





- Blog記事一覧 -狭心症の発作と左肩の痛みの関係性と対応方法を体験談を交えて解説

皆さんこんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
先日、定期的にお体のメンテナンスに来られている50歳代女性の方が来院されたので、現状のお体の状態をお聞きしたところ、左肩に痛みが出ていることを訴えられました。
きっかけをお聞きすると、もともと、持病としてお持ちの狭心症の発作が、1週間前に発症して胸が苦しくなり、ニトログリセリンを服用しておさめたが、その後から左肩に痛みが発症されたそうです。
狭心症は心臓の病気として知られていますが、実は、左肩の痛みに引き起こすこともあります。
そこで今回は、狭心症発作後と左肩の痛みとの関係性について紹介していきます。
12月から1月にかけては、寒くなることで、狭心症の発作が起こりやすい時期でもあります。
狭心症と左肩の痛みの関係性を知ることで、狭心症に対して素早く適切に対処できます。

狭心症と左肩の痛みの関係性について、以下で紹介させていただきます。

心臓には、心臓を動かすための心臓の表面にある冠動脈という血管があります。
その冠動脈の内部が、傷ついたりコレステロールが張り付くなどが起こることで、血管の内部が狭くなりそして血管自体が硬くなります。
血管は、ゴムのように伸び縮みをして、血液を流します。
冠動脈の血管が硬くなることで、血液を通して心臓を動かすための筋肉に、酸素や栄養が十分に供給されなくなり、胸痛などの症状が現れます。
狭心症の主な症状は、
「胸の痛み」
です。
しかし、これだけでなく、
・左肩
・左腕
・アゴ
・歯
にも痛みを感じることがあります。
特に、左肩の痛みは、狭心症が発症している重要なサインの一つとなっています。
心臓に痛みを感じる神経を介して、左肩に痛みが伝わる現象を「放散痛」と言います。
心臓と左肩は、同じ神経支配を受けているため、心臓の痛みが左肩に「放散」します。
その結果、狭心症発作時に、左肩の痛みが引き起こされます。

以前、夜中に胸の激しい痛みを感じて、目が覚めて、胸の痛みは治ったが、左肩の痛みが残って、不安になってかかりつけの地元の病院にいったところ、普通の肩こりと診断された患者様がいらっしゃいました。
お話をうかがっていて、夜中の激しい胸の痛みということが気になって、こちらで肩こりの治療を受ける前に、まずは、心臓を専門に診てくれる循環器科に行って検査をしてもらました。
そうすると、心筋梗塞の一歩手前の狭心症であることがわかり、検査したその日に入院して、数日後に手術ということになったとのことを、後日、報告とお礼を言っていただいた経験があります。
こういったケースもあるので、左肩のみの痛みが続く場合は、心臓の病気も考慮に入れる必要があります。
ただし、必ずしも、左肩の痛み=狭心症ではありませんので、他の症状も注目して、総合的に判断することが大切です。
狭心症が発症している場合に、体の痛み以外のサインとして、
・安静にしても痛みが強い
・痛みが突然現れて2〜15分程度で消える
・高血圧、肥満、糖尿病などの持病を抱えている
・胸の痛みや圧迫感を伴う
・息切れや心臓の激しい拍動がある
などといったことも起こります。
狭心症による痛みや症状ではないかと感じた場合、
・できるだけ早く循環器内科を受診する
・すぐに安静にする
・症状が20分以上続く場合は救急車を呼ぶ
といった行動をとってください。心臓の病気だけに、場合によっては生命の危機につながる場合もありますので、素早い対応が必要です。
判断に迷う場合は、項目にも挙げましたが、すぐに循環器や内科などの専門の医療機関を受診してください。

今回のブログでは、狭心症の発作と左肩の痛みの関係性について、以下のことを説明させていただきました。
・狭心症とは
・狭心症の発症による痛みの発生場所
・左肩の痛みを伴う狭心症のメカニズム
また、必ずしも、左肩の痛み=狭心症ではないので、総合的に判断や対応するために、以下を紹介させていただきました。
・左肩の痛み=狭心症だった実例
・狭心症で起きる体の反応と対応
・狭心症が起きた場合の対応
左肩の痛みを伴う狭心症の発作は、生命の維持するために大きな支障をきたす可能性が高いため、早めの対応をおすすめします。
そのため判断材料として、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
もし、左肩の痛みのみが続く場合は、お近くの専門の医療機関に受診されることをおすすめします。
当院でも、今回のケースのような左肩の痛みに関するお悩みにも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
また、他に、肩こりに関するブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献:
日本循環器学会. (2018). 安定冠動脈疾患の診断と治療に関するガイドライン. https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/02/JCS2018_yamagishi_tamura.pdf