- Blog記事一覧 -ゴールデンウィークを車で旅行する際に運転で疲れないための3つのコツ
今年のゴールデンウィークの国内旅行者数は、前年に比べて約150パーセント増の見込みだそうです。
ゴールデンウィーク旅行の移動手段には、
車 65.8%
電車 41%
飛行機 16.1%
バス 4.8%
船 1.6%
と、ダントツで車が利用されるという統計報告がされています。
西日本高速道路公団によると、最大40㎞の渋滞が発生するとも予測されています。
そうした統計を見ていくと、コロナ禍で制限されていた外出が解禁ムードになっているのを感じられますね。
しかし、ゴールデンウィーク中の車による移動は、道路が賑わうだけに、運転される方の負担も増えそうです。
そこで今回は、ゴールデウィークの車による旅行で、運転される方が疲れないためのコツを紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、運転による疲れを抑え、より安全に楽しく旅行ができます。
長時間・長距離の運転による疲労要因を調査したところ、
①狭い道やカーブ、一時停止や信号の多い道路など、頻繁に細かく運転の操作するため
②車間距離や割り込みなど、他人の運転車両の動きを注意するため
③同乗者とのけんかや目的地を探しながらの運転など、運転に集中できないため
④街灯の少ない夜道や悪天候など、車外の環境が悪いため
⑤運転中によって背中や腰に痛みやコリを感じるなど、体の状態が悪いため
の5つが報告されています。
ゴールデウィークを車で楽しく安全に旅行するためにも、こういった要因を取り除くための対策が必要です。
40歳女性の方がご来院されて、
「ずっと1人で運転してて」
「疲れ果てて、帰ってから、風呂も入らず寝落ちしてもて」
「起きたら腰も肩もバキバキで…」
とご自身の状態を訴えられました。
初めていく地方に加え、子供を同乗させていたこともあり、かなり気を使って運転したそうです。
帰り道は、車の中で子供が寝てくれたので、夜の高速道路を休憩なしの5時間ぶっ通しで運転。
とにかく早く家に帰りたいと思って、ご無理をなさったそうです。
その結果、朝、起きたら左腕も上がらない、腰も前に曲げれない状態になってしまったと。
帰ってからよく寝たのに、次の日の方が体が痛くてしんどくて、まずいと思いご来院されたとのこと。
診させていただいたら、そうおっしゃるだけあってかなり体に歪みがでており、お体をリカバーするのに治療を3回要しました。
長時間・長距離運転を頑張りすぎると、これだけ体に影響がでるのかと、よくわかった症例でした。
運転によって疲れすぎないためにも、以下の3つのことを行なってみてください。
目的地まで無理のないドライブプランを立てておくことが大事です。
そうすることで、運転するのに困難な道を避けたり、道に迷わず運転できるなど、前述した疲労要因①、②、③を回避することができます。
ドライブプランを立てる目安としては、
1日の運転時間は、8時間まで
1日の走行距離は、高速道路なら500kmまで、一般道なら250kmまで
と運転条件を入れて計画を立ててください。
疲労要因④、⑤を回避するためには、休憩することで心身をリフレッシュする必要があります。
休憩する目安としては、
高速道路は運転を2時間おき
一般道路は運転を3時間おき
休憩は30分とる
としてください、
また、運転して3時間立っていなくても、
・眠気を感じる、目がジョボつく
・標識の見落とす、他車の動きへの反応が遅れる
・頭が重い、手足がだるい
と感じたら疲労のサインですのですぐに休憩をとってください。
運転で座った状態が続くと、筋肉が硬くなることで、血流も悪くなり疲労の原因となります。
疲労要因⑤への対策としても、運転の休憩中は体を動かしほぐすようししてください。
特にほぐして欲しいのは、背中、股関節、お尻の3箇所です。
上記のイラストのように、肩甲骨を意識して、腕を伸ばしたり回したりすることで背中がほぐれてきます。
上記のイラストのように、前足を大きく前に踏み出して、股関節を伸ばしてください。
股関節は、重要な太い神経や血管の通り道ですので、ほぐすことで疲労回復を促進します。
上記のように、膝の上に足を乗せ体を前に倒し、お尻お筋肉にストレッチをかけてください。
お尻は体を支える働きをしてくれています。
ですので、お尻の柔軟性を高めると、疲れにくい体となります。
旅行で車を使うと、小回りが効くし行きたい場所の範囲が広がり、とても便利です。
しかし、長距離・長時間運転によりお疲れで来院された当院の実例のように、運転で無理をされるとリカバーに時間がかかってしまいます。
今年のゴールデンウィークは、コロナ禍の制限からようやく解放された感があります。
そんなゴールデンウィークを利用して車で旅行される方々、特に運転手の方が少しでもお体に負担がかからないように、今回のブログがお役に立てれば幸いです。
疲労対策のブログも書いております。
リンクを貼っておきますので、こちらもよろしければご参考になさってください。
https://sekkotsushinkyu-jingyu.com/post/post-category/%e7%96%b2%e5%8a%b4
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広