





- Blog記事一覧 -夏から秋の季節の変わり目における朝の血圧が高まる原因と予防するための日常の対策

夏から秋への季節の変わり目のこの時期、朝、起きたときの血圧が、普段よりも高い数値になる方は少なくありません。
先日、50歳代の女性の方が、お体のメンテナンスに来院されました。
近況をお聞きすると、「少し暑かったが、我慢できないほどでもなかったので、汗をかきながら、室内で部屋の整理をした翌日の朝、血圧が上がってフラフラになって、動けなくなって、それ以来、体がだるい」とのことでした。
それによって、仕事や家事に集中できず、困っているとのことでした。
夏から秋の季節の変わり目は、気温の変化に体が対応できず、体に不調を起こしやすくなります。
季節の変わり目の体の不調の一つとして、今回、ご相談いただいた患者様のように、朝、起きた時の血圧が普段より高くなってしまうことがあります。
急に血圧が高くなることで、心臓や脳などの重篤な病気を引き起こすリスクが高まります。
そこで今回は、夏から秋の季節の変わり目に、朝の血圧上昇について、発症した理由とその対策について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、季節の変わり目における血圧変動の原因と、効果的な血圧の管理の方法がわかり、夏から秋への季節の変わり目を、健康に乗りこえることができます。

夏から秋の季節の変わり目に、朝、起きたときに、血圧が上昇する原因として、以下のことが考えられます。
9月は、昼間が暑く、朝晩は冷え込むため、大きな気温の差が生じます。
特に、朝は1日の中で最も気温が低くなる時間帯であり、体から体温が失われないように、血管が収縮します。
その結果、血管の抵抗が高まり、朝の血圧の上昇につながります。
血圧を調整は、自律神経が体に働きかけて、自動的におこなってくれます。
季節の変わり目は、環境が急激に変化するため、自律神経のこの血圧を自動的に調整する機能が追いつかず、乱れることで、血圧が不安定になることがあります。
季節の変わり目には、夏に比べて、日の出が遅く日の入りが早くなり、日照時間の変化する時期です。
体に太陽の光が当たる時間が短くなることで、血圧を関係するホルモン分泌にも変化が生じます。
このホルモンの分泌の乱れが、血圧上昇の一因となる場合がある。
夏から秋への移行期には、生活リズムや食生活にも変化が生じます。
例えば、夏の暑さで減っていた食欲が戻り、塩分摂取量が増加するが、涼しくなることで代謝が低下しエネルギーの消費が落ちることで、血圧上昇につながる可能性がある。

夏から秋にかけての季節の変わり目に、朝、起きた時に血圧が上がっている症状への予防方法として、以下で紹介させていただきます。
季節の変わり目、特に、夏から秋にかけては気温の変化が大きくなります。
この急激な温度変化に体を適応させるため、日常生活での環境をつくることが重要です。
まず、寝室の温度管理に注意が必要です。
就寝時は、室温を20〜25℃、湿度を50〜60%にすることを目安に、室内環境を保つことをおすすめします。
エアコンや加湿器を使用する際は、タイマー機能を活用して、起床時間の1〜2時間前から、徐々に室温を調整するのも効果的です。
起床する際の体の動かし方も重要です。
寝起きに、パッと急に起き上がると、血圧が急上昇する可能性があるため、ゆっくりと体を起こしてください。
また、起きる前に、布団の中で軽く手足を動かしたり、深呼吸をしたりして、体を徐々に起こす準備をすることで、血圧の急激な上昇を防ぐことができます。
あとは、季節に合った寝具選びも大切です。
夏用の薄い掛け布団から、秋冬用のものへの切り替え時期を見極めていただいて、寝ている時の急激な気温変化にすぐに対応できる準備をして、体温の調節がしやすい環境を整えてください。
自律神経は、血圧の調整に重要な役割を果たしています。
季節の変わり目には、特に、乱れやすいため、意識的にバランスを整える必要があります。
自律神経のバランスを整えるには、まずは、規則正しい生活リズムをおくることが必要です。
毎日、同じ時間に起床して就寝することで、体内時計が整い、それによって自律神経の働きが安定します。
休日であっても、平日と同じリズムを保つように努めることが大切です。
また、自律神経を最も意識的に整える方法として、呼吸を整えることが有効です。
その方法として、起床後と就寝前に5分程度、ゆっくりと深呼吸をする習慣をつけると、日常的に自律神経のバランスを整えるのに役立ちます。
夏から秋の季節の移行期は、日照時間が短くなることで、太陽光によって分泌が促されるホルモンのバランスも崩れやすくなります。
これを整えるためには、朝、起きてから、朝日を浴びることは非常に重要です。
起床後、30分以内、15分程度は、直射日光を浴びることで、体内時計をリセットし、ホルモン分泌を調整できます。
また、就寝2時間前からは、スマートフォンやパソコンなどからのライトが目に入るのを避け、暖色系の照明を使用してください。
これにより、睡眠ホルモンの分泌が促進され、質の良い睡眠につながり、朝、起きた時の血圧の安定につながります。
夏から秋の季節の変わり目は、食生活に変化が起こり、生活習慣が乱れやすい時期です。
健康的な食生活と生活習慣の維持は、血圧の管理には欠かせません。
血圧の管理の基本は、塩分の摂取量の調整です。
1日の塩分摂取量を、6g未満に抑えるよう心がけてください。
1日の塩分摂取量6g未満という目標をより具体的にイメージしやすくするため、以下のような目安をご紹介させていただきます。
・ しょう油大さじ1杯(約15ml)に含まれる塩分は約2.5gで、1日の目標量6gは、しょう油大さじ2杯強分に相当
・一般的なみそ汁1杯(約200ml)には約1.5gの塩分が含まれており、1日の目標量6gは、4杯分に相当
・6枚切りの食パン1枚には、約1gの塩分が含まれており、1日の目標量6gは、食パン1斤分に相当
・ポテトチップスの小袋(50g程度)には約0.6gの塩分が含まれている
・多くのインスタントラーメンは約5〜6gの塩分が含まれている
・料理に振る塩の1振り(約0.3g)は、約0.1gの塩分に相当するので、1日60回分に相当
これらの目安を参考に、日々の食事で塩分摂取量を意識することで、6g未満という目標をより具体的に管理しやすくなります。
また、夏ほど秋は水分をとることが少なくなるため、適度な水分の補給を意識しておこなうことも重要です。
起床時に、200ml程度であるコップ1杯の水や白湯を飲むことで、夜間に失われた水分を補給し、血液の粘度を下げることで、血圧も下げる効果があります。

今回は、夏から秋への季節の変わり目に起こりやすい朝の高血圧について、特に50代女性の方々に向けて、その原因と対策をお伝えしました。
このブログを読んでいただくことで、季節の変わり目における血圧の変動のメカニズムと、効果的な血圧の管理の方法について、理解を深めていただければ幸いです。
これらの対策を実践しても症状が改善されない場合や、気になる症状がある場合は、お近くの病院や専門の医療機関にご相談ください。
当院でも、今回のような血圧に関するお悩みの相談と治療をおこなっております。
ささいなことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。
また、当院のブログでは、季節による体の不調への対策について、他にも記事を掲載していますので、ぜひ、そちらもご参考にしていただければと思います。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広