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正座をすると膝や足首が痛くなるのはなぜ?負担を減らす方法は?

2026.10.15 | Category: ふくらはぎ,ふくらはぎの痛み,予防,体操・ストレッチ,姿勢,家事,座り方,日常生活の動作,生活習慣,疲労,筋肉疲労,職業病,育児,膝の痛み,足首の痛み

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

現代の日本の生活様式では、イスやソファなどを使用して床から離れた場所で座る時間が長いと思われます。

しかし、お仕事によっては、床に座って、しかも正座で作業をせざる得ない方もいらっしゃいます。

例えば、保育士さんなど、園児と目線を合わせて触れ合うために、正座する機会や時間が多いというお話をよくお聞きします。

それによって、膝や足首に痛みを感じられる方も少なくありません。

そこで今回は、正座の機会の多い場合に膝や足首などに痛みが発生する原因とそれを軽減するための対処法について紹介させていただきます。

 

正座の機会の多い場合に膝や足首などに痛みが発生する原因

正座の機会の多い方が、膝や足首などに痛みを感じやすくなる原因を結論から述べると、

「正座は、膝や足関節を最大限に近い角度に曲げた状態で、体重を支える座り方」

だからです。

そのため、長時間、正座での座り姿勢を続けたり、繰り返したりすると、膝や足首の周囲の組織に大きな負担がかかり、痛みや違和感につながることがあります。

 

今すぐできる正座する際に膝や足首への負担を軽減するための対処法

冒頭で例に挙げましたが、保育士さんは、どうしてもその職種の性質上、正座をする機会が多く、避けることができないかと思われます。

ですので、少しでも正座によって起きる膝や足首にかかる負担を分散して、痛みの発生を軽減させる方法を、以下で紹介させていただきます。

 

正座枕を使って、お尻を少し高くする

正座をするときは、お尻と足の間に正座枕やクッションを入れて、お尻の位置を少し高くすることがおすすめです。

正座では、膝や足関節を深く曲げた状態になり、それによって膝や足の関節だけでなくその周辺の組織に負担をかけます。

ですので、お尻を少し高くすると、膝や足関節を最大限まで曲げてしまうことを防ぐことができます。

 

同じ正座を続けず、座り方をこまめに変える

床で作業をするときでも、正座の方がやりやすいかもしれません。

ただ、長時間もしくは繰り返し、同じ座り姿勢をしていると、同じ部位に負担が集中してしまいます。

ですので、あぐら・横座り・片膝を立てるなど座り方に変化をもたしてみてください。

メインは正座での座りとしても、少しの時間や状況に応じて座り方を変えることでも、正座によってかかる部位への負荷を分散することができます。

言ってしまえば、どんな座り方でも、長時間になるとどこかに負担は集中するので、座り方のローテションやバリエーションを意識して行うことをおすすめします。

 

正座をこまめに解除して足を伸ばす

正座をする時間が長くなるほど、膝や足首を深く曲げた状態が続くことになります。

そのため、仕事の状況が許すのであれば、正座の状態を解除して、合間に足を伸ばす時間を作るようにしてください。

例えば、園児との活動が一区切りついたタイミングで立ち上がったり、足を軽く前に伸ばしたりするだけでも構いません。

長時間の正座を続けないという意識を持つことも大切です。

 

正座から立ち上がるときは、ゆっくり体重をかける

長時間、正座をすると短時間で、足の血流や感覚の低下が起こることが研究でも報告されています。

ですので、その状態で急に立ち上がると、足が思うように動かず、ふらついたり、膝や足首が無理な方向に捻れたりと、負担がかかったりすることがあります。

正座から立ち上がるときは、まず手を床や机などについて身体を支え、ゆっくりとお尻を持ち上げてから立ち上がるようにしてください。

 

正座の前後に、すねや太ももをさする

正座では、膝や足首の関節だけではなく、その動きに関係する周囲の筋肉にも負担がかかります。

特に、すねの前側と太ももの前側にある筋肉の柔軟性は、正座で深く膝や足首を曲げる動作と関係しています。

正座をする前や、正座を終えた後に、この2つの筋肉を軽くほぐしておくことで、膝や足首を動かしやすくすることが期待できます。

すねの前面の筋肉は、すねの外側寄りの部分を手のひらや指で軽く気持ちよいと感じる程度の強さでさすりながら、足首をゆっくり上下に動かしてください。

また、太ももの前面の筋肉はは、太ももの前側を手のひらで軽く気持ちよいと感じる程度の強さでさすりながら、膝をゆっくり曲げ伸ばししてみてください。

 

正座に関連するメカニズム

正座は、膝を非常に深く曲げると同時に、足関節を強く足裏方向に曲げ、その状態でふくらはぎに体重をかけるといったかなり特殊な座り姿勢です。

正座に関する研究の中で、すねの前外側の筋肉(前脛骨筋)の硬さが強いほど、正座時の足首の関節が足裏方向に曲がる角度が小さくなることが確認されています。

また、正座時の痛みが強い人ほど、足関節の足裏方向に曲げる可動性が制限されていると報告されています。

つまり正座は、膝・足首を大きく動かす能力が必要な座り方であることが言えます。

ということで、正座ができることは、膝や足首の可動性が十分に保っているという指標にもなります。

また、イスやあぐらで座ると、骨盤が後方倒れて姿勢が崩れやすくなりますが、正座で座ると骨盤が立つ状態になり、姿勢が適切な状態にはなりやすいというメリットもあります。

ただ、正座という座り方は、正座を開始してから数十分で、ふくらはぎの血流や感覚が低下すると研究で報告されています。

それによって、正座をしていると足の痺れが起きやすかったり、歩行が不安定にもなります。

 

整骨院でお手伝いできること

 

保育士さんのように、職業の特徴から、座り姿勢が正座になってしまうのが避けられない場合は、少しでもその状態が楽に取れるようにケアされることをおすすめします。

正座をスムーズにするために、当院では、膝や足首の関節だけでなく、股関節・骨盤・背骨の可動性の検査、膝や足首の関節周辺の筋肉のバランスや柔軟性を検査させていただきます。

その上で、仕事によって不具合が出ている部分に対して施術を行い、正座での作業をしやすい体づくりのお手伝いをさせていただきます。

 

正座による膝や足首の痛みで精密な検査が必要な目安

正座による膝や足首の痛みは、姿勢によって筋肉や関節周囲に一時的な負担がかかっているだけの場合もあります。

しかし、痛みが長く続く場合には、靭帯や腱、軟骨、関節などに別の問題が隠れている可能性もあります。

以下のような症状がある場合は、無理に正座を続けず、整形外科などの専門の医療機関を受診して詳しい検査を受けられることをおすすめします。

・痛みが強く、足に体重をかけて歩くことが難しい

・膝や足首が明らかに腫れて熱を持っている

・膝を曲げ伸ばしの際に引っかかる・ロックする

・膝が急に力抜けしてガクッとなる

・足首がグラグラする、何度も捻挫する

・足のしびれや感覚の低下が、正座をやめても続く

・安静にしていても痛い、夜も痛くて眠れない

 

まとめ

正座は日本の伝統的な座り方で、正座で座っている方が落ち着くと言われる方もいらっしゃいます。

確かに、茶道や武道でも取り入れられている座り方なので、姿勢も整いますし、気持ちの集中力も高ます座り方であると思われます。

ただ、長時間、正座で座り続けると、足の関節や筋肉などの負担も大きい座り方でもあるので、足の健康維持のために工夫も必要になってきます。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

 

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【ブログ執筆者プロフィール】

氏 名:久木崇広(ひさきたかひろ)

資 格:柔道整復師・鍼灸師
所属院:ひさき鍼灸整骨院(兵庫県加古川市)

得意分野:肩こりや腰痛などの慢性の不調

整骨院で腰痛を治してもらったことをきっかけに、治療の道へ。 整骨院に10年以上勤務し経験を積む中で、治療に対して自分が思う理想が明確となり、2017年に地元の加古川市で開業。 痛みだけを追う治療ではなく、患者様が痛みによってなににお悩みか、また、治ることでどんな未来がご希望なのかを、話し合い共有しながら、治療にあたっております。


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