





- Blog記事一覧 -夜になると足がムズムズして眠れない…、それは「むずむず脚症候群」かも?

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
・夜、布団に入ると足がムズムズして落ち着かない
・じっとしていられず、足を動かしたくて仕方がない
・やっと眠れても眠りが浅く、朝、起きたときからだるい
という足に違和感を感じる症状が出ていることはないですか?その症状は、
“むずむず脚症候群”
かもしれません。別名を、
“レストレスレッグス症候群”
とも呼ばれている病気です。この病気は足の違和感の発生の原因がよくわからず、苦しまれている方が少なくありません。
そこで今回は、日常生活で感じる足の違和感が、むずむず脚症候群と気づき、適切な医療を受けられることを目的に書かせていただきます。
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むずむず脚症候群は、決して珍しい病気ではありませんが、見逃されやすい病気です。
統計によると、むずむず脚症候群は、日本でも数%の人が症状を持つとされ、特に、中高年に多いことが報告されています。
それにもかかわらず、むずむず脚症候群が、なぜ見逃されやすい理由は、
・症状に痛みがでない
・見た目に異常がない
・レントゲンやMRIで異常が出ないことが多い
ために、ご自身や周囲から、気のせいや疲れや加齢のせいと片付けてしまいやすいのです。
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むずむず脚症候群の4つの基本症状として、
・ムズムズ、ゾワゾワ、虫がはうような感じなど足に強い不快感がある
・じっとしていると症状が強くなる
・足を動かすと一時的には楽になる
・夕方から夜にかけて悪化する
があります。特に、重要なのが、「夜に悪化する」「動かすと楽になる」という点です。
これらは症状は、単なる疲労や血行の不良で起きるものではないため、むずむず脚症候群の可能性を疑う大切なサインになります。
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むずむず脚症候群は、足の病気や筋肉の病気」ではなく、その原因の中心は、
“脳と神経の働き”
にあります。以下でそのメカニズムを紹介させていただきます。

むずむず脚症候群の研究で、最も深く発症に関わっていると考えられているのが、
「ドパミン」
という脳の中で分泌される神経伝達物質の乱れです。
脳の中にある神経の細胞は、1000億個以上あると言われています。
脳の中の多くの細胞同士の間には隙間があり、直接はつながっていません。
脳の神経細胞同士が情報の連絡をするためには、細胞から細胞に役割に応じていろいろな伝達物質が分泌されます。
その神経の伝達物質の一つに、ドパミンがあります。ドパミンは、
・体をスムーズに動かすための指令を出す
・ブレーキをかけて不要な体の動きや衝動を抑える
・感覚の過剰な刺激を抑えて落ち着かせる
・動かない状態をを保つ
・やる気、意欲、集中力を保つ
・心地よい状態や不快な状態のバランスを調整する
・睡眠と覚醒のリズムに関わる
・夜に体を休ませる準備を助ける
といった多様な役割を担います。
このドパミンが、脳内の神経からの分泌が不足すると、それまでドパミンが促していた体の状態が保てず、足を動かしたい衝動やムズムズ感が出やすくなる。
また、ドパミンは睡眠のリズムを整える役割から、昼間に分泌されやすく、夜間に分泌が低下する傾向にあります。
そのため、むずむず脚症候群の発症は、昼間は我慢できるが、夜、座っていたり横になると一気につらくなる症状が起こります。

むずむず脚症候群は、鉄分の不足でも起こるとされています。
鉄分は、
・血液中で酸素を全身に運ぶ
・脳や筋肉に酸素を届けて正常に働かせる
・エネルギーを作る材料
・疲れにくい体を保つ
・集中力や思考力を支える
・ドパミンなどの神経の伝達物質を作る材料
・脳の働きを安定させる
・睡眠の質に関わる
・自律神経のバランスを保つ
・筋肉が正常に働くのを助ける
などといった役割を担います。
体にこれらの役割を担う鉄分が不足することで、ドパミンがうまく作れず、足のムズムズ感が出やすくなります。
注意点として、鉄分の不足というと、貧血のイメージですが、血液検査で貧血と診断されない場合でも、むずむず脚症候群は起こるとされています。
これは、血液中の鉄は正常でも、脳の中で使える鉄が不足しているためです。
これが起きるのは、脳に血液が運ばれる際に、脳にダメージになる異物が侵入するのを防ぐ「血液脳関門」という関所が要因になります。
さまざまな理由で、脳の関所で、鉄分の通過の許可が降りないことが発生することがあります。
そうすると、血液検査では鉄分不足は見られないのに、脳内だけ鉄分の不足が発生して、むずむず脚症候群が発症すると考えられています。

むずむず脚症候群が発症しやすい条件として、
・妊娠中の特に後期
・慢性腎臓病
・抗うつ薬、抗精神病薬、一部の睡眠薬の服用
があげられます。これらはいずれも、ドパミンや鉄分の働きや利用に影響を与える共通点があります。
また、むずむず脚症候群は、家族に同じ症状の人がいることも多く、遺伝的な体質が関与しているタイプもあります。
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足に起きる違和感に対して、これは筋肉や関節の問題だけではない、または、むずむず脚症候群ではないかと考えた場合は、専門の医療機関に受診されることをおすすめします。
冒頭にもあげましたが、むずむず脚症候群は、足の筋肉や関節の病気ではなく脳や神経の病気であるので、対応する医療機関として、
「神経内科(脳神経内科)」
「睡眠外来・睡眠クリニック」
が有効です。
睡眠外来でしたら、日本睡眠学会の公式ホームページ(https://jssr.jp/list)から専門医や病院を探すことができます。
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むずむず脚症候群に対しての病院での診断の方法や検査、治療法などについて以下で紹介させていただきます。

むずむず脚症候群は、MRIやレントゲンなどの画像検査で異常が出ない場合もあるので、ご自身の症状を、お医者さんとの問診時に伝えることが重要になります。
例えば、
・夜や夕方に足の不快感が出る
・じっとしていると悪化する
・足を動かすと楽になる
・眠れない状態が続いている
・症状が〇〇からでている
などといったご自身が感じている症状を、しっかりと伝え、その情報から医師が診断や検査の方法の選択をすることができます。
つまり、体の状況をどう感じているかを正確に伝えることが、最大の検査となります。

むずむず脚症候群と似た症状を起こす病気もあるため、他の病気の可能性を消すための検査をする場合があります。
例えば、
・血液検査
・神経伝導検査
・背骨の腰部分のMRIなどの画像検査
が行われることもあります。

むずむず脚症候群は、睡眠と深く関係するため、症状が強い方では睡眠の評価がおこなわれることがある。
例えば、
・睡眠の質に関する質問票
・睡眠時無呼吸症候群のチェック
・睡眠中の脚の動きを調べる検査
などがあります。
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むずむず脚症候群の治療は、原因、重症度、生活への影響に応じて、以下のようなことがおこなわれます。

症状が軽い場合、まずおこなわれるのが日常生活の見直しです。
その内容は、
・寝る前のカフェインやアルコールを控える
・就寝前のスマホやパソコンの使用を減らす
・規則正しい睡眠リズムを作る
・過度な疲労を避ける
などがあり、これだけで症状が軽くなる方もいます。

むずむず脚症候群が中~重症の場合は、生活の指導に加えて、薬による治療がおこなわれます。
処方される薬は、従来はドパミンを作動させる薬が中心でした。
しかし、最近のむずむず脚症候群のガイドラインによると、神経の興奮を抑える薬や鉄分の補充のための鉄剤を優先して処方する考え方が推奨されています。
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むずむず脚症候群は、自然と完全に治ることが少ない慢性的な病気ではあります。
しかし、治療してもどうにもならない病気ではありません。
治療によって、日常生活や睡眠に支障が出ないレベルまで症状をコントロールできるケースが非常に多いのが特徴です。
ですので、まずは、医療機関に受診して、診断を受けることが重要です。
むずむず脚症候群の治療の内容は、症状の程度や原因によって異なりますが、治療を受けることで数日から数週間のうちに変化を感じる方が多いと研究報告されています。
すべての人が完全に症状ゼロになるわけではありませんが、治療によって我慢し続けなければならない状態から抜け出せる可能性は十分にあります。
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専門の医療機関を受診せず、長年、むずむず脚症候群の症状を放置した場合、夜間の不眠が慢性化し、日中の強い疲労感や集中力の低下、さらには気分の落ち込みにつながることがあります。
むずむず脚症候群は、命に関わる病気ではありませんが、生活の質を確実に下げてしまう病気でもあります。
受診して適切な治療を受けることで、症状と向き合いながらも対処できる病気としてコントロールするかしないかで、数年後に大きな違いとなって表れる可能性があります。
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むずむず脚症候群は、足の違和感から、整形外科や整骨院に受診される方が少なくありません。
しかし、むずむず脚症候群は、脳や神経が要因の病気であるので、まずは、専門の医療機関に診断と治療を受けることをおすすめします。
その判断をするためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
治療を受けて症状が落ちつき始めた後、むずむず脚症候群によて睡眠の不足やストレスでこわばったお体をケアする際には、当院にご相談ください。
当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。
完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。
監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
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