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お子さんの猫背が気になる方に知ってほしい:適正な姿勢の重要性と姿勢を良くする体操

2024.04.14 | Category: スマホ首,予防,体操・ストレッチ,姿勢,日常生活の動作,生活習慣,立ち方,肩の痛み,背骨,腰痛,頭痛

 

 

小学生のお子さんがいらっしゃるお母さん方から、

「うちの子が姿勢が悪くて、いつも猫背なんですけどどうしたらいいですか?」

というご質問をよくお受けします。

小学生のお子さんの生活習慣で気になることをお聞きすると、共通することは、ゲームやユーチューブを見ている時間が長いということでした。

統計によると、小学生の約45パーセントは、1日に120分以上、YouTubeやテレビなどの動画を見ていると報告されています。

また、小学生の約72パーセントはゲームをする習慣があり、1日にゲームをする平均時間は37分と報告されています。

こういった生活習慣があると、姿勢が自然と前のめりになって、いわゆる猫背姿勢になりやすい。

しかし、お子さんの楽しみにされていることを、全く禁止にはできないというジレンマもでてきます。

そこで今回は、姿勢がお子さんに与える影響と姿勢を矯正するための体操を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、お母さんが初学生のお子さんに正しい姿勢をとるこをを促せます。

 

 

 

小学生が適正な姿勢を保つことのメリット

 

小学生が適正な姿勢を保つことのメリットは以下のことが考えられます。

 

体の発達 

適正な無理のない姿勢をキープすることで、筋肉や骨が正しく成長することが促され、体のバランスが良くなります。

これにより、柔軟性や運動の能力が上がり、より健康的な体を維持したり、ゲガをしにくい体を作れます。

 

背骨のゆがみの防止 

適正な姿勢を保つことは、猫背や側わん症など、背骨がゆがむことで将来に起こる、姿勢の問題を防ぐのに役立ちます。

 

学習の能力の向上 

無理のない適正な姿勢により、血流が良くなり、脳に酸素や栄養が供給されやすくなります。

その結果、集中力が高まり、学習の能力が向上します。

 

精神的な影響 

適切な姿勢を保つことは、自分自身に自信を持ち、自己評価が向上します。

また、小学生の姿勢に関する研究によると、姿勢が良い児童は、感情のコントロールが高い傾向にあるという調査結果がでています。

 

体の不快感の軽減 

不良な姿勢が続くと、小学生でも、首や背中、肩、腰などに痛みが発生します。

小学生では、それらの痛みを、お母さんにうまく表現できないために、イライラして情緒が不安定になる傾向にあります。

ですので、適切な姿勢をキープすると、これらの不快感を軽減し、心身の体の健康を促進できます。

 

 

お子さんが適切な姿勢を取れているかの基準

 

 

お子さんに姿勢をよくしてもらおうと、「猫背になってるよ、背筋を伸ばして」と声をかけるかたも多いかもしれません。

しかし、社交ダンスやモデルのように、過剰に背筋を伸ばす姿勢は、重心が後ろになるため、倒れないように体に余計な力が入り、かえって体を痛めてしまう場合もあります。

また、そのような姿勢を、長時間、キープするのも難しいものです。

お子さんの姿勢のバランスが取れているかを見るには、お子さんに立ってもらって、体を横から見て、耳、肩、股関節、ひざのお皿、外くるぶしの前、が一直線になっているかを確認してください。

また、体を前から見て、・耳の高さ・アゴの向き・肩の高さ・指先の高さ・ひざの向き・足先の向き などの左右差があるかどうかを見てください。

 

極端に前後や左右差がある場合は、姿勢が崩れていますので、ケアする必要があります。

 

 

適切な姿勢を促すための体操

 

小学生のお子さんは、筋肉や骨が若々しいため、少しの刺激で、自動的に矯正して、適切な姿勢に戻る反応がでます。

適切な姿勢になるように、体操で体に刺激を入れる方法を以下で紹介していきます。

お子さんと一緒にやってみてください。

 

おなかをだす体操 

肩幅に足を広げて立った状態で、おなかに手をあてます。

 

おなかにあてた手を、押し出すようにように、おなかを突き出した姿勢を作ります。

その状態で、おなかがふらむまで、鼻で息を吸い込みます。

 

おなかをふくらまし終わったら、口をすぼめて、息を3秒間かけて、一気に吹き出します。

 

これを5回繰り返してください。

 

胸をはる体操 

肩幅に足を広げて立った状態で、片方の手を壁につけます。

 

壁に手をつけたまま、壁に手をつけていない方向に体をねじります。

ねじった体がとまる角度で、10秒間、キープしてください。

 

反対側の腕も同じようにおこなってください。

これを左右の腕で3回づつ繰り返してください。

 

足首をやわらげる体操 

片ひざを立てて、反対側のひざは曲げて、すねと足の甲を床につけ座る。

 

体を前に倒して、同時に曲げたひざも前に倒して、足首を曲げます。

この状態を10秒間、キープしてください。

 

反対側の足も同じようにおこなってください。

これを左右の足で3回づつ繰り返してください。

 

 

まとめ

 

小学生のお子さんが、適正な姿勢をキープすることは、健康と成長にとって非常に重要です。

また、将来の体の問題を予防し、学習の能力や自己の評価を向上させるだけでなく、より健康的で精神的に満ちた生活を過ごすための基盤となります。

お子さんに適切な姿勢をとってもらうための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも。お母さん方が小学生のお子さんの姿勢について気になるようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

また、他に姿勢に関する対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

 

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