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「天候の崩れに対する頭痛の3つの予防法」

2018.09.19 | Category: 頭痛

夏や秋は台風やにわか雨により、急に天気の崩れる日が多くなりますね。

 

そんな急激な天候が崩れるで、頭痛がおこり体調を崩される方がいらっしゃいます。

 

これは「気象病」といわれるものです。

 

実際、敏感な方でしたら兵庫県から遠く離れた九州に台風が上陸するぐらいから、頭痛を訴え来院される方がいらっしゃいます。

 

特に夏の終盤から秋の初めは、天候の変化は激しく「気象病」が発症しがちです。

 

そこで今回は、「気象病」による頭痛の原因とその対策を紹介させていただきます。

 

このことを知っていただくことで、天候の変化による頭痛への対策をとりやすくなります。

 


天候の変化により頭痛を引き起こす「気象病」の原因はずばり、

 

“空気の重さの変化”

 

からきています。

 

よく天気予報で低気圧や高気圧という言葉を聞きますよね。この気象用語での「気圧」というのは、簡単に言ってしまえば、空気の重さをあらわしているのです。

 

空気に重さなんかあるの?と思われるかもしれません。空気が地球の重力によって圧縮されて安定しているので、陸上では不自由なく酸素が吸えます。ただその空気への重力の圧縮が、空気の重さとなります。

 

空気の重さは1リットルあたり1.3グラム。1メートル×1メートルの正方形のなかには、10トンもの空気の重さがのしかかってきます。これは大きいアフリカゾウが1頭乗っている感じです。

 

また、私たちの体表には外から、成人男性で約16トン・成人女性で約14トンの空気の重さがかかっているともいわれています。

 

これほど重たいものがかかっているにもかかわらず、人間が潰れないでいるのは、身体の内側から同じぐらいの圧力で押し返しているからです。

 

気圧が高く成ったり低くなったりする天候の変化は、空気の重さが軽くなったり重たくなったりします。この変化によって、身体はその空気の圧力に押しつぶされたり引っ張られたりしないように、細かく対応しなければなりません。

 

天候の変化に対して身体か対応するためには、その情報を感じ取るセンサーが必要です。

 

身体には気象の変化を感じ取るセンサーは、これは研究段階であるのですが、耳の中にある体のバランス・平衡感覚をつかさどる「内耳」といわれる部分にあるといわれています。

 

このセンサーが感じ取った情報に対して、身体が順応できないと、頭痛の他にめまい・吐き気なども起こり気象病が発症します。

 

普段から、

 

①車に酔いやすい

②のぼせやすい

③夕方になると集中力がなくなる

④寒暖差に弱い

⑤ストレスがあると眠れなくなる

 

というような症状が普段から3つ以上ある人は、天候の変化に対応できにくいとされています。

 

天候の変化に対応できにくい方は、言い換えると自律神経が乱れやすい方です。

 

自律神経とは、暑いときには汗をかき体温を下げ、運動の時は身体に血液を送るために心臓を早く動かし、食事をすれば消化吸収のために胃腸を動かすなど、身体を常にベストな状態にするため、無意識に身体に指令を送ってくれる神経です。

 

天候の変化に備えようと、身体に指令を送る自律神経が乱れると体調にも乱れがでます。

 

天候の乱れによる頭痛の場合は、気圧の変化により自律神経の乱れ、急激に血管を絞めたり緩めたりすることで、身体に緊急状態を知らせる痛みの神経が刺激されることで頭痛が発生します。

 

私にとって気圧の急激な変化で頭痛を感じたのは、富士山に登った時でした。富士山の頂上に着いた時は元気でしたが、頂上についてしばらくすると嵐となり、しばらくすると人生で一番といってもいいぐらい強烈な頭痛を発症しました。富士山での急激な気圧の変化で発症した頭痛が治るまで、6時間ぐらいかかり山頂付近の山小屋でぐったりしていました。ある意味、天候の乱れが頭痛につながるという貴重な体験ができました。

 


私の富士山での体験は極端な環境ですが、普段からできる天候の崩れに対する頭痛の予防法としては、

①頭痛を予想する

天候が崩れるとどうゆうタイミングで頭痛につながるかを知ることは、大変重要です。

 

天候が乱れる何日前から頭痛がでる場合もあれば、先日や数時間前の場合もあります。それを「頭痛日記」として記録につけると対処がしやすくなります。

頭痛日記のつけかたとしては、日本頭痛学会のホームページから無料の頭痛記録表がダウンロードできる

 

「頭痛ダイヤリー」

http://www.jhsnet.org/pdf/headachediary.pdf

 

が利用しやすいです。

 

頭痛日記が面倒でしたら、スマートフォンの無料アプリで天候と気圧が連動して頭痛予報をしてくれる。

 

「頭痛~る」

https://zutool.jp/

 

を参照して天候の変化による頭痛に備えることができます。

 

 

②普段から自律神経を整える

自律神経を整える方法としては、規則正しい生活を送ることにつきます。

十分な睡眠、適度な運動、栄養バランスがとれた食事、ストレスの発散といった簡単そうで、忙しい毎日では難しい生活習慣の見直しをしてください。

 

 

③酔い止めを飲む

耳の中の「内耳」は、気圧の変化のセンサーとともに平衡バランスのセンサーでもあると先ほども記述させていただきました。

 

ということは、耳の中の「内耳」にある平衡バランスセンサーが乱れたときに効く薬を飲めば、耳の中の「内耳」という同じ場所にある気圧の変化センサーの乱れにも効くということです。

 

耳の中の「内耳」の平衡バランスセンサーが狂う代表格は、乗り物酔いです。

 

この耳の中の「内耳」の平衡バランスセンサーが狂う乗り物酔いに効く薬である酔い止め薬を飲めば、気圧の変化センサーの乱れにも効く、つまり天候の変化による頭痛に有効であるという報告がされています。

 

酔い止め薬を飲むタイミングは、①で紹介させていただいた日記やアプリで予想して飲むか、頭がぼんやりし頭痛がでる予兆を感じたら飲んでみてください。

 

 

補足:それでも天候の崩れで頭痛がでたら

天候による頭痛は、頭痛の種類としては片頭痛の場合が多いです。片頭痛は血管の拡張や収縮が原因なので、お風呂なので温めると逆に頭痛がひどくなる場合があります。首の後ろや額や眉間の下などを冷やしてみてください。

 


生き物にとって台風や洪水・突風などをもたらす天候の変化は、生命の危機に直面することです。そのため天候の変化を感じる気圧センサーは必要なのでしょうが、過剰に働き過ぎると頭痛がおき、体調を崩してしまうという矛盾がでてしまいます。

 

あらかじめ天候の変化を予想し準備をすることで、頭痛を軽くすることができます。

 

 

それでも天候の変化からおこる頭痛が予防できないようでしたら、『接骨鍼灸院じんぎゅう』にご相談ください。身体を整え天候に対応できる身体作りのお手伝いをさせていただきます。

柔道整復師・鍼灸師 久木崇広 監修


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