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しゃがみ姿勢での作業でひざを痛める理由とひざへの負担を軽減する具体策

2024.12.13 | Category: ゆがみ,予防,姿勢,座り方,疲労,筋肉の損傷,筋肉疲労,職業病,膝の痛み,血流,農作業,関節

 

皆さんこんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

畑で収穫したものや、庭で花を触った後、外に設置した水道でしゃがんで、収穫した野菜を洗ったり、使ったスコップや鎌などを洗われるかと思います。

ついた泥を外で流し洗えることは、大変便利です。

ただ、このしゃがんでいる姿勢は、体に不調を引き起こす場合があります。

特に、ひざに負担がかかる姿勢でもあるので、ひざの痛みを訴える方が少なくありません。

先日も、当院に60歳代女性の方が、畑で収穫した野菜を水道でしゃがんで洗った後、ひざの痛みを感じるようになり、来院されました。

詳しくお話を聞くと、畑でジャガイモを掘り起こしたので、水道でしゃがんで、ジャガイモについた泥を落とす洗い作業をしたそうです。

いざ、立ちあがろうとすると、膝の外側に痛みを感じたとのこと。

その後、歩こうと思っても、足がガクガクして、以前はこんなことはなかったので、どうなっているのかと思い来院したそうです。

検査をしてみると、ひざ周辺の筋肉の緊張と、ひざ関節の動きは悪くなかったのですが、股関節と足首の関節にひずみが起こり機能が低下しているため、ひざ関節に負担がかかっている状態でした。治療で整えると、足が軽くなって歩きやすいとのことでした。

ただ、これからも、しゃがんで収穫したものや使った道具は洗う動作は避けられないので、どうしたらいいですか?というご質問を受けました。

畑や庭での作業をされる方が多いため、こういったお悩みの方は少なくありません。

そこで今回は、しゃがみ姿勢がひざに負担をかける理由とその対処法について紹介していきます。

このブログを最後まで読んでいただくことで、しゃがむことでひざが痛む原因が解消されて、日常生活での動作がスムーズになることができます。

 

 

 

しゃがみ姿勢が引き起こす日あの痛みの3つの原因

 

しゃがみ姿勢で作業をした後、ひざの痛みが発症する原因として、以下のことが考えられます。

 

関節の圧迫による負担

しゃがみ姿勢は、股関節やひざ関節、足首の関節を最大限に曲げる動作です。

このため、関節同士が圧迫され、特に、ひざに大きな負担がかかります。

ひざは本来、140度ほどしか曲がらない構造になっているため、しゃがむ際に180度まで曲げることは、関節の可動の範囲をこえた動作となり、ひざに過剰なストレスを与えます。

このような姿勢を取ることで関節がゆがみ、動こうとすると、ひざに痛みが発生する原因となる。

 

筋肉の過剰な引き伸ばし

しゃがむ姿勢では、股関節や膝関節、足首の関節を最大限に曲げるため、それに伴い、それらの関節をまたいでいる筋肉も過剰に引き伸ばされます。

特に、この状態が続くと、ひざ周辺には大きな筋肉に負担がかかり、疲労して硬くなることで、筋肉の機能が低下します。

筋肉が硬くなることで、ひざを動かそうとしてもその動きについていけず、ひざに痛みが発生します。

 

血流の圧迫による影響

しゃがみ姿勢は股関節やひざ関節、足首の関節を最大限に曲げるため、関節の前後に通る大きな血管も圧迫されます。

これにより血流が悪化し、足への血液の供給が滞ることで、筋肉や神経への酸素や栄養素が不足し、それらの機能にも影響を及ぼします。

特に、神経に血液の供給が滞ると、感度が上がり、普段は痛みを感じない程度の刺激でも、痛みを感じます。

そうなることで、しゃがみ姿勢から動こうとする刺激に、ひざが痛みを感じるようになる。

 

 

 

ひざの負担を軽くするしゃがみ方と立ち方

 

しゃがみ姿勢での作業でひざの負担を軽くするために、立った状態からしゃがみ方としゃがんだ状態からの立ち方が重要です。

以下で、その方法を紹介させていただきます。

 

ひざの負担の少ないしゃがみ方

1.立位から片方の足を後ろに引き、後ろに引いた足の先を45度外に向けます。

 

2.そのまま腰を落とすようにひざを曲げ、後ろに引いた足のかかとにお尻を載せるようにしゃがみます。

 

3.5分ごとに、足を前後に入れ替えて、同じ姿勢でいることを避けて、ひざへの負担を減らします。

 

しゃがみ姿勢からの安全な立ち上がり方

1. 両手をついて、四つんばいになる。

 

2. その状態から、お尻を上げます。

 

3.両手を太ももの上に置き、手で体を支えながら、股関節とひざをゆっくり伸ばして立ち上がります。

 

 

 

まとめ

 

今回のブログでは、しゃがみ姿勢での作業後に起きるひざの痛みが発症する原因として、以下の要因を説明しました。

・関節の圧迫による負担

・筋肉の過剰な引き伸ばし

・血管の圧迫による影響

また、この症状への対処法として、以下の方法を紹介しました。

・ひざの負担の少ないしゃがみ方

・しゃがみ姿勢からの安全な立ち上がり方

ひざの痛みは日常生活に大きな支障をきたす可能性が高いため、早めのケアをおすすめします。

ぜひ、今回、紹介させていただいた方法を日々の生活に取り入れてみてください。

これらの対策が、皆様のお役に立てれば幸いです。

もし、それでもひざの痛みのお悩みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関への受診をおすすめします。

当院でも、今回のブログで取り上げたようなケースのひざの痛みに対応していますので、お気軽にご相談ください。

 

また、他に、農作業によるお体の不調への対策のブログも書いておりますので、参考にしていただければと思います。

クワを使った庭での作業後の肩の痛みで眠れない原因とそれを緩和するための寝方の工夫

中腰での草刈り作業による腰痛を撃退!農家のシニア男性のための作業後の対処法

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

参考文献:

日本整形外科学会「変形性関節症診療ガイドライン 2023 

https://www.joa.or.jp/topics/2023/files/guideline.pdf


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