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風邪後に深い呼吸でせき込む仕組みと理由とその対処法

2024.06.13 | Category: インフルエンザ,予防,体操・ストレッチ,免疫,風邪

 

兵庫県下の感染症の情報によると、新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスによる感染症は低下傾向にありますが、RSウイルスによる感染症、いわゆる、“風邪”がそうか傾向にあるそうです。

実際、当院でもご本人や家族が、一般的な風邪をひかれたというお話をよくお聞きします。

そんな風邪は、ほとんどの方は数日で治りますが、その後の後遺症として、息がしにくくなったという方が少なくありません。

息苦しいので、努力して息を深く吸ってみると、せきがでて、息がうまく吸えないとのこと。

息を吸うということは、体を動かすエネルギーとなる酸素を取り入れる活動です。

風邪をひいた後、酸素が体に取り入れることができないと、エネルギーが不足して体力が回復せず、体がいつまでもだるい状態が続きかねません。

そこで今回は、風邪が治った後も深呼吸をするとせき込んで呼吸がしづらくなる理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、風邪が治癒後に後遺症として残る息をするとせき込む状態を解消できます。

 

 

 

せき反射のメカニズム

“せき”は、ノドを保護し、ノドに入った異物や刺激物などを、肺に入らないように、体の外へ排出するための重要な防御活動です。

これは、

 

「せき反射」

 

とも呼ばれて、以下のようなステップでおこなわれます。

 

①刺激の検出

ノドや肺の粘膜が、ノドに入った異物や刺激物、例えば、本来は食道を通って胃に行くべき食べ物が、気管支を通って肺に入ろうとすると、異物と認識してを感知します。

異物や刺激物として、ウイルス感染による炎症やウイルスの侵入を止める粘膜から出る粘液も含まれます。

 

②神経の伝達

ノドで刺激が感知されると、神経を介して、延髄に信号が送られます。

 

③中枢神経系の反応

延髄は神経からの情報を受け取ると、せきをして異物を外部に出すようにとせき反射を引き起こす命令を、神経に送ります。

 

④せき反射の実行

せき反射は、

・深く吸い込むことで、肺に空気を取り込む

・ノドを閉めて、胸とおなかの筋肉が緊張させて、胸の中の空気の圧を上げる

・ノドを急激に開いて、胸の中の高圧の空気を、ノドから勢いよく排出する

の順番で、“せき”が発生して、ノドや肺にある異物や分泌物を体の外に除去します。

 

 

 

風邪が治った後の深呼吸でせき反射が出やすくなる理由

 

呼吸をおこなうためには、横隔膜やろっ骨周辺の筋肉は働いて、胸に空気を入れたりはき出したりします。

風邪によって、長期間、寝たきりとなり、活動が低下すると、これらの呼吸するための筋が硬くなります。

呼吸するための筋肉が硬くなると、胸が広がったり閉じたりすることが制限され、肺が十分に膨らまなくなり、呼吸の効率が低下します。

そうすると、肺に空気を一度に吸い込める量が低下して、細かく回数を増やしす浅い呼吸が多くなります。

浅い呼吸が続くと、肺の空気の出入りが不十分になります。

そして、肺から出入りする空気にのって外部に出ていたノドの粘液が、排出できずにノドにたまりやすくなります。

たまった粘液を排出しようと敏感になったノドに、深い呼吸をすることで刺激が入り、その結果、せき反射を引き起こしやすくなります。

 

 

 

風邪の後に深い呼吸をするとせき込むへの対処法

 

風邪が治った後のせき反射を減少させ、呼吸を楽にするための対処法として、風邪を引いたことによって機能が低下した呼吸をするための筋肉に刺激を入れる必要があります。

以下でその方法を紹介させていただきます。

 

胸への刺激 

鎖骨の下縁の真ん中を、人差し指で、指で軽く優しく押さえて、10秒間、静かに呼吸をしながら、キープしてください。

反対側の鎖骨の下縁の真ん中も同じようにおこなってください。

これを、交互に3回、繰り返しておこなってください。

 

脇腹への刺激

脇腹に手を当てたまま、前回転に円をえがいて、脇腹の皮ふを、10回、まわしてください。

次に、脇腹に手を当てたまま、後回転に円をえがいて、脇腹の皮ふを、10回、回してください。

 

背中への刺激 

壁の前に立ち、片方の手のひらを天井に向けて、手の甲側に手首を曲げて、壁に手をつけます。

胸を張りながら、壁に手をついた方向を反対側に体ごと向きます。

背中や腕が伸びる感じたら、その状態で、10秒間、キープしてください。

反対側の腕も同じようにおこなってください。

これを、交互に3回、繰り返しておこなってください。

 

おなかへの刺激 

上向きでひざを立てた状態で寝て、おへその指3本分外側を、指で軽く優しく押さえて、60秒間、静かに呼吸をしながら、キープしてください。

 

 

 

まとめ

 

風邪ウイルスが体に侵入すると、体の免疫機能が闘います。

そうすると、体のいろいろな部位に損傷が起きたり、かなりのエネルギーが消耗されて、後遺症が残る場合があります。

その一つとして、呼吸がしくくくなったり、深く息をしたときのせき込みやすくなる症状が生じる場合があります。

風邪で低下した体の機能を回復させるためにも、呼吸の状態を整える必要があります。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも風邪をひいいた後、深い呼吸をするとせき込みやすくなるお悩みが解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に、病気による体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

お子さんから感染したお母さんに起こる後遺症としての腰痛への対処法

インフルエンザを治癒後も続く疲労感は理由は呼吸機能の低下?その解消する方法は?

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広


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