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疲労 | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
9月に入り、少しずつ太陽の日差しや暑さがやわらいできたように感じます。
この時期になると、夏の間、暑くて運動を控えていたいたが、そろそろ再開しようと考えられる方が少なくありません。
運動を始めることは、とても良いことです。
しかし、夏の運動不足を一気に取り戻そうとして、急に強い運動を始めると、かえって体を痛めてしまうことがあります。
そこで今回は、夏から秋の季節の変わり目に、久々に運動を再開する際のポイントや注意点について紹介させていただきます。

2ヶ月ほど続いた暑い夏に控えていた運動を、久々に再開するときの注意点を結論から述べると、
「今の体が対応できる量から始める」
ことが重要です。
運動は、心身の健康に非常に良い影響を促します。
しかし、それは適切な自分の体力と回復力に合った運動量の場合です。
しばらく運動を控えていると、その適切な運動量はわからない場合があります。
ですので、少しずつ物足りない程度の運動量から始め、頑張りすぎないようにしてください。
9月は運動を頑張る月ではなく、運動できる体に戻す月として過ごされることをおすすめします。

夏前までは運動を続けておられたのなら、そのイメージと合わせて、以下のようなことを注意して、運動を再開してみてください。
・少し物足りないと感じるくらいの運動量から始める
・最初は以前の半分程度の時間から始める
・息切れしない会話ができる程度の強さを目安にする
・翌日に強い疲れや痛みが残っていないか確認し、運動量を調整する
・運動する時間と運動する強さを同時に増やさない
・運動する日を少しずつ増やす
・階段や坂道など、負荷の大きい運動は後回しにする
・昨日できた量を今日も無理に続けない
・運動後に体が軽く感じるくらいを目標にする
・痛みが出たら頑張って続けるのではなく、一度中止する

季節の変わり目に、運動を再開された時に張り切って、
・階段を何往復もする
・いきなり長距離をランニングする
・長時間、長距離を歩く
・大股で速く歩く
といった強度の強い運動を始める方がおられます。
これらの運動は、決して悪い運動ではありません。
体力が十分にある方にとっては、心肺機能や筋力を高める良い運動です。
しかし、久しぶりに運動を再開される方にとって、これらの運動が今の自分の体力に合っているかどうかが問題です。
運動に関する研究では、運動を控える期間が2~4週間ほど続くだけでも、持久力や心肺機能には低下が起こることが報告されています。
そういった研究が全ての方に当てはまることはないにしても、暑さを避けて2か月ほど運動を控えていた場合、以前と同じ運動量にいきなり戻すと、思った以上に体への負担が大きくなる可能性があります。
また、運動についての世界的な指針をまとめているWHO(世界保健機関)でも、普段あまり運動していない人に対して、少ない量から始めて、運動する時間・回数・強さを徐々に増やしていくことをすすめています。
つまり、9月の運動再開時は、一気に頑張るより無理なく続ける、夏前の自分ではなく今の自分に合わせることが大切です。

秋を感じるようになって、夏の間は控えていた運動を再開する際は、現在のご自身の体力状態を確認しながら、徐々に運動の強度を上げていくことが望ましいと思います。
その運動再開のおすすめの方法を、以下で紹介させていただきます。
運動の不足で固まった体を、いきなり動かすと、頭のイメージに体がついていかず、ケガをするリスクが高まります。
ですので、いきなり運動を始めず、数分間、足首や肩を動かしたり、ラジオ体操などして、体を暖気して運動しやすい状態にしてください。
いろいろな運動がありますが、手軽に体をバランス動かせる運動は、「ウォーキング」です。
まずは、平坦な道を、普段より少しゆっくり歩くところから始めてください。
最初のうちは、10~20分程度を目安にして、まだ少し歩けそうと思うところで終えることをおすすめします。
そして、歩調は、息が切れて話せないほど頑張らず、歩きながら普通に会話ができる程度のスピードを目安してください。
よく、テレビや健康雑誌などで、大股歩きや早歩き・坂道や階段を使った歩行などが良いという情報が出ています。
確かに、カロリーの消費や筋力の増強に効果はあります。
しかし、その分、その歩行をすることによって、体にかかる負担も大きいので、運動再開直後から始めるとゲガをするリスクが高まります。
ウォーキングを始めて、最初の1~2週間は、運動の習慣を取り戻すイメージでゆっくり始めてください。
ある程度の期間、ウィーキングをこなした後、時間を増やす→歩く速さを上げる→坂道や階段歩行を取り入れるというように、少しずつ負荷を上げていってください。
ウォーキングに慣れてきたら、軽い筋トレも少しずつ取り入れてみてください。
ですが、いきなりスクワットや腹筋などをたくさんすると、筋肉や関節に負担がかかり、痛みが出ることがあります。
ウォーキング同様に、最初は、少し物足りないと感じるくらいの筋トレから始めるのがおすすめです。例えば、
・イスからゆっくり立ち上がる「イススクワット」
・つま先立ちをする「かかと上げ」
・立った状態で壁に手をついて腕を曲げ伸ばして行う「壁腕立て」
・上向きで寝てお尻を持ち上げる「お尻上げ」
など、自分の体重を利用した簡単な筋トレから始めることが効果的です。
最初は、10回程度を1セットから始め、運動した翌日に強い筋肉痛や関節の痛みが出ないかを確認してください。
問題がなければ、少しずつ回数やセット数を増やしてください。
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秋に入る頃に、運動の再開をウォーキングから始めるのでしたら、左半身と右半身を交互に動かす運動でもあるので、体の左右対称のシンメトリー状態になっている状態が好ましいです。
当院では、そうなるように、関節の可動域や筋肉の状態を検査して、それに基づいて、調整を行います。
また、久しぶりに行う運動後は、筋肉痛や関節痛が起こるかと思います。
その回復には、呼吸や血流によって酸素や栄養が全身に巡りやすくなっている状態が必要になってきます。
当院でも呼吸の改善や血流の促進のために、全身のバランスを整える施術を行なっております。
お身体のメンテナンスとなる施術を通して、運動を続けていける体づくりのお手伝いをさせていただきます。

運動を再開した際には、運動後だけでなく、翌日に強い疲れや筋肉痛、関節の痛みが残っていないか確認するようにしてください。
運動は、毎日しないといけないというわけではなく、週に2~3回程度行い、運動を休む日も作って回復させながら行うのも一つの方法です。
痛みや強い疲労が残る場合は、運動量や運動する時間・日にちを減らしてください。
また、運動再会後に、以下のような症状がある場合は、整形外科や内科など、専門の医療機関を受診されることをおすすめします。
・運動をしていないときにも強い痛みが続く
・運動を休んでも、数日たって痛みが改善しない
・膝、腰、肩、足首などの関節が腫れている、熱をもっている
・関節を動かすと強く痛む、または動かしにくくなった
・足を引きずるなど、歩き方が明らかにおかしくなった
・手足にしびれや力が入りにくいなどの症状が出た
・運動中や運動後に、胸の痛みや胸の圧迫感がある
・運動中に息苦しさが強くなったり、少し休んでも息苦しさが改善しない
・運動中にめまいがしたり、意識が遠くなるような感じがある
・心臓の動悸が強く、なかなか治まらない
・普段とは明らかに違う強い疲労感が続いている
・運動後に尿の色が極端に濃くなった、または赤色になった

夏に続いていた高い気温もおさまり、ようやく動きやすくなって、運動しようと思える季節になってきました。
しかし、やっと運動が再開できると、張り切って行なってしまうため、お体に不調が出てしまう方も少なくありません。
そうならないためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。
その際には、当院にご相談ください。
当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。
完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。
監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
電話でのご予約はこちら>>079-490-5955
【ブログ執筆者プロフィール】
氏 名:久木崇広(ひさきたかひろ)
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資 格:柔道整復師・鍼灸師
所属院:ひさき鍼灸整骨院(兵庫県加古川市)
得意分野:肩こりや腰痛などの慢性の不調
整骨院で腰痛を治してもらったことをきっかけに、治療の道へ。 整骨院に10年以上勤務し経験を積む中で、治療に対して自分が思う理想が明確となり、2017年に地元の加古川市で開業。 痛みだけを追う治療ではなく、患者様が痛みによってなににお悩みか、また、治ることでどんな未来がご希望なのかを、話し合い共有しながら、治療にあたっております。

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
夏の暑さもピークを過ぎたものの、まだまだ暑い日が続いていますね。
こうした夏の終盤の時期になると、
「睡眠時間は十分とっているのに、日中やたら眠い」
「体がだるくて、疲れが取れていない感じがする」
と訴えられる方が少なくありません。
このような状態が続くと、仕事や家事の効率が落ちたり、なぜこんなに疲れが取れないんだろうと健康への不安を感じたりすることもあります。
こうした状態には、夏の間に少しずつ蓄積した疲労や、暑さによって睡眠の質が低下し、十分に体を休められていないことが関係しているかもしれません。
そこで今回は、なぜ夏の終盤に疲れが取れにくい状態が起こりやすくなるのか、そして、たまった疲労を回復するためにはどうすればよいのかについて紹介させていただきます。

夏の終盤に疲れが取れにくくなる理由を結論から述べると、
「夏の間に受けた暑さによる身体への負担と、睡眠による回復が十分にできない状態が積み重なる」
ことが関係している可能性があります。
夏は、きつい暑さの屋外やクーラーの効いた屋内といった、他の季節より寒暖差が激しい環境で過ごすため、環境に合わせて体温を調整する機会が多くなります。
体温の調整には、体のエネルギーを使いますが、特に、そういった環境のため、夏は体温調整のためにエネルギー使う機会が増えます。
体の中でエネルギーを回復させるのは、睡眠の時間帯です。
夏に体温調整で消費したエネルギーを、少しずつ睡眠中にリカバーできないことが積み重なると、夏の終盤にどっと疲れを感じやすくなります。

夏の日中の活動で受けた体への負担から回復するためには、睡眠が重要な役割を果たします。
ですので、睡眠の質を上げて、睡眠中の体の回復力を高めることが重要になります。
そのための今すぐできる方法として、
・冷房は体に悪いと我慢せず、暑くて寝苦しい場合はエアコンを使用する
・睡眠中はクーラーの風を体に直接当てないように、風向きを調整する
・寝室の気温だけでなく、湿度(湿度50~60%程度)にも気をつける
・入浴はシャワーだけで済ませず、ぬるめのお湯につかる
・寝る前のスマートフォンを見る時間を短くするために、寝室にスマートフォンを持ち込まない
・寝る直前まで、仕事や家事を詰め込みすぎない
・朝起きたらカーテンを開けて、朝の光を浴びる
・昼寝をするなら長時間寝すぎず、20分程度に抑える
・休日でも毎日できるだけ同じ時間に寝て、睡眠リズムを大きく変えない
・日中からこまめに水分を補給をしておく
といったことを心がけてみてください。

夏の暑さと睡眠には、密接な関係があるとされています。
大阪に住む健康な成人602人を対象に、2010年の7月末、8月、9月の3回にわたって、気温・睡眠の質・疲労の関係を調べた研究では、もともと睡眠の質が良くない人では、気温が高い時期ほど疲労度が高くなることが分かりました。
一方、睡眠の質が良い人では、気温の変化による疲労度には大きな違いはみられませんでした。
つまり、この研究から考えると、夏の疲労は単純に「暑いから疲れる」というだけではなく、暑い時期に、どれだけ質のよい睡眠をとれているかが重要になると考えられます。
夏の間は、「暑い環境で活動する→体温を調節するために体が働く→体に負担がかかる→夜の睡眠で回復する」というサイクルを、毎日、繰り返すことで健康は保たれます。
しかし、暑さによって睡眠の質が少しずつ低下する日が続くことで、このサイクルが崩れると、その日の疲れを翌日の睡眠で十分に回復することがうまくいかなくなる可能性があります。
その結果、夏の終盤になってから、「睡眠時間は足りているはずなのに眠い」「朝起きてもスッキリしない」「体が重く感じる」などという状態が出てくることがあります。
これは、「夏の間に少しずつたまった疲労が、夏の終盤になって表面化してきた」と考えると分かりやすいかと思われます。
ただし、夏の暑さによって疲労が必ず蓄積すると断定することはできない。
なぜなら、研究でも、睡眠の質が良い人では、気温が高くなっても疲労スコアに大きな変化はみられないからです。
ですから、夏の疲労対策では、日中に暑さによる負担をできるだけ減らし、夜は睡眠によってしっかり回復できる環境をつくることが重要になります。

夏の終盤にたまった疲労を、睡眠で回復しやすくする5つの生活習慣を以下で紹介させていただきます。
睡眠の質を上げるためには、毎日、できるだけ同じ時間に寝て、同じ時間に起きることが重要です。
夜の入眠と朝の目覚めのリズムが安定することで、夜に自然な眠気が起こりやすくなり、毎日の睡眠が安定します。
そうなることで、心身が休息・回復するための環境を整えることにつながります。
また、休日の睡眠の取り方も重要です。
休日になると、明日は休みだからと夜更かしをしたり、平日の睡眠不足を取り戻したい、ゆっくり過ごしたいということで、いつもよりダラダラと長く寝てしまうことがあります。
しかし、休日だけ起きる時間が大きくずれると、普段の睡眠リズムとのずれが大きくなります。
その結果、休日の夜に眠くならず、寝る時間が遅くなったり、休日明けの朝に起きるのがつらくなったりすることがあります。
そして、睡眠は長く寝れば寝るほどよい、というわけではありません。
睡眠時間と死亡率の関係を調べた研究では、睡眠時間が短すぎる場合だけでなく、長すぎる場合にも死亡率が高い傾向が報告されています。
例えば、睡眠時間と死亡率の関係の研究では、睡眠時間が7時間前後であると、死亡率が最も低い傾向がみられました。
これらの研究の多くは観察研究であるため、個人の体質さや病気の有無もあるので、必ずしも、長く寝たことが死亡率を高めたと完全に証明したものではありません。
ただ、毎日の睡眠時間を安定させ、起床時間を大きく変えないことが大切だと考える根拠のひとつになります。
特に、夏の終盤は、夏の間にたまった疲れを取り戻そうと休日に昼まで寝てしまうのではなく、まずは、毎日の睡眠時間を十分に確保したうえで、起床時間を大きく変えないことを意識してみてください。
朝、起きたらカーテンを開け、朝の明るい太陽光を、15分ほど浴びる習慣を作ってください。
人間の体には、約24時間のリズムを刻む「体内時計」があります。
この体内時計のリズムは、朝の太陽光を浴びることで、体内時計がリセットされ、日中に活動し、夜になると眠るというリズムを作りやすくなります。
特に、疲れが出やすい夏の終盤は、朝、起きてすぐスマートフォンを見るだけでなく、カーテンを開けて明るい場所で過ごすことを意識してみてください。
朝食をとる、顔を洗う、新聞を読むなど、朝に行う生活の中に、窓ガラス越しでもよいので、太陽光を浴びる時間を組み込んでください。
夏は、寝室が暑かったり湿度が高かったりすると、寝苦しさから睡眠が妨げられることがあります。
冷房は体に悪いから、冷え性だからエアコンは苦手だと、暑さを我慢しすぎないことが大切です。
夏の寝室なら、室温は25~28℃程度、湿度は50~60%程度をまず目安にしてください。
その上で、ご自身の体質に合わせて、エアコンを温度を調整したり、睡眠で着る服や布団の質や量を調整してみてください。
また、直接冷房の風を体に当て続けないように、エアコンの風向きやサーキュレーターを調整して、部屋全体が適度に涼しくするようにしてください。
入眠しやすくするためには、心身がリラックスモードの状態であることが重要です。
寝る直前まで、スマートフォンを見たり、仕事や家事を続けたりしていると、心身が興奮状態となり、入眠が妨げられます。
特に、スマートフォンを触りだすと、気づけば30分、1時間たっていることがあります。
ですので、寝る30分~1時間前くらいから、スマートフォンを手から離すようにしてください。
スマートフォンを寝室に持ち込まないことも、方法の一つとして有効です。
寝る前は、軽くストレッチをする・本を読む・音楽を聞くなど、寝る前に体と頭を休ませる時間をつくり、自然に眠りに入りやすい状態にするようにしてください。
夏は暑いので、入浴を避けてシャワーだけで済ませる方も多いと思います。
しかし、睡眠を整えるという点では、就寝前の入浴を生活習慣として取り入れることが有効です。
体の深部体温が自然に下がっていくと、体が入眠モードに入りやすくなります。
これを作り出すには、入浴によって一時的に体温を上げ、その後、体から熱が逃げていく過程を利用すると、効率的に眠りにつきやすくなリます。
それをするためだからといって、夏に熱いお風呂へ、長時間、入る必要はありません。
少しぬるいと感じる程度のお湯をはった湯船に、無理のない時間入るくらいで十分です。
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体を健康に保つためには、「酸素」「血流」「栄養」が重要になります。
例えば、体が歪んで姿勢が悪くなると、呼吸をするための胸やお腹周りの筋肉や関節が動きにくくなります。
そうなると、酸素がうまく取り込めなくなり、疲労の回復が妨げられます。
「酸素」「血流」「栄養」が体にうまく行き渡ることで、疲労の回復は促されます。
ですので、夏の終盤に疲労を感じ続ける方は、それらが滞る原因となる部分をメンテナンスすることが重要です。
そのために、当院では、お身体全体を検査させていただき、お一人お一人に合わせて、治療を組み立て施術させていただいております。

夏の疲れだと思っていたら、別の病気が隠れている場合もあります。
疲労とともに以下のような症状がある場合は、自己判断せず、内科や整形外科など専門の医療機関への受診されることをおすすめします。
・十分な睡眠をとっているのに、強い疲労や眠気が数週間続いている
・疲労によって仕事・家事・外出など、普段の生活に支障が出ている
・日に日に疲労が強くなっている
・原因が思い当たらないのに体重が減ってきた
・発熱が続く、寝汗がひどい
・動悸、息切れ、胸の痛みがある
・顔色が悪い、少し動いただけで息切れする
・異常にのどが渇く、尿が増えた、体重減少を伴う
・いびきが大きい、睡眠中に呼吸が止まる、息苦しそうに目を覚ます
・めまい、意識が遠のく、失神することがある
・手足のしびれ・力が入りにくいなど、神経症状がある
・強い頭痛、意識がもうろうとする

近年の夏の暑さは、とてもキツく、とても長い。
それによって、夏の終盤が見えてくるころには、疲労が噴き出して体調を崩される方が少なくありません。
ようやく厳しい夏を乗り越えることができそうな時期にこそ、体調を整えるためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。
その際には、当院にご相談ください。
当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。
完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。
監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
電話でのご予約はこちら>>079-490-5955
【ブログ執筆者プロフィール】
氏 名:久木崇広(ひさきたかひろ)
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資 格:柔道整復師・鍼灸師
所属院:ひさき鍼灸整骨院(兵庫県加古川市)
得意分野:肩こりや腰痛などの慢性の不調
整骨院で腰痛を治してもらったことをきっかけに、治療の道へ。 整骨院に10年以上勤務し経験を積む中で、治療に対して自分が思う理想が明確となり、2017年に地元の加古川市で開業。 痛みだけを追う治療ではなく、患者様が痛みによってなににお悩みか、また、治ることでどんな未来がご希望なのかを、話し合い共有しながら、治療にあたっております。

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
先日、60歳代の女性の方が、首の痛みを訴えて来院されました。
詳しくお話をお聞きすると、手芸が趣味でポーチや小物入れなどを作っていると、首が痛くなってくる。
長時間、作業を続けるのが悪いとは思うけど、キリのいいところまでと、ついつい、長時間、やり続けてしまうとのこと。
今回、ご相談いただいた方のように、手元を見ながら下を向いての作業を長い時間続ける事で、首に痛みを訴えられる方は少なくありません。
そこで、今回は、下を向いて作業をする事で首に痛みが発生する理由とその対処法について、わかりやすく解説させていただきます。

手芸や編み物、最近ではスマートフォンの操作など、頭を斜め下に傾けた状態を長く続けると、首に痛みが出やすくなります。
その理由を結論からお伝えすると、
「約5kgある頭を、首の筋肉などが支え続けることで疲労する」
「頭を前に傾けるほど、首周辺にかかる負荷が大きくなる」
ことが考えられます。
成人の頭の重さは約5kgとされ、イメージとしてはボーリングの玉くらいの重さです。
この頭の支える首への負荷は、当然、頭の重さである約5kg。
しかし、これはあくまでも、まっすぐ前を向いている状態のときの負荷です。
頭が前に傾ける角度が深くなると、頭の重心が前方に移動するため、頭を支えるために首の筋肉などがより大きな力を発揮する必要があります。
特に、手芸などに集中していると、知らないうちに頭がさらに前に出たり、下を向く角度が深くなったりします。
その状態を、長時間、続けることで、首の筋肉に疲労が蓄積し、首の張りや痛みにつながることが考えられます。

手芸中でも今すぐできる首の痛みを軽減させるための対処法として、
・製作中の手芸の作品を、手元をできるだけ目の高さに近づけて作業する
・作業する際は、顔を作品に近づけすぎない
・肘や腕を台やクッションに乗せて、腕の重さを支える
・30分に1回程度は、20秒でもいいので、手を止めて、顔を上げる
・30分に1回程度は、20秒でもいいので、ゆっくり左右を向いて首を動かす
・肩をすくめるように上げてから、肩を脱力して下ろす動きを5回行う。
・キリのいいところまでではなく、30分作業したら一度休むようにする
・手元は太陽光やライトを照らして、明るさを十分に確保する
・細かい作業で近くを見続けた後、顔を上げて数十秒ほど遠くを見る
などを心がけて、手芸を楽しんでください。

頭の前傾によって首にかかる負荷を、生体力学的なモデルで推定した研究では、次のような数値が示されています。
・頭をまっすぐにした状態(0°) → 約4.5kg
・15°前に傾けた状態 → 約12kg
・30°前に傾けた状態 → 約18kg
・45°前に傾けた状態 → 約22kg
・60°前に傾けた状態 → 約27kg
ただし、これは実際の首にその重さの物体が乗るという意味ではなく、生体力学的なモデルによる推定値です。
それでも、頭を前に傾けるほど、首が頭を支えるために必要な力が大きくなることを示す目安にはなります。
手芸をされている中で、お茶を飲む・トイレに行くなど、ちょっとした休憩時間をとった時に、以下のようなストレッチをして、負荷のかかった首周辺の組織をケアしてみてください。

①背筋を伸ばして、イスに座り、両手を頭の後ろに軽く添えます。
②あごを胸に近づけるように、頭の後ろに乗せた腕の重みを使って、頭をゆっくり前に倒します。
③首の後ろが気持ちよく伸びるところで、10秒間キープします。
④10秒たったら、ゆっくり元の姿勢に戻します。
この①~④を、3回、繰り返しおこなってください。
注意点としては、頭を前に曲げるときに、手で強く押さえつけず、あくまでも腕の重みで首の後ろを伸ばすようにしてください。

①背筋を伸ばして、イスに座り、右手を頭の左側(左耳の上あたり)に添えます。
②頭の左側(左耳の上あたり)に添えた右腕の重みを使って、頭をゆっくり右側に倒し、左側の首筋を伸ばします。
③左の首筋が気持ちよく伸びるところで、10秒間キープします。
④10秒たったら、ゆっくり元の姿勢に戻します。
⑤次に、左手を頭の右側(右耳の上あたり)に添えてます。
⑥頭の右側(右耳の上あたり)に添えた左腕の重みを使って、頭をゆっくり左側に倒し、右側の首筋を伸ばします。
⑦右の首筋が気持ちよく伸びるところで、10秒間キープします。
⑧10秒たったら、ゆっくり元の姿勢に戻します。
この①~⑧を、3回、繰り返しおこなってください。
注意点としては、頭を横に曲げるときに、手で強く押さえつけず、あくまでも腕の重みで首の後ろを伸ばすようにしてください。

①イスに座り、両手を体の後ろ、腰のあたりで組みます。
②胸をゆっくり開きながら、肩甲骨を軽く寄せ、体の後ろで組んだ手を上げます。
③胸から背中にかけて伸びるのを感じたら、10秒間キープします。
④10秒たったら、ゆっくり元の姿勢に戻します。
この①~④を、3回、繰り返しおこなってください。
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手芸やスマホ操作など、下を向いての作業が長くなると、いわゆる猫背状態になるため、首・胸・腰の背骨や骨盤の配列に歪みが生まれます。
そうすると、関節の可動域の低下、筋肉のバランスや呼吸の乱れ、血流不良など、体に様々な不具合が起こります。
ですので、首の痛みへの治療はもちろんのこと、首以外の部分の治療を行うことが必要になります。
当院では、そのために、お身体の状態をお聞きし、体全体の状態を検査した上で、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

頭を前に傾ける時間が長いことで起きる首の痛みでも、以下のような症状がある場合は、整形外科や脳外科などの医療機関で検査を受けることをおすすめします。
・首の痛みが強く、数日休んでも改善しない
・首の痛みが徐々に強くなっている
・肩から腕、手にかけて痛みやしびれがある
・手に力が入りにくい、物を落としやすくなった
・歩きにくい、足がもつれるなどの症状がある
・首を動かすと腕や手に電気が走るような痛みが出る
・発熱を伴う首の強い痛みがある
・強い頭痛、めまい、吐き気などを伴っている
・夜間や安静にしているときにも強く痛む
特に、手や腕のしびれ・力が入りにくい、歩きにくいなどの神経症状がある場合は、早めに医療機関で検査を受けることが大切です。

手芸は、完成を想像しながら指を使い作業をするので、脳の活性化につながり、達成感もあるとても良い趣味です。
ただ、集中するあまり、作業が長時間になりがちで、首に負担をかけてしまう趣味でもあります。
楽しく続けるためにも、首の痛みが強く起こらないようにするためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。
その際には、当院にご相談ください。
当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。
完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。
監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
電話でのご予約はこちら>>079-490-5955
【ブログ執筆者プロフィール】
氏 名:久木崇広(ひさきたかひろ)
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資 格:柔道整復師・鍼灸師
所属院:ひさき鍼灸整骨院(兵庫県加古川市)
得意分野:肩こりや腰痛などの慢性の不調
整骨院で腰痛を治してもらったことをきっかけに、治療の道へ。 整骨院に10年以上勤務し経験を積む中で、治療に対して自分が思う理想が明確となり、2017年に地元の加古川市で開業。 痛みだけを追う治療ではなく、患者様が痛みによってなににお悩みか、また、治ることでどんな未来がご希望なのかを、話し合い共有しながら、治療にあたっております。

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
先日、ぎっくり腰を50歳代の女性のかたが訴えて来院されました。
その方は、何度かぎっくり腰を経験されておられ、お話を聞いている中で、
「足を引きずるように歩くようになると、その後に、ぎっくり腰になることが多いんですよ」
「今回も気がついて、やばいなと思っているうちに、ぎっくり腰になっちゃって」
「これってぎっくり腰の前兆なんですかね?なんでですかね?」
というご質問を受けました。
ぎっくり腰は急に起きるイメージがありますが、疲労やストレスや生活習慣の変化などいろんなことが積み重なって、ちょっとしたきっかけで、一気に吹き出すことが多いです。
そして、今回、ご相談いただいた方のように、発症前に体の動きに変化が起きることも少なくありません。
そこで、今回は、ぎっくり腰前に、なぜ歩き方に変化が出るか?
その理由や対処方法について紹介させていただきます。

歩いているときに足を引きずるようになった後、ぎっくり腰を起こしやすい方がいます。
この理由を結論から言うと、
「腰や骨盤に負担がかかっていることで、無意識に腰をかばうような歩き方になっている」
可能性があります。
本来、歩くときは、足首関節・ひざ関節・股関節・骨盤・腰が連動して動きます。
しかし、仕事や家事などなんらかの理由で、腰や骨盤周辺の組織に負担がかかり、その働きが低下すると、歩くための腰や骨盤の動きが小さくなります。
そうすると、足首関節・ひざ関節・股関節が、腰や骨盤の周辺組織の不調をカバーするように動きます。
しかし、腰や骨盤の動きが十分に使えない状態では、下半身だけでその動きを完全に補うことができない場合があります。
その結果、足を前に出しにくくなったり、歩幅が小さくなったりして、足を引きずるような歩き方に変化することがあります。

ぎっくり腰は、腰に負担が積み重なった状態で、ちょっとした動作をきっかけに起こることがあります。
それを今すぐ予防するためにも、「足を引きずるように歩く」以外にも、以下のようなことが日常生活で当てはまるものがないか、チェックしてください。
・歩いていると何もないところでもつまずいていないか?
・以前より歩く歩幅が小さくなっていないか?
・朝、起きたとき、腰や骨盤周辺が固まったように感じはないか?
・立ち上がるとき、腰に違和感や重だるさなどがないか?
・前かがみになると、腰が突っ張ったり動かしにくくないか?
・寝返りがしにくくなっていないか?
・靴下やズボンを履くとき、腰を曲げにくくなっていないか?
・お尻や太ももの裏に、いつもより強い張りを感じていないか?
・長時間、座りっぱなしや立ちっぱなしが続いていないか?
・腰に力が入らない、抜けそうな感覚や「ピキッ」とした瞬間的な痛みを感じることが増えていないか?
以上のような中で、複数当てはまる場合は、腰に負担が蓄積している可能性があります。
痛みが強くなる前に、無理をせず体を休めたり、日常生活や体の使い方を見直したり、専門の医療機関を受診をすることをおすすめします。

「ぎっくり腰」は、医学的には「急性腰痛」と呼ばれることが多く、その原因は一つではありません。
腰には、腰椎の骨と骨の間にある“椎間板”、腰椎同士をつなぐ“椎間関節”、骨盤にある“仙腸関節”、そして腰を支えている“筋肉”・“筋膜”・“靱帯”など、さまざまな組織があります。
これらの組織に、仕事や家事、長時間の同じ姿勢、運動不足、疲労、寝不足などによって負担が積み重なると、腰をスムーズに動かすことが難しくなる場合があります。
そして、その状態で日常の何気ない動作をきっかけに腰に負担が加わると、突然、強い痛みが現れ、腰が抜けるような感覚や、動くことが難しい状態になることがあります。
現在の医学では、ぎっくり腰のすべてをこの組織が傷ついたからと特定できないのが現状です。
急性腰痛の多くは、椎間板、椎間関節、仙腸関節、筋肉や筋膜など、複数の組織が関係している可能性があるとはされています。
そういった複数の組織の不調によって、ぎっくり腰が起きる前に、歩行の変化や腰の動きの違和感なども起こっていると考えられます。
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ぎっくり腰が起こるまで、歩行の変化や動作の違和感など、何かしらのサインを出してくれています。
しかし、毎日の忙しさの中で、そのサインに気づかなかったり、後回しにしてしまったりしがちです。
そして、ぎっくり腰前の歩行の変化や動作の違和感などに対してのセルフケアは、なかなか手が届かない場合があります。
また、自分ではどこを改善すればいいのか分からないという場合もあります。
そういったときは、専門家に体の状態を確認してもらうことも一つの方法です。
当院でも、腰や肩の痛みが治った後でも、お身体のメンテナンスで来院される方が多くいらっしゃいます。
よく「体は痛くなくても、みてもらえるんですか?」と言うご質問を受けます。
それに対しては、「車を安全に運転するためには、車自体に故障がなくてもオイルを交換したりタイヤの状態をチェックしたりと、定期メンテナンスしますよね。
それと一緒で、特に体に痛みがなくても、ご自身では気づきにくい体の変化を確認するために、定期的に体の状態をチェックすることも一つの方法です。
お身体のメンテナンスをすることで、日常生活を健康に過ごすための準備ができますよ。」
とお伝えしています。
特に、ぎっくり腰は、再発しやすいものです。
ぎっくり腰を予防するためにも、お身体のメンテナンスを定期的にすることをおすすめしますし、ご希望の方には当院でもそれを承っております。

ぎっくり腰だと思っていても、他の病気が隠れている場合もあります。
腰痛とともに以下の症状がある場合は、自己判断せず整形外科や内科などの専門の医療機関へ受診されることをおすすめします。
・安静にしていても痛みが強く、夜間も痛みで目が覚める
・発熱を伴っている
・転倒や事故など、強い衝撃を受けた後から腰が痛い
・体重が急に減ってきた
・強いだるさや体調不良が続いている
・お尻から脚にかけて強い痛みやしびれがある
・足に力が入りにくい、足を引きずる、つまずくことが急に増えた
・排尿しにくい、尿や便が漏れるなど、排泄の異常がある
・股の間やお尻周辺の感覚が鈍くなっている
・胸やお腹の痛み、腹部の強い違和感を伴っている
・痛みが時間とともにどんどん強くなっている
・腰痛発生から数日たっても、発生当日と痛みの度合いが変わらない

必ずしも「歩行の違和感」=「ぎっくり腰の前兆」と言うわけではありません。
しかし、何度かぎっくり腰を経験していると、今回の患者様のように経験則で、ぎっくり腰の前兆としての体の違和感を感じられる方もいらっしゃいます。
それはとても貴重なことであり、外出時に、雨が降る予報をしていたら、傘を持って出かけることができるように、事前に準備ができます。
毎年、ぎっくり腰をするので不安をおもちのかたは、ご自身に起きるぎっくり腰の前兆のような体の変化を思い出して認識されることをおすすめします。
そのためのきっかけとして、今回、紹介させていた相手ことが皆様のお役に立てれば幸いです。
もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、当院にご相談ください。
当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術やアドバイスをご提案しております。
完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。
監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
電話でのご予約はこちら>>079-490-5955
【ブログ執筆者プロフィール】
氏 名:久木崇広(ひさきたかひろ)
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資 格:柔道整復師・鍼灸師
所属院:ひさき鍼灸整骨院(兵庫県加古川市)
得意分野:肩こりや腰痛などの慢性の不調
整骨院で腰痛を治してもらったことをきっかけに、治療の道へ。 整骨院に10年以上勤務し経験を積む中で、治療に対して自分が思う理想が明確となり、2017年に地元の加古川市で開業。 痛みだけを追う治療ではなく、患者様が痛みによってなににお悩みか、また、治ることでどんな未来がご希望なのかを、話し合い共有しながら、治療にあたっております。

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
先日、50歳代の美容師の女性が、腰痛を訴えて来院されました。
腰や骨盤周辺が不安定な状態で、仕事や日常生活にも支障が出ていたため、治療後に、しばらくの間は、腰のコルセットをつけてくださいとお伝えしました。
すると、
「コルセットをずっとつけていると、腰の筋肉が弱くなりませんか?」
「つけ続けるのは、あまりよくないって聞きますけど・・・」
「コルセットに頼って、外せなくなったりしませんか?」
という質問をいただきました。
こういった腰痛コルセットを装着することに対して、ご心配される方は少なくありません。
その考えの背景には、骨折でギプスをした後、腕や脚の筋肉が細くなって力が入りにくくなったという経験や経験談を聞いたことがあるからかもしれません。
しかし、ギプスによる固定と腰痛コルセットでは、体を固定する仕組みも、筋肉への影響も同じではありません。
そこで今回は、腰のコルセットをつけると腰の筋肉は本当に弱くなるのか、ギプスとの違いも含めて紹介させていただきます。

腰のコルセットが、腰の筋肉にどのような影響を与えるのかについては、これまでにもさまざまな研究が行われています。
これらの研究をまとめると、結論として、
“コルセットを装着すると、腰を支える筋肉の活動量が減ることはあります。
しかし、それが長期的な筋力低下につながるという明確な科学的証拠は、現在は確認されていない”
と報告されています。
つまり、「長期の腰痛コルセットの装着=腰周辺の筋力低下」と単純には考えることはできません。
それどころか、コルセットを使用することで、体幹の安定性や筋持久力などが改善されたことを示す研究もあります。

コルセットを装着すると、腰周辺を外側から支えることで、体幹の動きを一部を制限することもあります。
それによって、腰にコルセットを装着した状態では、お腹や背中の筋肉の活動が低下したという研究で報告されています。
これは、コルセットが腰部を支えることで、本来、その動作を担うべき腰周辺の筋肉の仕事量が減ったためと考えられます。
この研究の報告を見て注意したいことが、
“「筋肉の活動量が減ること」と「筋力が低下すること」は同じではない”
ということです。
例えば、ある動作をするときに、腰の筋肉が100の力を出していたところを、コルセットをつけることで70の力で行えるようになったとします。
これは、筋肉が30弱くなったということではなく、コルセットによって腰が支えられ、
筋肉が必要とする仕事量が減った
と考えることができます。
瞬間的には、腰の筋肉が使えても、持続的に力を使い続けると、やがて腰の筋肉が疲労して、痛みが発生してしまう場合もあります。
それならば、コルセットを使用することで、腰の筋肉への負担を減らしながら使い続けることができます。
また、コルセットをして制御されているとはいえ、腰の筋肉の活動はしているので、コルセットの使用が必ずしも筋力の低下につながるわけではありません。
実際に、21日間の腰のコルセットの使用を調べた研究では、体幹の筋力に明らかな低下は認められませんでした。
また、慢性腰痛の方が、6か月間、腰のコルセットを使用した研究でも、背中の筋力低下は認められませんでした。

コルセットの装着では筋力が落ちずらいが、なぜ、骨折のギプスの装着は筋力の低下が見られることが多いのでしょうか?
これは、ギプスと腰痛コルセットでは、身体を固定する方法が大きく違うためです。
骨折のギプスでは、骨折した部分を安定させて骨が治るのを待つため、骨折部だけではなく、その上下にある関節の動きまで制限することがあります。
筋肉は関節をまたいでついていることも多いため、多数の関節を固定されると、十分に筋肉が動かせなくなることがあります。
すると、関節を動かせないことで、歩く・体重をかけるなどの活動が減り、筋肉を使う機会が減ることで筋肉への刺激が少なくなると、筋力や筋肉量が低下しやすくなる。
つまり、ギプスをする時間が長くなることで、筋肉が細くなっているのは、単純に、外から支えられていたからではなく、ギプスによって関節の動きや身体活動そのものが大きく制限され、筋肉を使う機会が減っていたことが大きな理由です。
一方、一般的な腰痛コルセットは、腰部を支えながらも、通常のギプスほど身体の動きを完全に固定するものではありません。
腰のコルセットは、歩いたり、立ったり、座ったり、股関節や膝、足首を動かしたりすることができ、筋肉には刺激が入ります。
このため、「ギプスで固定された状態」と「腰のコルセットを装着して生活する状態」は、筋肉にとって同じ環境ではなく、双方の状態には違いも出てきます。

腰痛コルセットを使用するとき、本当に注意したいことがあります。それは、
“コルセットそのものよりも、コルセットを使うことで、日常生活全体での活動量が低下してしまう”
ことです。
腰痛のためにコルセットを装着したことで、
「コルセットをしているから、腰は動かさないほうがいい」
「腰が不安だから、できるだけ横になっておこう」
と考えて、歩くことや仕事、家事などの日常生活まで減ってしまうと、身体全体の活動量が低下します。
すると、腰の筋肉だけでなく、足やお尻などの筋肉も使う機会が減ってしまいます。
そのため、コルセットを使う場合でも、痛みや身体の状態に合わせながら、できる範囲で普段の活動を維持することが大切です。
日本の整形外科学会の腰痛ガイドラインでも、
「腰痛で安静にしているより、無理のない範囲で動いた方が、腰痛の改善が早まる傾向にある」
と記されています。
つまり、「コルセットをつける=動かない」のではなく、
「コルセットで腰をサポートしながら、できる範囲で動く」
という考え方が重要になります。

腰痛コルセットは、「一日中、絶対につけ続けなければいけない」というものではありません。
腰の状態や仕事の内容によって、必要な場面で使い分けることもできます。
例えば、
・中腰での作業が多い時間帯
・腰に疲れを感じやすい午後からの時間帯
・長時間、立って仕事をするとき
・長時間、座って仕事をしているとき
など、腰に負担がかかることが予測される際に装着する方法があります。
また、ひどい腰痛になる前は、何もないところで足がつまずきやすくなったり、歩いていたら体が左右にやけに揺れる、立ち上がる時に腰が抜けそうになるなど前兆があるかと思われます。
そういった前兆があったら、腰にコルセットを装着するのも良いかと思われます。
大切なのは、「コルセットは長時間つけると悪い」「短時間なら良い」と一律に考えることではありません。
腰の状態や仕事内容、痛みの程度など状況に合わせて、「腰を補助する時間」を作ってあげることが大切です。
腰痛コルセットを装着するとき、ただふわっと巻いているだけでは、腰へのサポートができず、腹巻と変わらない状態になります。
腰椎コルセットや骨盤ベルトは、製品によって推奨される位置は異なりますが、一般的な考え方として、以下のような装着を心がけてください。

腰のコルセットは、まず、コルセットの上下を確認してください。
コルセットには上下があり、一般的には幅が広い側が下側、細くなっている側が上側になっているものが多いです。
ただし、製品によって異なるので、取扱説明書をご確認ください。
そして、コルセットを背中側から当てたとき、
「腰の部分だけを覆うのではなく、コルセットの下端が骨盤周辺にもかかる位置に合わせる」
ことが重要です。
つまり、腰だけをコルセットで覆っても、固定力があまり見込めませんので、腰と骨盤を一緒に覆うようにしてください。
また、お腹側では、おへそ周辺から下腹部にかけてコルセットがかかるようにしてください。
また、コルセットが左右どちらかにずれていると、片側だけ締め付けが強くなったり、反対側が浮いたりします。
左右の高さが同じで、ねじれていないことを、鏡を見たりや他の方に確認してもらったりしてください。
あとは、骨盤ベルトを締めるときは、思い切りお腹をへこませたり、息を止めたりする必要はありません。
普段どおりに呼吸できる状態で、腰が支えられていると感じる程度の圧力で締めてください。

骨盤ベルトの場合は、腰痛コルセットよりもさらに装着する位置が重要です。
骨盤ベルトは、基本的に骨盤そのものを支える目的で使用します。
まず、自分の骨盤の左右にある硬い出っ張りを探します。
骨盤ベルトは、製品によって推奨位置が異なりますが、一般的な骨盤サポートでは、その骨盤の出っ張り周囲を適切に包み込む位置に装着します。
骨盤ベルトの注意点は、腰のくびれ部分まで上げて装着してしまうと、骨盤を支えるという本来の目的から外れてしまいます。
腰の一番細いところを締めるのではなく、骨盤をベルトで包むように支えるようにイメージして装着してください。
骨盤ベルトを装着したら、前側・横側・後ろ側の高さが大きくずれていないか、鏡を見て確認したり、他の方に見てもらって確認してください。
ベルトが後ろだけ上がっていたり、前だけ下がっていたりすると、左右均等に支えられない場合があります。
骨盤ベルトも、強く締めすぎたり、ほわっと締めても効果が薄れます。
骨盤周辺が安定した感じがあり、歩いたときや立ち上がったときにベルトがずれない程度を目安にします。
腰のコルセットや骨盤ベルトを装着したら、立つ・歩く・イスから立ち上がる・軽く前かがみになる・腕を動かす、などを行ってみます。
そのとき、
・腰が支えられている感じがするか
・ベルトがずれないか
・息苦しくないか
・痛みやしびれが出ていないか
を確認します。
装着した瞬間は問題なくても、歩いているうちに上にずれてしまうことがあります。
その場合は、装着位置やサイズ、締め方を見直す必要があります。

腰が痛い時に、腰のコルセットや骨盤ベルトの装着することで、日常生活の動作を助けてくれることは多いです。
しかし、コルセットを装着することで、かえって腰の痛みが増加したり、気分が悪くなった場合は、症状の対処としてはコルセットの装着が体に合っていないことも考えられます。
その場合は無理をして装着されないことをおすすめします。
コルセットをつけるべきかどうか迷った際には、整形外科や整骨院など、専門の医療機関を受診して相談してみてください。

腰の状態が改善してきたら、いつまでもコルセットを装着し続ける必要はありません。
例えば、
・コルセットを外しても痛みが強くならない
・立つ、歩く、座るなどの日常動作が楽になってきた
・仕事中に腰の不安を感じることが少なくなった
・中腰などの動作をしても以前ほど腰がつらくない
などといった状態になってきたら、少しずつ装着する時間を減らしていくことも検討してください。
ただし、骨折や手術後など、医師から装具の使用期間を指示されている場合は、その指示を優先してください。
また、コルセットを外すと痛みが急に強くなる、しびれや力の入りにくさがある、日常生活に大きな支障があるといった場合は、自己判断で装着を中止せず、専門の医療機関などに相談してください。

腰痛コルセットを装着することで、腰の筋肉は必ずしも弱くなるわけではありません。
腰に負担がかかる時期や痛みがある時期に、腰を支えながら身体を動かしていくためのサポート役として考えてください。
コルセットも日常生活を送る上で便利な道具の一つと考えて、腰の状態に合わせて上手に利用されることをおすすめします。
もし、今回のブログで紹介した内容で、わからないことが有りましたら、当院にご相談ください。
当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な回答や施術をご提案しております。
完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。
監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
電話でのご予約はこちら>>079-490-5955
【ブログ執筆者プロフィール】
氏 名:久木崇広(ひさきたかひろ)
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資 格:柔道整復師・鍼灸師
所属院:ひさき鍼灸整骨院(兵庫県加古川市)
得意分野:肩こりや腰痛などの慢性の不調
整骨院で腰痛を治してもらったことをきっかけに、治療の道へ。 整骨院に10年以上勤務し経験を積む中で、治療に対して自分が思う理想が明確となり、2017年に地元の加古川市で開業。 痛みだけを追う治療ではなく、患者様が痛みによってなににお悩みか、また、治ることでどんな未来がご希望なのかを、話し合い共有しながら、治療にあたっております。