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ご高齢の方のイスから立ち上がり一歩目のよろめきを改善する簡単な体操3選

2024.12.07 | Category: ウォーキング,ふくらはぎ,ゆがみ,予防,体操・ストレッチ,太ももの痛み,姿勢,座り方,日常生活の動作,歩き方,生活習慣,立ち方,筋肉疲労,血流,転倒,運動,関節

 

皆さん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

日本人の1日の座っている時間は、平均で7時間とされており、座っている平均時間としては、世界の中でも最も長いと研究報告がされています。

当院でよくお聞きする、長い時間、座っていることで起きる体の不調の一つとして、「イスから立ち上がって一歩目がスムーズに出ずによろめいてしまう」ということがあります。

特に、シニアの方から、そういった症状が出ることで、自宅の呼び鈴が鳴っても素早く玄関に向かえない、友人とお茶を楽しんだ後にスムーズに店を出られず待たせてしまう、食事の後片付けで食器を持って歩こうとしてもふらつくなどの問題が起こるとのことです。

また、このままこの症状がキツくなると、いずれは、転倒して打撲や骨折など、大きなケガにつながらないか不安だということもよくお聞きします。

そこで今回は、ご高齢の方が、イスから立ち上がって歩き始めによろめくの原因とその対処法について紹介していきます。

このブログを最後まで読んでいただくことで、シニアの方が、立ち上がって歩こうとした際に、よろめかない知識を得て、日常生活での転倒の不安を軽減し、より自信を持って行動できます。

 

 

 

シニアの方のイスから立ち上がって歩き始めのよろめきの原因

 

シニアの方が、イスから立ち上がってから歩き始めるときのよろめきには、主に以下の3つの原因が考えられます。

 

足の筋力の活性低下

長時間の座っていると、足の筋肉に刺激が入らないため、一時的に足の筋肉が十分に活性化されていない、つまり、エンジンがかかっていない状態で歩き始めるこちになる。

そうすると、歩き始めに、バランスを取るために、筋肉の伸び縮みが適切におこなえなくなります。

その結果、イスから立ち上がって、歩き始めて十分な刺激が足の筋肉に刺激が入るまで、よろけやすくなる。

 

脳からの姿勢の制御が遅れる

長時間、座っていると、足から脳への刺激情報が低下します。

そうすると、イスから立ち上げって歩こうとすると、バランスを取るための情報が不足して、脳から姿勢を制御する命令が遅れることがあります。

そうすると、立ってから歩くまでの動作に、体が適応するまでに時間がかかります。

この脳からのバランスを取るための命令の遅れが、歩き始めの不安定さにつながります。

 

関節の硬さによる連動の低下

長時間、座っていることで、ひざや股関節、足関節などの関節を動かなないため、関節の可動域が、一時的に低下します。

歩くためには、腰から足先までの関節が、連動して動きます。それらの関節が固くなることで、スムーズな歩行の様たげられ、歩き始めによろける可能性が高まります。

 

起立性低血圧

長時間、座った状態から、急に立ち上がることで一時的に血圧が低下し、めまいやふらつきを引き起こします。

これにより、歩き始めの一歩目でよろめく可能性があります。

 

耳の奥にあるバランスセンサーの機能の低下

耳の奥には、平衡感覚をつかさどる器官が存在します。

加齢や血流の不足などの影響で、その機能が低下していると、立ち上がった後の姿勢の安定が遅れ、歩き始めのよろめきにつながります。

 

 

 

イスから立ち上がって歩き始めのよろける予防のための体操

 

長時間、イスに座っていることで足の筋肉や脳などのバランスを取る機能への刺激が低下するため、歩き始めによろける症状が起きます。

ですので、立ち上がる前に適切な刺激を体に入れることが、歩き始めのよろける症状を予防できます。

そのための体に刺激を入れるための体操を、以下で紹介させていただきます。

 

足の外側の筋肉に刺激を入れる体操

1. イスに腰かけた姿勢で、軽く体を前に倒します。

2. 手のひらをひざの外側に当てます。

3. ひざの外側に当てた手で、できるだけ強くひざの内側方向に押します。

4. 同時に、足でひざを外側に開くように押し返します。

5. この状態を5秒間キープします。

 

股関節周辺の筋肉に刺激を入れる体操

1. イスに座った状態で、両手を胸の前に当てます。

2. 骨盤を後方に倒すイメージで、おなかを凹ませながら背中を丸めます。

3. 次に、骨盤を前に倒すイメージで、背筋を伸ばします。

4. この一連の動作を10回繰り返します。

 

ひざから足首の筋肉へ刺激を入れる体操

1. イスに座った状態で、両手で軽くひざを抱えます。

2. 足首を足の甲側に曲げて、5秒間キープします。

3. 次に、足首を足の裏側に曲げて、5秒間キープします。

4. 反対側の足も、同じように行なってください。

5.この一連の動作を、左右の足で交互に、5回、繰り返します。

 

 

 

まとめ

 

今回のブログでは、シニアの方のイスから立ち上がってから歩き始めのよろめきの主な原因について、以下のようなことを説明しました。

足の筋力の活性低下

脳からの姿勢制御の遅れ

関節の硬さによる連動の低下

起立性低血圧

バランスセンサーの機能低下

また、これらの症状への対処法として、以下の簡単な体操を紹介しました。

足の外側の筋肉に刺激を入れる体操

股関節周辺の筋肉に刺激を入れる体操

ひざから足首の筋肉へ刺激を入れる体操

ご高齢の方が、イスからの立ち上がってから歩き始めのよろめきに対する予防は、転倒を予防し、日常生活の質を維持するために非常に重要です。

ぜひ、今回、紹介させていただいた簡単な体操を毎日の生活に取り入れてみてください。

もし、それでも、症状が改善しない場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関への受診をおすすめします。

当院でも、今回のケースのような歩行に関する症状にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

 

また、他に、イスに座っていることで起きるお体の不調への対策のブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

秋に起きるイスからの立ち上がりで生じるデスクワーク腰痛への対策

足を組まないと座る姿勢が保てないデスクワークの方のための体のゆがみを整える体操

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

参考文献:

1. 厚生労働省「介護予防マニュアル(改訂版)」

   https://www.mhlw.go.jp/topics/2009/05/tp0501-1.html

2. 日本整形外科学会「ロコモティブシンドローム予防啓発サイト」

   https://locomo-joa.jp/


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