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腰痛 | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧
こんにちは、加古川市の鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
今回は、多くの方が悩んでいる夜中の腰痛についてお話させていただきます。
夜、ぐっすり眠っているときに、トイレに行きたくなったり、のどが渇いたりすると、目が覚めやすくなります。
そして、床から起き上がろうとしたとき、腰に痛みを感じてスムーズに動けない…。
こんな経験をされた方は少なくありません。
特に、70代の女性の方々から、よく相談を受けます。
そこで今回は、夜中に睡眠途中で目が覚めて、起き上がるときに、腰痛が起こるのか、その原因と対策について分かりやすくお伝えします。
このブログを読んでいただくことで、あなたの症状の原因が分かり、どうすれば良いかのヒントが得られます。
寝ている途中で目が覚めて、起きあがろうとしたら腰に痛みを感じるのは、寝ている間は、姿勢の変化が減少することが原因として考えられます。
寝ている間は、動きが減り、同じ姿勢でいる時間が長くなります。
長時間、同じ姿勢で座っていると腰がこわばっていくのと同じように、同じ姿勢で寝ていると、腰の筋肉に負担がかかり、硬くなります。
腰がその状態から、床から起き上がろうとしたときに、腰の周辺の筋肉が、その動きについていけず、腰に痛みを感じます。
また、寝ている間に腰への血行が不良になることも、起き上がるときに腰痛を感じる原因となります。
長時間、じっとして寝ていると、血管に刺激が入らず、血液の流れが悪くなります。
血液は、筋肉や神経に、栄養や酸素を運ぶ大切な役割があります。
さらに夜は体温と気温が下がるため、血管が収縮しやすく、そのために血液の流れがさらに遅くなります。
睡眠途中で目が覚めたときに、起きあがろうと腰の筋肉を使う際に、血行不良で腰の筋肉が機能低下しているため、無理に動かすと腰に痛みが生じます。
これらの理由が重なって、夜中にトイレに行こうとするなどで、起き上がるときに腰の痛みを感じる原因になっています。
寝ている途中で目が覚めて、起きあがろうとした際、ある程度、年齢を重ねると、若いときのように、簡単にはできなくなり、腰に痛みを感じてしまいます。
ですので、腰に負担をかけずに起き上がるには、工夫が必要です。
特に、床に布団をひいて寝ている方は、ベッドに比べて、起きにくいと思われます(ベッドから腰に負担をかけずに起きる方法は、当院の以下のブログで紹介しておりますので、参考にしていただければ幸いです)。
ですので、床に布団をひいて寝ている場合の腰に負担をかけない起き上がり方を、以下で紹介させていただきます。
・起きようとする側の反対側のひざを立てる。
・たてたひざを内側に倒すと同時に、体をねじり、そのまま横を向く。
・両足を「く」の字に曲げて、肘や両手で体を支えて、ゆっくり正体を持ち上げる。
・徐々に両手を体に近づけながら、上体を起こしていき、曲げていた足をゆっくり伸ばしていく。
・上体を完全に起こして、曲げていた足も伸ばして座る。
・体を斜め上方にねじって、両手を床につけます。
・腰を完全にねじって、両手と両ひざを床につけて、四つんばいの姿勢をとります。
・体を少し前につき出出して、重心を両手に移して、お尻を上げるように、片足ずつ立ち上がっていきます。
・床に両手をついたまま、ひざ床から完全にはなして、お尻を高く上げた状態の四つんばいになります。
・両手を徐々に手前に引き寄せて、上体を起こしたら、両手を床から離して、手はひざの上におきます。
・ひざから太ももにかけて、両手で体を支えながら、股関節を意識して、上体を持ち上げて、体を起こします。
以上の順番で、起き上がり動作を一気にせずに、分解しながらおこなうことで、腰への負担が減ります。
その結果、床かから起き上がる際に、腰の痛みが生じることを軽減できます。
寝ている途中で目が覚めて、トイレやのどの渇きで、起き上がる必要があるのに、腰痛のために動きたくないと思てしまうお話はよくお聞きします。
しかし、トイレを我慢すると腎臓に負担がかかりますし、のどの渇きを我慢すると、熱中症や脱水症が生じるいリスクが高まります。
そういったことを防ぐためにも、体の要求に従って、起き上がってもらうために、今回、紹介させていただいたことが皆様のお役に立てれば嬉しい限りです。
それでも、起きあがろうとするときに、腰に痛みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関に受診されることをおすすめします。
また、当院でも、今回のようなお悩みについて、施術をおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。
また、他に、寝ているときに起こる体の不調への対策のブログも書いておりますので、そちらも参考にしていただけると幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
先日、当院に60歳代の女性の患者さんが腰痛を訴えて来院されました。
お孫さんの夏休みのお世話で忙しい日々を過ごし、やっと一段落したところで突然のぎっくり腰。
3日前から軽い腰の痛みを感じていて、その状態のまま買い物で重たい荷物を持ち上げた途端、強い腰の痛みが発生したそうです。
そのため、家事や外出ができず、ご家族に心配と迷惑をかけて困っているとのことでした。
今回ご相談いただいた患者様のように、実は夏の終わりはぎっくり腰になる方が多い時期なのです。
なぜこの時期に多いのか、その原因や対処法について、このブログで紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、夏の終わりにぎっくり腰を発症する原因を知り、適切な対処法を学ぶことで、早期の回復や再発の予防につながります。
夏の終わりになると、ぎっくり腰を発症する方が増加する原因を以下で紹介させていただきます。
7月初旬から気温が高かったため、長期間エアコンの冷気にあたることで体が冷えきり、それによって筋肉が硬くなり、血行不良を引き起こします。
その状態が夏の終わりにピークとなり、ちょっとした動作に腰周辺の筋肉が対応できなくなることで、ぎっくり腰のリスクが高まります。
夏休みやお盆休みなどの長期のお休みが終わり、通常の生活リズムに戻る際に体に負担がかかることがあります。
この急激な生活パターンの変化が、日常生活で通常でも最も負荷がかかる腰への負担を増加させ、それによってぎっくり腰が生じやすくなる可能性があります。
夏の終わりは、ゲリラ豪雨や台風の季節でもあり、気圧の変化が激しくなります。
この気圧の乱れが、関節内の圧を高めたり、筋肉や内臓の機能の低下、神経が過敏になるなど、体に不調が引き起こされやすくなります。
特に腰は体の中心部分に位置するため、その影響を受けやすく、結果として腰に痛みが発生します。
暑い夏は体温調整に大量のエネルギーを使います。
それによって夏の終盤は、内臓や脳、筋肉などの疲労の蓄積がピークに達します。
そのように体が疲労している状態で、日常生活で腰に負担をかける前屈みや中腰をすると、それをきっかけに腰に一気に痛みや炎症が発生して、ぎっくり腰のリスクを高める可能性があります。
ぎっくり腰が発症した後、腰の痛みの回復を早めるための対処法について、日常生活の動作や習慣、環境の改善点を以下で紹介させていただきます。
ぎっくり腰は激しい腰の痛みですので、じっと動かず安静の状態でいてしまいがちです。
しかし、安静にするよりも無理のない範囲内で少しでも動いている方が、腰の痛みからの回復が早まると研究報告がされています。
発症から3日後あたりからは、湯船につかり腰を温めて血流を良くしてください。
これにより、痛めた部分に血液で運ばれる酸素と栄養が供給され、回復が早まります。
夏場は暑いかもしれませんが、短時間でも効果がありますので、入浴で腰を温めてください。
エアコンの効いた部屋では、腹巻きを巻いたり、ズボンに服をインするなど、腰周辺の保温に努めてください。
冷えた空気が皮膚に直接あたることで体温を奪い、冷えることで筋肉を硬くする原因になります。
体を前に屈める中腰の姿勢は、立っている時の1.5倍の負荷を腰にかけます。
物を拾ったり持ち上げるときなどは、膝を曲げてしゃがむようにして、腰への負担が集中するのを防いでください。
洗濯や調理など家事をする際は、コルセットを着用して腰をサポートしましょう。
コルセットをすると筋力が落ちて余計に腰が痛くなるのでは?という質問をよく受けます。
腰への負担が集中する作業の時間だけコルセットを使用する程度でしたら、その心配はありません。
状況に応じて、臨機応変にコルセットを利用してください。
ぎっくり腰は通常、痛みのピークが3〜4日間で、2週間ほどで収まるのが一般的な治癒までの経過期間です。
この期間内に痛みが変わらない、または悪化する場合は、他の病気の可能性もあるため、専門医への相談をおすすめします。
ぎっくり腰の症状と似た重篤な病気については、当院の別のブログで紹介しておりますので、参考にしていただければ幸いです。
ぎっくり腰になると、これほど腰が日常生活に重要な役割をしているのかがわかるほど、動いてもじっとしていても腰に激しい痛みを感じます。
ぎっくり腰は2週間ほどで自然と治りますが、その間は家事や仕事など日常生活に大きな支障をもたらすので、少しでも早く回復させたい症状です。
そのための方法として、今回紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
セルフケアに加えて、さらに少しでもぎっくり腰からの回復を早めたいようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して施術をおこなっておりますのでご相談ください。
また、他にも腰の痛みへの対策のブログを書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
お盆が明けて夏の終盤、暑さも和らぎ始めるこの時期。
実は、ぎっくり腰の症状でお悩みの方が増える季節でもあります。
過去にぎっくり腰を経験された方なら、「あの痛みだ」とすぐにわかるかもしれません。
しかし、60歳以上の方は、ぎっくり腰だと自己判断する前に、少し発生している症状を見直してください。
というのも、ぎっくり腰の症状と似た、命に関わる重大な病気の兆候が隠れている可能性があるからです。
「まさか自分が…」と思われるかもしれません。
確かに、その可能性は5%程度と低いのですが、見逃すと生命の危機につながる可能性があるため、注意が必要なのです。
このブログでは、ぎっくり腰の症状に似た重篤な病気について紹介します。
少しでも当てはまることがあれば、まずは専門の医療機関を受診することをおすすめします。
このブログを読むことで、その判断材料を得ていただければ幸いです。
体に起こる症状は、健康状態に関する重要な警告のサイン、つまり、生命に関わる重篤な病気の前兆の可能性があります。
これは、
「レッドフラッグ」
と呼ばれるもので、医療において重要な概念で、見逃してはいけない疾患を示唆する徴候や症状を意味します。
レッドフラッグに気づくことは、潜在的に深刻な健康の問題を早期に発見し、適切な治療につなげるために非常に重要なことです。
ぎっくり腰の症状に関しても、特に、60歳代以上の方は、ぎっくり腰だとすぐに判断せずに、レッドフラッグである可能性も考慮する必要があります。
その考慮をする材料として、以下で、ぎっくり腰の症状とぎっくり腰の症状に似た代表的な重篤な病気について、説明させていただきます。
・急な動作で、腰に強い痛みが走る
・腰を動かすと、痛みが増す
・腰が硬くなり、動きが制限される
ぎっくり腰に似た症状をもつ代表的な重篤な病気について、その症状と受診すべき医療機関の科と検査法について紹介させていただきます。
症状:腰の痛みが徐々に強くなる、発熱がある、体重が減る
受診すべき科:整形外科
必要な検査:血液検査、MRI
症状:突然の強い腰痛、立ったり座ったりするのがつらい:痛みが長く続く
受診すべき科:整形外科
必要な検査:レントゲン、CT、MRI
症状:おなかや背中に強い痛み、冷や汗が出る、めまいがする
受診すべき科:循環器内科または救急外来
必要な検査:CT、超音波検査
症状:腰から脇腹にかけての激しい痛み、はき気やおうと、尿をするときの痛み
受診すべき科:泌尿器科
必要な検査:尿検査、CT
症状:じわじわと強くなる腰痛、夜間に痛みが強くなる、原因不明の体重の急激な減少
受診すべき科:内科または整形外科
必要な検査:血液検査、MRI、PET-CT
レッドフラッグは、生命に関わる重大な病気の可能性を提示するため、早期発見と適切な対応が極めて重要です。
今回、紹介させてもらった代表的な病気の症状があてはまる場合は、すぐに病院を受診しましょう。
また、ぎっくり腰は、一般的に、発症してから3〜4日が痛みがピークで、2週間ほどで治るとされています。
このぎっくり腰のこの治癒過程に比べて、きつい腰の痛みがいつまでも同じレベルで緩和しないようでしたら、特に注意が必要です。
ぎっくり腰の症状とともにレッドフラッグが認められた場合、
・迅速に専門の医療機関に受診する
・X線、CT、MRIなど適切な画像検査を実施してもらう
・必要に応じた血液の検査を実施してもらう
といったことを医療機関で対応してもらうことをおすすめします。
整形外科学会「腰痛ガイドライン」でも、腰痛から発する危険信号を見逃さないことの重要性が述べられています(https://ssl.jssr.gr.jp/assets/file/member/topics/guideline.pdf)。
どんな病気でもですが、早期発見・早期治療が大切です。
ぎっくり腰の症状だと思っても、自己判断せずに、専門の医療機関で、適切な検査を受けることをおすすめします。
そのための判断材料として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
検査の結果、重篤な病気ではなく、一般的なぎっくり腰であった場合は、ぎっくり腰からの早期回復を促すためにも、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますので、ご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像を、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、腰痛への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
こんにちは、ひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。当院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
先日、70歳の農業をされている方が来院されました。朝に農作業をして、昼間は休憩でソファで1時間ほど昼寝をしたそうです。
ところが、起き上がろうとしたら、突然、腰に痛みが走ったとのこと。
「これは歳のせいでしょうか?」と不安そうに質問されました。
実は、このようなケースは珍しくありません。
年齢や農作業の疲れも腰痛の原因となりますが、意外にも「ソファでの昼寝」が腰痛を引き起こす要因の一つとなっているのです。
では、なぜソファでの昼寝が腰痛を引き起こすのか、そしてその対処法を今回のブログでわかりやすくご紹介させていただきます。
改善方法を知ることで、昼寝後の腰痛を軽減し、より快適に起きられる可能性があります。
ソファは、主に座るために作られています。
そのため、座面の高さや角度、クッションの硬さは、座ったときに快適であるように設計されています。
昼寝のために、横になって寝る時間が長くなると、これらの設計が、逆に体に負担をかけます。
ソファで横になって昼寝をすることで、腰周辺にどういったことが起きているかを、以下で紹介させていただきます。
柔らかい構造となっているソファの座面に横に寝ることによって、ソファの座面にあたる背中や腰を、十分に支えることができず沈みこみます。
そうすると、腰の部分の背骨や腰周辺の筋肉に、立位や座位とは違う不自然な負荷がかかります。
昼寝中は、ソファの座面に体が沈み込むことで、寝返りも打ちづらい状態となり、この不自然な負荷が続きます。
その結果、腰の背骨のゆがみや腰周辺の筋肉が損傷を起こします。
ソファで横になると、ソファの座面に体が沈みこみ、体の一部が圧迫されることがあります。
特に、筋肉が豊富で重たい腰からお尻が、ソファのクッションに押しつけられることで、血流が悪くなります。
これにより、腰周辺の筋肉に、血液を通して栄養や酸素の供給が不足して、腰周辺の筋肉が硬くなります。
以上のようなことが、ソファで昼寝をする時間が長くなることで、腰に影響がでます。
腰がこの状態で、ソファから起き上がろうとしても、腰がその動きに対応できず、腰に痛みが発生するのです。
基本的には、お昼寝をする際には、座面が柔らかいソファを避けて、硬めのマットや畳の上で昼寝をすることをおすすめします。
また、昼寝の時間も、腰痛対策だけではなく生活のリズムのためにも、30分以内が望ましいです。
昼寝に関して、以下の当院のブログで書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
午前中の作業後、お昼ご飯を食べてソファでくつろぐと、知らず知らずのうちに寝てしまうこともあるかもしれません。
ソファで昼寝をして、起き上がる際には、いきなり動くと、その動きについていけず腰の痛みを増加します。
ですので、まず、起き上がる前に、腰に刺激を入れて動きやすくすることと、腰に負担をかけないように起き上がることをおすすめします。
それぞれを、以下で紹介させていただきます。
ソファで昼寝をして腰が痛くなった場合、ソファから起き上がる前に、以下のことを寝たままの状態で行うことで、腰の痛みを緩和できる可能性があります。
仰向けの状態で、ひざを曲げて足裏をソファの座面につけ、鼻から息を4秒間を吸って、口から息を6秒間はく、腹式呼吸を7回行います。
これにより、お腹を深部にある腰の筋肉に刺激が入り、昼寝で固まった腰が動かしやすくなります。
仰向けのままの状態で、ひざを曲げて足裏をソファの座面につけ、痛みが出ない範囲で腰をゆっくり浮かせて、ゆっくりおろす体操を、10回、行います。
これにより、腰の筋肉の血流が促され、腰の動きが良くなります。
仰向けの状態で、ひざを曲げて足裏をソファの座面につけ、両膝をゆっくりと左右に倒します。
これにより、腰周りの筋肉の柔軟性が上がり、起き上がりやすくなります。
仰向けの状態で、ひざを曲げて足裏をソファの座面につけ、手を腰の下に入れ、優しくさすってください。
さすることで、痛みの情報を伝える神経の反応を抑制でき、寝起きの腰の痛みを緩和できます。
昼寝のためにソファで寝そべっていて、そこから起き上がる際に、一気に起き上がろうとすると、腰がその動きについていけず、腰に痛みが走ります。
起き上がる動作を、分解して、丁寧に起き上がることで、腰の痛みは軽減できます。以下でその方法です。
・昼寝から目が覚めたときに、仰向けの状態でしたら、ゆっくりと体を横向きにします。
・横向きの状態で、ソファの端に足を移動させ、床につけます。
・手や肘の力でソファを押しながら体を支えながら、ゆっくりと上半身を起こします。
・上半身を起こしたら、ゆっくりと座位になります。
・足を肩幅より広く開きます。
・ひざの上に手をついて、体を前に倒し、ひざの上に置いた手で体を支えながらお尻を上げます。
・ひざの上に置いた手で体を支えながら背筋をゆっくりと伸ばして立ち上がります。
・立ち上がった後は、その場で10回ほど、足踏みをする
以上のような、ソファで昼寝をした後、起き上がる前に、ソファに寝たまま腰に刺激を入れることと、腰の負担をかけない起き上がり方をすることで、ソファから起き上がり直後の腰痛を軽減できます。
ただし、激しい痛みがある場合は無理をせず、専門の医療機関で受診して治療を受けることをおすすめします。
今回のブログでは、ソファでの昼寝が引き起こす腰痛は、ソファで横になることで腰に不自然な負荷がかかり、体のゆがみや筋肉への過度の負荷、血流も悪くなってしまう原因で起こります。
また、ソファでの昼寝による腰痛を改善するおすすめの方法として、起き上がる前に行う腰への刺激の入れ方やソファで寝てしまった場合の起き上がり方をお伝えしました。
これらの方法を実践することで、昼寝後の腰痛を軽減できます。
今回もこのブログの内容が、皆さまの日々の生活の中でお役に立てれば幸いです。
ただし、もしこれらの方法を試しても腰痛が改善しない場合は、無理をせずにお近くの病院や治療院などの専門医療機関にご相談ください。
当院でも、今回のような腰痛のお悩みについて、相談や治療を行っております。
些細なことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。
また、当院のブログで、農作業による体の不調への対策についても詳しく解説しています。そちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広」
こんにちは、ひさき鍼灸整骨院、院長、久木崇広です。
今回は、意外な原因で起こる腰痛についてお話しします。
「サンダルをはいて歩いただけなのに、なぜか腰が痛い…」こんな経験はありませんか?
実は、サンダルで歩きすぎたことが原因で腰痛が引き起こされることがあります。
特に、かかとのない「ミュール型サンダル」は要注意です。
先日も、60代の女性の方が、外出先で駐車場から目的地まで思ったよりも歩いたことで、家に帰ってから、腰に痛みがでて、体を伸ばせなくなったと訴えて、当院に来院されました。
原因となった歩いた時の状況をお聞きすると、やはりミュール型サンダルをはいていたとのこと。
普段、普通の靴を履いていれば、それぐらいの距離では腰が痛くなったことはないともおっしゃっておられました。
サンダルは、はいたり脱いだりが楽で、今や日常生活には欠かせないはき物です。
特に、夏は、サンダルの通気性の良さに、好んではかれる方も多いことで、今回、ご相談いただいた患者様のように、サンダルで歩きすぎたことで腰痛を発症される方が少なくありません。
そこで今回は、サンダルで歩くことで引き起こされる腰痛の原因と、その腰痛への対策としてのおすすめのケア方法を紹介させていただきます。
サンダルを日常でよく利用されておられる方は、腰痛で予防するためにも日常生活に、ぜひ最後までお読みください。
通常の靴は、かかとのや足の甲を固定された状態で歩きます。
それに対して、サンダルで歩行は、通常の靴での歩き方とは違うメカニズムが働きます。
特に、サンダルの種類の中でも主流となっている「ミュール型サンダル」では、その傾向が顕著です。
ミュール型サンダルの特徴としては、かかと部分が固定されないことです。
このことが、歩行にどのような影響を与えて、その結果、どうして腰痛が引き起こされるのかを、以下で紹介していきます。
ミュール型サンダルをはいて歩くと、かかとがしっかり固定されないため、サンダルの中で足がぐらぐらしてします。
これは、まるで不安定な地面を歩いているようなものです。
そのため、体のバランスを取るのが難しくなり、上半身と下半身のつなぎ目となる腰に余計な力がかかります。
その結果、その負担が、腰周辺の筋肉が疲労させたり、腰の背骨にゆがみを起こすことで、腰痛を発生させます。
サンダルをはいて歩くと、体が不安定になるため、歩幅が小さくなり、足が内側に傾きます。
こうした歩き方の変化によって、お尻や太もも、ふくらはぎの筋肉が、必要以上に使われ疲れやすくなります。
歩行は、腰・お尻・太もも・ふくらはぎの筋肉が連動して動くことで、スムーズに歩けます。
サンダルで歩くことで、お尻・太もも・ふくらはぎの筋肉が疲れて、その機能が落ちると、腰の筋肉への負荷が増加して、その結果、腰に痛みが出ます。
普段、通常の靴をはいての歩き方では、つま先を使って地面を蹴ることで前に進みます。
しかし、ミュール型サンダルは、つま先を下に向けると、サンダルが脱げてしまうので、つま先をあげてサンダルを引っ掛けるように歩きます。
その結果、歩くリズムが崩れて、足から腰までつながっている筋肉や骨の動きが乱れます。
それをカバーするために、腰の負担が増えて、ついには腰に痛みが生じるようになるのです。
日常生活でサンダルをはく機会が多くなる夏は特に、腰へのケアをこまめにすることで、サンダルで歩くことで起きる腰痛を軽減できます。
そのための方法を、以下で紹介させていただきます。
サンダル歩行で使いすぎた筋肉の疲労を緩和するために、以下のストレッチがおすすめです。
上向けに寝て、片方のひざ両手で抱え、胸の方向に引き寄せ、20秒間、その姿勢をキープします。
反対側の足も同じようにおこないます、左右の足で交互に、3回ずつおこなってください。
イスに座った状態で、片足を前に伸ばし、つま先を自分の方にあげて、体を軽く前に倒し、太ももの裏が伸びるのを感じながら、20秒間、その姿勢をキープします。
反対側の足も同じようにおこないます、左右の足で交互に、3回ずつおこなってください。
サンダルで歩くことで負荷がかかった腰周辺の筋肉を回復させるために、湯船につかる入浴が有効です。
腰痛を和らげる効果があります。
入浴は筋肉の血流を促して、疲労や緊張をゆるめます。
入浴方法として、
・お風呂のお湯は38~40度くらいのぬるめに設定
・10~15分ほどゆっくりつかる
・入浴中に、腰やお尻、足を軽くさする
とすることで、より腰をケアできます。
ミュール型サンダルで歩くと、つま先の動きを制限するため、足の指の動きが悪くなります。
足の指で地面をしっかりつかめることで、姿勢が安定して、その結果、腰への負担も軽減できます。
ですので、足の指を、意識的に動かして、サンダルでの歩行で低下したその機能を向上させる必要があります。
そのための運動として、
・座った状態で、足の指を広げたり閉じたりする運動を、10回、繰り返す
・タオルを足の指でつかんで引っ張る運動を、5回、繰り返す
といったことを、スマホやテレビを見ながらなどでも結構ですので、日常生活の隙間時間におこなってみてください。
これらの対策を、毎日、少しずつ続けることで、サンダルによる腰への負担をケアできます。
ただし、腰の痛みが強い場合や長く続く場合は、専門の医療機関に相談することをおすすめします。
今回のブログでは、ミュール型サンダルが引き起こす腰痛の原因と、おすすめのケア方法を紹介させていただきました。
主な内容をまとめると、
・サンダルによる不安定な歩き方が腰に負担をかける
・歩き方の変化が筋肉に余計な負担をかける
・足の動きが制限されることで体全体のバランスが崩れる
・腰痛改善ストレッチ、入浴で腰を温める、足指の運動による腰へのケア方法
を紹介させていただきました。
これらの情報や対策が、みなさんのサンダルで歩くことで起きる腰痛改善のお役に立てれば幸いです。
ただし、このブログで紹介した方法を試しても症状が改善しない場合や、痛みが強い場合は、お近くの病院や治療院などの専門医療機関に相談することをおすすめします。
当院でも、今回のような腰痛のお悩みについて相談を受け付けており、それに対する施術もおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。
また、歩くことで起きる他の体の不調への対策についても、以下の当院のブログで紹介しています。
ぜひそちらもご覧いただき、日々の健康管理にお役立てください。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広