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「夏に運動するなら、熱中症の対策を!」

2018.07.16 | Category: 熱中症

夏になると、スポーツ中に“熱中症”で病院に搬送され、重症や死亡というニュースが流れますね。

 

私も夏に剣道の稽古をしていると、軽い熱中症に何度かかかります。

 

私の経験では、軽い熱中症は頭痛・熱・下痢といった風邪のような症状がでます。かかると、結構つらい。

 

暑いときは無理をしないとは思うのですが、稽古が始まると忘れてしまい、ガッツリやってしまいます。

 

どんな競技でも、練習にはいれば手抜きをすることはむずかしいですよね。

 

なので、夏に運動するなら、熱中症対策をしっかりすべきです。

 

熱中症はひどくなると命にかかわることですので、対策をとるためにも、熱中症について紹介していきます。

 


 

【熱中症とは?】

「熱い」もしくは「暑い」環境下で起こる

 

“脱水症”

“高体温”

 

この2つの症状の総称です。

 

 

 

【熱中症メカニズム】

「熱い」もしくは「暑い」環境

体温上昇

発汗

体液不足(脱水症)

発汗不能

体温調節が不能

体温上昇

筋肉・神経・内臓・脳にダメージ

熱中症

 

 

 

【運動中の熱中症になりやすい環境は?】

 

①気温高い

②湿度高い

③太陽光がきつい

④風通しが悪い

 

4つあげましたが、だいたいスポーツする環境はあてはまるような感じがします。それだけに注意が必要です。

 

 

 

【熱中症になりやすい環境を前もって知るには?】

判断するには、温度計による“数値”がわかりやすいと思います。

 

熱中症発生の指標としては、“暑さ指数”である

 

「WBGT(湿球黒球温度)」

 

を使うことが、最も望ましいとされています。

 

湿球黒球温度計は、普通の気温計と違い、少々高価。

価格は、5千~15万円あたり。参考までに⇩

https://www.monotaro.com/s/q-%8E%BC%8B%85%8D%95%8B%85%89%B7%93x%8Cv/?gclid=CjwKCAjw4avaBRBPEiwA_ZetYiZjNK9o9DYA-FhmEL_0iMfBL0paKZKDsH9fpyzA6HMdVHPTR9i-9xoCNFgQAvD_BwE&gclsrc=aw.ds

 

なかなか、湿球黒球温度計をもっていないと思いますので、通常の(乾球)温度計より指標をだすと、

※湿度が高い場合(湿度60%以上)には、1ランク厳しく見てください。

 

35℃以上

運動は原則中止

特に子供の場合は、中止すべき

 

31~35℃

厳重注意

激しい運動は中止

 

28~31℃

警戒

積極的に休息(30分おきに)

 

24~28℃

注意

積極的に水分補給

 

24℃以下

ほぼ安全

適度に水分補給

 

湿度計付きの温度計は、比較的値段が安いので、できれば購入して、こまめにチェックしてみてください。

 

 

 

【普段からできる熱中症予防策】

気温や湿度が高くても、練習しない場合がありますよね。では、普段から日常生活で気を付けておくべきことは、

 

①十分な睡眠をとる

②十分な食事をとる

 

簡単なことですが、おろそかにしやすいことです。暑い時期は特に日常生活を整えてみてください。

 

 

 

【運動中にできる熱中症予防策】

練習中に気を付けることは、

 

①水分

のどが渇いたら、身体からのサイン、我慢しないように。

塩分と糖分がバランス良く配合されている『経口補水液』ほうが、水分を身体に吸収しやすいです。薬局で探してみてください。代表的な製品としては、大塚製薬の「OS-1」。

スポーツドリンクは、糖分が多く、塩分少なめなので、飲む場合はあわせて塩分もとってください。

目安は、100mlあたりナトリウム(塩)40~80mg。

真水ばかり飲むと、かえって症状が悪化する場合がありますので、糖分・塩分もあわせて取りましょう。

 

②服装

汗をかくことで体温を下げるので、身体をおおう服装に工夫が必要です。

汗が乾きやすい服装にする

こまめに着替える

 

③勇気ある撤退

熱中症になっても、指導者や周りにいる人たちが、なかなか気が付いてくれません。運動中に、頭が痛い・気分が悪いといった症状を自覚したら、はやめに練習をやめる決断をしてください。

 

 

 

【熱中症はどんな症状がでて、その対処法は?】

Ⅰ度熱中症(軽度熱中症)

[症状]

①脱水症状がメイン

②熱は出ない

③めまい、立ちくらみ

④食欲がなくなる

⑤筋肉がつる

[対処法]

①涼しい場所に移す

②安静

③うちわ・扇風機で身体を冷やす

④足の付け根・わきの下・首まわりに氷(できれば氷水がはいった袋)をあてて冷やす。

⑤水分・塩分・糖分を補給する

 

Ⅱ度熱中症(中度熱中症)

[症状]

①高体温がメイン

②熱がでる

③頭痛・吐き気・嘔吐

④全身のだるさ・つかれ

[対処法]

①涼しい場所に移す

②安静

③うちわ・扇風機で身体を冷やす

④足の付け根・わきの下・首まわりに氷(できれば氷水がはいった袋)をあてて冷やす。

⑤水分・塩分・糖分を補給する

⑥誰かが必ずそばで見守り、症状が改善しなければ病院へ移す

 

Ⅲ度熱中症(重度熱中症)

[症状]

①熱が異常に上昇

②意識障害

③痙攣(けいれん)

④血圧低下

⑤場合によっては死亡

[対処法]

①涼しい場所に移す

②安静

③うちわ・扇風機で身体を冷やす

④足の付け根・わきの下・首まわりに氷(できれば氷水がはいった袋)をあてて冷やす。

⑤水分・塩分・糖分を補給する

⑥誰かが必ずそばで見守る

⑦すぐに救急車を呼び、病院へ移す

 

※基本的に、意識がないようなら、すぐに救急車を呼び、病院へ運ぶ手配をしてください。

※判断に迷うなら、「119」に電話をして相談してください。

柔道整復師・鍼灸師 久木崇広 監修


 

【まとめ】

熱中症は予防することもでき、もしかかったとしても適切に対処すれば、悪化が防げます。

熱い夏を乗り切って練習するためにも、しっかり対策をとって、コンディションをコントロールしていきましょう。

 

 

夏に練習をしすぎて、コンデションがなかなか回復しないようでしたら、『接骨鍼灸院じんぎゅう』にご相談ください。きつい夏を乗りきるために、サポートさせていただきます。


完全予約制となっております。事前に電話もしくはネットにて、ご予約をお願いいたします。

 

ご予約は、電話番号 079-490-5955 よりお願いいたします。

治療中のため、電話にでられない場合もございます。折り返しお電話させて頂きますので、お手数をおかけしますが、お名前とお電話番号を留守電へお願いいたします。

 

ネット予約は、ホームページhttps://sekkotsushinkyu-jingyu.com/ よりお取りください。

 

 

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