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冬 | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧

お子さんの冬の剣道稽古で足の筋肉トラブルを避けるための効果的な方法

2025.03.03 | Category: ふくらはぎ,ふくらはぎの痛み,ランニング,予防,体操・ストレッチ,体温,入浴,,冷え,冷え性,太ももの痛み,姿勢,栄養・食事・飲み物,水分,治療について,生活習慣,疲労,筋肉の損傷,筋肉疲労,筋肉痛,肉離れ,血流,運動,関節

みなさんこんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

先週、剣道の稽古に久々に行ってきましたが、道場の床が痛いほど冷たくて、その寒さに震え上がりました。

今年の冬は、特に、温暖な加古川市にしては寒さがきついように感じますが、そのせいか、太ももやふくらはぎの筋肉の疲労や損傷を起こした剣道をする子供達が、例年より多く当院に来院しました。

こういったことから、気温が低下した環境が、剣道をする際に足の筋肉へ大きな影響を及ぼしていると感じます。

そこで今回は、寒い外部環境が、運動する際に足の筋肉に及ぼす影響とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、冬の寒い環境下の運動で足の故障を防ぎ、元気に稽古に打ち込めます。

 

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冬の寒い環境でふくらはぎや太ももの筋肉を痛めやすくなる理由

冬の寒い外部の環境で、特に、ふくらはぎや太ももなどの下半身の筋肉を痛めやすくなるメカニズムを、以下で紹介させていただきます。

気温の変化による筋肉の硬直

外の気温が10℃を下回ると、筋肉はその冷えによって硬直しやすくなります。

特に、0℃以下では、筋繊維の弾力性が著しく低下し、筋肉の伸縮性が損なわれます。

その結果、剣道の稽古で、飛び込みや踏ん張るなどの急な動作をすると、足の筋肉が損傷しやすくなり、肉離れや筋膜炎のリスクが高まります。

 

低い気温による血流の低下

血液は、3637℃の温度の液体で、それが巡ることで体全体の体温が維持されます。

気温が5℃以下になると、体温の維持のために血管を収縮させて、体に巡る血液の量を減らし、血液の温度が冷やされないように、体が自動的に働きます。

これにより、筋肉へ血液を通して供給される酸素が減少し、筋肉の疲労の回復や修復の能力が低下します。

ふくらはぎや太ももは、血流の影響を強く受けやすい部位であり、10℃以上の環境に比べて、20%以上もの血流の低下が見られることが研究で報告されています。(参考文献:「部分的な筋温低下は筋疲労にどのような影響を及ぼすか?」)

 

寒さによりエネルギー消費が増大

気温が急激に低下する環境では、体温を維持するために、体のエネルギーを燃やして熱を産生するホルモンが分泌されます。

特に、外気温が0℃以下になると、体温維持のためにエネルギーの消費が激しくなるため、筋肉が十分に働くためのエネルギーが不足しやすくなります。

この状態で運動をすると、疲労の損傷や筋けいれんなど筋肉に支障が出るリスクが高まります。

 

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当院での足の筋肉の損傷への対応

当院では、足の筋肉の損傷への対応もおこなっております。

まず、痛めた状況やそのような動作をすると支障が出るかをお聞きします。

そして、痛めた足の筋肉を、触診や筋力検査によって筋肉の状態を把握します。

治療としては、まず、痛めた筋肉に負荷がかからないように、体のバランスを調整する整体を行ないます。

そして、筋肉損傷には効果が高い微弱電流治療器「ニューボックス」をあてます。

その後、必要に応じてテーピングや鍼治療なども加えていきます。

最後に、回復を早めるために家でやっていただきたいことや、治療スケジュールや稽古への復帰を、試合や錬成会のスケジュールに合わせて提案させていただきます。

 

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足の筋肉の損傷を冬の寒さから守る対策

寒冷環境下での運動では、以下のような防寒の対策が有効です。

 

コンプレッションタイツの着用

寒さが厳しいときは、足の筋肉を覆うコンプレッションタイツを履いてから、その上から袴を履いて稽古されることをおすすめします。

そうすることで、足の筋肉の保温と筋肉疲労をサポートできます。

足にはくタイツですが、

・足全体を覆うロングタイプ

・太ももを覆うタツタイプ

・ふくらはぎのみを覆うタイプ

などといったものを、ご自身が痛めやすい足の筋肉の部分に対してあててください。

稽古中に体が熱くなれば、脱いでいただいても良いので、寒さが厳しすぎる、もしくは、長時間、寒い中で稽古する場合におこなってみてください。

 

足のウォームアップをする

寒冷環境では、足元のウォームアップを十分に行うことで、足の筋肉の柔軟性を高め、ケガのリスクを低減できます。

稽古前には、

・その場でジャンピングや足踏み

・軽いジョギング

・アキレス腱をのばずストレッチ

・伸脚

・足の筋肉をさすったりたたいたりする

など、足に強めの刺激を入れてください。

また、稽古に遅れて到着して、準備運動が間に合わない場合、そのまま稽古に入ると、特に寒い冬はケガをするリスクが高まります。

焦らず時間をとって、足の筋肉に熱を入れてから稽古に挑んでください。

 

稽古前に十分な水分をとる

筋肉は、約74%は水分で構成されます。

その2%でも低下すると、筋肉がけいれんや損傷を起こしやすくなります。

暑い季節に比べて、冬場は喉の渇きが少ないので、水分を取る量が減りがちです。

また、稽古前に食事をすると、動きが悪くなったりはいたりするので、水分を取らないままに練習に入りがちです。

ですので、意識して、できれば温かい飲み物を十分に取るようにしてください。

 

稽古後に湯船につかる

稽古中に、いったん、体温が上がり、練習が終わって帰宅するまでに、ぐっと体温は低下します。

そうすると、血管が収縮して、運動で痛めた筋肉を回復させるための酸素や栄養が届きにくくなります。

稽古後は、疲れてシャワーですませがちですが、そうすると汗を流すだけで体は温まらず、疲労の回復が遅れてしまい、それが積み重なることで、足の筋肉を痛めやすくなります。

ですので、家に帰ってから、お風呂の湯船にしっかりつかって、再び、体温を上げて血流を良くしてください。

 

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まとめ

足の筋肉の損傷は、その重症度によりますが、一般的に、成人なら1ヶ月、子供なら2週間程度はかります。

その間、稽古ができないのは、非常にもったいないので、特に、冬の間は、足の筋肉へのケアをされることをおすすめします。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性がありますので、当院の方までお気軽のご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

当院は、完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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ふくらはぎのだるさを軽減する立ち仕事をされておられる女性の方向け体操とテーピング

冬の朝の散歩で起きる太もも裏の痛み、その原因と朝の散歩前にできる対策

風邪をひいて咳をすることで起きる脇腹の痛みの原因とそのセルフケア術

2025.02.27 | Category: ゆがみ,予防,体操・ストレッチ,免疫,,冷え,姿勢,感染症,日常生活の動作,生活習慣,疲労,筋肉の損傷,筋肉疲労,筋肉痛,肉離れ,脇腹の痛み,血流,関節

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

先日、50歳代女性の方が、お体のメンテナンスに来られ、最近の状態をお聞きすると、

「ちょっと前に風邪をひいてしまって」

「熱がでて、咳もひどくて・・・」

「風邪は治ったんだけど、その後、なんか、脇あたりが痛くて」

ということを訴えられました。

今回、ご相談いただいた患者様のように、咳を伴う風邪をひいた後、脇腹を含めた胸周辺に痛みが発生する方が少なくありません。

そこで今回は、風邪をひいて咳を激しくすることで、脇腹に痛みが生じる理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを最後まで読んでいただくことで、風邪の咳によって起こった脇腹の痛みを早く解消して、日常生活を快適に過ごすことができます。

 

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咳をすることで体に与える影響

咳をすることで体に起きている影響を、以下で紹介させていただきます。

 

咳をすることで消費されるエネルギー量

咳をすることで、体のエネルギーを大きく消耗します。

数値化してみると、

1回の咳で消費するカロリー:約24キロカロリー

なので、咳の回数が増えると、それだけカロリー(消費するエネルギー量を表す単位)が増えます。

例えば、活動量が普通の50歳代女性は、1日あたりの消費カロリーが、約2000キロカロリーなので、5001000回の咳をすれば、それに匹敵するほどのエネルギーを消費します。

つまり、咳が積み重なると、体のエネルギーが過剰に消費されて、風邪が治った後でも、体に疲労や回復の遅れが生じやすくなる。

 

咳をすることでかかる圧力

 

咳は、肺がおさまっているろっ骨が開いたり閉じたり、おなかが膨らんだりへこんだりすることで発生します。

その際に、胸やおなかに、

「一回の咳で約10 kg相当の圧」

がかかるとされています。

要するに、一回の咳をするたびに、胸やおなかで10kgの荷物を持ち上げているようなものです。

このような咳による負荷が続く場合、呼吸に関わる筋肉に、疲労や痛みが発生します。

 

咳によって脇腹の筋肉が疲労する理由

咳は、おなかと胸が収縮されることで発生します。

その際に、主力となるのは、

・腹筋

・胸や脇腹のろっ骨に付着する筋肉

です。

お腹や胸の筋肉の量は多くしっかりしているのですが、幅が薄いろっ骨とろっ骨の間についている脇腹の筋肉は、筋肉量も少なく薄い部分です。

そのため、咳による頻繁に肋骨を動かす活動によって、脇腹の筋肉は疲労し筋肉痛を起こす。

また、咳を伴う風邪によって、脇腹が痛むようになった場合の注意点として、ろっ骨が疲労骨折している可能性もあるので、息をするたびに痛かったり、治りが遅い場合は、専門の医療機関へ受診されることをおすすめします。

(参考文献:「咳漱による肋骨ストレス骨折2症例の骨シンチグラフィ」

 

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咳を伴う風邪をひいた後に脇腹に痛みが起きた実例

ブログの冒頭でも少し触れましたが、咳を伴う風邪をひいた後、脇腹を含めた胸周辺に痛みが発生した50歳代女性の方のお体をみさせていただきました。

そうすると、右の前胸と左の脇腹のろっ骨の動きが悪く、深く呼吸ができない状態。

また、背骨にもゆがみが起こっており、ろっ骨の可動がさまたげられていました。

脇腹の筋肉の緊張を緩和して、体全体を整える施術をおこなうと、「息が吸いやすい」「背中が伸びた感じがする」「体が軽くなった」という感想をいただきました。

施術した側から見ても、治療後は、患者様の顔色が良くなり、背筋も伸びた状態となったので、脇腹の痛みを緩和することで、体への酸素の供給を増やして、姿勢の改善にもつながることがよくわかる実例となりました。

 

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咳によって脇腹が痛むことへのセルフケアの方法

咳をすることで疲労した脇腹の筋肉へ適度な刺激をすることで、血流が促されて回復が進みます。

そのための方法を以下で紹介させていただきます。

脇腹をさする

脇腹に優しく手のひらを当てて、ゆっくり深呼吸しながら、上下左右や前後に円を描くように、90秒間、さすってください。

優しい刺激が入ることで、脇腹の筋肉の緊張が緩和したり、脳から痛みを抑制する物質が分泌されやすくなります。

 

胸を広げる

腕と足を広げて、「大の字」になるように、上向きで寝てください。

その状態で、深呼吸をしながら、5分間、キープしてください。

そうすることで、胸から脇、お腹の筋肉が伸ばされてます。

その結果、呼吸するための筋肉のバランスが整い、脇腹の痛みの緩和にもつながります。

 

背伸びをする

片方の腕を手のひらを前にした状態で頭上にあげて、もう片方の手で上げた腕の手首をつかみます。

つかんだ手の側に体を倒して、脇腹が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。

次に、反対側も同じように、おこなってください。

この一連の動作を、左右交互に、3回、繰り返しおこなってください。

 

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まとめ

風邪がやっと治ったのに、その後、体にさまざまな不調が起こり、なかなか以前通りの日常生活を送れない方が少なくありません。

今回、取り上げさせていただいた風邪が治った後でも続く脇腹の痛みも、その一つです。

脇腹の痛みは、そのままにしておくと、痛みによる不快感だけでなく、体が酸素不足になり疲れやすくなったり、良い姿勢が保てなくて見た目も悪くなります。

そういったことが、早く改善されるようにように、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、まずはお気軽にインターネットまたはお電話でご予約ください。

 

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監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

 

寒い冬でも健康に!風邪を防ぐための5つの習慣

冬の指先の冷えがスッキリ改善するための簡単にできるカイロを効果的な対処法

冬の天気痛の予防は内耳から!3つの簡単セルフケアで快適な冬を

2025.02.17 | Category: ストレス・自律神経障害,めまい,予防,体操・ストレッチ,体温,,冷え,冷え性,天候,天気,日常生活の動作,生活習慣,疲労,睡眠,筋肉疲労,血圧,血流,関節,,頭痛,首の痛み

 

みなさん、こんにちは。加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広です。

今年の関西の冬は、寒波も何度も来ているためか、表示の温度以上に寒く感じますね。

また、雪まじりの雨が降ったり、強い風が吹いたりと、天候も安定しない日も続いています。

こういった天候の変化が激しい日が続くと、お体の不調を訴えられる方が少なくありません。

先日も、頭痛を伴う首の痛みを訴えて、50歳代の女性の方が来院されました。

詳しくお話をお聞きすると、いつも、天候が崩れると、今回のような症状が出るとのこと。

特に、最近は、気温が氷点下になって、雨が降ったり止んだりと、天候の変化が目まぐるしいので、好不調が激しいそうです。

治療するとすっきりするけど、天気が悪くなるたびにしんどくなるのはつらいので、何か対策はないですか?というご質問を受けました。

今回、ご相談いただいた患者様のように、天候の変化によって、頭痛や首の痛みのほかに、めまいやはきけ、腰やひざの痛み、やる気や集中力の低下などを引き起こす、

天気痛

を発症させる方が多くいらっしゃいます。

そこで今回は、冬に天気痛が発生する理由とその予防法について紹介させていただきます。

このブログを最後まで読んでいただくことで、冬の厳しい天候の変化によって体の不調を引き起こすことを防ぎながら、日常生活を快適に過ごせるようになります。

 

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冬の激しい天候の変化によって天気痛が起きる理由

天気が変わると、それに伴って気温や気圧、湿度なども変化します。

人間は、生命を維持するために、そういった変化を体のセンサーで感じて、それに合わせて体の状態をフィットするように機能するのです。

例えば、寒ければ体を震わせて体温を上げたり、暑ければ体温を下げるために汗をかいたりするなど。

これは、無意識下で自動的に調整が行われます。

しかし、天候の変化が激しいと、体を外部の環境に合わせる調整が追いつかず、その結果、天気痛と呼ばれる体にさまざまな不調を引き起すのです。

そのメカニズムは諸説ありますが、特に、天気痛の発生に大きく関わっているのが、

「気圧センサー」

の崩れであることが研究報告されています。

まず、気圧というのは、ざっくり言えば、体の外側にかかる空気の重さです。

天気の日に多い高気圧は、空気が重たい状態で、その重さに対抗するために体は緊張気味になります。

雨の日に多い低気圧は、空気が軽い状態なので、体が緩み気味になります。

気圧の状態に合わせて、血管や筋肉の状態を調整することで、健康を維持します。

しかし、例えば、雨が降って低気圧になることで、体に空気圧がかからないことで、血管や筋肉が自然と緩むことへの調整が起きないと、体にだるさが出たり、血流が悪くなって冷えたりという症状がひき起こる場合もあります。

さて、その「気圧センサー」ですが、耳の奥の

内耳

という部分に存在します。

通常、内耳には、聴覚や平衡感覚のセンサーがあるとされていましたが、それに加えて、気圧の変化を感じるセンサーも存在していることが、天気痛の研究でわかってきました。(参考文献:佐藤 純. (2015). 気象変化と痛み. *脊髄外科*, *29*(2), 153–156.

そのメカニズムは、

①気圧が変化すると、内耳の気圧センサーがそれを感知し、電気信号に変換します。

②この信号がその情報を脳に伝えます。

③脳はその情報に基づいて、自律神経やホルモンを介して、筋肉や血管などの機能を調整する。

といったような通路で行われます。

この内耳にある気圧のセンサーが、天候の激しい変化で、何度も何度も刺激されることで過敏になる場合があります。

そうすると、何ともない程度のわずかな気圧変化でも、過剰に反応してしまうのです。

その結果、脳はそのつど、自律神経やホルモンを介して、筋肉や血管などに働きかけるため、それがうまくいかない場合や、過剰な調整が行われた場合に、痛みや不快感として感じられることがある。

このメカニズムは、内耳を破壊したネズミを使った実験では、気圧の低下によって痛覚の過敏の増強が見られなかったことや、天気痛を持つ人が、健康な人に比べて、弱い電流を内耳に刺激することでめまいを感じやすいことでも実証されています。

つまり、天気痛を予防する鍵は、「内耳」の状態次第ということが言えます。

次章では、内耳へのアプローチの方法を紹介させていただきます。

 

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天気痛を予防するための内耳へのアプローチ方法

天気痛への対策として、

3-Y療法」

が提唱されています。

3-Y療法」とは、

・予測:天気の崩れによる天気痛発症を予測する

・予兆:症状の予兆時に対応を開始する

・予防:痛みの悪化を予防する

ということです。

予測に関しては、天気予報と常にチェックしたり、天気や気圧、温度、湿度といった気象の要素が体にそのような不調を引き起こしているかを記録することが推奨されています。

これにより、自分の天気痛が発症するきっかけである予兆がわかり、それに合わせて早めの対策を行う予防の行動が起こせます。

予防に関しては、睡眠や栄養などの生活習慣の改善や、専門の医療機関で抗めまい薬などを処方してもらい、あらかじめ飲んでおく方法もあります。

今回のブログでは、天気痛への予防法として、気圧センサーに大きく関わる内耳へのアプローチ方法を紹介させていただきます。

 

耳を温める

冬場は、特に、耳周辺が外気にさらされるために、よく冷えてしまいます。

そうすると、耳の中の血管が収縮して、血液やリンパの流れが悪くなります。

内耳は各器官は、リンパの流れによって機能しているため、その流れが悪くなることは、機能の低下を引き起こします。

ですので、

  • 耳や首元をカイロや温かいペットボトルなどで温める
  • 耳当てや帽子、マフラーなどで耳と首元を冷えから守る
  • 湯船につかって温かくなった手やタオルを耳に当てる

といったことを日常生活で意識しておこなってください。

 

耳への刺激

天候の変化によって内耳の機能がすぐに崩れないように、常に内耳の血流を良くしておく必要があります。

そのための方法として、耳自体に刺激することが有効です。

そのための方法は、

・耳を軽くつまみ、上・下・横に5秒間ずつ引っ張る

・耳を軽くつまみ、前や後ろに向かってゆっくり5回まわす

・耳を包むように折り曲げ、5秒間キープする

といったことを、13回、隙間時間を利用しておこなってください。

 

耳の鍛える

内耳は、平衡感覚にも関わっています。

平衡感覚を鍛えることで、内耳の全体の機能が向上して、その結果、気圧センサーの機能改善につながることが期待できます。

その方法として、

①手の親指を立てて、両腕を肩の高さに上げて、両手を肩幅より広めに左右に開きます。

②頭は動かさず、目だけで左右の親指の爪を交互に、10回、繰り返し見てください。

③次に、利き手のみを顔の正面につき出し、親指を立てます。

④親指を見ながら、頭を左右に、30度ずつ、回しますのを、10回、繰り返し見てください。

といったことを行ってください。

イスに座って行う場合は、深く腰を掛けて、足を肩幅程度に広げて、体を安定させてください。

 

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まとめ

冬は、その厳しい気候により、天気痛が起こりやすい季節です。

なるべくその頻度を下げるためにも、日常で天気痛を予防するためのセルフケアの方法として、

・耳を温める

・耳を刺激する

・耳を鍛える

を説明させていただきました。

今回、ブログで紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。

今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、まずはお気軽にインターネットまたはお電話でご予約ください。

 

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監修 柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

冬の 寒さと共にやってくる気象病の「頭痛」がおきるメカニズムと4つの対策

冬の健康戦略:体温を上げて感染症から身を守る方法

脳梗塞の前兆を見逃さないために知っておきたい症状と家族でできる簡単チェック法

2025.02.10 | Category: 予防,,冷え,心臓,日常生活の動作,生活習慣,睡眠時無呼吸症候群,肥満,血圧,血流,,頭痛

みなさん、こんにちは。

加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

2月に入り、比較的温暖な加古川市でも、寒波のために非常に寒い日が続いています。

当院でも、寒波が来た翌日の朝、水道管が凍ってしまい、水が出ないのが昼まで続いたのには困りました。

さて、気温が低い日が続くと、いろいろと体の不調が起こりやすくなります。

その中でも怖いのが、脳梗塞や脳出血といった生命に関わる脳の病気です。

寒いときに脳の病気は増えるイメージですが、国立循環器研究センターの統計によると、実は、秋がやや減るけれども、季節を通じてそれほど発生件数自体は変わらないそうです。

ただ、脳梗塞の重症度で見ると、冬に起きる脳梗塞の重症度が高いという統計報告がされています。

脳梗塞は、早期発見・早期治療が原則です。

しかし、脳梗塞になっているかどうかは、パッと見ただけではわからないこともあります。

実際、私も、脳梗塞になった3人の方に遭遇しましたが、会話ができる程度のろれつの乱れや、軽い手のしびれ、一時的にふっと意識が飛ぶように眠ってしまうとそれぞれの方に症状がありましたが、それ以外は、普通に生活できる状態でした。

おや?と思い、検査をしてみると、異常な反応が出たので、すぐに救急で脳外科病院にかかっていただいて、ことなきを得た経験があります。

そういった脳梗塞を発症しているかどうか経験からも、脳梗塞の疑いがあることを、ご自身やご家族がパッと見てわかる方法や基準を、今回のブログでお伝えしていきます。

 

 

 

 

脳梗塞の典型的な症状

脳に巡っている血管にトラブルが起きることで、脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血などが発生します。

そういった脳の血管の病気が発生するリスクとなる持病として、

・高血圧

・糖尿病

・高コレステロール血症

・心房細動

・肥満

・睡眠時無呼吸症候群

・慢性腎臓病

などがあり、こういった持病がある方は、特に、注意が必要です。

脳梗塞をはじめとする脳の血管障害によって共通して起きる症状は、以下の通りです。

 

手足や顔の機能が低下

右または左の体の半身が、急に動かしにくくなったり、片方の手足の力が力が入りにくくなる。

また、口元など顔の片側が垂れ下がる。

 

うまく話せない

しゃべろうとしても、ろれつがうまく回らないことや言葉が出てこない。

また、相手のしゃべっている言葉の意味が理解できない。

 

視野に支障が出る

ものを見ても、片方の視野が欠けたり、物が二重に見えるようになる

 

バランスの障害

急に立てなくなったり、歩行時にまっすぐに歩けなくなる。

また、物をつかもうとしても、ズレてうまくできなくなる。

 

強い頭痛

バットで殴られたような激しい頭痛や突然の強烈な頭痛で意識が遠のく。

その際に、おうとやはきけ、意識の障害を伴うこともある

 

意識の障害

突然ぼーっとしてしまったり、反応が鈍くなる。

また、突然、意識を失うことが起きる。

 

物が飲み込みにくい

水や食べ物を飲み込もうとしたら、むせたりつかえる感じがする。

また、唾液を飲み込めず、口の中によだれがたまる。

これらの症状が、突然、現れたら要注意です。

できるだけ早く脳神経外科や救急病院を受診してください。

 

 

 

 

脳梗塞を発見するためのセルフチェック

脳梗塞を発見するための簡単なセルフチェック方法として、

FASTテスト」

が、アメリカ心臓協会(AHA)や日本脳卒中学会などでも推奨されています。

その方法を、以下で紹介させていただきます。

 

FASTの「FFace:顔)」

「笑ってみてください」と言ってもらい、笑顔を作った時に、
・口角が左右均等に上がる
・片側の口元が垂れ下がっていない

ことをチェックしてもらう。

笑顔がうまくできない場合は、要注意です。

 

FASTの「AArm:腕)」

「両腕を前にまっすぐ伸ばして、目を閉じてください」と言ってもらい、

・両腕を前に伸ばした状態が、目を閉じたまま10秒間キープできる
・片方の腕が下がってしまう
・片方の腕に力が入らない

ことをチェックしてもらう。

片方の腕が勝手に下がる、または動かせない場合、要注意です。

FASTの「SSpeech:言葉)」

「今日は何月何日ですか?」や「名前を言ってください」と聞いてもらい、返答する際に、

・はっきりと話すことができる
・ろれつが回っている
・意味のある言葉を話すことができる

かをチェックしてもらう。

ろれつが回らない、意味不明な言葉を話す、言葉が出ない場合は、要注意です。

 

FASTの「TTime:時間)」

FASTの「TTime:時間)」は、

・症状が現れた時間を確認
・できるだけ早く救急車を呼ぶもしくは医療機関への受診させる

ことを意味しています。

体の不調の症状が出始めた時間をメモしておくことです。

「〇時〇分から症状が出始めた」と伝えると、病院での治療に役立ちます。

また、FASTテストのFFace:顔)」AArm:腕)」「SSpeech:言葉)」

TTime:時間)」のどれか一つでもできていないようでしたら、脳血管障害が起きている可能性があるため、すぐに専門の医療機関に受診することが必要です。

脳の血管障害は、時間との勝負です。

「様子を見る」ことは、絶対に避けてください。

というのも、例えば、一過性脳虚血発作(TIA)という脳血管障害の病気は、脳梗塞の症状が発生しても一時的に消失した後、48時間以内に再び脳梗塞を引き起こします。

ですので、少しでも体に異変を感じたり、FASTテストで異常が見られたら、すぐに救急車を呼んだり、救急病院に駆け込んでください。

 

 

 

 

まとめ

今回、脳梗塞が発症しているかの見極めについて紹介しました。

しかし、これはあくまでも、基本的な基準なので、例外もあります。

前章でも述べましたが、ご自身やご家族が少しでもおかしいと思われた場合は、ためらわずに専門の医療機関を受診してください。

今回、紹介させていただいたことが皆様のお役に立てれば幸いです。

それ以外でも、冬の気温の低下が続く日常で、何かしらお体に不調が続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関にかかられることをおすすめします。

当院でも、冬に起きるお体の不調に対しても対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

また、当院の他のブログでも、冬のお体の不調への対策を書いておりますので、そちらも参考にしていただけると幸いです。

冬の 寒さと共にやってくる気象病の「頭痛」がおきるメカニズムと4つの対策

寒い冬の日常生活でもできる!高血圧予防のための簡単な方法

 

 

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

参考文献:

国立循環器研研究センター「脳梗塞は冬の病気?夏の病気?」

https://www.ncvc.go.jp/pr/release/20180425_press/

「脳卒中治療ガイドライン2021」

https://www.jsts.gr.jp/img/guideline2021_kaitei2023.pdf

寒い朝の散歩中に足の指がつらないために知っておきたいこと

2025.01.23 | Category: ウォーキング,こむら返り ケイレン つる,予防,体温,,冷え,寝起き,日常生活の動作,,栄養・食事・飲み物,歩き方,生活習慣,疲労,筋肉疲労,脱水症,血流,足のアーチ,足の小指,足の指の痛み,運動

 

皆さんこんにちは、加古川市ひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

1月も後半になり、日の出の時間も早くなって、太陽が出る時間帯が長くなってきました。

とはいえ、まだまだしばらくは寒さは続きそうですね。

さて、先日、60歳代女性の方が、足の指がつることを訴えて来院されました。

詳しくお話をお聞きすると、朝、散歩するのが習慣で、最近、歩き始めてしばらくすると、足の指がつって、靴を脱いで伸ばさないとなおらないことが増えたと。

何年も同じコースを歩いているけれども、なぜ、急に冬場にこんなに足の指がつるようになったかがわからないとのことでした。

1日の中で運動する機会は、朝の散歩だけであるし、健康を保つためにも、足の指をつらずに歩きたいとご希望でした。

今回、ご相談いただいたケースのように、冬場に歩いていると、足の指をつる方が少なくありません。

そこで今回は、寒い時期の散歩中に足の指をつってしまう理由とその予防方法について紹介させていただきます。

このブログを最後まで読んでいただくことで、気温が低い中でもスムーズにウィーキングを楽しむことができます。

 

 

 

 

寒い環境下で散歩中に足の指がつりやすくなる理由

足の指をつるということは、筋肉の伸び縮みを感知するセンサーが誤作動を起こして、足の指周辺の筋肉が過剰に緊張して、けいれんを起こすしている状態です。

そういった状況になるのは、

・水分の不足

・ミネラルの不足

・筋肉の疲労

・冷え

・血流の不足

・薬の服用

といったことが、単独もしくは複数に重なった場合、引き起こされます。

冬の朝の散歩をすることで、こういった状況が引き起こされるのは、以下のことが考えられます。

 

冬の冷えによる血流の低下

冬に散歩に出かける際には、寒くないように防寒着をしっかり着込みます。

しかし、顔や首などで、冷たい空気を感じると、体温が奪われないように、自動的に血管が収縮します。

そうなると、血流が悪化して、体に血液を通して酸素や栄養が行き渡らなくなります。

特に、足先は、心臓から最も遠い場所なので、足の指周辺の筋肉へのエネルギー供給が低下して、足の指がつりやすくなる。

 

寒い環境によるエネルギーの消費の増加

寒い環境で運動をすると、運動のために使うエネルギーに加えて、体温を上げて寒さに対応するためのエネルギーも使います。

つまり、寒い環境下では、暖かい環境よりエネルギーの消費が増加します。

ある研究では、寒い気候でのトレッキングが、穏やかな気候の中で行うトレッキングと比べて、30%も多くのエネルギーを消費したことが報告されています。

いつもと同じコースを歩いても、冬の寒い中での散歩は、他の季節より足の筋肉の疲労を引き起こしやすくなり、その結果、足の指がつりやすくなる。

 

冬に起きやすい水分の不足

冬は夏に比べて、喉の渇きを感じにくくなるため、水分をとる量が減りやすくなります。

特に、寝ているときに汗を無意識下でかくため、朝、起きた時の体は、水分が不足している状態です。

また、寒さによって尿意を感じやすくなるため、散歩の途中でトイレに行かないように、散歩前の水分の摂取を控える傾向にあります。

こういったことで、体の水分の不足が起きている状況で、散歩を行うと足の指がつりやすくなります。

なぜなら、筋肉の約76%は水分で構成されており、その中の2%の水分が失われるだけで、筋肉に不具合が出るからです。

 

靴下と靴とがフィットしない

靴を履くさいに靴下の役割は、靴と足に起きる摩擦を和らげたり、足の皮ふの保護、汗の吸収、衝撃の緩和、などがあります。

冬の散歩では、冷えないように、分厚い靴下を履くことが多いと思われます。

靴下が分厚くなると足と靴とのフィット感が変わります。

そうなることで、靴の中で足が滑りやすくなって、いつもより足の指に力を入れなくなり、分厚い靴下のために足のサイズが大きくなり、靴が窮屈になって足の指を圧迫するなど、足の指にかかる負担が大きくなる場合があります。

分厚い靴下を履くことで、靴下と靴がフィットしない状態で歩くと、足の指周辺の筋肉が疲れやすくなり、足の指を釣りリスクが高まります。

 

 

 

冬の散歩で足の指がつらないための予防方法

冬の朝の寒い環境下で散歩をする際に、足の指がつるのを予防するための方法を以下で紹介させていただきます。

 

カイロを内くるぶしにはる

冬の朝の寒い中で散歩をする際に、指の足先をなるべく冷やさないようにするためには、カイロの使用が有効です。

足先を温めるための、足先に貼る専用のカイロが販売されています。

しかし、足先にカイロを貼ってから靴を履くと貼ると、靴と足のフィット感が低下し、散歩で歩くときに靴の中で足の指の動きに不具合が出やすくなります。

ですので、直接、足先に貼るのではなく、内くるぶしに小さなカイロをはってみてください。

内くるぶしの下縁に、足先につながる大きい血管が通過します。

その血管を通る血液をカイロで温めることで、温かい血液が足先に届き、足先の冷えを防ぎます。

その結果、足の指のつりを軽減する効果が期待できます。

 

散歩前にエネルギー補給

冬の寒い環境下で運動をすると、エネルギーの消費が大きくなります。

ですので、散歩前に、エネルギーとなりやすい食べ物をとることをおすすめします。

また、食べることによって、体は「特異動的作用」という現象が起こり、体温が0.3度上がる効果もあります。

エネルギーとなりやすく、朝から軽く食べられるものとして、

・ゆで卵

・バナナ

・ナッツ

・トースト

・おにぎり

などをとってください。

散歩する30分前に食べることが理想です。

 

朝の水分の補給

散歩中に、冷えてトイレに行くのが不安かもしれませんが、水分の補給は、足の指がつるのを予防するために必要です。

大量に飲む方がいいと言うわけではなく、朝、起きたらすぐに、200ml程度でいいので、常温か温かい飲み物を飲んでください。

コーヒーや紅茶などカフェインの成分が多い飲料は、利尿効果があるため、散歩前には避けていただくほうが無難です。

また、散歩から帰宅後も、忘れずに水分の補給をすることで、散歩で疲れた筋肉をケアします。

 

靴下と靴とのフィット感を上げる

寒いときに散歩をするとき、分厚い靴下を履く選択をすることが多いかと思われます。

そうすると、靴と靴下のフィット感が低下して足の指に負担がかかります。

できれば、散歩やランニングなど靴を履いて運動をするときだけでも、通常の靴下を履くことをおすすめします。

それが難しいようでしたら、靴のヒモをいったん緩めてから足を靴に入れて、靴のヒモを下から上まで、足の甲に沿うように締め直してください。

そうすることで、少しでも分厚い靴下を履いた状態でも、靴に足がフィットすることを促進できます。

 

 

 

 

まとめ

寒さのために運動が不足しがちな冬は、全身運動となる冬の朝の散歩の習慣は、とても良いです。

ただ、足の指周辺の筋肉に負担がかかる条件がそろいやすいので、散歩中に足の指をつらないための予防方法として、

・カイロを内くるぶしにはる

・散歩前にエネルギー補給

・朝の水分の補給

・靴下と靴とのフィット感を上げる

を紹介させていただきました。

このことが皆様のお役に立てれば幸いです。

もし、それでも、冬の朝の散歩で、足の指のつることのお悩みが解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関にかかられることをおすすめします。

当院でも、今回のケースのような散歩中に足の指がつりやすいことにも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

また、冬に起こりやすいお体に不調への対策ブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

 

冬の朝の散歩で起きる太もも裏の痛み、その原因と朝の散歩前にできる対策

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監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

 

参考文献:「靴下の有無が靴着用時における歩行中の足甲接触圧に与える影響」(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jje/57/6/57_310/_pdf

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