





- Blog記事一覧 -「ぎっくり腰かな?」と思っても要注意!60歳以上の年齢の方が病院で検査すべき症状

お盆が明けて夏の終盤、暑さも和らぎ始めるこの時期。
実は、ぎっくり腰の症状でお悩みの方が増える季節でもあります。
過去にぎっくり腰を経験された方なら、「あの痛みだ」とすぐにわかるかもしれません。
しかし、60歳以上の方は、ぎっくり腰だと自己判断する前に、少し発生している症状を見直してください。
というのも、ぎっくり腰の症状と似た、命に関わる重大な病気の兆候が隠れている可能性があるからです。
「まさか自分が…」と思われるかもしれません。
確かに、その可能性は5%程度と低いのですが、見逃すと生命の危機につながる可能性があるため、注意が必要なのです。
このブログでは、ぎっくり腰の症状に似た重篤な病気について紹介します。
少しでも当てはまることがあれば、まずは専門の医療機関を受診することをおすすめします。
このブログを読むことで、その判断材料を得ていただければ幸いです。

体に起こる症状は、健康状態に関する重要な警告のサイン、つまり、生命に関わる重篤な病気の前兆の可能性があります。
これは、
「レッドフラッグ」
と呼ばれるもので、医療において重要な概念で、見逃してはいけない疾患を示唆する徴候や症状を意味します。
レッドフラッグに気づくことは、潜在的に深刻な健康の問題を早期に発見し、適切な治療につなげるために非常に重要なことです。
ぎっくり腰の症状に関しても、特に、60歳代以上の方は、ぎっくり腰だとすぐに判断せずに、レッドフラッグである可能性も考慮する必要があります。
その考慮をする材料として、以下で、ぎっくり腰の症状とぎっくり腰の症状に似た代表的な重篤な病気について、説明させていただきます。
・急な動作で、腰に強い痛みが走る
・腰を動かすと、痛みが増す
・腰が硬くなり、動きが制限される
ぎっくり腰に似た症状をもつ代表的な重篤な病気について、その症状と受診すべき医療機関の科と検査法について紹介させていただきます。
症状:腰の痛みが徐々に強くなる、発熱がある、体重が減る
受診すべき科:整形外科
必要な検査:血液検査、MRI
症状:突然の強い腰痛、立ったり座ったりするのがつらい:痛みが長く続く
受診すべき科:整形外科
必要な検査:レントゲン、CT、MRI
症状:おなかや背中に強い痛み、冷や汗が出る、めまいがする
受診すべき科:循環器内科または救急外来
必要な検査:CT、超音波検査
症状:腰から脇腹にかけての激しい痛み、はき気やおうと、尿をするときの痛み
受診すべき科:泌尿器科
必要な検査:尿検査、CT
症状:じわじわと強くなる腰痛、夜間に痛みが強くなる、原因不明の体重の急激な減少
受診すべき科:内科または整形外科
必要な検査:血液検査、MRI、PET-CT

レッドフラッグは、生命に関わる重大な病気の可能性を提示するため、早期発見と適切な対応が極めて重要です。
今回、紹介させてもらった代表的な病気の症状があてはまる場合は、すぐに病院を受診しましょう。
また、ぎっくり腰は、一般的に、発症してから3〜4日が痛みがピークで、2週間ほどで治るとされています。
このぎっくり腰のこの治癒過程に比べて、きつい腰の痛みがいつまでも同じレベルで緩和しないようでしたら、特に注意が必要です。
ぎっくり腰の症状とともにレッドフラッグが認められた場合、
・迅速に専門の医療機関に受診する
・X線、CT、MRIなど適切な画像検査を実施してもらう
・必要に応じた血液の検査を実施してもらう
といったことを医療機関で対応してもらうことをおすすめします。

整形外科学会「腰痛ガイドライン」でも、腰痛から発する危険信号を見逃さないことの重要性が述べられています(https://ssl.jssr.gr.jp/assets/file/member/topics/guideline.pdf)。
どんな病気でもですが、早期発見・早期治療が大切です。
ぎっくり腰の症状だと思っても、自己判断せずに、専門の医療機関で、適切な検査を受けることをおすすめします。
そのための判断材料として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
検査の結果、重篤な病気ではなく、一般的なぎっくり腰であった場合は、ぎっくり腰からの早期回復を促すためにも、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますので、ご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像を、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、腰痛への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広