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「マスク頭痛」はどうして起こる?原因とその対策

2021.06.11 | Category: 肩こり

新型コロナウイルスの感染が流行して1年以上たちました。

 

その中で生活様式がいろいろ変わりましたが、その中の一つに“マスクの常時装着”があげられます。

 

この“マスクの常時装着”をするようになってから、

 

「なんか最近、頭が痛くなることが多い・・・」

 

「マスク頭痛」と呼ばれる頭痛を訴える方が多くなってきました。

 

新型コロナウイルス感染予防のために行っていることが、かえって体調を崩してしまうのは本末転倒となってしまいます。

 

そこで今回は、「マスク頭痛」の理由と対処法を紹介させていただきます。

 

これを知っていただくことで、「マスク頭痛」を回避し日常生活を快適に過ごすことができます。

 

「マスク頭痛」の原因

マスクの中はサウナ

マスクを長時間装着していると、その内側は自分が息がこもることで、

 

高温

高湿度

 

となります。

 

これはサウナの中と同じ状態です。

 

サウナの中って、すごく呼吸がしづらくて長時間いるとその暑さでしんどくなってきますよね。

 

それと同じで、マスクを長時間することで顔周りだけでもサウナ状態でいると体は、

 

・頭痛

・めまい

・吐き気

 

など、熱中症のような症状を引き起こします。

 

そのような理由で、より頭痛を引き起こしやすくなるので注意が必要です。

 

 

 

マスク内に二酸化炭素が多すぎる?

人間の呼吸は、

 

・酸素を吸う

・二酸化炭素を吐く

 

が特徴です。

 

マスクをすると、そのサイクルが崩れやすくなります。

 

というのもマスクは外から菌やウイルスを入れないようにするため、外気が入りづらい構造になっています。

 

つまりマスク内に酸素をたっぷり含んだ外気が入りづらく、自分の吐いた二酸化炭素たっぷりの空気がこもりがちです。

 

自分の吐いた二酸化炭素たっぷりの空気を、長時間マスクをすることで吸うと、体の中の二酸化炭素の濃度が上がります。

 

二酸化炭素が体に及ぼす特徴としては、血管を広げる作用があります。

 

その作用が脳の血管を広げ、それを血管の周りにある神経を刺激することで「痛み」として認識し、頭痛が発生します。

 

長時間マスクをすることで、体の中の酸素と二酸化炭素の濃度が崩れ、頭痛を引き起こしてしまうので、注意が必要です。

 

 

 

マスクの耳かけるゴムが引っ張るせい?

マスクをずっとしていると、マスクが擦れて顔の皮膚が荒れたり、耳の後ろが痛くなったりしませんか?

 

それは、顔とマスクを密着させるための「耳にかけるゴム」が原因です。

 

「耳にかけるゴム」の張力なんて弱いものだと思いがちです。

 

しかし、「耳にかけるゴム」の張力方向は、例えていえばこめかみや顔を手のひらでつかまれて引っ張られている状態なのです。

 

マスクの「耳にかけるゴム」で顔を前に引っ張られることで、それに対抗して踏ん張ろうと首や肩に力が入ります。

 

その踏ん張りが、首コリや肩こりを引き起こします。

 

そうしたコリが、後頭部や首・肩の血管や神経を圧迫し、頭痛を引き起こします。

 

長時間マスクをすることで、マスクの「耳にかけるゴム」の張力が頭痛を引き起こしてしまうので、注意が必要です。

 

 

 

「マスク頭痛」の治し方

外ではマスクを外す

前章で述べた原因から、口や鼻から酸素を取り入れ、二酸化炭素を吐きだす環境を作る必要があります。

 

そうするためには、マスクを外す必要があります。

 

でもマスクを外していると、新型コロナウイルス感染拡大の現在では、マナー違反という目で見られてそうですね。

 

ただ、厚生労働省では、

 

「屋外で人と十分な距離(少なくとも2メートル)が確保できている場合はマスクを外すようにしましょう」

 

と呼び掛けています。

 

日常生活で、マスクは常に装着していないといけないという思い込みをせずに、メリハリをつけてマスクの装着・脱着していきましょう。

 

 

 

マスクフレームの装着

マスクも色々と進化して、息がしやすいように口や鼻が密着しないような構造になってきています。

 

しかし進化しているとはいえ、マスク単体では十分呼吸がしやすい隙間を開けることができないのが現状です。

 

そこで「マスクフレーム」をマスクの中に入れることで、マスクと口元の隙間を広げ、呼吸がしやすくなり、ひいては「マスク頭痛」を予防することができます。

 

重たい荷物を持ち運びしないといけないアート引越センターは、従業員が呼吸しやすいようにマスクフレームを独自で開発しています。(https://art-shopping.jp/products/list.php?category_id=25)

 

私も紹介されて仕事でこのマスクフレームを使っていますが、これをつけてからぐっと仕事がしやすくなっています。

 

今では、マスクフレームなしで仕事をするなど考えられないほどです。

 

アート引越センターだけでなく、他のメーカーも販売していますので、通販や薬局で探してみて下さい。

 

マスクによる顔の皮膚荒れ対策にもなります。

 

最近は女性や子供用に小さいサイズも売られていますので、そこも注目して購入して「マスク頭痛」の予防グッズとして活用してみて下さい。

 

 

 

耳を引っ張る

マスクの耳かけゴムにより、耳が常に前に引っ張られている状況です。

 

ですので、耳を反対側に縦・横・下と引っ張ってみて下さい。

 

耳は顔や頭の骨や筋肉に連結していますので、引っ張ることで巣の部分をストレッチすることができます。

 

顔や頭の骨や筋肉がゆるむことで、顔や頭の神経や血管の圧迫がゆるみ、結果的に頭痛が緩和されます。

 

大変簡単なうえに効果的なので、是非気が付いたらこまめにやってみて下さい。

 

 

 

まとめ

新型コロナウイルス感染拡大が収まらないことで、マスクをつけて日常生活を送るのに違和感がなくなってきました。

 

ただ日常生活でマスクを着け続けることのデメリットが目立ってもきました。

 

こんかい紹介させていただいたことは、ちょっとした工夫で「マスク頭痛」を予防することができますので、デメリット解消として参考にして頂けたら幸いです。

 

それでもなかなか「マスク頭痛」が解消されないようでしたら、当院にお越しください。

 

当院は頭痛の治療を得意としております。

 

呼吸をしやすい体に整え、「マスク頭痛」解消のお手伝いをさせていただきます。

 

監修 柔道整復師・鍼灸師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広


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