- Blog記事一覧 -「子供の抱っこで肩こりのお母さんにしてほしいストレッチ3選」
正月に初詣のため、5歳と3歳の弟の子供である甥っ子・姪っ子を連れて電車とバスで遠出しました。
人込みもあって、前半は危険を避けるために抱っこを強制的にして動き回り、後半は人込みが少ない所に行ったのですが、甥っ子・姪っ子が甘えるのと疲れたので抱っこをせがまれました。
結果、肩回りが痛くなってボロボロ、2~3日筋肉痛で響きました。
これを毎日繰り返されているお母さん方が、肩こりを訴えることが多いのは当たり前ですね。本当に毎日ご苦労様です。
小さい子供は一時の抱っこぐらいなら軽いのですが、抱っこ時間が長くなるに比例して肩が悲鳴をあげますね。抱っこ中に寝てしまうとさらにきつい。
今回も甥っ子・姪っ子が楽しそうにしてくれていたので頑張れましたが、なかなか根性がいりました。これが毎日できるのは、お母さんが子供にそそぐ愛情あってのことですね、本当にすごい。
しかし、子供を抱っこしすぎが原因でひどい肩こりは、頭痛やイライラ、不眠などいろいろな支障をお母さんに引き起こしてしまいます。
そこで今回は、子供を抱っこしすぎて肩こりのお母さんにやってほしいストレッチをご紹介させていただきます。
このストレッチをしていただくことで、肩こりを軽減し子育ての助けとなります。
子供を抱っこしすぎて肩こりとなる原因は、
「首から肩に伸びる筋肉の緊張が原因」
です。
つまり肩だけでなく首も作用しています。肩こりの原因になっている筋肉は、大きく言えば2つ。「僧帽筋(そうぼうきん)」と「肩甲挙筋(けんこうきょきん)」です。
ストレッチをしていただくにも、どの筋肉が伸びているのかイメージが大変重要なのです。イラストをでみると、赤く囲まれた部分が目的の筋肉になります。
僧帽筋は、
肩甲挙筋は、
といった感じです。どちらの筋肉も物を持ち上げるときに肩をすくめる動きの時に働きます。つまり、お子さんを抱っこするときに主力として使われる筋肉です。
もう一つ気を付けることは、お子さんを抱っこすることが多いお母さんのお体の特徴として、利き腕と反対側の肩や腕の筋肉が疲れていています。
これは、利き腕ではないのに何でこんなに反対の肩がこるの?とよく質問を受けます。
なぜかというと、子供を抱えながら作業するとき、利き腕で書き物をしたり、箸でつまんだりと細かく繊細な動きをする機会が多いはずです。ですから、子供を抱っこして作業をする方の腕は抱えることの負担で、肩や腕の緊張がきつくなっている場合が多いです。
ストレッチをするときは、特に利き腕と反対側の肩を入念にして、左右のバランスを整えてみてください。
僧帽筋のストレッチその①
座って右手を腰に回し、左手を上からまわして耳の上あたりの頭の横を持ちます。
息を吐きながら、左手で持った頭をゆっくり左に傾けます。
右を伸ばしたら、手を入れ替えて左もおこなてください。10秒を2回繰り返して、1日3セットやってみてください。注意することは、勢いよくするとかえって痛めてしまう場合もありますので、ゆっくり気持ちがいい当たりまで伸ばしてください。
僧帽筋のストレッチその②
座って右手を腰に回し、顔を左に回し、左手を上からまわして頭の右後ろ持ちます。
息を吐きながら、左手で持った頭をゆっくり左に傾けます。
右を伸ばしたら、手を入れ替えて左もおこなてください。10秒を2回繰り返して、1日3セットやってみてください。注意することは、勢いよくするとかえって痛めてしまう場合もありますので、ゆっくり気持ちがいい当たりまで伸ばしてください。
肩甲挙筋のストレッチ
座った状態で、頭をすこし左に傾け、左手を前から回して、右の頭の後ろを持ちます。
左手で持った右の頭を前にひきよせて、頭を左斜め前に倒します。
右を伸ばしたら、手を入れ替えて左もおこなてください。10秒を2回繰り返して、1日3セットやってみてください。注意することは、勢いよくするとかえって痛めてしまう場合もありますので、ゆっくり気持ちがいい当たりまで伸ばしてください。
おおよそ小学校に上がるまでは、お子さんを抱っこをするのをやめることはできません。その6年ほどの間に、肩に負担をかけすぎて体調を崩されるお母さん方が少なくありません。子育てのちょっとした隙間時間を利用して、今回ご紹介させていただいたストレッチをしていただいて、少しでも肩こりが軽減できるようでしたら幸いです。
それでも子供を抱っこしすぎての肩こりが治らないようでしたら、『接骨鍼灸院じんぎゅう』にご相談ください。体のバランスを整え肩こりを軽減して、子育てに支障がないようにお手伝いさせていた来ます。
柔道整復師・鍼灸師 久木崇広 監修
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