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台風 | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧

台風シーズンの低気圧で起きるアレルギー症状への対策

2024.09.13 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,体操・ストレッチ,免疫,入浴,台風,,天気,栄養・食事・飲み物,生活習慣,疲労,睡眠,

 

皆さんこんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

台風シーズンとなりましたが、台風が近づくたびに、くしゃみや鼻水が止まらなくなる症状が起きませんか?

これは、

「台風アレルギー」

と呼ばれる症状かもしれません。

先日も、

「台風が来ると、頭が痛くなるし、むくむし・・・」

「おまけに謎のアレルギー症状がでんるんです・・・」

「くしゃみと鼻水が止まらなって、ほんとだるくて・・・」

といったことを、当院に来られている患者様さんから相談を受けており、そのおつらさに関してお話をうかがいました。

こういった台風アレルギーは、台風接近することで起きる急激な気圧変化によって、引き起こされるアレルギーの反応で、これらの症状は低気圧症候群の一種で、多くの方が悩まされています。

この症状が発症すると、台風が近づくたびに体調を崩すため、仕事に集中できなかったり、家事をこなす気力が失せたりと、日常生活に大きな影響を与えます。

また、台風アレルギーは、体の不調だけでなく、「また台風か…」と憂鬱な気持ちになり、天気予報を見るのが怖くなってしまうといった、精神的なストレスも増加します。

そこで今回は、なぜ台風でアレルギー症状が起きるのか、その仕組みがわかります。

さらに、低気圧アレルギーを軽減するの自然具体的な対策方法もお伝えします。

このブログを読んでいただくことで、台風シーズンを快適に過ごすためのヒントが見つることができます。

 

 

 

台風接近いよる気圧変動がもたらす体内の変化からくるアレルギー反応のメカニズム

 

台風が来ると起きる、くしゃみや鼻水などのアレルギー反応が発症する原因はいろいろありますが、最も一般的で、影響の大きい原因を、以下で説明させていただきます。

 

気圧変動によるアレルギー反応

台風が接近すると、急激な気圧の変化は、体内にある免疫の働きに大きな影響を与えます。

通常、私たちの体は、外部の気圧と内部の気圧のバランスを保っていますが、台風による低気圧の影響で、このバランスが崩れてしまいます。

気圧というのは、体にかかる空気の重さのことを言いますが、低気圧になると、空気が軽くなり、外部から体にかかる圧が緩みます。

それによって、体の内部から外に向ける圧が強くなることで、鼻やのどの粘膜がはれて、そこから粘液の分泌が増えることで、くしゃみや鼻水といったアレルギー症状が引き起こされるのです。

 

湿度の急激な上昇

台風が近づくと、湿度が急激に上昇します。この高い湿度の環境は、ダニやカビの繁殖を促進し、それらのアレルゲンが空気中に増加する場合があります。

アレルギーの話とは別ですが、湿度の上昇は、まるで体全体がじめじめとした布に包まれているような不快感をもたらします。

これが、「しんどくて、何もする気が起こらない」という症状につながることがあります。

 

自律神経の乱れ

台風による気圧の急激な変化は、人体にさまざまな影響を与える可能性があり、これに自律神経の反応も含まれます。

自律神経は、心拍数、血圧、消化機能、体温調節などの体の多くの機能を無意識のうちに調整しています。

そして、自律神経は、活動モードの交感神経と休息モード副交感神経の2つの神経によって構成され、その2つの神経がバランスをとることで、体は正常に機能します。

台風接近時の急激な気圧低下は、自律神経の休息モード副交感神経が優位にかつそうすることを引き起こします。

それによって、血管が広がり、「血管運動性鼻炎」といった鼻の症状が生じやすくなり、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどアレルギー性鼻炎に似た症状が現れることがあります。

 

花粉やほこりの増加

台風の強風は、通常よりも多くの花粉やほこりを、空中に巻き上げます。

これらの粒子が鼻やのどに入ることで、アレルギー反応が引き起こされます。

加古川市のような沿岸部では、海からの塩分を含んだ風が、この現象をさらに悪化させる可能性があります。

 

 

 

台風前に備える低気圧アレルギー対策

 

台風が来ると起きるくしゃみと鼻水のアレルギー反応への効果的な対処法として、以下のことが考えられます。

 

室内の環境を整備する

台風アレルギー対策の第一歩は、室内の環境を整えることです。

加湿器や除湿器を使って、湿度を50〜60%に保つことで、ダニやカビの繁殖をおさえることができます。

また、空気清浄機を使用して、花粉やほこりを除去するのも効果的です。

適切な免疫バランスの維持のための生活習慣

免疫システムは、本来、体を外敵から守る重要な役割を果たします。

それが、過剰に活性化すると鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状を引き起こす可能性があります。

目指すべきは、免疫力を「高める」ことではなく、「バランスの取れた状態に保つ」ことです。

そのためには、規則正しい生活習慣を送る必要があります。規則正しい生活習慣のポイントとして、以下のことがあげられます。

 

睡眠の質と量を確保する

・7〜8時間の十分な睡眠を心がける

・就寝前の2時間前には、にスマホやパソコンなどの画面から発する光を目に入れるこを減らす

 

バランスの取れた食事をする

・食べるものを偏らせず、多様な栄養素を含む食事を心がける

・ビタミンCやDは適度に摂取し、過剰な摂取に注意する

・発酵食品や食物繊維を取り入れ、腸内環境を整える

 

適度な運動をする

・週3〜4回、30分程度の中強度の運動をする

・過度な運動は逆効果になる可能性があるので注意

・室内で、ラジオ体操やその場で足踏みでも十分な運動となります

 

ストレスを管理する

・瞑想やヨガ、深呼吸などのリラックス法を日常に取り入れる

・趣味や楽しみや笑ったり話したりする機会を増やすことで、精神的なバランスを保つ

 

自然療法の活用する

アレルギー反応の要因となる自律神経を整えるために、以下の自然療法を取り入れることも有効です。

・鼻づまりの緩和に効果があるユーカリやペパーミントなどの香りのアロマをする

・バケツに温かいお湯と冷たい水を入れて、交互に足湯をすることで、自律神経のバランスを整えること促す

・免疫調整作用があるカモミールやジンジャーなどのハーブティーを飲む

 

マスクの着用と鼻のケアをおこなう

台風時のアレルギー対策として、マスクの着用と鼻腔ケアが効果的です。

高機能マスクを使用することで、空気中のアレルゲンの吸入を防ぐことができます。

また、就寝前に生理食塩水で鼻の中を洗浄することで、付着したアレルゲンを除去できます。

 

温熱療法を取り入れる

気圧性の体の不調を予防する方法として、温熱療法が効果的です。

38-40℃のお風呂にゆっくりつかることで、血行が促進され、自律神経のバランスが整います。

また、お風呂に入ったときに、首や肩を動かしたりさすったりする刺激を入れることで、より効果がたかまします。

 

薬剤の適切な使用

症状が重い場合は、医師の指導のもと、適切な薬剤を使用することも重要です。

その場合は、抗ヒスタミン薬や鼻噴霧ステロイド薬などが処方されることがあります。

台風シーズン前に、1〜2週間分の薬を備蓄しておくことも、一つの手段として考えてください。

 

 

 

まとめ

 

今年は、大きくて強い台風が連続して発生しているため、いつ日本に向けてやってきてもおかしくない状況です。

台風が来るたびに、体調が悪くなるのは、大変つらいと思われます。

台風情報を確認しながら、早めに対策を立てておくことで、台風アレルギーをはじめとした台風による体の不調を軽減できます。

そのための方法として、今回紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。

それでも、症状が続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関を受診してください。

当院でも台風アレルギーのようなお悩みに対応していますので、お気軽にご相談ください。

 

他に天候に関する体の不調への対策ブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

「雨から晴れ」と天気が急激に回復するタイミングで首の痛みが起きる理由とその対処法

「晴れから雨」と天気が急激に崩れるタイミングで首の痛みが起きる理由とその対処法

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

秋の台風の発生で古傷が痛む方に知ってほしい3つの簡単な対策

2024.09.08 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,体操・ストレッチ,台風,呼吸,,天気,姿勢,日常生活の動作,水分,生活習慣,睡眠,,血流,運動

 

 

9月は、台風が多発する季節です。

台風による激しい風邪や雨は、水源の確保や気温の低下、海流が混ざることで海中の栄養分が広がり、生態系に良い影響を与えるなど、メリットが多い自然現象です。

しかし、台風は、災害が発生しますし、人間の体調に大きな影響を及ぼします。

その影響の一つとして、台風が近づくと、「古傷が痛む」ことが起こります。

先日も、40歳代の女性の方が、過去にケガをした部分に痛みとむくみの症状を訴えて来院されました。

詳しくお話をうかがうと、1年前にアキレス腱断裂を経験され、普段の生活では、ほぼ問題なく動けるようになったそうです。

しかし、最近、台風が接近するにしたがって、アキレス腱断裂をした部分あたりに痛みとむくみが発生するようになったとのことでした。

アキレス腱断裂をした部分あたりに痛みとむくみが出ると、動きづらさを感じ、仕事や家事などに、集中力ややる気が低下することで、困っているそうです。

今回、ご相談いただいた患者様のように、台風の接近に伴って、古傷がうずく痛みで困っている方が少なくありません。

そこで今回は、台風の接近に伴う古傷の痛みが起こる理由とその対策について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、台風が接近しても、古傷が痛むことへの対処ができ、生活を快適に過ごせることができます。

 

 

 

 

台風接近で古傷が痛む理由

台風の接近すると、気圧が急激に低下がします。

気圧は、体が外部からかかる空気の重さです。

気圧の低下、つまり、低気圧になると、空気の重さが軽くなり、体が外部からかかる圧が緩みます。

これにより、体全体がリラックス状態になり、自律神経系の副交感神経が優位に働きます。

自律神経とは、暑かったら汗をかいたり、食べ物を食べたら消化するなど、体が生命を維持するために、無意識に体の機能を調整してくれる神経です。

自律神経には、2つの神経があり、そのうちの一つである副交感神経は、「休息と回復」の神経で、主に以下のような働きをします。

・心拍数を下げる

・血管を拡張させる

・消化器系の活動を促進する

・のどを収縮させる

・唾液の分泌を増加させる

こういった役割をになる副交感神経ですが、台風に伴って、副交感神経が働きすぎることで、古傷の痛みに与える影響は以下の通りです。

 

体の中の水分バランスの変化するため

台風による副交感神経の働きが優位になることで、血管が広がって血液を押し出す力が弱まり、血液の流れが悪くなります。

血液には水分が含まれていますので、血行が悪くなることで、体に水分がたまりやすくなり、体の水分バランスが変化します。

これは、スポンジに水をゆっくりと注ぐと、徐々に水分を吸収して膨らむのと同じように、体の組織が少しずつ水分を蓄積し、むくみやすい状態になる。

特に、古傷の周りでは、この変化がよりはっきりとあらわれます。

これは、古傷の部分が、通常の細胞の組織と比べて、弾力性が低く、血液やリンパ液などの循環が悪いためです。

古傷の周辺組織は、まるで目の詰まったスポンジのような状態で、一度水分を吸収すると、なかなか排出されにくくなる。

そのため、他の部分よりも水分がたまりやすく、はれが生じやすくなります。

古傷の周りのはれは、古傷をゴムバンドで軽く縛った感覚になり、それによって、古傷の周囲の神経を圧迫したり、古傷周辺の組織を引っ張っり、動きが制限されて、違和感や痛みを感じやすくなる。

 

体全体が緩みすぎるため

台風による副交感神経の働きが優位になることで、体全体がリラックスしすぎて、緩みすぎの状態になります。

緩みすぎると、体がしまらずはれやすくなります。

これは密閉されたお菓子袋を山の上に持っていくと、お菓子袋がパンパンにふくらむのとにた状態です。

古傷の部分が、通常の細胞の組織と比べて、弾力性が低いため、この膨らみについていけず、古傷周辺の神経が引っ張られて敏感になり、普段は気にならない刺激でも痛みを感じやすくなる。

 

呼吸が浅くなるため

台風による副交感神経の働きが優位になることで、呼吸のパターンが変化することがあります。

これは、ゆったりとした深い眠りに入ったときのように、呼吸が穏やかで浅くなる状態に似ています。

通常、この変化はリラックス状態を示しますが、過度に進むと体全体の酸素供給が低下する可能性があります。

酸素は、体を活動させるエネルギーを作るための材料になる。

その酸素が、体の組織に供給が低下すると、エネルギーの不足を起こし、機能が低下することによって、痛みを感じやすくなる。

特に、古傷周辺の組織は、エネルギーの生産効率が低下している部分なので、通常よりも酸素を必要としており、それが不足すると、他の体の部分より先に痛みを発生させます。

 

 

 

台風で古傷が痛むことへの対策

台風が近づくことで起きる古傷の痛みの対策を、その理由とともに以下で紹介させていただきます。

 

体の水分バランスを整える対策

1日に取る水分量を1.5〜2リットル、一回につき200mlぐらいを目安に、こまめな水分補給をすることをおすすめします。

そうすることで、血液の粘度を下げてサラサラの状態にすることで、古傷周辺の水分バランスを改善できます。

カフェインやアルコールの含む飲料や塩分の高い食事をとりすぎると、体の水分バランスが崩れやすくなるので、台風の間は、なるべく摂取しすぎないようにしてください。

 

体の緩みすぎを防ぐ対策

その場で足踏みやラジオ体操をするなどの軽い運動することで、筋肉に適刺激が入り適度な緊張が保てるようになり、体全体の緩みを防げます。

これにより、古傷周辺の組織のサポート力が高まり、痛みを軽減できます。

また、良い姿勢をとる意識をしてください。

良い姿勢は体全体の筋肉バランスを整え、特定の部位への負担を軽減します。

これにより、古傷周辺の不必要な緊張や緩みを防ぎます。

簡単な姿勢の整え方として、手を頭の上に伸ばして、10秒間ほど背伸びをしてから、ストンと腕を下に落として、脱力をして下さい。

そうすることで、体が自然体に近い姿勢をとることができます。

良い姿勢を、常にキープすることは、難しいので、気がついたときや短い時間でも結構ですので、やってみてください。

 

呼吸を深くする対策

鼻から息を4秒間吸って、口から息を6秒間はくといった腹式呼吸練習を、7回繰り返すのを、1日3回おこなうことをおすすめします。

深い呼吸をすることで、体内の酸素の供給を増加させ、組織の代謝を改善します。

同時に、呼吸は自律神経に深く関与しているので、呼吸をしっかりすることは、自律神経のバランスを整えることができます。

これにより、古傷周辺の組織の健康の維持と痛みの軽減につながります。

また、同じ時間に寝て、同じ時間に起きるといった、規則正しい睡眠も意識しておこなってください。

質の良い睡眠は、体全体の回復を促進し、呼吸パターンを安定させます。

これにより、古傷周辺の組織も適切に休息と回復の機会を得られ、痛みの軽減につながります。

 

 

 

 

まとめ

台風による環境の変化は、私たちの体にざまざまな影響を与えます。

特に、古傷のある方は、より敏感に反応されることが多いです。

今回のブログでお伝えした対策を実践することで、台風シーズンを少しでも快適に過ごせるようになれば幸いです。

できることから少しずつ始めてみてください。

それでも、台風の接近によって、古傷の痛みが強い場合や不安がある際は、お近くの病院や治療院などの専門の利用機関に相談されることをおすすめします。

当院でも、台風による古傷の痛みでお悩みの方のご相談を承っております。

ささいなことでも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。

また、当院のホームページでは、気候の変化による体の不調への対策について、他にもいくつかのブログ記事を掲載しています。

ぜひそちらもご覧いただき、参考にしていただければと思います。

 

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監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

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