- Blog記事一覧 -座っていては平気なのに立ち上がると後頭部がズキッ…その原因とセルフケア方法

座っていては平気なのに立ち上がると後頭部がズキッ…その原因とセルフケア方法

2026.03.23 | Category: ストレス・自律神経障害,スマホ首,デスクワーク,テレワーク,予防,体操・ストレッチ,姿勢,日常生活の動作,生活習慣,疲労,立ち方,筋肉疲労,肩こり,背中の痛み,血流,関節,,頭痛,首の痛み

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

先日、50歳代の女性の方が、頭の後ろ部分と首の境目、髪の毛の生え際あたりの痛みを訴えて来院されました。

詳しくお話をお聞きすると、座っているときは大丈夫だけれども、立ち上がるたびに、後頭部と首のつなぎめあたりがズキっとした痛みを感じるので、どうなっているのかが不安だということでした。

こういった体勢を変えるときに、後頭部に痛みが発生される方は少なくありません。

そこで、今回は、座位から立位へ姿勢を変えた際に後頭部に痛みが発生する理由とその対処法について伝えさせていただきます。

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

 

座位から立位に体勢を変えた際に後頭部に痛みを感じる理由

座っている状態から、立ち上がると首と頭の後ろ付け根部分に痛みを感じる理由を、以下で紹介させていただきます。

 

急激な脳の血流低下のため

座っている状態から立ち上がると、重力の影響で一時的に下半身に血液が流れてたまることで、心臓からの血液の排出量や血圧が一瞬低下します。

下半身に血液が流れ込むことで、脳へ提供される血液の量も一時的に低下します。

脳は体の司令塔であり、体全体の20%の血液が必要なほど、血液からのエネルギーを必要としている期間です。

その脳への血液量が低下すると、それを察知するセンサーが反射的に働いて、心拍数や血圧を上げて回復させます。

その脳への血流を調整する過程で、脳への血流量の急激な増減が、「起立性頭痛」と呼ばれる頭痛や、「起立性低血圧」と呼ばれる立ちくらみ・後頭部から首への痛みを発生させることがあります。

 

脳のクッションが低下するため

頭がい骨の中には、髄液という水で満たされており、その中で脳は浮いている状態になっています。

髄液は、外部からの衝撃に対して、脳を守るためにクッションの役割や、脳への栄養や酸素の供給の役割などを担います。

この髄液が漏れたり量が減ったりすると、このクッションが薄くなり、立ったときに、重力の影響で脳が下に少し引っ張られるような状態になります。

その結果、脳を包む膜やその周りの血管が引っ張られ、そこに痛みを感じる神経がたくさんあるため、頭痛として感じます。

特に後頭部~首の付け根あたりに痛みが出やすく、立つ・座る・長く立っているといった頭の位置が変わる動きで痛みが強くなり、横になって寝転ぶと髄液による脳のクッションが戻って負担が減るので楽になるというパターンが特徴です。

 

背骨の首の部分の筋肉の過緊張のため

一般的に、成人の頭の重さは、約4~5kgあるとされています。

その重みのために、背骨の首の部分、特に、頭と首の付け根部分には、常に大きな負荷がかかります。

その負荷に対して、頭と首の付け根部分周辺には、筋肉が細かく配置されて、それによって支えられています。

座っていると、動かないことで頭が首の上で比較的に安定して支持された状態でも、座位から立位へ姿勢が変わるときに、揺れる頭の重みを支えるために、後頭部から首周辺の組織への負荷が急に増えます。

そうすると、筋緊張や関節ストレスが、立ち上がりの瞬間にピークとなり、後頭部~背骨の首上部に痛みとして自覚されることがあります。

さらに、猫背や頭が前方に突き出しているといった姿勢の不良が、座っているときからある場合は、首から肩甲骨・背中にかけての筋肉や関節の機能が低下します。

その状態で、立つという動作を行えば、後頭部周辺の組織が頭の重みや揺れを支えきれず、後頭部に痛みが誘発するリスクが高まると考えられます。

 

筋肉への血流の急激な増減のため

長時間、同じ姿勢を続けると、その姿勢を維持するために局所の筋肉を集中的に使い続けることになります。

例えば、座っている姿勢を維持し続けると、頭の重みを支えるために首の後面の筋肉を使い続けるといった状態が起こります。

一部分の筋肉の緊張は、その周辺の血管を圧迫や刺激の低下で、首周辺への血流が減少します。

そして、座っている状態から立ち上がるといった姿勢を変えるタイミングで、頭を支えるために他の筋肉が使われることで、首後面への負荷が軽減されると、血管への負荷も軽減して、首の筋肉への血流が急激に増加することが起きることがあります。

特に、筋肉を曲げた状態から伸ばすといった動作では、そのような反応が起こりやすく、このような血流の増減は、痛みを感知するセンサーを刺激しやすいとされています。

首でも、軽くうなだれ姿勢で座り続けていた後に立ち上がると、首を曲げた状態から伸ばすといった変化によって、筋肉の血流が急変し、後頭部~首の痛みを感じるセンサーが反応して、痛みとして感じると考えられます。

 

平衡感覚の情報がうまく協調できないため

座っている状態から立ち上がるときに、姿勢を制御するために、体の中の平衡感覚を司るセンサーが働きます。

姿勢の制御は、目や耳や筋肉や皮膚にあるセンサーからの平衡感覚にまつわる情報が脳に届けられて、その情報を脳が統合して、脳から体の筋肉や関節などの各部署に命令を送ることで行われています。

この情報の統合が脳でうまく行われないことで、姿勢を制御するために過度な負荷を体に強いることが起きます。

特に、後頭部の頭痛や首の後面に痛みが発症している場合、その傾向が顕著で、立位時のバランスの障害が報告されています。

その情報の統合性の不調は、立ち上がり動作で姿勢制御のために首周辺の組織への活動が一気に変化させ、この一過性のストレスが後頭部や首の後面に痛みとしてとして発生することが起こりえます。

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

 

立ち上がり時の後頭部の痛みで精密な検査を受けるべき病気

座位から立位への体勢の変化による後頭部~首の後面に痛みが出る際、場合によっては体調が急変し生命の危機となる場合もあります。

その場合は、必ず脳外科や神経内科など、専門の医療機関を受診して、精密な検査を受けてください。

その判断をするためのチェックリストとして、

・突然の発症で、これまでに経験のない激しい後頭部に痛みを感じる

・首~後頭部の急な鋭い痛みが出現し、その後数時間~数日でめまい、ふらつき、視覚の障害、うまく喋れないなどが出てくる

・頭痛とともに、片麻痺、しびれ、言語障害、視野障害、歩行障害、意識障害、けいれんなどの神経症状を伴う

・たったり座ったりすると悪化し、横になって寝ると速やかに軽快する頭痛

・頭痛に加え、発熱、首の後面が固くなる、光に過敏になる、音に過敏になる、意識が朦朧としたりはっきしりたりと変化が激しい

などの症状が伴った場合は注意が必要です。

こういった症状が伴った場合、起きている病気の代表例として、

・くも膜下出血

・椎骨動脈解離

・脳出血

・脳梗塞

・髄膜炎

・脳炎

・脳脊髄液減少症

・低髄液圧症候群

・脳腫瘍

などがあげられます。

いずれも早期発見・早期治療が必要な病気でありますので、疑わしい場合や判断に迷った場合は、まずは専門の医療機関に相談してください。

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

 

立ち上がった際に後頭部に感じる痛みへのセルフケア方法

前章に述べたような危険な疾患の可能性がない場合でしたら、立ち上がった際に起きる後頭部の痛みに対するセルフケアとして、以下の方法を紹介させていただきます。

 

首~後頭部の軽いストレッチ

 

後頭部から首周辺の筋肉や関節の動きを良くすることで、立ち上がりの際に起きる後頭部の痛みを軽減することが期待できます。

ただ、首周辺の組織はとても繊細なので、きつい刺激はかえって痛みを増加させてしまいます。

ですので、痛みが出ない範囲で、小さくゆっくり行うことがポイントです。

具体的には、

①イスに浅く座り、背筋を軽く伸ばす

②アゴを軽く引き、首の後ろをスッと伸ばす意識で10秒間キープする

③右耳を右肩に近づけるように横に軽く倒し、首の左側が伸びているのを感じながら10秒間キープする。

④左耳を左肩に近づけるように横に軽く倒し、首の右側が伸びているのを感じながら10秒間キープする。

この一連の動作を3回繰り返し行ってみてください。

 

後頭部~首を温める

立ち上がった際に後頭部の痛みが起こる要因として、後頭部から首の後面に筋緊張や血流の低下が起こっている場合、首周辺を温めることが、最も簡単で効果的です。

具体的には、蒸しタオルやホットパック・カイロなど温めるものを用意し、うつむきすぎない楽な姿勢でイスにもたれ、後頭部~首の付け根にそれらを当ててください。

5~10分程度を目安に、じんわり温まる程度で、やけどに注意しながら行ってみてください。

湯船に首まで使ったり、首に温水のシャワーを当てること方法で首を温めていただいてもオッケーです。

 

立ち上がる前の準備動作と立ち上がり方のポイント

立ち上がる際に後頭部に痛みが起きる要因として、血流の急な変化が関係している場合は、立つ前に準備動作や立ち上がり方を意識して行うことがセルフケアになります。

具体的な立つ前に行ってほしい動作として、

・座ったまま足首をその場で10回ほど曲げ伸ばしをする

・座ったままかかとの上げ下げし足踏みを10回ほどする

座った上体から立つときは、

・椅子で座っている場合は、一度、浅く腰を掛け直す

・背筋を伸ばし、少し前かがみになってお尻を上げてから、股関節を意識して上半身を起こしながらゆっくり立ち上がる

・立ち上がった直後は一歩も動かず、その場で5秒ほど静止してから動き出す

なとといった感じで、何気なく立ち上がるのではなく、立ち上がり方を工夫することで、後頭部の痛みを軽減することが期待できます。

 

日常の姿勢の見直し

座っている際に起きる首周囲の筋肉のストレスを減らす目的で、座り方のフォームを意識して修正することもセルフケアにつながります。

具体的なイスの座り方としては、

・イスに深く座り、お尻を背もたれに軽く当てる

・骨盤を少し前に起こし、背筋を反らしすぎないように軽く伸ばす

・あごを少し引き、耳・肩・骨盤が横から見て縦に一直線に並ぶような位置を意識する

・スマホや読書の際に、画面や紙面を目線の高さに近づけるようにし、頭を前に突き出さないようにする

ようにしてください。

また、長時間、座って同じ姿勢をしていること自体が体の局所に負荷をかけることになります。

ですので、ソファや床に座っている場合でも、30分に一回は、いったん立ち上がって歩くいたり肩を回すなど、体に刺激を入れるようにしてください。

 

体をリラックスさせてから動く

座って作業をしてると、首~後頭部周囲の組織に何かとストレスがかかり、体を緊張させてしまいます。

ですので、意識して体の緊張をとることが重要で、そのためには、「呼吸で力を抜く」方法でセルフケアを入れておくのも良いと思われます。

具体的には、イスに座り、背筋を軽く伸ばし、両手は太ももの上に置き、

・目を軽く閉じ、鼻から4秒かけて息を吸う

・口をすぼめて6秒かけてゆっくり吐く

といった呼吸の方法を、7回、繰り返し行ってください。

他に、体の力を抜く方法としては、肩をすくめてストンと落とす動きや、手や足の指をグー・パーに開いたり閉じたりすることも有効です。

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

 

まとめ

立ち上がるたびに、後頭部に痛みを感じるのは、不快ですし何かあるのではないかと不安になります。

この症状は重大な疾患のリスクがある場合もあるので、それらをしっかり対処する必要もあります。

それらのリスクがない場合は、立ち上がるたびに感じる後頭部の痛みを軽減させるために、今回、紹介させていただいたセルフケア方法がみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

 

イスから立ち上がるときの腰痛にお悩みの40代のデスクワーク女性の方におすすめ改善法

長時間のパソコン作業による頭痛を伴う首こりはなぜ起こるの?改善法は?


月別アーカイブ

カテゴリ一覧

アクセス情報

所在地

〒675-0008
兵庫県加古川市新神野5-7-7 津田ビル1F-A

駐車場

1台あり

当院に向かい右側に駐車場がございます。駐車場入り口より、左列4番目が当院の駐車スペースとなっております。

休診日

水曜日・日曜日

予約について

当院は完全予約制となっております。

治療中は電話対応ができない場合もございます。留守番電話へお名前・電話番号・診察番号をご伝言ください。後ほど折り返しご連絡いたします。
ホームページからネット予約も出来ますのでご利用ください。