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コロナウイルスの感染する経路は?対策は?

2020.05.06 | Category: 予防,新型コロナウイルス

感染経路が不明というニュースをよく見ます。

 

これは誰からコロナウイルスをうつされたのかわからないということです。

 

しかし誰からうつされたかわからなくても、新型コロナウイルスが自分に届いて侵入する経路はわかっています。

 

その経路を知り避けることが感染防止となります。

 

そこで今回、感染の経路とそれを避けるためのポイントを解説していきます。

 

このことを知っていただくことで、感染のリスクをより下げることができます。

 

 

 

感染の経路は?

現在、確認されている新型コロナウイルスの感染のルートは2つあります。

 

①飛沫感染

ウイルスに感染した人が、咳やくしゃみ・会話をすることでウイルスを含む唾(つば)がとびちります。

これを健康な人が吸い込み、体の中にいれることでウイルスが感染してしまう経路です。

 

②接触感染

咳やくしゃみ・鼻水などウイルスのついた手で、机・ドアノブ・スイッチ触りウイルスを物に移します。

そのウイルスがついた机・ドアノブ・スイッチなどを別の人が触れ、その手で自分の口や鼻を触ることで体内にウイルスが侵入して感染する経路のことです。

 

 

感染経路の防止は?

①飛沫感染の対策

主な対策は3つで、

 

・密集・密接・密閉の場所、いわゆる“三密”を避けることです。一部屋当たりの人数を減らすことが必要です。

 

・咳やくしゃみが飛び散る距離は、2メートルといわれます。この基準は2メートル飛んでいる間に唾の水分が減り地面に落ちてしまい、人に届かないことから推奨されています。

 

・外出時は正しい方法でマスクを着用する。マスクの正しい着用法については、当院のブログ(https://sekkotsushinkyu-jingyu.com/post/post-2479)に書いておりますので、参考にしてください。

 

 

②接触感染の対策

接触感染の肝は、指や手のひらをどのように清潔にたもつかにかかってきます。その主な方法は3つで、

 

・こまめに手を手洗い・消毒する。指や手で物を触った際にはこまめにおこなってください。

 

・手の甲や肘で触れるもの・動かせるものがあれば使う。ウイルスが移りやすい指や手のひらを使わないでいい動作があれば、意識しておこなう。

 

・マスクをすることで、ウイルスのついた手を口や鼻にふれさせない。人は無意識に口や鼻を手で触ってしまうことが多いので、それから守るためにもマスクをする価値はあります。

 

 

感染経路から見えるウイルスの弱点

新型コロナウイルスの経路から、遮断する方法も見えてきます。

 

①コロナウイルスは乾燥に弱い

咳やくしゃみで飛び散るとき、2メートルでつばの水分が減少して地面に落下します。落下してしまえば、空気に新型コロナウイルスはただよえなくなりますので、感染するリスクは減ります。

新型コロナウイルスは乾燥に弱いとも言えます。つまり湿度・気温が重要なポイントとなります。

厚生労働省の空気環境の基準としては、

 

・温度:17度以上28度以下

・湿度:40%以上70%以下

 

と提言しています。ただし温度に関しては、室内の温度に対して屋外の温度を低くする場合は、その温度差をあまり多くしないことがすすめられています。

 

②手についたウイルスを減らす

新型コロナウイルスの構造は、脂の膜で包まれています。この油の膜を壊すことで、ウイルス自体の感染力を減ります。その脂の膜を壊す薬剤としては、

 

・界面活性剤(石鹸や洗剤に含まれている成分)

・60~80%アルコール

・次亜塩素酸水

 

などがあります。最近はなかなかアルコールや次亜塩素酸水は手に入りにくいですが、石鹸に関しては十分手に入れることができます。石鹸をつかってこまめに手洗いすることで、十分新型コロナウイルスの感染ルートを遮断できます。

 

 

 

まとめ

新型コロナウイルスの感染経路をまとめると、

 

・人が飛ばした唾が、自分の口・鼻でキャッチすることでウイルスは侵入する

・指や手のひらを介して、口や鼻から侵入する

 

ということになります。このようにウイルスは目に見えないものなので、自分の体内にウイルスが入るルートをイメージしておくことは大変重要なことです。

 

それを想像しながら感染防止の対策をしながら生活するのは、非常にストレスになるかもしれません。ですから、

 

・長時間の人込みを避ける

・手をこまめに洗う

 

この2点だけ絞ってまずは生活を送っていただいたらどうでしょうか?この2点は言ってしまえば、風邪やインフルエンザと感染予防と同じです。

 

今回、新型コロナウイルスの感染経路を紹介させていただいたことで、皆様の感染予防に役立てていただければ幸いです。

 

柔道整復師・鍼灸師 久木崇広 監修


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