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「糖質を制限して体重を落としつつ健康につなげてみては?」

2019.03.15 | Category: 予防

女性の患者さんとお話しさせていただいているとよく、

 

「やせるツボはないですか?」

 

という質問を受けます。残念ながら体重を減らすための有効なツボはないというのが現状です。よく“耳つぼダイエット”ということで、ダイエットに耳の中にあるツボが利用されていますが、あくまでも耳にあるツボを使うのは補助であって、主には食事とサプリメントによって体重コントロール・管理をおこなっています。

 

「運動不足から太ってしまう」という声もよく聞きます。しかし私の経験からですが、42.195キロメートルを死ぬ思いで走ったフルマラソンでも2時間ぶっ続けで剣道の稽古を行っても体重はたいして落ちませんでした。運動は体が締まって外見的には細くなりますが、筋肉の増加でかえって体重が増加する場合もあります。それはそれで長い目で見ると代謝も上がるということでいいことなんですが・・・。

 

結局のところ体重を落とそうとすると「食事」のとり方が左右することが多いというのが私の感想です。

 

しかし食事を極端にとらずにダイエットをすると、体調を崩す場合があります。女性の場合は特に生理不順や冷え性等々、悪い方に体質が変わってしまう場合があります。

 

そこで今回はダイエットをする際に、「食事」のとり方について注意点を紹介させていただきます。

 

このことを知っていただくことで、無理なく健康的に体重を落としていくことができます。

 

 


なぜ人は太るのか?という答えは、

 

「糖質のとりすぎ」

 

からです。

 

「糖質」と聞くと、砂糖を使った甘いものと想像しがちですよね。確かにそうなのですが、もっと「糖質」に関係するのが、

 

「炭水化物」

 

なのです。「炭水化物」とは分解すると、

 

「糖質」+「食物繊維」

 

ということで具体的な食材は、米・小麦・トウモロコシ・ジャガイモなどの現代人にとっていわゆる“主食”とされているものです。

 

「食物繊維」は腸を動かし排便をうながすものなので、体にとって良い成分です。しかし「糖質」は過剰に摂取すると、人間の体は「糖質」を「脂肪」に変換してため込もうとする働きをおこないます。

 

炭水化物がどれほどの「糖質」を含んでいるのかの成分的な例を挙げると、ごはん1杯分(150ミリリットル)の糖質は、角砂糖14個分に相当します。主食と呼ばれるものを食べ過ぎると、「糖質」が「脂肪」に変換されて体にため込まれ太る原因にもなります。

 

脂質を良く含んだお肉を食べると太るとよく誤解されがちですが、脂質は腸で一定量しか吸収されず体外に便として放出されます。しかし糖質は、吸収され脂質に変換されて体にため込まれます。飢餓状態の歴史をおくった人間の体が、食べたものを少しでもため込もうとする体のシステムは素晴らしいものですが、現代の飽食時代にはかえってそのシステムはあだになっています。

 

さらに「糖質」には“マイルド・ドラッグ”と呼ばれるほどの中毒性があります。脳に“おいしい”という快感を覚えさせて、もっと「糖質」をとれと脳が命令するようにしむけ、結果「糖質」のとりすぎで太ってしまうのです。

 

ですから、生理学的にベストな食事は、玄米・白米や小麦をつかったパンやパスタなどの主食とされる炭水化物を食べることを避けることが、ダイエットの近道になります。その代わり、お肉・卵・チーズ・野菜などはしっかり摂取していただいても大丈夫ということとなります。いきなりは炭水化物を抜くことは難しいかもしれませんので、

 

“1日3食の内、1食(基本的に夕食)だけ糖質を制限する”

 

から始めていただいて慣れてくれば、

 

“1日3食の内、1食(基本的に夕食以外)だけ糖質をとる”

 

といった感じでおこなってみてください。

 

そもそも炭水化物は胃腸にとって非常に消化に悪いものなのです。実際に炭水化物とお肉の体の中での消化時間を実験したところ、炭水化物のほうが消化が悪い結果がでました。風邪の時におかゆやうどんがよく作ってもらいますが、食べやすいものの体が弱っているときには消化吸収が悪いものなのです。反対に言えば、このいわゆる“糖質制限”は、ダイエット効果だけでなく胃腸などの内臓にかける負担が少なくなるため、体調をいい状態に整える助けにもなります。

 

今までおこなっていた食事の習慣を変えるのはなかなか難しいかもしれません。しかし、今回紹介させていただいたダイエットのための食事をとるコツは、食べる食材の制限はしていますが、食べる量は制限していませんので、まだおこないやすいかと思います。ぜひ一度挑戦していただいて、ダイエットの助けになれば幸いです。

 

柔道整復師・鍼灸師 久木崇広 監修


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