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頭痛と吐き気が続くのは風邪ではなく首こりが原因かも?

2026.07.16 | Category: 肩こり

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

頭痛が起き、気分も悪いので、風邪でもひいたかなと思って、風邪薬を飲んでもなかなか治らないという経験はないですか?

当院でも、こういった症状で病院に行くと、首のこりが原因ではないかと医師に言われて、来院される方がいらっしゃいます。

特に、調理・製造業・スマホやパソコン操作といったうつむき加減で、長い時間、作業される方に多くみられる傾向にあります。

こういった症状が出ると、集中力や注意力が低下し、作業効率に影響が出ることも。

そこで今回は、うつむき作業による首こりで、頭痛や気分が悪くなるといいた風邪のような症状が出る理由と対処法について、わかりやすく伝えさせていただきます。

 

脳が痛みの出どころを勘違いするため

うつむき作業による首こりで、頭痛や気分が悪くなるなど風邪のような症状が出る理由は、結論から言えば、

「『首から来た痛み』と『顔・頭から来た痛み』を、脳が取り違えてしまうことがある」

ためです。

首から来た痛み信号と顔・頭から来た痛み信号は、脳へ向かう途中で、いったん同じ中継地点に集まり、脳へ伝わります。

この「いったん同じ中継地点に集まる」ことで、脳は痛みが首から来たのか頭から来たのかを区別しにくくなり、痛みの出どころを取り違えることがあります。

具体的に言えば、

・本当は、首の周辺組織が原因なのに、脳が「こめかみ」や「目の奥」などの顔や頭周辺組織からの痛みだと勘違いする

・本当は、「こめかみ」や「目の奥」などの顔や頭周辺の組織が原因なのに、脳が「首から来た痛み」だと勘違いする

ということが起こりえます。

このような仕組みによって、頭痛が起こると、それに伴って、気分が悪くなったり、だるさを感じたりすることがあり、それが風邪をひいたと勘違いしてしまうことがあります。

 

今すぐできる対処法

うつむき姿勢で、特に、負担がかかるのが、首の上部、つまり、頭と首の境目(髪の毛の生え際)あたりです。

この首の上部の筋肉や関節・靭帯などの組織をケアすることが重要です。

そのために、今すぐできることは、

『首の後面にホットタオルやホットパックを当てて温める、もしくは、湯船に首まで浸かる・温水のシャワーを首を集中的に当てて温める』

『背筋を伸ばして座り、人差し指を軽くあごに当て、あごを真後ろへスライドさせるようにゆっくり引き、首を反らさず頭頂部が上へ伸びる姿勢を作り、そのまま20秒間保ち、これを3~5回繰り返えす。』

 

『背筋を伸ばって座り、両手を後頭部に軽く添え、手で引っ張るのではなく、腕の重みを利用しながら、うなずくように頭をわずかに前へ倒し、後頭部と首の境目が心地よく伸びる位置で10~20秒保つ。』

以上のことをするだけでも、症状が軽くなることが期待できます。

うつむき作業でどれぐらいの負荷を首にかけるのか?

頭の重さは、一般の成人は、約4~5kgあるとされています。

この頭の重さのイメージとしては、ボーリング玉程度の重さ。

重たい頭は、首の上にのっており、頭が垂れすぎないように支えています。

耳が肩のラインと揃うような姿勢でいれば、頭の重さを支える首の負担は、頭の重さである約4~5kgの最小限で済みます。

しかし、うつむくと、頭が前に垂れて、その角度が大きくなればなるほど、頭の重さである4~5kgの負担が済まず、どんどんと増加します。

具体的に数値を上げていくと、0°のうつむきのない状態の負荷が約4~5kgになるのに対して、
・15°うつむくと:約12kg

・30°うつむくと:約18kg

・45°うつむくと:約22kg

・60°うつむくと:約27kg

ということが、頭部の重量とうつむく角度から算出した生体力学モデルによる推定値です。

うつむく姿勢が続くと、これだけの負荷がかかり続けるため、首の筋肉や関節・じん帯などの組織に疲労が発生して、支えるのが困難になるため、その警告として首の痛みが発生します。

うつむき姿勢での首にかかる負荷は、特に、首の上部(頭と首の付け根)に大きくかかります。

この首の上部の背骨から出ている神経(上位頚神経C1~3)は、首から後頭部の痛みの信号を、脳に伝えます。

この信号は、直接、脳に伝わるのではなく、いったん、中継地点(三叉神経頚髄複合体)に伝わります。

そして、顔から前頭にかけての痛みを伝える神経(三叉神経)が伝える痛みの信号も、直接、脳に伝わるのではなく、いったん、中継地点(三叉神経頚髄複合体)に伝わります。

そうすると、上位頚神経と三叉神経からの痛みの情報は、中継地点(三叉神経頚髄複合体)で収束するため、脳は首からの痛みを、前頭部やこめかみなど顔周辺の痛みとして認識し、それが頭痛として感じることにつながります。

頭痛がひどくなると、気分が悪くなったり吐き気を感じたりと、体調の不良も引き続いて発生し、これを風邪をひいたと勘違いするようなことも起こりえます。

 

整骨院でお手伝いできること

内科や耳鼻咽喉科など専門の医療機関に受診して、風邪ではなく、首の痛みが原因である場合は、整骨院や鍼灸院などで首の状態を整えることをおすすめします。

当院でも、首の可動域や筋肉の状態の検査はもちろん、肩や腰・股関節など全体の状態を検査させていただきます。

その上で、背骨や骨盤の調整や筋肉の緊張緩和などを治療をおこないます。

それによって、首の不調を改善して、頭痛や気分が悪いといった風邪症状のような状態を緩和させていきます。

 

専門の医療機関への受診目安

次の症状がある場合、生命の危機、いわゆる、レッドフラッグ(危険徴候)があるため、すみやかに、内科や脳外科などの専門の医療機関への受診をおすすめします。

・突然、これまで経験したことがないほど激しい頭痛

・手足のしびれや力が入らない

・ろれつが回らない

・意識がぼんやりする

・けいれんがある

・38℃以上の発熱

・首の強い硬直

・頭を打った後の頭痛や吐き気

・頭痛が日ごとに悪化する、

・がんや免疫不全の既往があり、新たに頭痛が出現

 

まとめ

「肩かぜ」という言葉は、昔からあります。

これは、首や肩がこりすぎたために、風邪をひいたときのような症状が発生することです。

調理や製造業などの仕事でうつむき姿勢をを強いられるだけではなく、今の時代、スマホやパソコンなどを触る時間も増えて、日常的にうつむき姿勢になる時間が増えました。

それに伴って、今回のような症状で来院される方も少なくありません。

このような状態を少しでも改善するために、今回のブログで紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

 

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【ブログ執筆者プロフィール】

氏 名:久木崇広(ひさきたかひろ)

資 格:柔道整復師・鍼灸師
所属院:ひさき鍼灸整骨院(兵庫県加古川市)

得意分野:肩こりや腰痛などの慢性の不調

整骨院で腰痛を治してもらったことをきっかけに、治療の道へ。

整骨院に10年以上勤務し経験を積む中で、治療に対して自分が思う理想が明確となり、2017年に地元の加古川市で開業。

痛みだけを追う治療ではなく、患者様が痛みによってなににお悩みか、また、治ることでどんな未来がご希望なのかを、話し合い共有しながら、治療にあたっております。


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