- Blog記事一覧 -「座っていると腰が痛くて、ついつい足を組んでしまう…」
こんにちは。ひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
座っていると腰が痛くなって、何気なしに「足を組んでいる」ことはないですか?
なぜ、足を組んでしまうのかをお聞きすると、
“気が付いたら、組んじゃっているんだよね”
“組んだ方が、座っていてもしっくりくる”
“普通に座っていたら、腰が楽になる感じで、つい”
などいう理由。
そして、足を組むと、体が歪んでしまわないかな?という疑問や不安もお持ちだと。
そこで今回は、座っていると腰が痛いから、足をよく組んでしまうクセがある方の実例と、そうなる理由、対処法などを紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、足を組むことに対する疑問や不安を、解決することができます。
「座って書き物していると、最近、腰がすぐ痛くなるの…」
と、ご自身の状況を話はじめられ、さらに詳しくそのようになった過程をお聞きしていきました。
コロナで外出が減り、ご自宅で、趣味の書き物をする時間がついつい多くなった。
そのためか、今年の冬あたりから座っていると、すぐに腰が痛くなってくる。
そうなると、自然と足を組んで座ると楽な感じがして、そう座ってしまうことが多い。
腰痛へのケアとして、湿布を貼ってみたが、特に効果がでなかった。
テレビでも足を組むと体が歪むといっていたし、このままこの状態でいいのか不安だし、でも普通に座っていたら腰が痛いし。
書き物の趣味は続けたいので、それら諸々、どうにかしたくて来院されたとのことでした。
足を組みたくなるのは、腰のストレッチをしたくなるから?
座っている姿勢は、立っている時に比べて、楽な感じがしますよね。
しかし実は意外なことに、座っている姿勢は、立っている時より、
“1.4倍”
の負担が腰にかかっています。
それだけ負担のかかる座る姿勢が長時間に及ぶことで、腰が硬くなり、腰痛が引き起こしやすくなります。
そうして、それを回避しよと、
“足を組むことで腰のストレッチする”
という行動をしてしまうのです。
それなら、腰痛ストレッチとなる足組みは、いいことでは?と思われるかもしれません。
確かに足を一時的に組むことは、固まった腰に刺激を与えて、痛みを緩和する作用があります。
しかし、雑巾を絞るように、足を組むことは、腰をガッツリ捻っている状態なので、長時間その姿勢を続けると、腰を歪めてかえって痛めてしまいます。
腰の歪みは、それをカバーするために、肩や腰・ひざやふくらはぎなど体全体の歪みを引き起こし、体調を崩す原因にもなります。
では、どうすればいいのか?
もともと、ストレッチはすればするほど体がやわらかくなるというわけではないのです。
一つの箇所をストレッチするにつき、“20秒以上やっても効果がない”という研究報告がされています。
ということなので、
“腰痛ストレッチとして足を組むのであれば、20秒まで”
にしてみてください。
20秒といってもカウントするのも難しいですし、座っていると意識せずに気が付いたら足を組んでしまっている方も多いと思います。
ですので、ご自身が足を組んでいたのに気が付いたら、
“足を組むのを解いて、足を下ろす”
ことを心がけてください。
単純ですが、足を組むのをストレッチとして捉えるなら、この方法を取り組むことで、腰痛を緩和することができます。
足を組むのがどうしてもやめれず、むしろ足を組んだほうが座りやすいようでしたら、腰だけでなく、体全体に歪みがでている場合があります。
その場合は、「体が歪んでいる」部分をしっかり見極めて、適切な箇所に適切な施術を施す必要があります。
そのために、専門的な治療院で、「体の歪み」がどこにあるのかを診てもらうことをお勧めします。
当院もこの「体の歪み」に対しての治療を行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。
当院で治療を受けていただくことで、痛みを緩和し、「体の歪み」を整え、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
今回ご来院いただいた患者様からは、
「腰が伸びるし、なんか軽い‼︎」
「真っ直ぐに立ててる感じがする」
「色々質問しても、丁寧に答えてくれて、安心した」
というお喜びの言葉をいただきました。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広