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腰が痛いときは寝る姿勢は、横向き?仰向け?うつ伏せ?

2023.03.09 | Category: 予防,姿勢,睡眠,腰痛

「右を下にして寝てるんですが、これって寝方が横向きだから腰が痛くなるんですか?」

と腰痛をお持ちの70歳女性の方から、晩にベットで寝る時の体勢についてご質問を受けました。

そこで今回は、腰痛の方が寝る時にどのような体勢が良いのか?

また、横向き、上向き、うつ伏せといった各寝方のメリット・デメリットについて紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、寝方が腰痛にかかわるのかという疑問を解消することができます。

 

仰向き、横向き、うつ伏せ、寝る姿勢のメリット・デメリット

 

「普段寝ているときは、体の向きはどのようにしていますか?」という調査で、

 

「仰向き」  40%

「横向き」  47%

「うつ伏せ」 9%

「その他」  4%

 

という結果がでました。

寝ている姿勢は、

 

・脳

・心臓

・背骨の安定

・ホルモン

・関節や靭帯

・呼吸

・筋肉

・血圧

・消化

 

などさまざまなことに影響します。

では、仰向き、横向き、うつ伏せといった寝方は、どんなメリットがあって、デメリットがあるのでしょうか?

 

「仰向き」で寝る

メリット

・背骨が安定した状態になる

・胃酸が逆流するような消化器系のトラブルを予防できる

デメリット

・睡眠時無呼吸症候群の原因になる

・酸素の取り込みが低下することで代謝が低下する

 

「横向き」で寝る

メリット

・胎児のポーズとなるため本能的に安心感がでる

・呼吸がしやすい

・左を下に寝ると胃酸の逆流が防げる

デメリット

・体の重みで下にした体の部分の血管や神経を圧迫して、痺れや血流障害を起こす

 

「うつ伏せ」で寝る

メリット

・小さいいびきや無呼吸症候群を一部防ぐことができるデ

メリット

・背骨に歪みがでやすく、肩こりや腰痛の原因となりやすい

 

 

腰痛予防には寝方より寝返り環境

腰痛の方がどんな寝方がいいのか?

結論から言いますと、

 

「どんな寝方でも、寝やすい体勢で良い」

 

ということになります。

というのも、各寝方に、メリットとデメリットがあるものの、一晩寝ている間に、寝返り平均で20回ほど行います。

ですので、同じ体勢でいることがないので、メリット・デメリットが相殺されていきます。

もっと言えば、腰痛の方は寝方よりも、寝返りが打ちやすい睡眠環境を整える方が大事ということになります。

起きている時もそうなのですが、ずっと立ちっぱなし、ずっと座りっぱなしといった同じ姿勢でいることは、どんなに正しい姿勢でも同じ筋肉を使うので、疲れるし痛みが出てしまいます。

寝る時も同じで、例えば、ぬいぐるみやペットと寝ているとか、ベット幅が狭いとかで寝返りが打ちにくい環境ですと、寝返り回数うが減ることで同じ姿勢の時間帯が増え、体が痛くなっていきます。

 

 

腰が痛くなるのは「寝方」より「睡眠の質」?

睡眠と腰痛の関連性についての論文では、「睡眠の質」が腰痛に関わってくると報告されています。

寝つきが悪い、途中で目が覚めやすい、寝起きが悪いなど「睡眠の質」が悪い方ほど、腰痛を発症している率が高いそうです。

「睡眠の質」を上げるには、自律神経の働きや血流を良くする必要があります。

その方法の一つとして、体の歪みを整えることがあげられます。

体を整えることで、自律神経の働きや血流を良くする→睡眠の質を良くする→腰痛が緩和といったループを作ることができます。

当院も睡眠の質を上げ、腰痛を良くするための治療を行なっております。

当院では、

①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。

②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。

③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。

④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。

⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。

といった流れで、治療をさせていただきます。当院で治療を受けていただき、体を整えることで、腰の痛みを緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。

 

 

まとめ

腰痛にならない寝方というのは存在せず、ゴロゴロと寝返りをうつかうてる環境づくりに重点を置いていただければ幸いです。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広


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