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マスクの正しいつけ・はずし方は?注意点は?

2020.05.05 | Category: 予防,新型コロナウイルス

新型コロナウイルスの感染拡大で、厚生労働省はマスクの着用をすすめております。

https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/cough_etiquette.pdf

 

マスクの入手が困難の中、ネットで探し回って苦労されて手に入れたり、一所懸命に手作りされたりと予防意識の高さは素晴らしいことです。

 

しかしせっかくそのように入手されたマスクも、着けるとき脱ぐときの正しい方法・正しい手順でおこなわないと効果が落ちてしまいます。

 

そこで今回は、マスクの正しい着脱法とそれとともに合わせておこなうことでより効果が上がる方法を書いていきます。

 

これを知っていただくことで、新型コロナウイルス感染予防をより強化し、ご自身を守ることができます。

 

 

マスクをする目的

厚生労働省からもマスクを着用することが進められています。マスクをする理由として、

 

 

①ウイルスは、鼻や口から侵入することが多いことから、侵入を少しでも減らすために着用します。

 

②咳やくしゃみなどをすることで、唾(つば)やしぶきに包まれたウイルスがまき散らすのを、少しでも防止のためにも着用します。

 

③人は1日何回もウイルスのついた手で口や鼻を触りますので、手から口・鼻へのウイルスの侵入を防ぐために着用します。

 

 

①②のマスクでウイルスの出入りを防げのに有効かどうかは、科学的には議論が分かれるところです。しかし少なくとも③は有効です。

 

ウイルスの侵入の可能性が少しでも減らせ、エチケットという面においてもマスクは着用が必要です。

 

 

使い捨てマスク着用の注意点

使い捨てのマスクには、

 

“上”

“下”

“表”

“裏”

 

があります。

 

上下表裏の基準は製造会社によって色々です。まず最初はマスクについている説明書をしっかり読んでください。

 

しかし最近は説明書が付いていないものも多いです。ですから、基本的な見分け方は、

 

①上・下

「ノイズフィッター」と呼ばれる、触ると固いワイヤー部分が入っている方が上、つまり鼻側です。ついていない方が、アゴ側になります。

 

 

②表・裏

マスクには「ブリーフ」と呼ばれるヒダがあります。このヒダのつき方は、上から下にむかってついているものや真ん中部分から上下に開くものなどタイプが色々あります。

 

 

基本的には、ヒダが凸になっている面が表、凹になている面が裏になります。

見た目で変わりにくいようでしたら、マスクを上下に引っ張ってヒダを伸ばしてみてください。

そうすると、写真のように表となるべき面が凸状に前に膨らみます。

この凸のふくらみを表にすることで、顔にマスクがフィットします。

 

 

 

マスクの装着

①「ノイズフィッター」と呼ばれる、触ると固いワイヤー部分を、表面が凸になるように折ります。

 

 

②マスクの上下を指でつまんで、上下にマスクを広げる

 

 

③耳にかけるゴムの端をもって耳にかける

 

 

④ノイズフィッターをつまんで、自分の鼻にフィットするように調節する

 

 

⑤マスクの下の部分は、あごを包むように下にさげる

 

 

 

使い捨てマスク外すときの注意点

①マスクのヒモの端をもって外す

 

 

②マスク本体を触らずに、ヒモだけを持った状態でごみ箱に捨てる

 

 

③マスクを外した後に、ウイルスがついている可能性のある顔と手を洗う。

 

 

 

マスク着用時の注意点

①マスクの表面は一番ウイルスがついている可能性があるので、触らない。触った際にはこまめに触った手を消毒してください。

 

 

②一時的にマスクを外すときには、ひもをもってしっかり外す。あごの下にずらすと、マスクの表面に付着したウイルスが裏(内面)に侵入してしまう可能性があります。

 

 

③マスクを鼻・口が隠れるように覆う。顔とマスクの間に隙間ができないよう、フィットさせるように着用する。

 

マスクの消毒

①使い捨てマスク

最低でも着用は1日で廃棄してください。マスクは現在のところ手に入りにくく節約したい気持ちもわかります。しかしウイルスが増殖している状態のマスクをすることで、かえって感染リスクを上げてしまします。

 

どうしてもマスクがなくて捨てられないということでしたら、コロナウイルス生存期間である3日間のあいだ日光に当てて干し、何枚かローテンションしながら使うという方法もあります。

 

②布製マスク

コロナウイルスの殺菌には、ほとんどの洗剤に入っている界面活性剤が有効です。紫外線もコロナウイルス殺菌には有効なので、しっかり洗濯をして日光にあてて干す。もしくは、98度以上の沸騰消毒を15分以上おこなう。コロナウイルスにとって湿気は生き延びる温床となりますので、どちらもしっかり乾かすことが重要になってきます。

 

 

 

マスクの作り方

マスクの高額販売は禁止されましたが、薬局・ホームセンターでもなかなか手に入りません。ネットで時間をかければ手に入りますが、一枚70~100円前後の価格となっています。長期的に見れば出費がかさみます。

 

口と鼻を覆う目的ですので、手作りでも十分マスクとして機能します。

 

マスクの手作り方法は、縫う必要のないものからこったものまでネットで多数上がっております。文部省のサイトでマスクの手作りサイトがありましたのでまた参考にしてみてください。

https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/mext_00460.html

 

 

 

まとめ

自分や家族が新型コロナウイルスに感染してしまうのではないのかという不安が毎日あるというのは、大変つらいものです。

その不安を少しでも軽減するには、マスクは重要なアイテムです。

今回、紹介させていただいた正しいマスクの着脱方法をしていただくことでマスクを使いこなし、感染予防につなげていただければ幸いです。

 

柔道整復師・鍼灸師 久木崇広 監修


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