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飲酒 | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧
暑さが厳しい夏は、ビールや酎ハイなど、のどごしのよい冷たいアルコール飲料が特に美味しく感じられる時期です。
夏に毎日、仕事を頑張れるのは、夜に美味しいお酒を飲むためといって、ついつい、飲み過ぎてしまう方も少なくありません。
そうすると、飲み過ぎた翌日から数日間、体に疲労感を感じて、なかなか回復せず、夏バテとなるお話をよくお聞きします。
そこで今回は、夏に冷たいお酒を飲みすぎることで健康に与える影響と、健康を害さないための飲酒方法について紹介させていただきます。
夏に、冷たいアルコール飲料を、過度に摂取することで、以下のような健康への影響が引き起こされます。
アルコールを飲むと、尿の排出を抑えるホルマンの分泌が低下して、実際にアルコール飲料を飲んだ量の「1.5倍」の量の水分が、尿として体外へ排出されます。
夏場は、もともと汗をかくことで、体内の水分が失われやすい状況です。
そこに、アルコールの利尿作用が加わることで、さらに体から水分が失われて、脱水症状となる。
脱水症状は、頭痛やめまい、筋肉のけいれんなどを引き起こすリスクがあり、健康に影響を及ぼします。
アルコールの摂取は、胃腸の粘膜に強い刺激を与えて炎症を起こしやすくするため、消化の不良や胃腸の働きの低下を引き起こします。
これにより、食事をしても、胃腸での栄養素の消化と吸収が悪くなり、夏バテの症状が現れやすくなる。
また、夏に飲むアルコール飲料は、冷たいものが多いため、大量に飲むことで、胃腸を冷やしてしまいます。
これによっても、胃腸の消化・吸収機能が低下して、体にエネルギーが回らず、疲労を感じやすくなる。
アルコールは、ざっくり言えば体にとって毒であるため、肝臓で体にとって毒となる成分を分解します。
肝臓の働きは、そのほかにも、栄養を蓄えたり分解したりする機能もあります。
過度な飲酒をすると、肝臓はアルコールの解毒作業に追われて、体にエネルギー供給する機能が低下し、全身の疲労感が強まります。
アルコールは、一時的に眠気を誘う作用があります。
しかし、アルコールが血液を通して脳に届くことで、脳が興奮して、浅い眠りの時間が増えたり、睡眠の途中で目が覚めることが多くなります。
つまり、睡眠の質が低下します。
睡眠は、最も人間の体を疲労から回復させる時間帯です。
お酒を飲んでから寝ることで、睡眠の質を低下させることは、日常の疲労を回復させることを妨げ、疲労感を感じやすくさせます。
夏に、体に不調をださずに冷たいお酒を楽しむには、以下の方法で健康を守ることができます。
アルコールを摂取する際には、同時に、飲酒した量と同等の水を飲んでください。
そうすることで、飲酒による脱水を防ぎ、飲酒後に起きる体の不調を軽減できます。
家で日常的に飲酒をする場合は、適度なアルコールの摂取量を守ることが重要です。
厚生労働省が推奨している適切な飲酒量の目安は、成人男性は1日あたり純アルコール量「20g程度」を上限としています。
これは、以下のような飲酒量に相当します。
・ビール中瓶1本(500ml)
・日本酒1合(180ml)
・ワイン1杯(180ml)
・ウイスキー・ブランデー1杯(60ml)
成人女性の場合は、一般的に男性の半分程度、つまり純アルコール量10g程度が適量とされています。
これは、アルコールによる健康リスクを最小限に抑えるための目安であり、飲酒量をコントロールすることが重要です。
飲酒によって、胃腸や肝臓に負担をかけないためには、なるべくゆっくり時間をかけてアルコールを吸収する必要があります。
アルコールの95%は、小腸で吸収されるので、なるべく胃にアルコールが滞留する時間が長くする方が良いとされます。
そのためには、お酒を飲む際には、最初に食べるものは、胃で消化して小腸に排出されるのが遅い「油を使った食べ物」をとってください。
油を使ったお酒のつまみになる食べ物として、・ポテトサラダ・オリーブオイルを使った魚のカルパチョ・フライドポテト・唐揚げ・チーズ などがあげられます。
また、加熱していない生のキャベツをとることで、キャベツの成分に反応して、胃の粘膜が増加して、アルコールの刺激から胃を守ります。
それに伴って、わずかかもしれませんが、アルコールの吸収する速度を遅らせることもできます。
夏に、毎日、飲酒するのではなく、週に数日はアルコールを摂取しない日を設けることで、胃腸や肝臓を休めることができます。
これにより、内臓機能の機能低下を防ぎ、疲労を回復させる時間を設けることで、夏バテを予防することが可能です。
夏の7月〜8月のお酒を飲む量は、ビールや冷たいアルコール飲料を中心に増加し、特に、 夏場はビールの消費量が、他の季節と比べて20%〜30%程度増加するとされています。
確かに、夏は冷たいアルコール飲料が美味しく感じられる季節ですが、過度な飲酒は、脱水症状や夏バテ、肝臓や胃腸への負担、睡眠の質の低下など、さまざまなリスクが発生します。
健康を維持しながら夏を楽しむためには、適度な飲酒量を守り、水分補給や食事とのバランスを大切にすることが重要です。
また、アルコールをとらない日を設けるなど、自分の健康を意識した飲み方を心がけてください。
今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも、夏にお酒を飲み過ぎたことで疲労の回復が滞るお悩みが解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、夏の暑さによる体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
部屋の模様替えをする際に、ソファやタンスなど、一人では動かせない大きくて重たい家具を移動させるとき、人に手伝ってもらい、協力して持ち上げて運ぶことがあります。
そうしたとき、運ぶものを持ったときのバランスや力加減、運ぶスピードなどを、一緒に持ち上げてくれる人に合わせるのは、かなり体に負荷をかける場合があります。
そのため、こういった作業をすると、次の日には肩や腰・足など、体のあちらこちらの筋肉に痛みが発生することが少なくありません。
体のあちこちに筋肉痛が発生すると、数日間は、体をスムーズに動かせず、
日常生活に支障が出てしまいます。そこで今回は、人と一緒にものを持ち上げ運んだ次の日以降に、体に筋肉痛が発生しやすい理由とその状態を早く回復をするためのケアする方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、重たくて大きいものを人と運んだり持ち上げたりすることで起きる筋肉痛を早期に回復できます。
人と一緒に重い家具を持ち上げたり運んだりする作業によって、体の各所の筋肉に微細な損傷が発生します。
その微細な筋肉の損傷で起こった炎症がじわじわとで広がり、体の広い範囲で筋肉に痛みが発生します。
時間差で起きる筋肉の痛みは、「遅発性筋肉痛」と呼ばれるもので、一般的には作業後の6〜48時間後に発生し、24〜72時間がピークとされています。
部屋の模様替えで、人と一緒に手伝ってもらって荷物を移動させることで、こういった筋肉に損傷を発生させてしまう主な理由は以下の通りです。
共同作業で重い物を持ち上げると、相手の力や動きに合わせる必要があるため、荷物を持っている腕や踏ん張る足腰などにかかる負荷が、均等にかからないことがあります。
この不均一な負荷が、体の各所の筋肉にストレスがかかてしまうことが、筋肉痛が発生する要因です。
重いものや大きいものを持ち上げる際に、相手の動きやバランスに合わせるために、自分の姿勢が不安定になります。
これにより、筋肉が不自然な角度で緊張し続けたり、無理な力が加わることで、筋肉が痛みやすくなる。
相手の動きに合わせるために、予測外に急に力を入れたり、不自然な角度で持ち上げることが求められます。こうした動作が、筋肉に過度な負担をかけ、筋肉痛を引き起こします。
荷物を共同で移動する作業で、普段、あまり使わない筋肉を急に使用することで、筋肉に疲労が蓄積します。
特に、部屋の模様替えなどは、短時間で一気にやることが多いため、筋肉を休める時間を作らないために、その傾向が高くなります。
部屋の模様替えの作業で起きた筋肉痛を、早期に回復させるための方法を、以下で紹介させていただきます。
体を動かさずに休息するよりは、軽い有酸素運動をした方が、筋肉痛の緩和に効果的であることが複数の研究で示されています。
軽い運動によって、筋肉への血流が増加し、血液によって栄養や酸素が痛めた筋肉に運ばれ、その結果、筋肉の回復が促進されます。
軽い有酸素運動として、30分程度の軽いウォーキングやサイクリングがおすすめです。
運動ができない場合は、ストレッチをゆっくりとおこなうことも有効です。
以下で、肩腰足へのストレッチを紹介した当院のブログを貼り付けましたので、参考にしていただければ幸いです。
体を温めることで、血流を増加させ、筋肉の回復を促進します。
体を温めることで、体温が上がることで、筋肉にロックをかけて硬くしているカルシウムが分離して、柔軟性が向上し、筋肉の痛みが軽減します。
体を温める方法としては、39〜41度の温度に設定したお湯をはった湯船に、15分程度つかることが有効です。
作業をした晩だけではなく、翌日の朝にもお風呂につかるなど体を温める機会を増やすことで、より筋肉痛の回復が促されます。
痛めた筋肉の回復には、適切な栄養の摂取が重要です。筋肉の構成する成分となる、豆類や卵・プロテインといった高タンパク質のものをとることをおすすめします。
また、作業による疲労で酸化した筋肉を回復させるために、柑橘類に多く含まれるビタミンCやナッツ類に多く含まれるビタミンEなどの抗酸化物質を含む食事を心がけてください。
そのほかに、十分な水分補給は、筋肉の回復に重要です。
脱水症状は筋肉の修復を遅らせる可能性があるので、筋肉痛が発生している期間は、利尿効果があるカフェインやアルコールを含んだ飲料を控えることで、回復が早まります。
部屋の模様替えは、人に手伝ってもらうと、イメージしたように、サクサクと作業が進めることができます。
その反面、手伝ってくれる人との動きをリンクさせることは、体に負荷をけける場合もあります。
その負荷によって筋肉痛が発生するのは避けられないことですので、それを早くに回復させるための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも、部屋の模様替えを人に手伝ってもらう作業をすることで起きる筋肉痛が解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、自宅での作業による体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
先日、グランドゴルフに参加させていただいたときに、お仕事を定年退職されているシニアの男性の方から、睡眠のお悩みをお聞きした。
お悩み内容としては、お仕事を定年退職してから、夜中に何度か目が覚めたり、日によっては寝つきが悪いこともあって、寝覚めがだるいと。
年齢の年齢だから仕方がないのかな?ともお話しされていました。
睡眠の質は、健康に直結するもので、非常に大切です。
そこで今回は、お仕事を定年退職後に、なぜ睡眠の質の変化するのかとその対策について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、睡眠の質を改善できます。
日常生活をおくることで、体や脳の疲れに発症します。
人間はこの発生した疲れを解消して、体が活動しやすい一定の状態に保つ機能を持っています。
これを
「恒常性の維持」
と言いますが、その手段として“睡眠”が使われます。
運動をして疲れると、その晩はぐっすり眠れるのは、人間の恒常性の維持の機能によるものです。
では、疲れなければ眠れないのかといえば、そうではないのです。
それは、人間は疲れていなくても、
「体内時計」
のシステムで、ある程度は眠れるようにできています。
日の出で明るくなると目が覚めて、日没で暗くなると眠たくなるといったことは、この1日の生活パターンに合わせて、自律神経の活動やホルモンの分泌が促されることで起こり、睡眠が維持されます。
こうした睡眠を促し維持する「恒常性の維持」と「体内時計」に、仕事を退職後の生活習慣や加齢が影響して、睡眠の質が変化します。
その影響を以下で紹介していきます。
退職後は、通勤や仕事のタスクに追われることがなくなるため、また、加齢によっても、昔ほどは動けなくなることから、活動量が低下します。
活動量が低下すると、実は、体が求める睡眠の量は低下します。
実際に眠っている量の研究では、25歳では7時間、65歳では6時間を下回る結果が出ています。
つまり、退職後の活動量の低下によって、恒常性を維持するために「眠る必要がなくなる」という変化が体に起こります。
この変化が、仕事をしていた時ほど眠れないという感覚を引き起こします。
体内時計による体温の変化は、目が覚めて日中に活動しているときは高く、日が沈んで時間が寝る時間に近くなるほど低くなる周期をとります。
体内時計による体温の周期は、加齢とともに振り幅が少しずつ短くなります。
そうすると、 「昼に目が覚めている状態の体温」と「夜の眠たくなる体温」の差のメリハリが減少します。
その体温のメリハリの減少は、体が寝るべき時間帯か起きるべき時間帯かがわからなくなり、晩に目が覚めやすくなったり、昼間に眠気が起きやすくなります。
こうした加齢による体内時計の変化が、睡眠の質を変化させます。
お仕事を定年退職した後に、睡眠の質が低下していることへの対策を以下に紹介していきます。
睡眠時間が多いほど、健康にはいいというイメージがあります。
しかし、睡眠時間に対する研究によると、「8時間以上の睡眠は死亡リスクを上げる」という報告がされています。
また、65歳以上の方でしたら、「6時間」の睡眠で十分ということも報告されています。
ですので、長い時間は寝られないということには悩まず、6時間前後を睡眠時間の目安にしてください。
「早く眠りたい」「しっかり睡眠時間を取りたい」と思って、眠たくなくても頑張って寝ようと布団の中に入り、寝床の時間が長くなる方がいらっしゃいます。
しかし、寝床にいる時間が、8時間以上になると、これも死亡リスクが増加します。
また、眠れないことを焦ると、脳がそのストレスで活性化して、余計に眠れないサイクルに入りがちです。
ですので、夜は無理して眠ろうとは思わず、眠たくなった時に布団に入り、寝床にいる時間を減らすことをおすすめします。
寝床に入りながら、テレビやスマホを見たり、寝床の横に本やお菓子などを置いておられる方もいらっしゃいます。
しかし、寝床に入りながら寝ること以外の活動を伴うと、その刺激で脳で寝るか起きるかのスイッチの切り替えがしにくくなります。
ですので、寝室は寝るためだけの部屋にして、他の行為は別の部屋でおこなうといった、メリハリを利かすことをおすすめします。
部屋が暗い方が、睡眠ホルモンが分泌されて、眠りやすくなります。
しかし、一説では、真っ暗になりすぎると、本能的に生命の危機や恐怖を感じる場合があって、眠りにくくとも言われています。
ですので、部屋の明るさは、雲が一つない満月の夜の明るさぐらいである、0.3ルクス程度が良いと言われています。
部屋の照明は、天井からの直接照明はなるべく避けて、間接照明や温かみのある電球色にすることをおすすめします。
エアコンは体には悪いから、なるべく使いたくないし、つけるにしてもタイマーで途中で切るようにしていると言われる方もいらっしゃいます。
しかし、室内の温度や湿度が適切でないと、その不快感で途中で起きたり、睡眠が浅くなったりと、睡眠の質が低下します。
ですので、寝室が寝るのに適切な温度である16~26℃、湿度である50~60%が保てるように、エアコンや加湿器を眠ている間は稼働させることをおすすめします。
退職後は活動が減って、以前ほど疲れないために、睡眠量が変化すると前章で述べました。
反対にいえば、運動をすることによって、適度な疲労を体に与えることで、睡眠は促されます。
1日に睡眠を促す運動の目安としては、30〜60分程度の時間でオッケーです。
ウォーキングやグランドゴルフなど、ご自身に合ったゆっくりと楽しんでできる運動をおこなってみてください。
朝、起きたときに、太陽の光が目に入ることで、体内時計の周期が調整されます。
また、太陽の光を浴びた14〜16時間後に睡眠を促すホルモンが分泌されて、睡眠が促されます。
ですので、起きてから30分以内に、15〜30分ほどの時間、太陽の光を浴びるようにしてください。
寝起きにいきなり外に出るのが難しいようでしたら、窓際で太陽の光を浴びながら温かい飲み物を飲んで過ごすことでもオッケーです。
コーヒーやお酒、タバコなどの嗜好品は、睡眠に影響を与えます。
コーヒーなどのカフェイン飲料は、覚醒する成分が入っているため、睡眠を考えると夕方以降の摂取は控えられることが無難です。
お酒を飲むと眠れるような感じがあります。
しかし、アルコールが体内で分解されるときに出る物質が、目を覚ます成分に変わり、アルコールを飲んだ数時間後に眠りを制限します。
タバコに含まれるニコチン成分は、カフェインと同様に、覚醒する成分が含まれているため、睡眠の質に影響します。
こういった嗜好品は、睡眠を考えるとひかえることも一考していただけると幸いです。
脳の睡眠のスイッチは、体温がいったん上がってから下がる時点で入りやすくなります。
寝る前にその体温の変化をつけるための方法としては、湯船につかるのが最適です。
寝る時間の1〜2時間前に、お湯の温度を39度〜41度に設定した湯船につかってください。
湯船につかる理想の時間は15分ほどですが、無理せずに、たとえ短い時間でも湯船につかってください。
41度以上の熱いお湯につかると、かえって脳が覚醒しますので、その点は注意してください。
お仕事を退職後に、生活習慣の変化から体に変調が発症する男性の方は少なくありません。
特に、睡眠に関することをよくお聞きします。
睡眠は、脳や筋肉、内臓などの回復をおこなう貴重な時間です。
ですので、退職後の睡眠の質を確保することは、健康で過ごすためには必要です。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでもお仕事を退職した後に睡眠へのお悩みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に睡眠のお悩みへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
春先は、歓送迎会や花見などがおこなわれことが多い時期です。
そういった外食をする際には、お酒を飲むこが伴います。
仲間との会食で楽しい時間を過ごすと、ついつい飲み過ぎてしまい、翌日に体に不調を起こしてしまうことが少なくありません。
そこで今回は、アルコール飲料を飲むことで、体の不調を緩和するための方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、会食での飲酒によって体調を崩すことを防ぐことができます。
お酒は百薬の長とも言われますが、最近の研究では、ほどほどの飲酒でも健康へのリスクがあることが報告されています。
そんなお酒を過度に飲み過ぎることで起こる体への影響を、以下で紹介していきます。
肝臓の機能は、体を機能させるためのエネルギーの合成・貯蔵や免疫機能など多岐にわたります。
そんな肝臓の機能の一つとして、
「アルコールの解毒」
があります。
飲んだアルコールは、胃や小腸で吸収して、肝臓で分解されます
。過度のアルコールの摂取で、肝臓に負荷をかけ続けると、
・アルコール性肝炎
・肝硬変
・肝がん
など重篤な病気を引き起こすリスクが高まります。
過剰なアルコールの摂取は、脳の萎縮や神経の伝達機能が低下して、記憶力や注意力、感情の制御などに障害が出る可能性が高まります。
アルコールを大量に飲むことで、
・心臓が速く動き負荷をかける
・心臓の筋肉が弱まり血液の循環が悪くなる
・心臓自体に必要な血液が足らなくなり胸に痛み引き起こす
・心臓のリズムが乱れが発生する
など心臓の機能が崩れて、狭心症や心筋梗塞、高血圧や不整脈などの問題を引き起こす可能性があります。
アルコールが胃の表面の粘膜を刺激するため、炎症を引き起こします。
それによって、胃かいようや逆流性胃炎など、消化器系の問題が起きる可能性があります。
アルコール自体が吸収されやすい高カロリーなものです。
そのため、過剰にアルコールを摂取することで、肥満や糖尿病など、生活習慣病を引き起こす可能性があります。
アルコールの影響で、のどや胃粘膜を痛めることで、外部からの菌やウイルスの侵入が入りやすくなります。
また、アルコールの過剰な摂取は、外部から侵入した筋やウイルスや体内で発生した腫瘍などを攻撃する免疫細胞の働きを抑制します。
その結果、免疫の機能が低下して、感染症やがんなどへの対応が遅れます。
アルコールはこのように、生命を維持するための体の機能を低下させることが多い。ですので、そういったことを少しでも抑えるためにも、アルコール飲料の摂取する時の方法が重要になってきます。
アルコールの1日の摂取量の目安は、男性でアルコールに換算して20〜30グラム、女性で10〜20グラム程度が推奨されています。
アルコール飲料に置き換えると、
・ビール:約500〜750ml
・日本酒:約100〜150ml
・ワイン:約130〜200ml
・ウイスキー:約40〜60ml
・ハイボール:約500〜750ml
です。
しかし、外食でアルコール飲料を摂取する機会では、このような目安の量は軽くこえてしまう方が多いと思われます。
そこでアルコール摂取によって、体に悪い影響を少しでも抑えるための方法を以下で紹介させていただきます。
外食中に大量のアルコールを摂取する場合、以下のような注意点があります。
アルコールを摂取するときは、一緒に水分の補給もおこなってください。
1杯のアルコール飲料を飲むごとに、1杯の水を飲むのが理想的です。アルコールは利尿作用があり、それによって水分を失いやすくなります。
人間の体の60パーセントは水分でできており、そのうちの2パーセントが失われるだけでも体に変調をきたします。
一般的には、アルコールと同等の量の水を摂取することをお勧めします。
また、アルコールを飲む前にも、水分の摂取することでアルコールの影響を緩和できます。
アルコールを摂取して、自宅に戻ったときも、お酒による利尿やアルコールを分解するために、水分は体から失われています。
ですので、帰宅後も、積極的に水分をとってください。
アルコールを飲む際は、その影響を抑えるために、最初に食べるおつまみのチョイスが重要です。
アルコールの吸収を遅らせる食材として、
・タンパク質を豊富に含むチーズ、豆腐、魚介類、肉類
・健康的な脂質を含むナッツ、アボカド、オリーブオイル
・食物繊維を豊富に含む野菜、果物、芋類
・水分を含むスープ、サラダ、フルーツ
などの食材を使った料理を食べることで、アルコールの影響を緩和します。
睡眠中は、胃腸や肝臓などの内臓機能が優先的に動き、体を回復させる時間帯です。
一般的に、アルコールの分解には、アルコール1杯分につき1時間はかかります。
ですので、アルコールの分解する時間を確保するために、従分な睡眠が取れるように、翌日の予定を考えながら、お酒を飲んでください、
体に入ったアルコールを分解するために、体の各機能が働きます。
それをサポートするためのツボが体には存在します。
アルコールと飲んでいる時や飲んだ翌日に、そのツボを優しく気持ちがいい程度に刺激してください。
乳頭をまっすぐに下がって、ろっ骨がなくなるところに位置します。
内くるぶしの骨が出っ張った部分とアキレス腱と中間のくぼんでいるところに位置します。
手の親指と人さし指の付け根の間に位置します。
気の合う仲間とお酒お飲んで語らうことは、ストレスの発散や関係を深めてくれます。
そういった社会の関係性を上げるアルコール摂取によって、少しでも体への負荷をかけないために、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでもアルコールの摂取によって体調の不良が続く場合は、体を整えて血流や自律神経の働きを向上させて解消するためのきっかけを作るために、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に胃腸の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
年が明けて、はや1週間。日常生活のリズムも通常に戻りつつあります。
この時期の恒例行事といえば、「七草がゆ」ですね。
七草がゆは、春の七草を具材とする塩味のおかゆで、その一年の無病と息災を願って、1月7日に食べる行事です。
七草がゆを食べる別の理由としては、正月を祝う食事やお酒で弱った腸を休めるためだともいわれています。
この習慣は平安時代からのものだと言われていますが、現在においても、この時期は七草がゆを食べた方がいいほど、腸が弱って体調が思わしくない方が多いです。
そこで今回は、正月を祝う食事やお酒で、腸が弱る理由と体への影響や対処法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、正月で疲れた胃腸が整い、よい状態の体調を取り戻せます。
正月のおせち以外の食べるものへの調査では、
1位 スシ
2位 すき焼き
3位 やき肉
4位 ラーメン
5位 カレー
6位 天ぷら
7位 ピザ
8位 ぎょうざ
9位 焼きそば
10位 ステーキ
といった感じで、ガッツリした食がずらっとならびます。
さらに、こういった食事ともに、アルコール飲料やジュースなども正月では多く飲まれます。
さて、食事をすると、胃腸で消化吸収がおこなわれますが、この過程で、酸素が消費されて、「活性酸素」と呼ばれる物質が作り出されます。
「活性酸素」は、免疫や殺菌の働きもあるのですが、正常な体の細胞も攻撃して、体を酸化、つまりサビます。
活性酸素は、通常、体の中にある酵素によって除去されていきます。
しかし、暴飲暴食をおこなえば、活性酸素が腸の中で大量に発生して、処理しきれなくなります。
また、活性酸素を発生させる食材としては、動物性の脂肪やタンパク質、炭水化物、アルコールです。
ですので、正月の食生活は、活性酸素が腸の中で増える条件がそろうために、腸に不調がおこるのです。
では、腸が不調になると、なぜ体全体に影響が出るのでしょうか?
それは、腸の働きが、消化吸収だけではないからです。次の章で、腸の働きについて紹介していきます。
腸は大きく分けると、「小腸」と「大腸」に分かれます。
腸は身長の5倍の長さと、平面にするとテニスコート1面分ほどもある臓器です。
これだけの大きい臓器には、いろいろな役割がありあります。それを以下で紹介させていただきます。
腸は、食べ物を消化・吸収することが代表的な機能です。
1日の消化・吸収量は、約9リットルといわれています。
そのうち、小腸では1日に約7リットル、大腸では残りの2リットルが処理されます。
腸には約1億個の神経の細胞があります。
これは人体において、脳に次ぐ多さです。
しかも、腸の機能をコントロールするのは、全て脳が支配しているわけではなく、腸が独自で判断を下すこともあり、また逆に腸が脳へ命令する場合もあります。
ですので、腸は「第二の脳」とも言われています。
腸と体のネットワークは脳だけではありません。
例えば、腸の状態によって、肝臓に消化液を作らせたり、心臓の心拍数を上げさせたり、肺に呼吸数を上げさせたりと、体の機能の調整をもおこないます。
腸に入ってくるのは食べ物だけではなく、菌やウイルスも侵入します。
そのような外敵に対して、戦ってくれるのが免疫細胞です。
全身の免疫細胞のうち、約60パーセントは、腸に存在します。
それだけ外敵が入って来やすい臓器でもあり、腸の免疫システムが体を守ってくれています。
幸せホルモンと呼ばれるセロトニンは、ストレスを緩和し、睡眠の質をあげ、やる気を起こさせるなど、心身に非常に影響の大きいホルモンです。
そのホルモンは、約90パーセントが腸で作られます。
このように腸は、体を正常に健康に機能させるために重要な役割をになっています。つまり、腸の機能が落ちてしまうと、心身ともに影響がでてしまいます。
前章では、腸は体にとって多種多様な役割を紹介させていただきました。
そこからみても、仕事や家事、学業など、日常生活を支障がなくおくるうえで、正月の食生活によってダメージを受けた腸の働きは、早めに取り戻す必要があります。
以下でその方法を紹介させていただきます。
正月の食生活の問題の一つに、「食べ過ぎ飲み過ぎ」があります。
それによって体調を崩してしまっていますので、適量の食事量にする必要があります。
腸の調子を整えるための適量というのは、
「腹6分目」
であることをおすすめします。
ことわざで、「腹八分目に医者いらず」「腹六分目は老いを忘れる」「腹四分目で神に近づく」と言われるほど、昔から少食は健康効果がたかいと伝えられています。
少なくとも正月の腸の疲れが感じられなくなるまでは、「もう少し食べたいな」という程度の食事量を維持してみてください。
食事をする際には、一口20回以上、かむことを心がけてみてください。
また、食事をよくかんで食べることで、消化吸収を助ける以外に、以下のような効果があります。
・少量の食事でも満腹感が得られやすい
・ホルモンの分泌が増加して高まり、食欲が抑えられる
・唾液や消化液の分泌が増えて消化を助ける
・内臓の脂肪の分解が促進する・味覚が発達する
・アゴの筋肉が発達して表情が豊かになる
などメリットも多いので、食事の際には意識してやってみてください。
パン・ピザ・パスタ・グラタン などカタカナの食名のものは、動物タンパク質や炭水化物が原材料のものが多いです。
それらは活性化酸素を高めて腸の調子を崩す食材ですので、できるだけ避けるようにしてください。
食物繊維が腸に運ばれると、腸の調子を整える菌にとってエサとなります。
つまり、エサとなる食物繊維を食べることで、整腸作用のある菌も増え、腸がリカバーされていきます。
食物繊維の多くふくむ食材として、
・玄米、雑穀米、もち麦 などの穀類
・大豆、うずら豆、あずき、 納豆、おから などの豆類
・さつまいも、里いも。こんにゃく などの芋類
・ごぼう、キャベツ、白菜、アスパラガス などの野菜類
・しいたけ、しめじ、えのき などのキノコ類
・わかめ、寒天、ところ天 などの海藻類
などを意識してとってください。
体が冷えると、腸の働きを助けてくれる腸の中にいる菌の活動が低下します。
ですので、
・温かいものを食べる
・39度から41度に設定した湯船につかる
・腹巻きやカイロをして保温を心がける
などといったことで体の温度を上げるもしくは保つようにしてください。
腸の動きと水分は関係が深いです。水分が十分にとることで、腸の中の便が適度な硬さとなって移動しやすくなります。
便がスムーズに移動することで、腸が刺激されて、さらに腸の活動が上がります。
水分も、常温か白湯が望ましいです。
また、朝、目覚めたときに、白湯をゆっくり飲むことで、胃腸が反射的に活動をはじめます。
冬場は汗をかくことが減るため、ノドの渇きがなく、水分の摂取量が減ります。
ですので、意識してこまめに水分をとるようにしてください。
腸の動きが悪くなると、腸が位置する部分、つまり腰周辺の筋肉も硬くなり、腰痛を引き起こしやすくなります。
正月に食べ過ぎ飲み過ぎとなるのは避けられないことですので、素早くリカバーできるように、今回、初回させていただいたことがみなさまの助けになれば幸いです。
もし、それでも腸の調子が悪いようでしたら、お近くの病院や治療院で、治療を受けられることをおすすめします。
当院でも、腸の不調に関する施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他に胃腸の不調への対策に関するブログを書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広