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「高齢者の自宅で転ばないようにするためのポイント10選」

2019.04.05 | Category: 予防

体を傷めるきっかけで、

 

“転ぶ”

 

ことが一番体に影響をおよぼします。

 

転んだその場で打撲や骨折など負傷するのも大変痛いのですが、数日もしくは数年たって転んだことが影響をおよぼすこともあります。

 

先日も80歳の女性の方ですが、腰から足の痛みで調理するのに台所で立っていられないと来院されました。原因を色々と聞いていくうちに、この症状の始まりは15年前に自宅で転んで骨折こそは免れたものの、右半身を強く打ったことだと判明しました。15年前に転んだあと、左肩下がりの体形に合わせて自分で作っていた服が合わなくなって、反対に右肩が下がっている状態になってしまっていることが服を着ることで分かっていたそうです。そんな体のバランスが激変している状態でも、病院嫌いなこともあって治療せず、日常生活はなんとか動けていたのでそのままにしていたそうです。ですが年齢を重ねて活動量も減り体力・筋力低下や関節の動きが悪くなったことで、15年前の転んだことで体のバランスがくずれたままにしていたことが今回の体に不調をつながってしまいました。

 

つまり“転ぶ”ということは、転んだ直後と数日または数年後に体にとって2度痛みをもたらします。

 

治療にたずさわっていると、今回のようなケースはたびたびありますので、そのたびに“転ぶ”といことは怖いと感じます。またご高齢になると“転ぶ”ことでケガをする場所としては、「自宅」が多いということが統計で報告されています。そこで今回は、自宅での“転ぶ”ことを今すぐできる防止法をご紹介させていただきます。

 

このことを知っていただくことで、改めてご自宅の“転ぶ”危険ポイントを確認でき、より安全に自宅ですごせるようになります。

 


ご高齢者の“転ぶ”ことに対する統計報告として、

 

・65歳以上の方のケガは、“転ぶ”ことが原因第1位。

・救急搬送されたケガの内、“転ぶ”は約47%。

・“転ぶ”と約38%は治療が必要となるケガとなる。

・“転ぶ”と約25%は骨折や頭のケガを負う。

 

といったように、“転ぶ”ことはご高齢者にとっては身近なものなのです。場合によっては死亡事故にもつながります。

 

今すぐできる自宅の転びやすい改善ポイントとしては、

①家具の移動

トイレや台所・居間など家の中で歩くときに家具が邪魔になっていませんか?家具に引っかかったりぶつかったりすることで転ぶことがあります。どなたかに頼んで、家のよく歩く通路にある家具を動かしてもらいましょう。

 

②絨毯の固定

絨毯のヘリが床から浮いていることで足が引っかかり転んでしまうことがあります。絨毯自体をとってしまうか、絨毯のヘリが浮いたりずれたりしないように、テープで固定しましょう。

 

③床の置物

床に本や服など荷物に足を引っかけて転んでしまうことがあります。常に床に荷物は置いておかないようにしましょう。

 

④電気コード

家の中を電気コードをまたいで歩く際に転んでしまうことがあります。電気コード類はまとめたり壁に這わせたり、電気屋さんの回線工事を頼んだりしてください。

 

⑤階段の荷物

階段に積んだ荷物に足を引っかけて転ぶ場合があります。常に階段に荷物は置かないようにしましょう。

 

⑥電球の状態

電球の明かりが暗いことで足元が見えず転んでしまう場合があります。家の電球による明るさをチェックして、場合によっては電球の交換や工事をお願いしましょう。また寝室には手の届きやすい所にライトをおいて、寝起きに部屋をすぐ明るくできる環境を整えてください。夜間にトイレに行くことも多いかと思われます。人が通ると反応して明るくなる夜間用ライトを通路に設置してください。

 

⑦手すりの設置

トイレ・お風呂・廊下・階段に手すりを設置して、手すりをもって歩くことで転ばないように体を支える環境を整えましょう。

 

⑧よく使うものを移動

台所でよく使うものが高い場所に置いていませんか?台に上って物を取ろうとして、台から落ちてケガをするケースが多いです。よく使うものは腰の高さに移動しときましょう。

 

⑨お風呂の床

お風呂の床は濡れることで滑って転ぶことがあります。お風呂の床に滑りにくいマットを敷きましょう。

 

⑩履物

スリッパをはいて歩くと足が上がりにくく引っかかって転びやすくなります。スリッパをはかないか、靴のような形態の履物にしてください。

 


治療に数カ月かけてようやくめどがついてきた矢先、転んだことで最初からやり直しとなるケースを何回も経験しています。転んでも骨折しないように骨を強くするとか、転ばないように運動をすることは確かに非常に大切なのですが、それはどうしても時間がかかります。今回紹介させていただいたことを実践していただいて。まずは自宅の転びやすいポイントの改善から始めて、生活環境を整えてください。

 

それでも自宅で転びそうになることが多々あるようでしたら、『接骨鍼灸院じんぎゅう』にご相談ください。体のバランスを整え転ばない体づくりのお手伝いをさせていただきます。

柔道整復師・鍼灸師 久木崇広 監修


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