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田植えの長靴作業で起こる足のスネの筋肉トラブルと予防策

2025.06.02 | Category: こむら返り ケイレン つる,ふくらはぎ,ふくらはぎの痛み,予防,体操・ストレッチ,,栄養・食事・飲み物,歩き方,水分,疲労,立ち仕事,筋肉の損傷,筋肉疲労,筋肉痛,職業病,血流,農作業,関節

 

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

初夏に入り、そろそろ、田植えが始まる時期になってきました。

このシーズンになると、長時間、用水路の泥かきや畦の草刈り、田んぼに水を入れてすく作業などを、足元がぬれないように、長靴をはいておこないます。

そうすると、その作業の途中や作業をしたその日の睡眠中に、

「足の筋肉がつる」

ことが多くなります。

太ももの内側や後面、ふくらはや足の裏など、足がつる場所はさまざまです。

その中でも、特に、「足のスネの筋肉」がつってしまい、お困りな方が少なくありません。

そこで今回は、長靴をはいての田植えの作業をすることで、足のスネの筋肉がつりやすくなる理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、田植えのシーズンに足のスネの筋肉がつりやすくなることを予防し、スムーズに作業にあたれます。

 

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長靴をはいての活動で足のスネの筋肉がつりやすくなる理由

長靴の特徴は、

・靴のはき口がくるぶしよりも上にあり、ふくらはぎまでおおうデザイン

・足の甲の部分が、ゴムや合成樹脂などの素材で作られている

靴底の構造が、厚みと硬さがある

・靴ひもやベルトはなく、足を差し込むだけで着脱できる構造

となっています。

それによって、水や泥などの侵入を防ぎ、路面の突起物や衝撃から足を守ることができます。

その反面、活動する際に、

「足首が曲げ伸ばしする動きが制限される」

状態が強いられます。

足首の動きが悪くなると、足首の動きをコントロールする足のスネの筋肉が、伸び縮みしながら力を発揮する収縮よりも、筋肉の長さを変えずに力を発揮する収縮が多くなります。

筋肉の長さを変えないで力を発揮する状態は、バネがきかず突っ張っている状態なので、歩行時に体にかかる衝撃の吸収や前に進むための推進力が低下します。

そうすると、姿勢の保持やバランスの維持のために、足のスネの筋肉に過剰な負荷がかかり、疲労や損傷を引き起こします。

その結果、筋肉が伸び縮みを自動的に調整する機能が低下して、ちょっとした刺激が足のスネの筋肉に入ることで、けいれんを起こし、足のスネの筋肉がつってしまう現象が起こりやすくなる。

(参考文献:「理学療法士から見た足病患者に対するフットケア」)

 

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足のスネの筋肉がつったときの伸ばし方

足のスネの筋肉は、主に「前脛骨筋(ぜんけいこつきん)」と呼ばれる筋肉で構成されています。

この筋肉がつったときの伸ばし方法は、以下の通りです。

方法1:「イスに座り、スネがつった足を後ろにひいて、つま先を床につけ、そのまま、足の甲を床につけるようにしてゆっくり伸ばす」

 

方法2:「壁の前に立ち、手で体を支えて、スネがつった足を後ろにひいて、つま先を床につけ、そのまま、足の甲を床につけるようにしてゆっくり伸ばす」

 

方法3:「イスに座り、つった方の足を、もう片方の足のひざの上におき、乗せた足のつま先を手で持って、足の甲をゆっくり伸ばす」

 

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長時間の長靴をはいての作業をした際の生活習慣

長靴をはいて、田植えの準備や作業をした日に、足のスネの筋肉をつらないようにするための予防法について、以下で紹介させていただきます。

 

足を温める

長靴での作業で疲れた足の筋肉をケアするためには、足の血流を良くすることが必要です。

血流が良くなると、血液を通して、筋肉へ栄養や酸素が届けられ、回復が促されます。

そのためには、足を温めることが重要です。

足を温める方法として、足湯に足をつけたり、お風呂で湯船につかることが最も有効です。

お湯に足をつける時間としては、1520分程度を目安にしてください。

シャワーで足を温めるだけでは、なかなか、足の筋肉の深部までその温かさが届かないので、足だけでも湯船につけることが理想です。

 

水分を十分にとる

筋肉は、7076%が水分で構成されています。

その内の2%でも消耗すると、筋肉にけいれんや損傷を引き起こします。

田んぼでの作業は、汗や呼吸で、体の水分が失われがちです。

ですので、作業中や作業が終わった後、十分な水分を意識してとるようにしてください。

アルコール飲料やかカフェイン飲料は、体の水分を体外に出す作用があるので、なるべく避けるようにしてください。

また、甘すぎるジュースやスポーツ飲料を飲みみすぎると、体の水分のバランスを崩しますので、飲む飲料が偏らないように、麦茶やミネラルウォーターなどを一緒に飲んでください。

オーエスワンやアクアサポートなどの経口補水液は、飲む点滴とも言われて、水分の吸収に有効です。

 

ミネラルが含まれた食材を十分にとる

筋肉の収縮には、マグネシウム・ナトリウム・カリウム・カルシウムなどといったミネラルと呼ばれる栄養が重要な働きを担います。

田植えなどで、体を活動させると、ミネラルが消費されて不足して、筋肉の回復が低下しがちです。

ですので、ミネラルが含まれた食材を意識して、体に取り込むようにしてください。

食材としては、以下のようなものがあります。

・マグネシウム:スルメ、アーモンド、ほうれん草、納豆など

・ナトリウム:梅干し、味噌、しらすぼし、ちくわなど

・カリウム:バナナ、アボカド、キウイ、スイカなど

・カルシウム:牛乳、小松菜、煮干し、チーズ、豆腐など

 

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まとめ

田植えは、田植え自体も重労働ですが、その準備や後片付けも、手間や時間がかかり、大変な作業です。

その作業中は、長靴をはくことは避けられません。

ですので、その期間中に足のスネの筋肉がつって痛めないためにも、今回、紹介させていただいた対処や予防法が、お役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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