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姿勢からわかる痛んだ部分以外を治療する訳

2018.11.30 | Category: 姿勢

当院に来られる前に、他の治療所でされていた治療内容を聞かせていただいている時に、

 

「肩が痛いのに、腰や足を触って治療されて・・・、そこじゃないって思いながら治療を受けたことがあるんです。全身みないと治らないのはわかるんですけどね・・・」

 

というお話がでてきました。

 

各先生によって治療方針は色々ですので、なんとも言えないところですが、痛んでいるところから離れていいる部分を触ることで治療するという方法はあります。ただ治療する側も治療内容を説明して、納得していただけたのなら治療をおこなうという手順は必要ですね。

 

でも正直、肩が痛いから他の部分も崩れているのかは、なかなか想像できませんよね。

 

そこで今回は、当院で採用している姿勢検査機を利用して、症状が出ている方の全身写真から、全身の筋肉のバランス状態がどうなっているのかを見ていただくことで、なぜ症状がでたらその部分だけでなく、全身を見ないといけないのかを説明させていただきます。

 

これを見ていただくことで疑問が解消し、より身体への理解を深めることができます。

 


身体の一部にゆがみが生じるとその部分を、

 

「かばう」

 

動きをしてしまいます。それによって、よく使う筋肉と使わない筋肉がでてきて、関節にも不均衡な負担がかかってきます。

 

私が神戸で勤務時代に、痛みの原因をそのかばいあいからでていることを説明させていただいていました。私の表現不足もあるのですが、なかなか患者さんにとってはイメージしにくいようでして、どうにかならないかな?と思っていたところ、わかりやすい検査機器に出会いました。私が開業したときにこの検査機器を採用して、治療ごとに検査し説明させていただいています。

 

まずは前後左右の写真を撮って、身体の傾きをミリ単位ではかります。

 

 

 

その全身写真の計測から予測される、使っている筋肉と使えていない筋肉を計上しグラフィックであらわします。下の全身の骨格筋は色分けされていますが、赤い部分がつかわれている筋肉青い部分があまりつかわれていない筋肉です。

 

 

この検査機による正常の筋肉の色は、

 

 

という感じで薄い肌色状態がで異常とあらわしています。では、実際の症状がでておられる方の筋肉の状態を見ていくと、

 

【20歳代の女性、左の肩の痛み、立ちっぱなしで下を見る仕事をしている方の症例】

 

 

左の肩の痛みということで、確かに左の方が赤くなっています。しかし他に右腰とお尻のあたりも赤くなっています。左の肩を使うことが多い仕事であるため、左を痛めてしまいましたが、左のほうへ上半身が傾かないように、右の腰が支えているためこのようなジグザグなバランスで筋肉を使っています。実際に治療させていただいても、ご自身が気が付かない間にこんなに腰が悪くなっていたのかと驚いておられました。

 

 

【70歳代 女性 右ひざの痛み 登山中にひざを痛めた症例】

 

 

この場合は右ひざが痛くて、右に重心がかけられず、右足は青く示され、筋肉が使われていないことがわかります。また、左側の肩や脚が特に赤く、よく筋肉が使われているのがわかります。この方は登山で痛めたひざが1ヶ月間なかなか治らなくてご来院されました。その間にこれだけ体のバランスを崩してしまったと思われます。このままですと、ひざだけでなく腰や肩まで痛めてしまう可能性があります。

 


今回は一部の症例を紹介させていただきましたが、身体の一部が痛いといっても、そこだけでなく他の部分にも影響を与えていることがお分かりいただけたかと思います。「木を見て森を見ず」ということわざがありますが、身体の不調にもそれは当てはまります。

 

身体の一部分の治療にこだわらず、全身を調整することで身体を治していくことについてご理解いただけましたら幸いです。

 

それでもご自身の身体のバランスがイメージできないようでしたら『接骨鍼灸院じんぎゅう』にご相談ください。姿勢映像からしっかり説明させていただいた上で、治療にあたらせていただきます。

柔道整復師・鍼灸師 久木崇広 監修


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