫することも大切です。
フローリングの汚れを効率よく取るために、以下ようなのポイントを意識してみてください。
床には、髪の毛や細かなほこり、食べ物のくずなどが落ちています。
これらを取り除かずにいきなり水拭きをすると、ほこりが水分を含んで床に付着したり、汚れを広げたりすることがあります。
そのため、まずは掃除機やドライシートなどで、床に落ちているほこりを取り除きます。
その後、必要に応じて雑巾で水拭きを行うと、効率よく掃除を進めやすくなります。
雑巾やクロスに汚れがたまった状態で拭き続けると、取り除いた汚れを床に広げてしまうことがあります。
ですので、汚れが目立ってきたら、雑巾のきれいな面に変えたり、洗って汚れを落としたりしてください。
床を拭くときに水分が多すぎると、乾くまでに時間がかかります。
また、フローリングの種類によっては、水分が継ぎ目から入り込むことで、床材の膨張や変形につながる場合があります。
そのため、床材の説明書に従い、必要以上に水分を使わないようにしてください。
また、雑巾で水拭きをする際に、清掃のための成分が含まれた洗剤を使用した場合は、洗剤成分が床に残ると、足触りに影響する場合があります。
洗剤の使用方法を確認して拭き掃除を行なってください。
四つん這いで丁寧に雑巾をかけると、床の照りがよくなったように感じたり、足裏がサラサラして気持ちよく感じたりすることがあります。
しかし、床の光沢は、表面の仕上げや光の反射、汚れや洗剤成分の残り方などによっても変わります。
また、足触りは、床と足裏の間に生じる摩擦や水分などの影響を受けます。
ですので、拭き掃除後の足触りがよくない、床の照りが悪いからと言って、掃除ができていないと一概に言えません。
あまりこだわりすぎず、根を詰めすぎずに、膝の状態と相談しながら床掃除をしてみてください。
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床掃除の後に膝が痛くなる場合、膝の前面に圧力がかかったことだけでなく、膝関節の動きや周囲の筋肉の状態など、複数の要因が関係している可能性があります。
当院では、膝の痛みでお困りの方に対して、まず、どのような動作で痛みが出るのか、いつから痛みがあるのか、日常生活でどのような支障が出ているのかを丁寧にお聞きします。
その上で、膝の状態に応じて、膝や股関節、足首などの動き、周囲の筋肉の状態を確認のための検査を行います。
そうした上で、お一人お一人に合わせた施術を行い、その後には無理のない体の使い方やセルフケアについてご案内させていただきます。

床掃除の後に膝が痛くなっても、安静することによって落ち着く場合があります。
しかし、痛みの程度や症状によっては、整形外科などの医療機関で検査を受ける必要があります。
以下のような症状がある場合は注意してください。
・膝が大きく腫れている
・膝が赤くなり、熱を持っている
・膝に強い痛みがあり、体重をかけられない
・膝の曲げ伸ばしができない、引っ掛かって動かない
・休んでも痛みが改善しない

四つん這いでの床の拭き掃除は、体幹も安定するし、床を拭くてに力も入るので、作業がしやすい姿勢です。
床の拭き掃除後は、床がピカピカになるし、歩いた時の足の裏の感触も全然違うので、しがいがある掃除だと思います。
ただ、熱心にするあまり、膝に支障が出てしまうこともあるので、それを少しでも軽減できるように、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。
その際には、当院にご相談ください。
当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。
完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。
監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
電話でのご予約はこちら>>079-490-5955
【ブログ執筆者プロフィール】
氏 名:久木崇広(ひさきたかひろ)
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資 格:柔道整復師・鍼灸師
所属院:ひさき鍼灸整骨院(兵庫県加古川市)
得意分野:肩こりや腰痛などの慢性の不調
整骨院で腰痛を治してもらったことをきっかけに、治療の道へ。 整骨院に10年以上勤務し経験を積む中で、治療に対して自分が思う理想が明確となり、2017年に地元の加古川市で開業。 痛みだけを追う治療ではなく、患者様が痛みによってなににお悩みか、また、治ることでどんな未来がご希望なのかを、話し合い共有しながら、治療にあたっております。