- Blog記事一覧 -12月, 2023 | 加古川市新神野 ひさき鍼灸整骨院 - Part 6の記事一覧

12月, 2023 | 加古川市新神野 ひさき鍼灸整骨院 - Part 6の記事一覧

海釣り愛好者に知ってほしい:冬の釣りで腰が痛む理と3つの腰痛対策

2023.12.02 | Category: 肩こり

 

 

 

冬は魚が美味しいシーズン。

しかし、釣り人にとっては、冬は季節の中で一番釣果が上がらないシーズンだと言われます。

しかも、冬の海沿いの環境は過酷です。

それでも、楽しさが上回るので、時間があれば行きたくなるとのこと。

その代償として、冬に釣りへ行かれると、他のシーズン以上に体のあちこちが痛いと訴えられるます。

その中でも特に「腰痛」の率が高い。

そこで今回は、冬の海で釣りをすると腰が痛くなりやすい理由とその対策を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、腰痛に悩まされずに冬の釣りを楽しむことができます。

 

 

冬場の釣りで腰が痛みやすい理由

 

 

 

海の景観は、リラックス効果が高いという研究結果が出ています。

ですので、日常のストレスを解消するのためにも、釣りにいくことは望ましい。

そんな釣りですが、堤防での釣りでは立位で、船釣りでは座位で、同じ姿勢を長時間でいることが多いです。

しかも、冬の海に向かって釣りをすることは、冷風が吹いている吹きっさらしの環境下で行います。

この二つの条件が、腰痛を引き起こします。

冬の寒さで体が冷えてくると、体の機能を保つために約40度の温度をもつ血液の温度を下げてしまいます。

低体温になると、体の機能が低下するため、血液温度を保つために、血管を縮めて体の表面状の血流を減らします。

そのため、寒さで体を動かさないでいると、筋肉に供給される血流が低下します。

そのような状態で急に体を動かそうとしても、筋肉が伸びず、痛みが出てしまいます。

さらに、同じ姿勢を続けると、その状態で筋肉が固まり、動かす際に痛みを助長します。

そして、立位や座位を保つのに、体の中で一番負荷がかかるのが体の中心部である「腰」です。

冬の寒い環境下で同じ姿勢を続けてしまう釣りでは、腰痛が起こってしまうのは必然ですので、何らかの対策が必要となってきます。

 

 

冬場の釣りで腰を痛めた症例

 

 

 

50歳男性が、船釣り後に腰痛が起こったとのことで来院されました。

タチウオのシーズンということで、夜中から船に乗って釣りに出掛けて、釣りを開始して5時間ほどで40匹ほどのタチウオを釣られたそうです。

釣果は嬉しかったのですが、寒い夜の冬の海で、重たい電動リールと持って座りっぱなしで釣り続けたことで、船を降りる頃には腰が痛くなったとのことです。

この方は2週間前にメンテナンスに来られていたのですが、いつもよりも体のゆがみがキツくなていたので、冬の海での釣りが与える体の影響が見て取れる症例でした。

 

 

冬場の釣りでの腰痛対策

冬場の釣りで腰痛を起こさないために、その原因となる、

・循環

・姿勢

・筋肉

への対策を紹介させていただきます。

 

 

循環への対策

 

 

 

冬場に釣りをしていると、外部からの冷えや体を動かさないことから循環が悪くなり、腰痛を引き起こします。

ですので、外部から温める必要があります。

外部から体を温める道具としては、カイロが一番効果的です。

腰痛対策としてカイロを貼る場所ですが、

・腰

・お尻

・おなか

・うちくるぶし

この4ヶ所に当てると、外部から冷えることを防ぎ、腰痛を対策できます。

ただし、長時間、押し当てすぎると低温やけどする可能性がありますので、十分ご注意ください。

 

姿勢への対策

 

 

コルセットで腰を支え姿勢を補助することで、冬場の釣りでの腰痛への対策ができます。

よくコルセットをすると筋肉が落ちるからしないほうが良いという声を聞きます。

確かにその一面もあります。

しかし、長時間、同じ姿勢でいると筋肉は疲れてしまい、筋肉は疲れすぎると消耗して痩せてしまいます。

ですので常時、日常生活でコルセットを使うのではなく、同じ姿勢でいる時、今回の場合は釣りをしている時だけ、コルセットを使うというやり方で行いましょう。

 

筋肉への対策

 

固まらないようにストレッチを定期的に入れていく必要があります。

 

 

立って釣りざおを持ったままできる腰痛ストレッチとしては、

立った状態で片足を斜め前に伸ばし、足首を90度にして、体を軽く前に倒します。

前に出した足の膝裏当たりが伸びた感覚があればOKです。

20秒伸ばしたら、反対の足も行ってください。

 

 

 

座って釣りざおを持ったままできる腰痛ストレッチとしては、

座った状態で、しっかり息をはきながらおなかをへこませつつ、骨盤を後ろに倒すように腰を丸め、5秒間この状態をキープします。

その後、息を大きく吸いつつゆっくり腰から背中を伸ばして、5秒間この状態をキープします。

立位、座位のストレッチともに、30分に一回のペースで行ってください。

 

 

 

まとめ

 

 

 

コロナ禍で釣りをする方が増えました。

釣りは楽しい反面、海難事故も引き起こします。

海での事故は、海に転落することが一番多いのですが、冬場が特に多発するシーズンです。

堤防のテトラポットでの釣りや船での釣りなど、足場が不安定な場所で踏ん張るには、腰の安定が必要です。

楽しく釣りをするためにも、腰痛対策をしっかりして臨んでいただきたい。

今回のブログを読んでいただくことで、その助けになれば幸いです。

それでも釣りをすると腰の痛みが出てしまう場合は、お近くの治療院で検査・治療を受けていただくことをおすすめします。

もちろん当院でも、釣りをすると腰が痛くなってしまう方の診療もお受けしております。

お気軽にご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

月別アーカイブ

カテゴリ一覧

アクセス情報

所在地

〒675-0008
兵庫県加古川市新神野5-7-7 津田ビル1F-A

駐車場

1台あり

当院に向かい右側に駐車場がございます。駐車場入り口より、左列4番目が当院の駐車スペースとなっております。

休診日

水曜日・日曜日

予約について

当院は完全予約制となっております。

治療中は電話対応ができない場合もございます。留守番電話へお名前・電話番号・診察番号をご伝言ください。後ほど折り返しご連絡いたします。
ホームページからネット予約も出来ますのでご利用ください。