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メリットも多いがリスクもある正座を快適におこなうための正しい座り方と工夫

2025.09.18 | Category: ゆがみ,予防,姿勢,座り方,日常生活の動作,生活習慣,筋肉疲労,膝の痛み,血流,関節

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

先日、お体のメンテナンスで来院されている60歳の女性の方から、

「洗濯物をたたんだり、テレビを見るとき、つい正座してしまうんです」

「なんかその方が、落ち着いて座ってられるんで」

「でも、正座から立ちあがろうそしたら、あちこちしばらく痛くて・・・」

ということから、正座って、座り方としてはどうなんですか?という質問を受けました。

このように、イスやソファに座るより、正座の方がしっくり座れて落ち着くとおっしゃる方は少なくありません。

その反面、長時間、正座をしていると、正座からの動き出しで、ひざや股関節などの関節に痛みを感じたり、足にしびれが発生することも多いです。

日本で正座は、神仏の礼拝の座り方として奈良時代あたりで始まり、畳の文化が広まった江戸時代に生活の様式として定着したと言われています。

このように、長い年月をかけて日本に根付いた「正座」ですが、今回は、正座という座り方の体にとってのメリットとそのリスクについて紹介させていただき、リスクへの対策も紹介させていただきます。

 

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体にとっての正座のメリット

正座という座り方を好まれる方は少なくありませんが、体にとってのメリットについて紹介させていただきます。

姿勢が正しくなる

研究では、正座で座ると、イスに座る姿勢と比べて、骨盤の角度が立位に近くなり、背筋を伸ばしやすいと報告されています。

背筋が伸ばしやすい状態であると、

・呼吸がスムーズにおこなえる

・血流が促進する

・内臓の働きが増す

・腰や肩にかかる負荷が減少する

などといったおきます。

こういった正座をすることで、背筋が伸びて、その結果、体の健康が増進するメリットが起こりやすくなる。

 

太ももの内側の筋肉が強化される

正座は、太ももを内側にしめる座り方であるため、太ももの内側の筋肉を効果的に使う座り方です。

太ももの内側の筋肉は、人間が二足歩行をするために、非常に重要な筋肉であり、鍛えにくく筋力が落ちやすい部位でもあります。

太ももの内側の筋肉は、足を正しい位置に任される役割があるので、筋力が低下すると、変形性膝関節症やO脚の発生リスクを高めます。

研究でも、 正座の習慣は、太ももの内側の筋肉の強化となり、歩行時の安定や関節の負担軽減に貢献することも報告されています。

 

眠気の抑制や集中力の向上

短時間の正座は、イスやあぐらで座っているときに比べて、眠気を抑制し、集中力や認知機能の維持にプラスに働くと研究報告がされています。

また、正座の姿勢を取り続けることで、心の安定を得られるという心理的な効果が期待され、精神面での健康にも寄与する座り方でもあります。

(参考文献:「授業場面での正座が眠気,疲労,認知機能に及ぼす効果」)

 

体にとっての正座のリスク

正座という座り方は、日本の生活に定着するほど、メリットが多いですが、リスクも伴います。

それについて、以下で紹介させていただきます。

 

ひざの関節への負担

ひざの関節は、本来、曲げることができる角度は、130~140度ぐらいの構造です。

正座をする際には、ひざ関節を、180度も曲げることになるため、ひざ関節に大きな負荷をかけることになる。

そうすると、ひざの関節内の半月板やじん帯などの組織が損傷したり、ひざ関節周辺の筋肉を過度に伸ばし疲労が起きやすくなります。

その結果、ひざに痛みが発生したり、正座から立ち上がってしばらくは、動きにくさが生じるようになる。

 

血流の低下

長時間、正座すると、ひざの裏を通っているに血管が圧迫されます。

そうすると、ひざから下にあるふくらはぎや足先への血流が低下します。

これによって、足のしびれや冷え、感覚の障害など生じます。

また、ひざの裏を通っているに血管が圧迫されることで、もともとふくらはぎから足先にあった血液は、心臓に戻れす静脈内で停滞します。

そうすると、静脈の中で血液が固まり、血栓が形成されるリスクが上昇します。

血栓は、肺や心臓・脳などに運ばれると、血管を詰まらせ、脳梗塞や心筋梗塞など、生命の危機をもたらす病気へ発展する懸念が生まれます。

 

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正座の正しい活用法

正座はリスクもありますが、メリットも多い座り方です。

ですので、うまく正座を生活の中で取り入れて欲しいです、そのための方法を以下で紹介させていただきます。

 

正座の座り方のコツ

正座で、体に負担をかけないための座り方のコツは以下の通りです。

 

骨盤を立てる

正座の基本は、骨盤をしっかり立てることです。

骨盤が後ろに倒れると猫背になり、余計な負荷が足にかかるだけでなく、首や肩、腰に余計な負担がかかります。

座るときは、骨盤を軽く前に倒すイメージで、腹筋を軽くしめてください。

そうすると、自然と背筋が伸びて、正座による体の各部位への負荷が軽減されます。

お尻はかかとの間に入れる

 

 

正座は、通常、かかとの上にお尻を乗せます。

しかし、この方法は、重心が後方にし集中して、足の甲を圧迫しやすくなる。

ですので、負荷の集中を回避るすためには、かかととかかとの間にお尻をはめるように座ることをおすすめします。

そうすることで、体重を足全体へ均等にかけ、血流の悪化や足のしびれを防ぐ効果が期待できる。

ひざ同士は適度に開く

正座をする際には、ひざとひざの間を、握りこぶし1つ分の約5cm程度は、開けることでひざ関節やじん帯・筋肉へのの負担が軽減できる。

 

正座の制限時間

どんな座り方でも、同じ姿勢でいると、体の一部にかかる負荷が多くなり、どこかしらに痛みが発生します。

ですので、長時間、同じ姿勢で座ることをさけて、こまめに体勢をかえることをおすすめします。

特に、正座は、ひざ関節の本来の可動域以上に無理に曲げているため、正しい座り方をしても、長時間の正座は避ける方が無難です。

一般的には、正座で座る時間は、5分程度に抑えた方が良いとされています。

 

正座用のクッションを利用する

正座の制限時間は、5分と先ほどの章で述べましたが、現実問題、そのような短い時間ではすまないと思われます。

ですので、長時間、正座で座ることとなる場合は、正座枕やクッションを活用することをおすすめします。例えば、

https://amzn.asia/d/917Y7E8

のようなものが販売されています。

 

正座で、かかととかかとの間にお尻をはめるように座る際に、お尻の下に正座枕やクッションを敷いてください。

そうすることで、ひざ関節の曲がる角度が緩み、ひざ裏の血管や足首の圧迫が軽減できます。

 

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まとめ

イスの生活が中心になってきたとはいえ、日本の生活様式に正座は深くかかわっています。

正座で座ることで起きるメリットを活かしつつ、リスクを避けるために、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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