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腰の圧迫骨折の原因は?症状や治療法は?

2023.03.21 | Category: 予防,体操・ストレッチ,肩こり,腰痛

 

来院される患者様から、ご友人が腰の圧迫骨折になったことで、この骨折について質問を受けました。

ご友人からお話を聞いて、自分もならないかと不安に思われたそうです。

私の60歳代女性の友人も、転んで腰が痛くなって、ぎっくり腰かと思って病院に行ったら腰の圧迫骨折の診断され、驚いたという体験談を聞いたことがあります。

腰の圧迫骨折は、「いつのまにか骨折」とも呼ばれるほど、サイレントな骨折ですので、ご自身での判断が難しくことが多いです。

そこで今回は、「腰の圧迫骨折」について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、腰の圧迫骨折への対処ができるようになります。

 

 

腰の圧迫骨折について

 

圧迫骨折とは?

外部からの圧力で、腰の骨が潰れてしまうのが圧迫骨折です。

 

症状

寝返りや起き上がりといった、体を動かすと強い痛みを感じることが特徴です。

 

発症しやすい年齢・性別

高齢者、閉経後の女性

 

原因

尻餅、転倒といった大きな衝撃を腰にかかったときだけでなく、咳やくしゃみ、重いものを持ち上げるなど生活の何気ない動作でも引き起こされることもあります。

 

2次的な症状

1箇所圧迫骨折を起こすと、続けて前後の背骨も圧迫骨折を起こす場合が多い。そのため、背中が丸くなったり身長が低くなる場合があります。

 

圧迫骨折による影響

圧迫骨折によって腰が曲がり、姿勢が悪くなることで、肺活量の低下や、体の機能が低下してしまうこともしばしばあります。

 

専門医にかかる判断基準

・尻餅をついた

・思いものを持ち上げてから痛い

・朝起き上がる時に痛い

・痛くて寝返りが打てない

・背中が丸くなった

・咳やくしゃみをした時に痛くなった

など当てはまれば、一度病院で検査を受けてください。

 

検査方法

まずは病院でのレントゲン検査から。

ただ発症直後は、レントゲンでもうつらないことがあります。

数日空けて再度レントゲン検査を行うか、MRIやCTでより精密な検査が有効とされています。

 

治療法

現在の圧迫骨折の治療法としては、コルセットをして腰の安静を確保して、自然と固まるまで待つ方法が主流です。

 

治療期間

治癒には1〜3ヶ月ほどかかるとされています。

 

圧迫骨折にならないためには

骨を強くする方法として、適度な運動、バランスの良い食事、太陽に当たることがあげられます。

また、杖をつく、家の中の段差を減らす、スリッパを履かないなど転ばないための工夫をすることも有効です。

 

 

腰の圧迫骨折部分が固まった後の後遺症

腰の圧迫骨折はどうしても歪に背骨が固まることが多いです。

そのことで、背骨が前や横に歪んでしまいます。

それを支えるために、筋肉や関節により負荷がかかり、体に歪みが生じます。

腰の圧迫骨折部分が治り、腰の痛みがせっかく軽減しても、お尻や足、肩こりなども発症することも少なくありません。

ですので、より快適に日常生活を送るためにも、腰の圧迫骨折の2次的に後遺症がでないためにも、できるだけでいいのでウォーキングや体操など軽い運動をするか、お近くの治療院で体を整えることをお勧めします。

 

 

腰の圧迫骨折後のメンテナンスへの当院の治療の流れ

 

当院もこの腰の圧迫骨折部分が固まった後のメンテナンス治療を行なっております。

当院では、

①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。

②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。

③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。

④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。

⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。

といった流れで、治療をさせていただきます。当院で治療を受けていただき、体を整えることで、腰の圧迫骨折の影響で起こるお体の痛みを緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。

 

 

まとめ

 

当院でも腰部の圧迫骨折後に、家事や趣味を以前と変わらす行いたいというご希望から、メンテナンス治療を2週間に1度や1ヶ月に1度受けにこられる方もいらっしゃいます。

腰部の圧迫骨折後にお体にお困りごとがございましたら、当院にご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広


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