





- Blog記事一覧 -長時間のうつむき作業で起こる肩こりと顔のむくみの理由と解消する方法

50歳代の女性の方が、肩こりを伴う顔のむくみを訴えて来院されました。
調理補助の仕事で、長時間、お皿を洗ったり野菜を切ったりする中で、肩こりがひどくなるとともに、最近では、顔のむくみも気になるようになったとのことです。
特に、顔のむくみによる化粧のノリの悪さが悩みの種となってそうです。
長時間、うつむき姿勢での作業をされておられる女性の方は、このような症状を抱える方は少なくありません。
そこで今回は、このようなことが起こる理由と効果的な解消法について紹介させていただきます。

長時間、手を動かしながらのうつむき姿勢での作業は、肩こりと顔のむくみを引き起こす要因です。
そのメカニズムは、以下のことが考えられます。
長時間、うつむき姿勢で手作業を続けると、頭や腕の重みを支える首や肩の筋肉に、過度な負担がかかり、筋肉が疲労します。
これにより、首や肩の血管やリンパ管を圧迫して、その流れが滞りやすくなります。
そうすると、顔の血液やリンパが心臓に帰っていく通路が狭くなり、顔に老廃物や余分な水分がたまりやすくなり、むくみが生じます。
長時間の仕事での作業により、心身にストレスがかかります。
ストレスがかかると、体はそれに順応するために、自律神経の中の交感神経を興奮させます。
交感神経が働くと、自動的に無意識下で、筋肉を緊張させて、血管が収縮させます。
血管が収縮すると、血流が悪くなり、リンパの流れも阻害されます。
これにより、顔にむくみが現れやすくなる。

長時間、うつむいた姿勢で、手作業をすることで、肩こりを発症すると同時に顔のむくみが生じることを解消するための方法を以下で紹介させていただきます。
体を温めることで、血管が開いて、血流が改善します。
特に、水を通して体を温めると、よりその効果が高まります。
ですので、入浴時に、湯船につかり、肩首とともに顔を温めることをおすすめします。
その入浴方法ですが、
・38~41度程度の心地よい温度のお湯に、お風呂のヘリに頭をのせて、リラックスして首までつかります。
・お風呂の中で使うタオルをお湯につけてから、軽くしぼって温かい状態にします。
・温かくしたタオルを、鼻と口の部分を軽く空けて呼吸がしやすいように、顔全体が包まれるように当てて、額や目の周りやほっぺたの部分に密着させます。
・タオルを顔に当てた状態で、目を閉じてゆっくりと深呼吸しながら、5分ほどこの状態でリラックスします。
・タオルが冷たくなってきたら外し、軽く顔をふき取ります。
首のリンパの流れを良くすることは、顔のむくみを取るために非常に有効です。
以下に、具体的な手順を説明さでていただきます。
・両手をお湯につけたり、こすりあわせたりして、手のひらを温かい状態にします。
・両手の指先を使って、あごの下から鎖骨に向かって首の前面を、10回、優しくさすり下ろします。


・次に、耳の下から鎖骨に向かって首の側面を、10回、優しくさすり下ろします。


・次に、首の後面に手を当てて、そこから鎖骨に向かって首の側面を、10回、優しくさすり下ろします。


・最後に、鎖骨の外側に手を当てて、鎖骨の外側から内側に向けて、10回、優しくさすります。


この一連の刺激により、顔のリンパの流れが改善し、むくみが軽減されます。
肩こりを伴う顔のむくみを取るためには、首や肩の筋肉の緊張を解消するために、ストレッチをおこなうことが効果的です。
以下に、ストレッチの方法を説明させていただきます。
足を肩幅程度に開いて立ち、背筋をまっすぐに伸ばし、腕を体の横に自然にたらし、手のひらが正面を向くようにします。

手のひらを正面に向けたまま、腕をゆっくりと後方に引いて伸ばし、それと同時に、胸を前に突き出すように開き、肩甲骨を背中の中央に寄せるイメージで動かします。

また、顔は、アゴを軽く持ち上げ、天井を見上げるようにします。


胸と首の筋肉が伸びるのを感じたら、ゆっくりと呼吸しながら、20秒間、その姿勢をキープします。
これを、3回、繰り返しおこなってください。

長時間のうつむき姿勢や作業による肩こりをともなう顔のむくみは、血液やリンパの流れが滞ることが主な理由です。
これらの症状を軽減するために、顔から肩首を温めたり、刺激を入れたり、ストレッチを施すことで、軽減できます。
快適な日常生活を送るために、今回紹介させていただいたことが、みなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも、長時間のうつむき姿勢での作業をすることで、肩こりをともなう顔のむくみが解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、体のむくみによる不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広