- Blog記事一覧 -ゴルフの練習で打ちっぱなしに行ったら右の腰痛が発症
40歳代配達業の男性がご来院されて、
「ゴルフの練習しに打ちっぱなしに行ったんですよ」
「で、構えようとしたら、右腰がピキッとなって」
「それから車の乗り降りがきつくて」
とお身体のお悩みをご相談いただきました。
今回の患者様のように、ゴルづの練習に熱中するあまり、右側の腰が痛くなってしまったことはないですか?
今回は、そうなった理由と対処法などを紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、ゴルフによる右側の腰痛を解決することができます。
右側の腰痛に対して何か対処されましたか?練習量は?という質問に、
「スイングが悪いからと思って、YouTubeでスイング研究を色々したんやけど、みんなゆうてることが違って…」
「週3〜4ぐらい、打ちっぱなしで100球ぐらいは毎回打ってるかな」
とのことでした。
お身体を診させてもらうと、特に左股関節の動きが悪く、体を右回旋に制限がかかっていました。
ゴルフ体を回旋させて、スイングを行います。
体を回旋させるのに重要な関節は、実は、
「股関節」
なんです。
腰も回旋しますが、純粋に回旋できる角度は、8度程度。
それに対して、股関節は30度の回旋が可能です。
ゴルフのスイングによる回旋運動をするときに、今回の患者様のように股関節の動きが悪いと、回旋能力が低い腰が代わりを務めます。
腰を8度以上回旋させるためには、腰の回旋するための軸をずらし、腰を横に側屈して動かす必要があります。
それを過度に行ったことで、腰の筋肉や椎間板に負荷をかけすぎて、痛みを発してしまったのです。
実際、股関節の可動域を上げる治療を行った後、腰の動きが改善され、痛みも緩和することができました。
今回の患者様のお身体に起こった一番の問題点は、股関節にあります。
股関節のセルフケアとしては、股関節を支えているお尻のストレッチが有効です。
やり方は簡単です。
①上向で寝て、膝を立てます。
②左の足を右の足の上に乗せ、足を組んだ状態にします。
③そのまま左の足で右の膝を床につける方向に持っていきます。その状態で20秒行ってください。反対側も同じように行います。
このストレッチを行っても腰の痛みが取れないようでしたら、股関節の硬さから、他の関節や筋肉、靭帯などに2次的な歪みが生じている可能性があります。
その場合は、お近くの専門の治療院で診てもらい、お身体を整えることをお勧めします。
ゴルフは、ざっくり行ってしまえば、回旋を繰り返す「捻る」スポーツです。
布をずっと捻って絞っていたら、布自体が傷んでしまうのと同じで、体も捻りっぱなしだと傷んでしまいます。
ラウンドや打ちっぱなしを行った後は、捻れを繰り返した体を整えることをお勧めします。
当院もこのゴルフのスイングによる腰の痛みに対しての治療を行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。
当院で治療を受けていただき、体を整えることで、腰の痛みを緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
治療後は、「早く練習に復帰できそう」とお喜びの声をいただきました。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広