- Blog記事一覧 -遠征が続いてから夜中に何度も目が覚めるの方ための睡眠対策
40歳代女性の方がご来院されて、
「子供の遠征で、毎週末あって」
「朝の3時とか4時とかに起きることが多くて」
「朝早く起きなくてもいい日にまで、何度も目が覚めてしまうんです」
というご相談をいただきました。
今回来院された方のように、生活リズムを崩して、睡眠に障害をきたしてしま方は少なくありません。
そこで今回は、そうなった理由、対処法などを紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、夜中に何度も目を醒めてしまうような睡眠状態を解決することができます。
さらに詳しくそのようになった過程をお聞きしていきました。
夜中に何度も目が醒めてしまって、お困りなことはなんですか?
「仕事中に眠たくて眠たくて、特にお昼が」
睡眠がそのような状態になってお体に変化が出ましたか?
「疲れが取れなくて」
「肩も痛いし、腰も痛いし」
何か睡眠対策とかされましたか?
「できるだけ早くは寝ようとはしてるんですが」
とのことでした。
生物は、朝、日が上り夜に日が沈むといった1日の変化に連動して、体の機能を変化させます。
それは「体内時計」と呼ばれれ、体温やホルモンを変化させて、昼間は活動的に、夜は休ませます。
その中に睡眠も組み込まれています。
人間の体内時計は、実は25時間です。
それを24時間に調整するのは、脳へ日の光や夜の暗闇、食事や運動などといった刺激を規則的なリズムで送ることが必要となります。
脳はその刺激によって、ホルモンを分泌して体内時計を調整し、体の状態をお昼や夜にふさわしい体の状態にします。
体内時計の調整がうまくいけば、睡眠もいい状態になります。
今回ご来院された方は、遠征のために寝ているべき時間に起きることを繰り返しました。
そのために、脳がその時間は起きる時間帯だと覚えてしまます。
結果、遠征がない時でも目が覚めてしまうわけです。
睡眠がうまくいかないと体の回復する時間帯が取れず、疲労や肩腰の痛みを引き起こしてしまう悪循環を引き起こしてしまいます。
体内時計を調整するのにポイントの2つ。
「自律神経のスイッチング」
「セロトニンホルモンの分泌促進」
です。
自律神経は、体を活動させる交感神経と体を回復しリラックスさせる副交感神経とがあります。
このスイッチングがうまくできないと、お昼に仕事や家事をするやる気モードや夜中の睡眠や回復モードがうまく働きません。
交感神経と副交感神経といった2つの自律神経のオンオフの切り替えが、睡眠をスムーズに取るためのポイントとなります。
では、自律神経のスイッチングをうまくするにはどうしたらいいのでしょうか?
自律神経は言葉の通り、自動的に動く神経なので、意識的には動かせません。
しかし唯一調整できるのが、
「呼吸」
です。
息を吸うと交感神経が動き、息を吐くと副交感神経が働きます。
例えば、ため息つくと体が緩んだ感じがしませんか?それは副交感神経が働いて、体がリラックスした証拠です。
呼吸はできているように思いますが、お身体を見せていただくと、呼吸が浅い方が多いです。
呼吸を自然にスムーズにするためには、呼吸するための関節や筋肉のを整える必要があります。
体が整い、呼吸がスムーズにできるようになれば、自律神経のスイッチングがうまくいき、睡眠も促進されます。
睡眠に関わるホルモンの一つに、「メラトニン」というホルモンがあります。
この「メラトニン」が夜に分泌されることで脳に睡眠を誘導するように働きます。
この睡眠を誘う「メラトニン」を作る材料として、「セロトニン」というホルモンがあります。
この「セロトニン」というホルモンが不足すると、「メラトニン」がつくれず睡眠に障害が出ます。
ですので「セロトニン」が作られやすい体づくりがいい睡眠を取るためのポイントとなります。
では、セロトニンの分泌を促進するにはどうしたらいいのでしょうか?
セロトニンは、重力に対抗する筋肉が正しく働くことで分泌が促進されます。
つまり、体の歪みや姿勢が悪いとセロトニンの分泌が悪くなります。
体が整った状態でしたらセロトインの分泌は促進され、睡眠も促進されます。
このような理由から、夜中に何度も目が覚めてしまう方は、まずお近くの治療院でお身体を整えることをお勧めします。
そうすることで、自律神経のスイッチングやセロトニンの分泌しやすい体となり、自然と質のいい睡眠を取ることができます。
体が整った上で、ご自宅でできるセルフケアとして、
「腹式呼吸」
をお勧めします。
やり方は簡単です。
寝転んだ状態で結構ですので、お腹に手を当てて、
①お腹を凹ませながら、口から息をゆっくりできるだけはきます。
②お腹を膨らませながら、鼻からゆっくり吸ってください。
①、②を5回ほど繰り返してください。息を吐くのも吸うもの、ご自身ができる限りでいいので、無理せず行ってみてください。
当院は遠征で生活リズムを崩して睡眠障害がでている方に対しての治療を行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。
当院は遠征で生活リズムを崩して睡眠障害がでている方に対しての治療を行なっております。
当院で治療を受けていただき、体を整えることで、夜中に何度も目が覚める睡眠状態を緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
治療後は、
「今日みてもらうの待ってたんですよ、あ〜スッキリした〜」
と感想をいただきました。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広