- Blog記事一覧 -電車での居眠りで首が痛くなった実例とその対処法
こんにちは。ひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
通勤や通学で、電車で座って乗っていると、頭をうなだれて居眠りをしてしまいがちです。
そうすると起きたときに首が痛くて、思わずしかめ面になってしまう経験を私もしたことがあります。
そして、そのようなことを毎日のように続けていると、慢性的に首が痛くなってしまったことはないですか?
そこで今回は、電車での居眠りをきっかけに首が痛くなった方の実例、その理由、対処法などを紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、慢性的な首の痛みを解決することができます。
「電車で居眠りしてて、起きたときには首がヤバくて…」
と、ご自身の状況を話はじめられ、さらに詳しくそのようになった過程をお聞きしていきました。
この春から大学生に。
大学が遠方のため、1時限目の授業を受けるために、朝5時の始発に乗らなければいけないと。
そうすると、大学の最寄り駅まで一時間も居眠りしながら乗車していると、到着する頃には首がバキバキに。
それを繰り返していると、首の痛みが取れなくなって、授業受けるのもバイトするのもしんどい。
湿布をしてみたけど、みてもあまり効果がなくて。
ひどいときには、頭痛も起こってきたので、どうにかしないといけないと思い来院したとのことです。
『Surgical Technology International』に掲載されたケネス・K・ハンスラージ氏による論文、「頭
の姿勢と位置によって引き起こされる頸椎のストレスの評価」では、
頭の位置が0度→首への負担が約5kg
頭の位置が15度→首への負担が約12kg
頭の位置が30度→首への負担が約18kg
頭の位置が45度→首への負担が約22kg
頭の位置が60度→首への負担が約27kg
と、頭がうつむく角度が増すと、首にかかる負担が増えると報告されています。
ただでさえ、いい姿勢の時にでも、首には頭の重さである5kgの圧が常にかかっています。
それが、電車で居眠りの姿勢をとっていると、場合によっては27kgもの圧が首に。
居眠り姿勢の時間が長いと、このような圧が首にかかり、首周辺に歪みや硬さが発生して、痛みがでてしまうわけです。
首は、血圧や呼吸などを調整するセンサーが集中してある場所です。
ですので、首は感度が高くとても繊細です。
その首を、痛いからといって、強くもんだり押したりすると、かえって悪化する場合があります。
ですので、優しくアプローチする必要があります。
その方法ですが、「胸を手で押さえながら首を動かす」を行なってみてください。
①右の腕の付け根と鎖骨と胸が交わる箇所に、左手で軽く押して圧をかけます。
②①の状態をキープしたまま、首を右に回して10秒キープします。
③次に、①の状態をキープしたまま、首を左に回して10秒キープします。
④左の腕の付け根と鎖骨と胸が交わる箇所に、右手で軽く押して圧をかけます。
⑤④の状態をキープしたまま、首を左に回して10秒キープします。
⑥次に、④の状態をキープしたまま、首を右に回して10秒キープします。
①~⑥をワンセットで、1日3回ほど行ってみてください。
「胸を手で押さえながら首を動かす」方法でも、首の痛みがなかなか取れない場合があります。
その理由は、首だけではなく、肩や背中、腰など体の各所に歪みがでている可能性があります。
今回のように、毎日の電車での居眠りで、首周辺が歪み極端に動きが悪くなることで、それをカバーするために、体の各所に無理をさせたため、そのような現象が発生します。
こうなると、体のバランス状態が複雑となり、首だけのケアでは、痛みを解消するのが難しくなります
ですから、首の痛みがなかなか取れず、お悩みの方は、体全体の歪んだ箇所ををしっかり見極めて、適切な箇所に適切な施術を施す必要があります。
そのために、専門的な治療院で、体全体の歪みを診てもらうことをお勧めします。
当院も首の痛みに対しての治療を行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。
当院で治療を受けていただくことで、痛みを緩和し、「体の歪み」を整え、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
今回ご来院いただいた患者様からは、
「あ~、楽やわ、首が上げれる」
「首が痛いとバイトもしんどいから、助かります」
「学校行くのが嫌になるところでした、よかった~」
というお喜びの言葉をいただきました。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広