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首の痛み | ひさき鍼灸整骨院 - Part 5の記事一覧
50歳代の女性の方が、首こりで来院されました。
きっかけをお聞きすると、最近、ご主人と一緒に、スマホゲームを長時間していると首が痛くなってきたとのことでした。
2023年の調査によると、日本人のスマートフォンの保留率は、約90パーセントにのぼり、1日あたりの使用時間は平均3時間ほど。
スマホゲームに関しては、平均のプレイ時間は、1日あたり1時間20分と報告されています。
コロナ禍もあいまって、当院でも、年々、スマホゲームが原因で、首こりや肩こりを訴える方が増加しています。
そこで今回は、スマホゲームをすることで、首が痛くなる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、首の痛みへの対処法がわかることで、スマホゲームを楽しむことができます。
人間の頭は、普段、まっすぐに立っているときは、首の骨の上にのっています。
これは、ボーリングの球が、直径が8センチの円柱面の上にのせている感じです。
頭の中心は、首の骨の中心より、少し前にのっている状態で、極めて不安定な状態です。
ですので、頭を首の骨の上に、安定させて維持するためには、首の後ろの筋肉が頭を引っ張って、頭が前に落ちるのを支える必要があります。
スマホゲームをするときは、頭が前にたれるような姿勢をとることが多くなり、ただでさえ、不安定な頭と首の状態を、さらに助長します。
つまり、スマホゲームする姿勢を続けるということは、頭を支えるために、首の後ろの筋肉に負荷をかけ続け、結果、首の痛みにつながります。
スマホゲームの姿勢によって首にかかる負荷を大きいものです。
頭の重さは、体重の約8パーセントです。
例えば、体重が60キログラムだとすると、頭の重さは5キログラムになります。
その5キログラムの頭の重さが、首が30度ほど前に傾いたときには、この姿勢を保持するのに、2.5倍の12.5キログラムもの力が必要です。
首の角度が、60度になったときは、4倍の約20キロキログラムもの力が必要です。
つまり、頭が前に傾けば傾くほど、首にかかる負荷がかかります。
それほどの大きな力が、スマホゲームをすることで、首の後ろにかかった状態が続くことで、首の筋肉が疲労して硬くなり、痛みが発症します。
スマホゲームは、1時間プレイすれば、15分間の休憩が推奨されています。
長時間、スマホゲームをする予定でしたら、タイマーをセットして、休憩を取るタイミングを作ってあげてください。
その休憩中におこなってほしい、簡単にできる首のケアの方法を以下で紹介していきます。
首の後面に両手をあててます。首の根っこから髪の毛の生え際の間を、片道5秒ほどかけて、上下に優しくさすってください。
頭の後ろに手を組んで、後頭部をはさみます。
そのまま上に軽く引っ張ります。
軽く引っ張った状態まま、円をえがくように頭を前に倒して、首の後面を伸ばしてください。
胸に前に両手をあてて顔を上にあげて、止まったところで5秒間キープします。
左胸に片手をあてて右斜め上に顔をあげて、止まったところで5秒間キープします。
左胸に両手をあてて右横に顔を回旋して止まったところで5秒間キープします。
首は、呼吸や血圧など、生命維持のために必要なセンサーがたくさん存在します。
ですので、日常生活を健康に過ごすためには、首をケアする必要があります。
ですので、スマホゲームを楽しまれたら、こまめに首をいたわってあげてください。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでもスマホゲームによる首の痛みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に首の痛みへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
先日、60歳代の女性の方が、普段はそう感じないが、就寝時に横になって寝そべると、肩や腰に違和感を感じて寝ずらいというご相談を受けました。
このように、日中、動いているときは大丈夫ですが、布団に入っていざ寝ようとしたときに、どの体勢でもしっくりこなくて、寝つきが悪い思いをするいう方は少なくありません。
そこで今回は、就寝時に横になると、体に違和感を感じる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、日中と就寝時で体勢を変えることによるギャップを解消できます。
日中の活動時と、就寝時での違いは、「重力による体への負荷」が違ってきます。
人間は、二足歩行で動く際に、重力による負荷を支えるために使うエネルギーが最小限になるように、首から足までの各関節や筋肉などの位置どられています。
つまり、立って活動するときにかかる重力に適応した体の構造になっています。
一方、横になって寝る状態は、関節や筋肉などによって、重力による負荷から、しっかりと体を支える必要がなくなります。
寝転ぶことで、重力への負荷へ使うエネルギー消費がなくなるなら、疲労も抑えられて、体に違和感や痛みがでないのではと考えるところです。
しかし、例えば、宇宙飛行士が宇宙の無重力空間で体が浮いた状態の生活を始めると、楽になるどころか、腰痛が発症する事例が報告されています。
これは、腰の関節が無重力で緩みすぎることでおこります。
つまり、寝転ぶことで重力の影響が低下すると、体の構造が適切ではない状態になりやすくなり、立っているときは、体の構造が重力と調和してうまく機能するようになっています。
このように、寝転ぶ状態は、重力の負荷が低下することで、関節や筋肉の状態が急激に変化します。
その変化に順応できないことで、就寝しようとしたときに、体に違和感や痛みが発生して、寝つきが悪くなてしまうのです。
横になると、立っているときとは、体の使い方が変わってきます。
それに素早く対応できるように、体を調整する必要があります。
そのための方法を以下で紹介させていただきます。
上向きで寝て、足は楽に開いて、ひざを軽く曲げ、腕を胸の前で交差して、肩をつかんでください。
その状態で体を、小刻みに上や下に30秒間、ゆらしてください。
次に、下向きに寝て、足の指を折って足を立てて、立てた指で蹴るように、 体を上下に30秒間、ゆらしてください。
上向きに寝て、両肩に手を当てて前後各10回ずつ肘を回してください。
上を向いて寝て、片方のひざを曲げます。
曲げた方の足のつま先は床につけたままカカトを少しあげて、ひざで円を描くように動かし、5回、股関節を回してください。
反対側の足も同じく同じように行ってください。
体を健康に保つためには、睡眠が重要です。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも就寝しようとする時に肩や腰の痛みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に睡眠時に起こる体の痛みに関するブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
今年に入り、インフルエンザへの感染が猛威を奮っていますが、新型コロナへの感染も未だ高い水準で続いています。
とはいえ、新型コロナウイルスが拡大しだした当初に比べると、重症になることが少なくなったと言われています。
しかし、新型コロナに感染した後の後遺症が、いろいろとでます。
その一つに、「首の痛み」があります。
先日も、60歳代の女性の方が、新型コロナに感染し、治癒したけれども、首の痛みがでてだんだんとキツくなったことで来院されました。
首の痛みで振り向けない上に、肩や肘、腰まで痛みが広がってきて、生活に支障が出ているとのことでした。
このように、コロナ感染の後遺症として首の痛みを発症される方が少なくありません。
そこで今回は、コロナに感染することで首の痛みが発症する理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、コロナ感染後におこるつらい首の痛みを解消できます。
新型コロナウイルスの感染後に起こる後遺症は、「長期COVID症候群(長期症状)」と呼ばれています。
新型コロナウイルスに感染した 一部の方は、感染から数週間や数カ月後に、後遺症に苦しむことがあります。
「長期COVID症候群(長期症状)」の症状を以下で紹介していきます、
長期にわたって、何をするにも疲れやすい状態が続くことがあります。
うまく呼吸ができないことや、息切れが起こしやすい状態が続く場合がある。
関節や筋肉の痛みや不快感を感じる状態が続く場合がある。
頭が締め付けられたりズキズキするような長期的な頭痛が続く場合がある。
認知する機能の障害や集中力や注意力が低下することが続く場合がある。
鼻や舌で感じる機能が消失して、何を匂っても何を食べても、感じない状態が続く場合がある。
心拍が早まったり不整脈を引き起こしたり、血圧の変化が激しい状態が続く場合がある。
前章で、長期COVID症候群(長期症状)の中で、関節や筋肉に痛みが発症することを述べました。
それが起こる過程として、新型コロナウイルスに感染すると、体がウイルスと戦うために免疫の反応が引き起こされます。
それによって、体の各部で炎症が生じます。
このときに起こる炎症が、関節や筋肉にも影響を与えます。
首は、頭や腕の重みがかかり、呼吸や血圧のセンサーもあります。
ですので、首は体の中でも、負荷が大きく敏感な部分です。
新型コロナウイルスに感染することで、首の関節や筋肉が弱ると、首の特異性から、後遺症として首の痛みが発症し持続してしまう可能性があります。
首はとても繊細な部分です。
強い刺激はかえって痛みを助長させます。
以下で、優しい刺激で首の痛みを緩和する方法を紹介していきます。
胸に手を当てて、鎖骨の下縁に沿って、端から端まで3秒ほどかけて、皮ふをゆっくりと優しくさすってください。
親指以外の4本の指で、後頭部に当てて支えます。
残った親指でうなじの外側をすべらせて、髪の生え際のあたりの凹みに親指を止める。
その状態で、頭を少し後ろに倒すことで、親指で押さえた部位に刺激を入れます。あくまでも優しく気持ちがいい程度の圧で、10秒ほどキープしてください。
顔を斜め上に向けて頭を傾けます。
傾けた側の首に筋肉の膨らみがあらわれます。
その膨らんだ筋肉を、耳から鎖骨に向けて、順に軽くつまんでいってください。
新型コロナウイルスの感染による後遺症の中でも、首の痛みは、適切なケアをすることで、早く解決ができます。
そのために、今回のブログで紹介させていただいたことがお役に立てれば幸いです。
それでも、新型コロナウイルス感染後の後遺症として起こる首の痛みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに関しての施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に首の痛みに対しての対処法について書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
50歳代女性の方が、肩こりを訴え、ご来院いただきまました。
派遣のお仕事で、新たな職場に行かれたとき、緊張と不慣れな作業で、肩がこりきって、吐き気がするほど気分が悪くなったとのことでした。
この患者様のように、新しい環境に出向くことで、そのストレスから、きつい肩こりを発症されるかたは少なくありません。
そこで今回は、緊張やストレスから肩こりが発症する理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、新たな環境に赴いても、肩こりに悩まされずに、すごすことができます。
緊張やストレスを感じることで、肩こりが発症するポイントは、実は、
「アゴ」
にあります。
人間は緊張やストレスを受けると、無意識に、奥歯をかみしめます。
運動や労働で筋肉を激しく使うときだけでなく、何かほかのことに夢中になっているときも、集中力をあげるために無意識のうちに歯を食いしばります。
人間が思いっきり噛みしめるときのかみしめる力は、およそ70kgといわれています。
それほどの強い力で、歯を食いしばることを続けることで、口が開けにくくなったり、アゴや奥歯を痛めたりする場合があります。
この奥歯をかみしめるために使う筋肉は、アゴにだけではなく、首の前面・肩甲骨まで伸びています。
つまり、緊張やストレスから奥歯をかみしめる事で起こるアゴへの負荷は、アゴに加えて、首や肩にまで負荷をかけることになります。
結果、アゴへの負荷が、肩こりを引き起こしてしまうのです。
肩こりは、いろいろな肩の痛みだけではなく、いろいろな症状を引き起こします。
その中の一つに「吐き気」があります。
肩こりによってなぜ吐き気を発症するのか?
その理由はいくつかの要因がありますんで、以下で紹介していきます。
肩こりによって、首や肩の筋肉の緊張がキツくなると、その痛みから周辺の神経が過敏になります。
首に分布する神経は、胃腸につながっています。
肩こりによって首の神経が過敏になると、胃腸へ伝わり、吐き気や胃の痛み、食欲低下などの消化器系の症状を引き起こします。
肩こりによって筋肉が硬くなることで、肩や首の血液の流れが悪くなります。
首や肩を通る血管は、脳へとつながっています。それが制限されるということは、脳に十分な血液が供給されなくなります。
脳は、全体の約20パーセントもの血液が必要となる臓器です。
その脳に、血液が運ぶ酸素や栄養素が供給されないことで、吐き気を発症します。
肩こりが首の骨に負荷をかけることで、首の骨の間を通過する神経や血管への圧迫します。
首には、血圧や呼吸を感知するセンサーがたくさん存在します。
首の不調は、それらのセンサーに影響して、結果、吐き気を発症します。
肩の筋肉は、脳とのつながりが強い。肩こりが続くことで、脳に負荷をかけます。
脳が疲労すると、体を自動的に制御が低下して、胃腸症状を引き起こす場合があります。
以上のような要因が、単独もしくは、複合的に合わさることで、肩こりによる吐き気を発症させています。
緊張やストレスによって、アゴへの負荷から肩こりが起こります。
ということは、アゴの機能を回復させることで、肩こりが解消されます。
その方法を以下で紹介させていただきます。
耳の穴の下のくぼみに人差し指を入れて、耳たぶの後ろに親指を当てて耳を軽くつまみます。
上下前後左右やくるくると耳を優しく、10秒ほど動かしてください。
両手のひらをほっぺたに当てて、軽く揺らすように、五回、さすってください。
手のひらを首の前に当てて、首の前面と鎖骨の上を、左右、五回ずつ、なぜてください。
舌で上の歯の前面を端から端まで、五回、なぞってください。
それが終われば、舌で下の歯の前面を端から端まで、五回、なぞってください。
肩こりがひどくなると、肩の痛みや吐き気だけではなく、集中力ややる気の低下が起こり、仕事に支障がでてきます。
なるべく早めに、手当しておく必要がある症状ですので、そのために、今回紹介させていただいたことが、みなさまのお役に立てれば幸いです。
もしそれでも肩こりが解消さえないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをお勧めします。
当院でも、今回のお悩みについての施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他に肩こりに関してのブログも書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
40歳代女性の方が、胃の不調を訴え、ご来院されました。
1カ月前ほどに、あまりにも胃の痛みが続くので、病院で胃カメラの検査を受けたそうです。
その検査で、胃にピロリ菌がいたことがわかり、洗浄治療を受けたと。
これで胃の痛みがなくなるかと思ったが、不定期で胃に圧迫感や痛みがでている状態。
特に、朝、起きたときから、胃が痛いと、その1日が、ずっと調子が出なくて困っているとお話しいただきました。
仕事も忙しいし、子供も受験なので、このままでは、体も気持ちもつらいので、なんとかしてもらおうと思ったことが、来院する動機となったとのことでした。
ピロリ菌が、長期的に胃に入ると、「萎縮性胃炎」を起こしやすくなり、治療後もしばらく続くとされています。
今回、来院された患者様のおなかを触らせてもらうと、おへその右横とその下あたりが、硬くなっていました。
これは、胃の不調があるときにでる、特有の反応です。
また、背中の真ん中も、筋肉の緊張が出ていました。
これも、ちょうどおなかの中に胃がある位置です。
内臓の不調は、背中の内臓が位置するところに反応が出やすくなります。
また、胃の動きを調整する神経は、首から出ています。
胃の不調があると、その神経を通して、首や肩の筋肉を緊張させて、肩こりや首こりを引き起こしてしまいます。
当院の施療では、その反応している部分に施術をほどします。
治療後は、
「胃が痛くて背中が伸ばせなかったのに、体がそれるようになりました」
と喜びの感想をいただきました。
さて、ピロリ菌による萎縮性胃炎の症状が、数週間から数カ月、治癒に時間がかかります。
当院でもその治癒が早めるように、お手伝いをさせていただきますが、この患者様のように、不定期で胃の痛みが出てお困りになることがあるかと思います。
そこで今回は、ピロリ菌によって起こる萎縮性胃炎についてとその対処法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただけることで、朝、胃の痛みが起こったときに、対処できることで、その日を快適にすごせます。
ピロリ菌による萎縮性胃炎について、以下で紹介させていただきます。
ピロリ菌は、私たちの体の中に住むさまざまな細菌やウイルスなどの一種です。
ピロリ菌の感染経路は、もともとピロリ菌を持っている人の、唾液やくしゃみなど接触や、ピロリ菌が含まれている食べ物や水から感染します。
ピロリ菌は、鉄も溶かせるほど強い消化液である胃酸にも耐えることができます。
これによって、厳しい環境でも生き残り、胃の中に留まることができます。
胃酸を除けば、胃のなかは暖かくて食べ物も入ってくるので、ピロリ菌にとっては、胃のなかは、住みやすい環境です。
ピロリ菌が胃に付着すると、体がピロリ菌を異物と認識して、攻撃することで胃に炎症がおきます。
また、ピロリ菌自体がだす物質により、胃を傷つけます。
こういった活動をするピロリ菌が、胃のなかで増えることで、胃の調子を悪くし、胃がんの原因となったり、「萎縮性胃炎」を引き起こします。
ピロリ菌が胃に感染して、数が増えると、胃の内側に炎症がおきます。
胃の粘膜が傷つき続くと、胃が縮んでしまいます。
萎縮性胃炎の症状としては、
・胃の不快感や痛み
・ 食後の胃もたれや満腹感
・吐き気やおうと
などがが起きます。
病院での治療法としては、胃の洗浄、抗生物質や胃酸を抑制する薬が処方されます。
治癒までの期間は、適切な処置を受けても、完全に治癒するまでには、数週間から数カ月かかる場合があります。
ピロリ菌への処置をした後でも胃の痛みが出る場合に効果的なツボを紹介していきます。
各ツボを押さえる際の注意点があります。
まず、ツボを刺激するときには優しくおこなうことです。
胃が敏感になっているときに、強い刺激を与えるとかえって胃の機能が低下します。
そうすると、胃の内部を守る粘液が減り、ますます胃の痛みが増幅します。
「手当」という言葉があるように、触れているだけでも痛みは、緩んでいきますので、気持ちいの良いぐらいか、指を置いておくだけの圧で刺激してください。
刺激するときに、一緒にやってほしいことが、深呼吸です。
深呼吸をすることで体がリラックスして、ツボの刺激が入りやすくなります。
ただし、深呼吸も、口笛を吹くように、音を立てておこなうのは避けてください。
口笛を吹くように、音を立てて深呼吸をおこなうと、体が緊張してしまいます。
ため息をつくようなイメージで、深呼吸をしてください。
では、以下で胃の痛みに効果のあるツボを紹介させていただきます。
みぞおちとおへそを結んだ線のちょうど真ん中に位置します。
おへそから指の3本分の幅の外側に位置します。
ひざのお皿の下から指4本分下で、スネの骨の外側のくぼんだところに位置します。
胃は、食べ物を消化する働きがあるため、休ませることができません。
そのため、胃を痛めたとしても、回復が遅れます。
胃が不調になると、今回ご来院いただいた患者様のように、体のさまざまな部分に症状を引き起こします。
それを軽減するためにも、今回のブログで紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
それでも解消しないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも、今回のお悩みについての施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他に胃腸に関するブログを書いておりますので、そちらも参考にしていただけると幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広