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ストレス・自律神経障害 | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧
皆さん、こんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
寒くなってくると、どんなに厚着をしていても、体に冷えを感じます。
特に、手の指先は、暖房の効いた部屋に入っても、なかなか温まってこないことが多いです。
先日も、当院に来院されたデスクワーカーの50歳代の女性の方が、指先の冷えのお困りごとを話されました。
その内容としては、手先が冷えることで、指先の動きが鈍くて、デスクワークでパソコン作業のためにキーボードを打つスピードが鈍くなり、作業が滞ってしまうと。
また、指先の冷えによって、握力も低下して、ペットボトルのフタが開けづらかったり、水筒を握り損ねて落としてしまったりするそうです。
この患者様のように、冬場の気温の低下により、手先の冷えて、仕事や日常生活に支障が出てしまう方が少なくありません。
そこで今回は、冬場の指先の冷えで体に起こる影響とその対処法について紹介していきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、指先の冷えを解消し、日常生活での動作をスムーズにできます。
血液は、37度ほどの温度を持っており、それが全身に流れることで、体は体温を保たれ、その温度により体の各組織が機能します。
冬になり気温が低下すると、その寒さに体の熱が奪われ、体の各機能が低下するためる、体温を保持しようとします。
そのため、体は生命の維持に必要な体の中心部にある内臓に血液を集めるようになり、体の末端にある指先や足先への血流が低下します。
また、血液の温度が寒い外気に奪われないため、血管を収縮させて、体の表面に流れる血流の量を少なくします。
指先は、体の中でも血管が細いため、寒さで血管が収縮することで、特に、冷えます。これらの反応は、体を自動的に調整する自律神経によるものです。
自律神経は、体を活動させたり守るモードにする交感神経と体をリラックスさせたり回復させるモードにする副交感神経に別れます。
人間が寒さを感じると、生命の危機と体が感じて、交感神経が優位に働きます。交感神経が働くと、体が血管を収縮させるモードとなります。
寒い環境による自律神経の働きによっても、指先の冷えが起きます。
指先の冷えを感じた際に、指先を温めてもなかなか回復しない場合があります。
その場合は、指先から離れた部分を温めることで、指先の乱れた血管の走行が回復して、血流が良くなるという研究報告がされています。
その指先の冷えに有効な指先から離れた部位と温め方を、以下で紹介させていただきます。
首には太い血管が通っているため、首を温めることで、温かい血液を指先に送ることができます。
また、首を温めると自律神経のうちの体をリラックスさせて血管を広げる副交感神経の活動が活発になります。
その結果、指先の冷えが改善される場合があります。首にカイロを当てる方法ですが、
・マフラーやネックウォーマー、タートルネックの服の上からカイロを貼る
・首専用のカイロである「かけぽか」(https://lecinc.jp/wellness/kakepoka/)を利用する
などの方法で首を温めてください。
肘の周辺は筋肉が薄いため、肘にカイロを貼ると、肘を通る血液が温まり、指先の冷えの改善が見込まれます。
肘の動きを邪魔をしない、肘の上の部分に、カイロを貼ると効果的です。
肘のサポーターや長袖のシャツの上から貼ってみてください。
カイロを首や時に貼る注意点としては、カイロによる低温ヤケドに気をつけてください。
そのためには、直接、皮ふに当てるのではなく、服やサポーターなどを介して、カイロで首や肘を温めてください。
また、カイロをふわっと体に当てるようにして、押し付けるようにカイロを体に当てることは避けてください。
今回のブログでは、冬の指先の冷えが発症したのは、以下の原因が考えられます。
– 血液が中心部に集まり、末端への血流が低下するため
– 寒さによる血管の収縮
– 自律神経の働きによる影響
また、指先の冷えの対処法として、以下の解決法を紹介させていただきました。
– 首をカイロで温める
– 肘の上をカイロで温める
指先の冷えは、日常生活に大きな支障をきたす可能性が高まるため、早めにケアされることをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
もし、それでも冬の指先の冷えのお悩みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関に受診されることをおすすめします。
当院でも、今回のブログで取り上げさせていただいたケースの指先の冷えによるお体の不調にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
また、他に冬の冷えによるお体の不調への対策のブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献:「冷え感を有する健康人におけるカイロ加温の部位別検討試験」https://www.jstage.jst.go.jp/article/onki/advpub/0/advpub_2330/_pdf/-char/ja
皆さん、こんにちは。
加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
デスクワークで長時間パソコンに向かっていると、首の痛みに悩まされることはないでしょうか?
仕事の効率を上げるためにパソコンに集中することは大切ですが、それによって首に大きな負担をかけてしまう場合があります。
当院でも、パソコン作業による首の痛みについてのお悩みをよくお聞きします。
デスクワークのお仕事をされておられる女性の患者さんの方から、長時間のパソコン作業で首に痛みを感じ、仕事に集中できない、寝つきが悪い、気分転換にスマホを見ようとしてもしんどいなど、日常生活に大きな支障が出ているお話をよく聞きします。
このように首の痛みは、仕事のパフォーマンスに悪影響を及ぼすだけでなく、趣味や家事にも影響を及ぼし、生活の質を下げてしまう可能性があります。
そこで今回は、デスクワークによる首の痛みの原因とその対処法について紹介していきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、デスクワークによる首の痛みの原因を理解し、日常生活で実践できる簡単な対策を知ることができます。
これにより、仕事の効率アップや睡眠の質の改善、さらには趣味の時間を楽しむことができます。
デスクワークによる首の痛みが発症する主な原因として、以下のことが考えられます。
デスクワークでは、長時間、同じ姿勢でパソコン作業を続けることが多くなります。
パソコン作業では、キーボードを打つために腕を浮かした状態で、画面を見るために頭が前に倒れている姿勢になりがちです。
腕は、体重の16%の重さがあり、頭の重さは約4kgで、体の中でもとっても重たい部分です。
パソコン作業の姿勢が続くと、首や肩の筋肉が、この重たい腕や頭を支えるために、持続的に緊張させることになる。
そうすると、首や肩の筋肉が疲労し硬くなり、そこを通る血管が圧迫されて血流が悪くなります。
その結果、首や肩の筋肉に、血液を通して十分な酸素や栄養が供給されず、機能が低下して、ちょっとした刺激にも首に痛み感じやすくなる。
頭から骨盤にかけて並ぶ背骨は、首・胸・腰と緩やかなS字のカーブ状に骨が積み重なっています。
この背骨のカーブは、体にかかる衝撃を吸収したり、柔軟な動きを実現したり、神経や内臓の保護などの役割を担います。
パソコン作業中に前かがみの猫背になったり、アゴを突き出したりする姿勢は、この背骨に過度なストレスをかけます。
特に、首の背骨の部分は、このストレスにより自然なカーブが失われ、いわゆる「ストレートネック」状態となり、首の後ろの筋肉に余計な負担をかけます。
その結果、首の痛みを引き起こされます。
デスクワークでのパソコン作業による首の痛みへの有効な対処法として、仕事中でもできる体操の方法を、以下で紹介させていただきます。
1. イスにまっすぐ前を向いて、背筋を伸ばして座ります。
2. あごに指を置き、ゆっくりとあごを引きます。
3. 10秒間、保持し、元の位置に戻します。
4. これを、5回、繰り返します。
1.イスにまっすぐ前を向いて、背筋を伸ばして座ります。
2.両肩を、ゆっくりと耳に近づけるように持ち上げます。
3.10秒間、保持し、一気に力を抜いて肩を下ろします。
4.これを、5回、繰り返します。
1. 椅子に座った状態で、背筋を伸ばします。
2. 腕を体の前で組みます。
3. ゆっくりと頭を上げながら、肩甲骨と肩甲骨の間を意識的に開くように、腕を前に突き出します。
4. この姿勢を、10秒間、保持します。
5. 10秒たったら、ゆっくりと元の姿勢に戻ります。
6. これを、5回、繰り返します。
今回のブログでは、デスクワークによる首の痛みが発症する主な原因として、以下のことを説明させていただきました。
・長時間の同じ姿勢による筋肉の緊張
・不適切な姿勢によるストレス
また、首の痛みの対処法として、以下の体操を紹介しました。
・あごを引く体操
・肩すくめ体操
・肩甲骨を広げる体操
デスクワークによる首の痛みは、日常生活に大きな支障をきたす可能性があるため、早めのケアをおすすめします。
今回、紹介させていただいた方法を、ぜひ日々の生活に取り入れてみてください。
これらの対策が、皆さまのお役に立てれば幸いです。
もし、それでも首の痛みのお悩みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門医療機関への受診をおすすめします。
当院でも、今回のブログで取り上げたような首の痛みに対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
また、デスクワークによる他の体の不調への対策についても、ブログで紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献:
1. 厚生労働省「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」
https://www.mhlw.go.jp/content/000539604.pdf
2. 日本整形外科学会「頸部痛診療ガイドライン2019」
https://www.joa.or.jp/public/guideline/keitsuu_2019.html
皆さん、こんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
冬の朝は、暖かい布団の中は心地がいいもので、できれば布団からでたくないと感じてしまうものです。
それでも、朝は、特に、家族が学校や仕事に出かける世話を担っておられる女性の方は、さっと起きて、時間が限られている中で、テキパキと動く必要に迫られておられます。
しかし、気温が低下するこの時期の朝は、寝床から起きあがろうとしたら、腰に痛みを感じやすくなる時期でもあります。
そのことで、朝、起きてすぐにスムーズに動けないことが起こります。
当院でも、先日、こういった寝起きの腰痛のお悩みを、主に家事を担っておられる50歳代の女性の方からお聞きしました。
お困りの内容としては、朝、寝起きから腰が痛いことで、例えば、朝、家族の朝食や弁当の準備をしなければならないのに、腰の痛みで動けず、時間がないのに取り掛かるまでに時間がかかってしまう。
また、掃除機をかけたり洗濯物を干したりする際に、腰を曲げたり伸ばしたりする動作がスムーズにできず、家事が大変に感じるとのことです。
そこで、今回は、冬の朝、起きたときに腰が痛くて動きにくくなる原因とその対処法について紹介していきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、朝の腰痛の原因が解消されて、朝、スムーズに起き上がり、家族のために余裕を持って朝の準備ができます。
冬の朝、布団から起き上がろうとしたときに腰に痛みを感じる理由として、寝ている間に腰に以下のような変化が起きると考えられます。
夜間、体を休めるための深い眠りは、体温が下がることでそのモードとなる。
特に、夜明け前の時間帯は、体温が最も低下します。
体は熱を逃がさないように血管を収縮させ、血流が悪くなります。
そうすると、筋肉への酸素や栄養の供給が減少し、老廃物の排出も滞ります。
これにより、筋肉が硬くなり、その機能が低下します。
朝、起きあがろうとする際に、腰の深部の筋肉が主力として稼働するため、その動きについていけず、腰に痛みを感じやすくなる。
布団の外部は寒いため、布団の中の暖かさが逃げないように、動きが少なくなります。
そうなると、長時間、同じ姿勢で寝ることになり、そのことで、腰に負担がかかります。
日本睡眠科学研究所の研究によると、腰には体重の約44%もの圧力がかかると報告されています。
これらの要因が複合的に作用し、冬の朝に腰痛を感じやすくなります。
冬の朝、起きたときに感じる腰の痛みへの対処法として、起きる前に布団の中で腰周辺の筋肉を刺激するためのストレッチが有効です。
以下で、その方法を紹介させていただきます。
1.上向きに寝た状態で、両ひざを曲げて立てます。
2. 両手で両方のひざを抱え込み、おなかに引き寄せます。
3. この姿勢で、10秒間、キープし、ゆっくり呼吸します。
4. 10秒たったら、ゆっくりとひざを下ろし、元の姿勢に戻ります。
5.この一連の動作を、3回、繰り返します。
1. 上向きに寝た状態で、両ひざを曲げて立てます。
2,腰が浮かない程度に、ゆっくり両ひざを右に倒し、10秒間、キープします。
3.10秒たったら、ゆっくり元の位置に戻します。
4.次に、腰が浮かない程度に、ゆっくり両ひざを左に倒し、10秒間、キープします。
5.10秒たったら、ゆっくり元の位置に戻します。
6.この一連の動作を、3回、繰り返します。
1. 上向きに寝た状態で、腕を体の横におき、足は伸ばした状態にします。仰向けになりながら両手を頭上に伸ばします。
2. 両手をあげて、頭の上で腕を伸ばしながら、同時に足も伸ばし、10秒間、キープします。
3.10秒たったら、腕を下ろして、元の姿勢に戻ります
4.この一連の動作を、3回、繰り返します。
この3つのストレッチは、すべて、おこなっても5分もかかりませんし、布団の中で簡単におこなえます。
朝は寝起きから忙しいのですぐに起き上がりたいかと思いますが、腰の痛みを軽減して、スムーズな動きだしをするためにも、腰周辺に刺激を入れるストレッチをされることをおすすめします。
今回のブログでは、家事を担っておられる女性の方の、冬の朝、起きたときに感じる腰の痛みの原因を、以下のように説明させていただきました。
・体温の低下と血流の悪化
・睡眠中の動きの低下
また、朝、起きたときに感じる腰痛の対処法として、以下の方法を紹介させていただきました。
・ひざを抱えるストレッチ
・ひざを左右に倒すストレッチ
・背伸びのストレッチ
冬の朝、起きたときの腰痛は、日常生活に大きな支障をきたす可能性が高まるため、早めにケアされることをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが皆様のお役に立てれば幸いです。
もし、それでも、朝、起きたときの腰痛のお悩みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門医療機関に受診されることをおすすめします。
当院でも、今回のブログで取り上げさせていただいたケースの腰痛にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
また、他に、寝起きに起きる体の不調に対しての記事も書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献:日本整形外科学会. (2021). 腰痛診療ガイドライン. https://www.joa.or.jp/public/guideline/
皆さん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院の久木崇広です。
秋から冬への季節の変わり目は、気温が急激に低下して寒くなります。
こういった時期は、過去のケガをした古傷がうずくような痛みを感じることがあります。
当院でも、個々の時期、首やひざなどのすでに治ったはずの部分が痛むというお悩みの方が少なくありません。
そこで今回は、秋から冬への気温が急激に低下して寒くなる時期に古傷が痛む原因とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、古傷がうずくことへの適切な対処がおこなうことができ、それによって、日常生活を快適に過ごせます。
秋から冬への季節の変わり目で気温が急激に低下すると、過去のケガや古傷がうずくような痛みを感じることがあります。
この現象には、体を自動調整してくれる自律神経の働きが、深く関与しています。
以下で、そのメカニズムを紹介させていただきます。
寒さに対する生理的な反応の一つとして、自律神経の中の交感神経が活発に働きます。
交感神経は、「闘争と逃走」のための反応を体に起こします。
気温が急激に低下すると、寒冷の刺激をストレスとして認識し、体を防御モードに切り替えます。
この寒さに対する防御反応の中で、交感神経は、体内の熱を保持するために血管が収縮させます。
こうした寒冷環境に対応するための交感神経の反応は、生命を維持するために必要なことです。
しかし、それが過剰になりすぎることで、血流が悪くなり、筋肉や関節などの組織に、血液を通して栄養や酸素の供給が十分にできなくなる。
そうすると、筋肉や関節などへのエネルギーが不足して固くなり、機能が低下します。
その状態で、筋肉や関節を動かすと、その動きに対応できず痛みが発生しやすくなる。
特に、古傷の部分は、組織が固くなっていることが多いため、十分な血液を通して栄養や酸素の供給がされたいと、他の部分に比べて機能低下の反応が早くなり、痛みを感じやすくなります。
気温の急激な低下は、自律神経系のバランスを崩しやすくします。
自律神経は、交感神経と副交感神経の2つの神経で構成されます。
交感神経は、体を活動モードにするために働き、副交感神経は、体を回復やリラックスモードにするために働きます。
交感神経と副交感神経のバランスによって維持されることで、健康が保たれます。
しかし、急激に寒冷な環境になると、交感神経が大きく優位に立ち、副交感神経が抑制されがちです。
この不均衡により、交感神経が過剰に働くために、痛みを感じるセンサーがより敏感になり、通常の刺激でも強い痛みを感じる状態を引き起こします。
特に、寒冷環境では、古傷の部位が微細な刺激に対しても過敏に反応しやすくなり、その結果としてうずくような痛みが再現されることがある。
寒冷刺激は、体の反応だけでなく、心にも影響も引き起こします。
寒さを感じると、多くの人が無意識にストレスを感じ、これが交感神経の過剰な働きにつながります。
この心理的なストレスによって、ストレスホルモンが分泌され、痛みを引き起こしやすくなります。
特に、古傷はストレスに敏感に反応するため、痛みが再現されやすくなります。
寒くなって古傷がうずく場合、自宅で実践できる適切な対処法として、以下のことを紹介させていただきます。
血行の不良が古傷の痛みの原因の一つとなるため、血流を改善することが重要です。
1日30分程度のウォーキングや軽いジョギングが効果的です。
また、古傷の周辺の筋肉を、ゆっくりと動かすストレッチも有効です。
39〜-41度程度に設定した湯船に、15〜20分程度つかるのが有効です。
これにより、血管が拡張し、血行が促進されます。
また、入浴中に、古傷を優しくさすると、さらに効果的です。
カイロや湯たんぽを使用して、古傷を温めます。
また、古傷を覆う暖かい服装やサポーターを装着を心がけ、古傷をを冷やさないよう注意してください。
自律神経の乱れが痛みを引き起こす可能性があるため、リラックスすることが大切です。
鼻から4秒間、息を吸って、口から6秒間、息をはく深呼吸を、7回を繰り返すことで、自律神経のバランスが整い、痛みの軽減につながります。
1日7時間程度十分な睡眠の確保、寝起きの時間を一定にする、一日3食をしっかりとるといった規則正しい生活リズムを維持することをおすすめします。
そうすることで、自律神経の自律神経のバランスが整い、古傷に対しての感度を軽減できます。
血行の促進や筋肉の回復に、効果的な栄養素を積極的に摂取してください。
体を温める効果のある、しょうが、ネギ、にんにく、ごぼうなどの根菜類を積極的に摂取してください。
カボチャやアーモンドなどのビタミンEを多く含む食品、サバやサーモンなどのオメガ3脂肪酸を含む魚を積極的に摂取してください。
水分を十分に摂取することで、血液の粘度を下げて、体内の血液の循環がよくなります。
また、温かい飲み物を選ぶことで、さらに体を温める効果が期待できます。
今回のブログでは、寒くなって古傷がうずく原因について説明させていただきました。
・交感神経の防御反応による血管収縮
・自律神経のバランスの乱れによる痛覚の過敏化
・ストレスホルモンの分泌増加
また、古傷の痛みへの対処法として、以下を紹介させていただきました。
・血行促進のための運動や入浴、保温
・ストレス軽減と自律神経の調整
・栄養の管理
寒さによる古傷の痛みは、日常生活に支障をきたす可能性があるため、早めのケアをおすすめします。
ぜひ、今回、紹介させていただいた方法を試してみてください。
それでも、古傷の痛みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関への受診をおすすめします。
また、当院でも、今回のようなケースの寒さによる古傷のうずきへの対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
他に、寒さによるお体の不調への対策のブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献:気象庁「気象と気象用語」
https://www.jma-net.go.jp/matsuyama/publication/tenko/tenko201811.pdf
皆さん、こんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
趣味の洋裁を楽しんでいたら、急に肩こりがキツくなって体がゾクゾクしてきたということはないですか?
洋裁は、衣服や日用雑貨などの作品を完成させていくので、達成感が非常に高い素晴らしい趣味ですが、長時間、作業を続けることで体に負担をかけてしまう場合があります。
当院でも、洋裁に集中するあまり、風邪をひいたかと思うような体にゾクゾク感が出る肩こりのお悩みをよくお聞きします。
長時間の洋裁作業後に感じる肩こりは、日常生活に大きな影響を与えかねません。
例えば、台所に立って調理するのがしんどくなったり、夜の寝つきが悪くなったりすることがあります。
そこで今回は、洋裁作業後の肩こりがキツくなって体がゾクゾクする原因とその対処法について紹介していきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、洋裁作業後の肩こりの原因が解消されて、趣味を楽しみながらも体調を崩すことなく、快適な日常生活を送ることができます。
肩こりによってゾクゾクするような風邪症状が起きる原因として、以下のようないくつかの要因が考えられます。
洋裁では、頭を前に倒して、猫背の状態で作業されている方が多いかと思われます。
この姿勢は、4〜5kgある頭が、稲穂のように重たく前に垂れるため、その姿勢をキープするために、土台となる肩周辺の筋肉に大きな負荷をかけることになる。
アメリカの医学誌で発表した研究は、
・頭が正しい位置の場合、肩首にかかる負担が、 4.5〜5.5kg増加
・頭が前方に15°傾いた場合:、肩首にかかる負担が、約12kg増加
・頭が前方に30°傾いた場合、肩首にかかる負担が、約18kg 増加
・頭が前方に45°傾いた場合、肩首にかかる負担が、約22kg増加
・ 頭が前方に60°傾いた場合:、肩首にかかる負担が、約27kg増加
といったように、頭の角度が深くなるほど、首肩にかかる負荷が増大します。
洋裁による前屈みの姿勢が、こうした負荷を肩周辺の筋肉にかけて、過度の緊張を引き起こし疲労して、血行を悪くします。
肩周辺の筋肉への血流が悪化すると、筋肉の活動が鈍くなったり、肩周辺の筋肉を支配している神経の感度が上がり、ちょっとした刺激で痛みを感じやすくなる。
長時間、洋裁をするために集中作業は、脳に大きな負担をかけます。
脳が疲労すると、生命を維持するために体を自動的に調整してくれる自律神経の機能も低下します。
自律神経の機能の中に、体温の自動調節があります。
長時間の洋裁によって、自律神経の機能が低下すると、うまく体温調節ができずに、体がゾクゾクする症状が出る場合がある。
肩こりがキツく感じて体が風邪のようにゾクゾクする肩こり症状への有効な対処法として、湯船につかる入浴が非常に効果的です。
その入浴方法を、以下で紹介させていただきます。
適切な入浴するための設定として、
・お湯の温度は39〜41度
・入浴時間は10〜15分程度
・全身を湯船につかる
ことをおすすめします。熱すぎるお湯は、かえった筋肉を緊張させて、肩こりをひどくする可能性があるので注意してください。
お湯につかりながら、肩のストレッチをおこなうことで、肩周辺の血流が促進して、より効果が上がります。
ストレッチの方法としては、
・体を丸めて、腕を前に出して、肩甲骨と肩甲骨の間が開いていくのを感じたら、10秒間、キープします
・手を胸に当てて、肘を曲げて後方に引き、肩を内上方にすくめ、その状態を、10秒間、キープします
この一連の動作を、交互に3回、繰り返しおこなってください。
入浴後は、肩周辺の筋肉が急激に冷えないように、タオルを首に巻くようにしてください。
また、入浴中に失われた体の水分を補うために、コップ一杯分(200ml程度)の温かいまたは常温の水をとるように心がけてください。
まとめ
今回のブログでは、肩こりがキツく感じて体がゾクゾクする症状が発症する要因として、以下のことを説明させていただきました。
・前屈みの姿勢による血流と神経への影響
・脳の疲労と自律神経の乱れ
また、この症状への対処法として、以下を紹介させていただきました。
・39〜41度のお湯に10〜15分間、全身浴
・入浴中の肩のストレッチ
・入浴後の保温と水分補給
洋裁のために生じる肩こりは、日常生活に大きな支障をきたすので、早めのケアをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
もし、それでもお悩みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関に受診されることをおすすめします。
当院でも、今回のブログで取り上げさせていただいたケースに対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
また、他にも肩こりに関するブログを書いておりますので、ぜひ参考にしてください。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考資料:
1. 日本整形外科学会:「頚椎症」 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/cervical_myelopathy.html
2. 厚生労働省:「運動器の機能向上マニュアル」 https://www.mhlw.go.jp/topics/2009/05/dl/tp0501-1d.pdf