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天候 | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧
皆さん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院の久木崇広です。
秋から冬への季節の変わり目は、気温が急激に低下して寒くなります。
こういった時期は、過去のケガをした古傷がうずくような痛みを感じることがあります。
当院でも、個々の時期、首やひざなどのすでに治ったはずの部分が痛むというお悩みの方が少なくありません。
そこで今回は、秋から冬への気温が急激に低下して寒くなる時期に古傷が痛む原因とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、古傷がうずくことへの適切な対処がおこなうことができ、それによって、日常生活を快適に過ごせます。
秋から冬への季節の変わり目で気温が急激に低下すると、過去のケガや古傷がうずくような痛みを感じることがあります。
この現象には、体を自動調整してくれる自律神経の働きが、深く関与しています。
以下で、そのメカニズムを紹介させていただきます。
寒さに対する生理的な反応の一つとして、自律神経の中の交感神経が活発に働きます。
交感神経は、「闘争と逃走」のための反応を体に起こします。
気温が急激に低下すると、寒冷の刺激をストレスとして認識し、体を防御モードに切り替えます。
この寒さに対する防御反応の中で、交感神経は、体内の熱を保持するために血管が収縮させます。
こうした寒冷環境に対応するための交感神経の反応は、生命を維持するために必要なことです。
しかし、それが過剰になりすぎることで、血流が悪くなり、筋肉や関節などの組織に、血液を通して栄養や酸素の供給が十分にできなくなる。
そうすると、筋肉や関節などへのエネルギーが不足して固くなり、機能が低下します。
その状態で、筋肉や関節を動かすと、その動きに対応できず痛みが発生しやすくなる。
特に、古傷の部分は、組織が固くなっていることが多いため、十分な血液を通して栄養や酸素の供給がされたいと、他の部分に比べて機能低下の反応が早くなり、痛みを感じやすくなります。
気温の急激な低下は、自律神経系のバランスを崩しやすくします。
自律神経は、交感神経と副交感神経の2つの神経で構成されます。
交感神経は、体を活動モードにするために働き、副交感神経は、体を回復やリラックスモードにするために働きます。
交感神経と副交感神経のバランスによって維持されることで、健康が保たれます。
しかし、急激に寒冷な環境になると、交感神経が大きく優位に立ち、副交感神経が抑制されがちです。
この不均衡により、交感神経が過剰に働くために、痛みを感じるセンサーがより敏感になり、通常の刺激でも強い痛みを感じる状態を引き起こします。
特に、寒冷環境では、古傷の部位が微細な刺激に対しても過敏に反応しやすくなり、その結果としてうずくような痛みが再現されることがある。
寒冷刺激は、体の反応だけでなく、心にも影響も引き起こします。
寒さを感じると、多くの人が無意識にストレスを感じ、これが交感神経の過剰な働きにつながります。
この心理的なストレスによって、ストレスホルモンが分泌され、痛みを引き起こしやすくなります。
特に、古傷はストレスに敏感に反応するため、痛みが再現されやすくなります。
寒くなって古傷がうずく場合、自宅で実践できる適切な対処法として、以下のことを紹介させていただきます。
血行の不良が古傷の痛みの原因の一つとなるため、血流を改善することが重要です。
1日30分程度のウォーキングや軽いジョギングが効果的です。
また、古傷の周辺の筋肉を、ゆっくりと動かすストレッチも有効です。
39〜-41度程度に設定した湯船に、15〜20分程度つかるのが有効です。
これにより、血管が拡張し、血行が促進されます。
また、入浴中に、古傷を優しくさすると、さらに効果的です。
カイロや湯たんぽを使用して、古傷を温めます。
また、古傷を覆う暖かい服装やサポーターを装着を心がけ、古傷をを冷やさないよう注意してください。
自律神経の乱れが痛みを引き起こす可能性があるため、リラックスすることが大切です。
鼻から4秒間、息を吸って、口から6秒間、息をはく深呼吸を、7回を繰り返すことで、自律神経のバランスが整い、痛みの軽減につながります。
1日7時間程度十分な睡眠の確保、寝起きの時間を一定にする、一日3食をしっかりとるといった規則正しい生活リズムを維持することをおすすめします。
そうすることで、自律神経の自律神経のバランスが整い、古傷に対しての感度を軽減できます。
血行の促進や筋肉の回復に、効果的な栄養素を積極的に摂取してください。
体を温める効果のある、しょうが、ネギ、にんにく、ごぼうなどの根菜類を積極的に摂取してください。
カボチャやアーモンドなどのビタミンEを多く含む食品、サバやサーモンなどのオメガ3脂肪酸を含む魚を積極的に摂取してください。
水分を十分に摂取することで、血液の粘度を下げて、体内の血液の循環がよくなります。
また、温かい飲み物を選ぶことで、さらに体を温める効果が期待できます。
今回のブログでは、寒くなって古傷がうずく原因について説明させていただきました。
・交感神経の防御反応による血管収縮
・自律神経のバランスの乱れによる痛覚の過敏化
・ストレスホルモンの分泌増加
また、古傷の痛みへの対処法として、以下を紹介させていただきました。
・血行促進のための運動や入浴、保温
・ストレス軽減と自律神経の調整
・栄養の管理
寒さによる古傷の痛みは、日常生活に支障をきたす可能性があるため、早めのケアをおすすめします。
ぜひ、今回、紹介させていただいた方法を試してみてください。
それでも、古傷の痛みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関への受診をおすすめします。
また、当院でも、今回のようなケースの寒さによる古傷のうずきへの対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
他に、寒さによるお体の不調への対策のブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献:気象庁「気象と気象用語」
https://www.jma-net.go.jp/matsuyama/publication/tenko/tenko201811.pdf
皆さん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
秋の訪れとともに、寒さが増してきましたが、急に頭がぼーっとして動きにくくなることはないですか?
秋の季節は心地よい気候で過ごしやすいものですが、急激な気温の変化は、体調不良を引き起こしてしまう場合があります。
当院でも、寒くなってくると、頭がぼーっとして動きにくくなるというお悩みをよくお聞きします。
このような症状は、食事の後片付けがすぐにできない、テレビを見ていると体が重くなってすぐに横になってしまう、愛犬の散歩に行くのがしんどくなるなど、日常生活に支障が出てしまいます。
寒さによる体調不良は、単なる不快感だけでなく、生活の質を大きく低下させる可能性があります。
そこで今回は、秋の気温低下に伴う頭のぼんやり感と動きにくさの原因とその対処法について紹介していきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、秋の気温の変化による不調の原因が解消されて、季節の変わり目を快適に過ごし、日常生活をより活動的に楽しむことができます。
秋の寒さが引き起こす頭がぼーっとする原因とは
秋の気温の低下から、頭がぼーっとする症状の原因について、以下のことが考えられます。
自律神経は、生命を維持するために、体のさまざまな機能を無意識下で調整する役割を持っています。
その自律神経ですが、気温が急激に低下する秋には、その機能が乱れやすくなります。
例えば、寒暖差が大きい日には、体を暑い環境に合わせるべきか寒い環境に合わせるべきか、体温調節のために自律神経が血管の状態をコントロールする対応に追われます。
それがうまくいかない場合は、体の血流が悪化することがあります。
脳の機能を働かせるためには、体の全血液の20%も必要とする部分です。
頭に血液が回りにくくなり、脳に血液の中に含まれる酸素や栄養が届かず、それによって脳の機能が低下して、ぼーっとした感覚を引き起こします。
寒さによって、筋肉が緊張しやすくなることも一因です。
特に、首周りの筋肉は、服でおおわれていない部分なので、冷たい空気に触れやすくなります。
そうすると、体温を外部に出さないように、首周辺の筋肉は硬直しやすくなる。
その結果として、首から頭に向かう血管を圧迫して、血流が悪くなります。
その結果、脳への血流が悪くなり、頭がぼーっとした感覚を引き起こします。
秋の寒暖差によって、頭がぼーっとしてしまう症状への対処法として、以下のことを紹介させていただきます。
頭を軽くたたくことで、脳に刺激を加わり、自律神経のバランスを整えることができます。
その方法ですが、静かな場所で、リラックスした姿勢で座ってください。
そして、指先を使って、
・頭全体
・こめかみ
・おでこ
・ほっぺた
を、リズムをよく、トントンと指先を移動させながら、心地よいぐらいの力でたたいてください。
これを、3分間、続けておこなってください。
その方法ですが、 静かな場所でリラックスした姿勢で座り、手のひらはこすりあわせたり、カイロを握って、温かい状態にします。
さすり方ですが、
・両手で、首の後ろの髪の毛の生え際から、鎖骨に向かって、5秒かけて、3回、優しくさすります。
・次に、耳の下から鎖骨に向かって、5秒かけて、3回、優しくさすります。
・次に、あごの下から、鎖骨に向かって、5秒かけて、3回、優しくさすります。
・最後に、鎖骨を、肩側から胸の中心に向かって、5秒かけて、3回、優しくさすります。
この一連の動作を、3回、繰り返しおこなってください。
今回のブログでは、秋の寒暖差による頭がぼーっとする症状がひき起こる原因として、以下のことを説明させていただきました。
・寒暖差による自律神経の乱れ
・寒さによる首周辺の筋肉の緊張による血流の不良
また、秋の頭のぼんやり感への対処法として、以下の解決法を紹介させていただきました。
・脳をタッピングして自律神経を改善する
・首周辺の筋肉を刺激して血流を改善する
秋の急激な気温の低下によって、頭がぼーっとすると、日常生活に大きな支障をきたす可能性が高まるため、早めにケアされることをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
もし、それでも、秋になって気温が低下することで、頭がぼーっとする症状が続くようでしたら、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関に受診されることをおすすめします。
当院でも、今回のようなケースの症状にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
また、他に秋のお体の不調への対策のブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献:
1.自律神経と健康管理について: [https://www.example.com](https://www.example.com)
2.血行不良とその改善方法: [https://www.example.com](https://www.example.com)
皆さん,こんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
秋になって、急に気温が低下した日に、外出して買い物やグランドゴルフなどを楽しんでいたら、突然、めまいに襲われたことはないですか?
外出することは、特に、シニアの方にとっては、ストレス解消や心身に刺激が入るため、健康維持に効果的ですが、急に気温の変化する秋の外出は、めまいが発症するリスクがあります。
当院でも、秋になって、急にめまいに悩まれる方のご相談をよくお受けします。
秋のめまい症状は、日常生活に大きな影響を与えます。
例えば、グランドゴルフ中に突然のめまいで立っていられなくなり、その後も症状が続いて、ふらついて洗濯や調理などの家事ができなくなってしまう。
また、お風呂に入るときやトイレに向かうときに転倒の不安を感じたりと、生活の質が著しく低下してしまいます。
そこで今回は、秋の気温変化によるめまいの原因とその予防方法について紹介させていただきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、秋の気温変化によるめまいの原因を理解し、適切な対策を取ることで、めまいに悩まされずに、秋の季節を健康に過ごせます。
秋になって、気温が低下する時期に起きるめまいの原因について、以下のことが考えられます。
暑かったり寒かったり、精神的なストレスを受けるなど、外部の環境の変化に対して、人間の体はそれに対応しようとします。
その際に、自動的に無意識下で体を調整してくれるのが、「自律神経」です。
今回の場合でしたら、体が寒さを感じた場合は、体温の低下を防ぎ、体の重要な臓器に血液を集めて生命を守るために、自律神経は血管を収縮させます。
外に出たときに慣れない寒さを感じて、自律神経が急激に血管を収縮させると、血液の流れが悪くなり、それが体のバランスを調整する脳や耳などの機能を低下させて、めまいを引き起こします。
つまり、秋の急激な気温の低下に、体を調整し対応するために自律神経が過剰に働き、めまいを引き起こしてしまうのです。
秋は、秋雨の影響で気圧の変動が大きくなります。
気圧の急激な変化は、内耳の機能がバランスを崩し、めまいを引き起こす可能性があります。
内耳とは、耳の奥の部分で、平衡感覚や聴覚、そして、気圧の変化を感じるセンサーがあります。
秋の雨が降ることで、高気圧から低気圧となり、気圧が急激に変化すると、内耳にある気圧センサーが乱れて、内耳船体の機能が低下し、その結果、めまいが発生しやすくなる。
秋になると気温が下がるため、夏ほどのどの渇きを感じなくなります。
しかし、実際には、体が求める水分mp需要量は変わっていないため、知らず知らずのうちに脱水状態におちいりやすくなります。
特に、シニアの方は、体内に蓄えた水分量が低下する傾向にあるうえに、のどの渇きを感じにくいため、脱水のリスクが高まります。
買い物やグランドゴルフのような屋外活動中は、汗をかいていることに気づきにくく、水分の補給が不足しがちです。
それによって、体内の水分バランスが崩れると、脳や耳などへの血液の循環が悪くなり、めまいや立ちくらみの原因となりる。
秋の急に寒い日になると起きるめまいのの有効な対処法として、以下のことを紹介させていただきます。
自律神経は、無意識下で自動で働くので、意識的にコントロールするのが難しい神経です。
唯一、意識的に自律神経のアプローチできるのが、「呼吸」です。
呼吸で自律神経を整えるためには、適切な「深呼吸」をすることが最も簡単で効果的な方法です。
以下の手順で、深呼吸を実践してください。
1. 静かな場所で、上むきでひざを曲げて、おなかに手をあてて、楽な姿勢で寝ます。
2. 鼻から、4秒かけて、ゆっくりと息を吸います。
3. そして、2秒間、息を止めます。
4. 口から、6秒かけて、ゆっくりと息をはきます。
5. これを、7回、繰り返します。
この深呼吸の方法を、1日3回(朝・昼・晩)実践することで、自律神経のバランスが整い、めまいの症状が軽減される可能性が高まります。
内耳の血流を改善することで、平衡感覚や気圧調整をする機能が回復して、めまいを防止するのに役立ちます。
そのための方法として、耳を引っ張る体操の方法を、以下で紹介させていただきます。
・耳を親指と人差し指で軽くつまみ、上・下・左・右に、5秒ずつ、引っ張る。
・次に、そのまま軽く耳を引っ張りながら、ゆっくり前と後ろに向かって、各5回づつ、まわす
この体操を1日3回(朝・昼・晩)におこなうことで、内耳の血流が改善して、めまいの症状が軽減される可能性が高まります。
秋は気温が下がるためのどの渇きを感じにくくなりますが、めまいを防止するためには、適切な水分摂取は重要です。
水分の補給の方法としては、
・1日1.5リットル、一回につき200ml、を目安に水分を摂取する
・運動や外出の前後や入浴の前後には、特に意識して水分を補給する
・のどの渇きを感じる前に、定期的に水分を取る
・朝、起きたらまず、コップ1杯の水を飲む
・適切な飲み物の選択として、水やお茶を中心にする
・利尿効果があるアルコールやカフェインの過剰な摂取は避ける
ということを意識しておこなってください。
今回のブログでは、秋の急激に気温が低下した日の外出中にめまいを起こす原因として、以下のことが考えられると説明しました。
・自律神経の乱れ
・秋の気圧変化
・水分摂取量の低下による脱水症状
また、秋のめまいへの予防する方法として、以下を紹介しました。
・自律神経を整えるための深呼吸法
・内耳の血流を良くする耳の体操
・適切な水分摂取の方法
秋のめまいは日常生活に大きな支障をきたす可能性があるため、早めのケアをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが皆さまのお役に立てれば幸いです。
もし、それでも、秋のめまいの症状が続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関への受診をおすすめします。
当院でも、今回のようなケースのめまいの症状に対応していますので、お気軽にご相談ください。
また、他に、秋に起こるお体の不調への対策のブログも書いておりますので、参考にしていただければと思います。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献:
1. 日本めまい平衡医学会. (2021). “めまいの診断基準2021年改訂版“. https://www.memai.jp/guideline/guideline_2021.pdf
2. 厚生労働省. (2022). “熱中症予防のための水分補給の目安“. https://www.mhlw.go.jp/content/000826703.pdf
皆さん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
秋の訪れとともに、涼しい風を感じてほっとしていたのに、急に体がだるくなってしまっていませんか?
秋は過ごしやすい季節ですが、実は体調を崩しやすい時期でもあります。
実際、当院でも秋の体のだるさについてのお悩みをよくお聞きします。
特に、シニアの方の約40%が、季節の変わり目に体調の変化を感じるというデータもあるのです。
シニアの女性の患者さんの例をあげると、秋になって急に体全体にだるさを感じ、日常生活に支障が出始めたそうです。
具体的には、家事をする気が起きない、外出する意欲が湧かない、趣味に集中できないといった問題が出てきたとのこと。
「体のだるさくらいで」と軽視してしまいがちですが、放置すると生活の質が著しく低下してしまう可能性があります。
そこで今回は、秋に起きる体のだるさの原因とその対処法について紹介していきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、特に、シニア女性の方が、秋に起きる体のだるさの原因が解消されて、家事や趣味を楽しみ、外出も積極的にできるようになり、充実した秋の生活を送ることができます。
秋になった途端に感じるようになった体のだるさを理解するためには、まず、自律神経の働きについて知ることが重要です。
自律神経とは、私たちの意思とは関係なく、体を調整する神経です。
体温、血圧、心拍数、消化機能など、生命を維持するために欠かせない多くの機能を、無意識のうちに自律神経がコントロールしてくれています。
自律神経には、主に交感神経と副交感神経の2つの神経に分かれています。
交感神経は体を活動的にする「アクセル」の役割を、副交感神経は体をリラックスや回復をさせる「ブレーキ」の役割を果たします。
通常、これらのバランスが保たれることで、私たちは健康的な状態を維持できます。
しかし、季節の変わり目である秋には、さまざまな要因でこの自律神経のバランスが崩れやすくなります。
特に、シニア女性の方々は、加齢によって自律神経を調整する機能の低下するため、この影響を受けやすい傾向にあります。
そのため、秋になると、突然、体のだるさを感じる方が多いのです。
以下で、秋の体のだるさを引き起こす自律神経の乱れの主な原因について、紹介させていただきます。
秋は、朝晩と日中の温度差が大きくなる季節です。
この急激な温度変化に体が適応しきれず、自律神経のバランスが崩れやすくなります。
特に、シニアの方は、体温を調節する機能が低下しているため、この影響を受けやすくなります。
温度差に対応しきれない体は、体を温めたり冷やしたりすることを効率的におこなえず、体のエネルギーを多く消費することになる。
その結果、秋の気温差が、体全体のだるさを感じやすくさせます。
秋は長雨の季節でもあり、低気圧の影響を受けやすい時期です。
低気圧は、体の外部にかかる空気の重さが軽くなります。
そうすると、体が緩み、体をリラックスさせてる役割がある副交感神経が優位に働きます。
副交感神経が優位になりすぎると、体の筋肉や血管が緩みすぎて、体内の水分バランスが崩れ、血液の循環が悪くなります。
これにより、体に血液を通して供給される栄養や酸素の輸送がとどこおり、だるさを感じやすくなります。
秋は日の出が遅くなり、日没が早くなる季節です。
この変化は、体内時計に影響を与え、知らず知らずのうちに生活リズムが乱れやすくなります。
日中は、自律神経の交感神経が優位に働いて体を活動しやすいように興奮させ、睡眠時には、自律神経の副交感神経が優位に働いて体を回復させます。
体内時計の乱れは、この交感神経と副交感神経の働きの切り替えに乱れを招きます。
その結果として、活動すべきときや回復すべきときに体がうまく機能せずに、体全体のだるさを引き起こすのです。
秋の入ると起きる体のだるさへの対処として、自律神経を整えることが必要です。
そのためにおこなってほしい生活習慣の改善方法を、以下で紹介させていただきます。
寝る時間と起きる時間を一定にすることで、体内時計を整え、自律神経の交感神経と副交感神経のそれぞれが優位に働くべき時間が定まります。
特に、平日でも休日でも、同じ時間に起きることを心がけてください。
研究によると、規則正しい睡眠習慣を3週間続けることで、自律神経機能が改善されるという結果が出ています。
また、自律神経を整えるには、睡眠の質を上げることも重要です。
睡眠の質を高めるために、寝室の室温を18~22度、湿度は50~60%に保ち、寝具も夜中の気温に合ったものにしてください。
朝日を浴びることは、体内時計のリセットに効果的です。
起床後、30分以内に15分程度、窓越しでもいいので、直射日光を浴びるようにしてください。
これにより、体内時計と調整してくれるホルモンの分泌が促進され、その結果、自律神経も整いやすくなります。
1日3食、決まった時間に食事をとることも大切です。
特に、朝食は重要で、起床後1時間以内に摂取することをおすすめします。
これにより、体内時計が整い、自律神経のバランスが改善されます。
秋の体のだるさを解消するために、体を温めることは非常に効果的です。
体を温めることで血行が促進され、代謝が上がり、だるさの解消につながります。
効率よく体を温めるには、入浴時に湯船につかることが有効です。
入浴方法として、38~41度に設定したお湯に、15〜20分程度、つかることをおすすめします。
これにより、副交感神経が優位になり、リラックス効果が得られ、睡眠の質も向上します。
朝、起床した直後や就寝前に白湯や温かいハーブティーを飲むことで、体を内側から温めることができます。
特に、生姜やシナモンなどの温め効果のあるスパイスを加えるとより効果的です。
体内を温め、水分補給をすることで、体のエネルギー効率も上がり、自律神経が働きやすくなります。
適度な運動は、秋に起こる体のだるさを解消するためにおすすめです。
軽い運動としては、1日20分程度のウォーキングを心がけてください。
運動をすることで、脳がリセットされて、自律神経の働きやバランスが良くなります。
外で歩くのが難しい場合は、ラジオ体操やその場で足踏みなどでもいいので、1日に一回は、体に刺激を入れるようにしてください。
今回のブログでは、特に、シニア女性に起きる秋の体のだるさの要因として、以下のことを説明させていただきました。
・朝晩と日中の温度差による自律神経の乱れ
・秋雨の低気圧による自律神経のバランスの崩れ
・日の出・日没時間の変化による生活リズムの乱れ
また、秋バテ改善のための対処法として、以下の方法を紹介しました。
・規則正しい睡眠習慣の確立
・朝の太陽光を浴びる習慣づくり
・規則正しい食事時間の設定
・入浴による体温管理
・軽い運動の実践
シニア女性の秋の体のだるさは、日常生活に大きな支障をきたす可能性があるため、早めのケアをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、皆様お役に立てれば幸いです。
それでも、秋の体のだるさのお悩みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関に、受診されることをおすすめします。
当院でも、今回、紹介させていただいたケースの秋の体のだるさにも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
また、他に、秋に起こりやすいお体の不調への対策のブログを書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献:
夏も終盤に入り、少しづつですが暑さもやわらいできて、ようやくホッとできる時期になってきました。
それとともに頻繁にやってくるのが、「台風」です。台風は、雨を運んできたり、海水温を低下させるなど、メリットも多いものです。
しかし、人の体にとっては、大きな影響を与え、台風の接近に伴ってさまざまな不調を訴える方が少なくありません。
そこで今回は、台風によって体の不調が起きる理由とその対策について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、台風による体の不調を予防できます。
台風が接近すると、
・頭痛
・はき気
・体のだるさ
・めまい
・筋肉や関節の痛み
などのような不調が体に起こりやすくなります。
これらの症状は、台風による急激な気圧の低下によって、自律神経のバランスが崩れることで起こります。
以下で、そのメカニズムについて紹介していきます。
気圧とは、体にかかる空気の重さです。天候が安定してるときは、15トンもの空気の重さが体にかかっています。
台風が近づくと、急激な気圧が下がる、つまり、低気圧によって空気の重さが軽くなります。
その度合いは、空気の重さで海の海面を抑えている状態から、台風による急激な気圧の低下によって空気が軽くなることで、1日で、海面が30センチ上昇するというほどです。
台風による急激な低気圧によって、体にかかる空気の重さも、当然、軽くなります。
それによって、空気の重さによる外部からの体の締め付けが軽減して、筋肉や血管が緩みます。
台風によって体が急激に緩むため、自律神経の一つである、副交感神経が優位に働くようになります。
自律神経は、私たちの体の中の環境を、無意識に自動的に一定の状態に保つ、生命を維持するために非常に重要な役割を果たします。
この自律神経には、交感神経と副交感神経という2つの種類があります。
交感神経は活動的なときに働き、副交感神経はリラックスするときに働きます。
台風の接近により気圧が急激に低下するとで、副交感神経が優位に働きすぎて、自律神経のバランスが崩れやすくなる。
副交感神経の働きの一つとして、心臓がゆっくり動いたり、血管がゆるむように、体を機能させます。
台風による低気圧のために、副交感神経が優位になり、心臓がゆっくり動いたり、血管がゆるむように体を機能することで、血液やリンパの流れが悪化して、体の水分代謝が悪くなります。
脳へ流れ込む血液は、体全体20%も流れ込みます。台風による自律神経のバランスの崩れによって起こる血流の悪化により、脳に血液の供給が十分でなくなります。
その結果、脳はエネルギー不足となり、その警告として、頭痛が発生します。
血流が悪くなることで、筋肉に栄養や酸素が届きにくくなります。
台風による低気圧は、空気が軽くなる、つまり、空気中の酸素が薄くなる状態です。
台風中は、ただでさえ、酸素が少なくなる上に、血流が悪くなることで、筋肉への酸素の供給が少なくなり、筋肉を動かすエネルギーが作りにくくなります。
それによって、体のだるさが発生します。
耳の奥にの「内耳」と呼ばれる部分には、体のバランスをとるためのセンサーがあります。
このセンサーを働かすためには、内耳にあるリンパ液が流れが重要になります。
台風による低気圧によって、このリンパ液の流れが悪くなると、体のバランスをとるためのセンサーの機能が低下します。
その結果、体のバランスの調整ができなくなり、めまいやはき気といった不調が起こります。
台風が近づくと、頭痛や吐き気、体のだるさなど、さまざまな不調を感じることがあるかもしれません。
これは、台風が引き起こす低気圧が原因で、自律神経のバランスが崩れて、私たちの体に負担がかかるためです。
台風が来る前に、いくつかの簡単な対策を取ることで、台風による不調を予防できます。
じっとしていると、不調が強くなることがあります。台風が接近しているときこそ、軽い運動を取り入れ、体に刺激を入れることで、体の不調が軽減します。
運動といっても、腕を大きく回したり、背伸びやその場で足踏みといった運動でも十分に効果があります。
無理のない範囲で体を動かし、体の血行を促進させることをおすすめします。
低気圧による不調を防ぐためには、規則正しい生活が重要です。
規則正しい生活を送ることで、交感神経が働く活動する時間帯と、副交感神経が働く休む時間帯のメリハリが出て、自律神経のバランスが整いやすくなります。
特に、決まった時間に寝ることと起きることや、朝昼晩の食事をしっかり取ることで、自律神経のバランスを保ちやすくなります。
台風による急激な低気圧の発生で血流が悪くなることで、体内の水分バランスが乱れやすくなります。
こまめに、水分の補給をおこなうことで、体調を安定させることができます。
一回につき、200ml程度の水分を目安に飲んでください。
アルコールや強いカフェインを含む飲料は控えて、常温もしくはあったかい飲み物を、積極的に飲んでください。
台風の接近によって、内耳にある体のバランスを取るためのセンサーが乱れることで、めまいやはき気を感じることがあります。
これを防ぐために、耳の血流を良くして、内耳のリンパの流れを改善する必要があります。
そのためには、耳を温めたり、耳に刺激を入れることで効果が見込めます。
耳をあっためる方法としては、ホットタオルを耳に当てたり、温かいお風呂にゆっくりつかることでおこなえます。
また、耳を刺激する方法として、指で耳をつかんで、上下左右前後に耳を引っ張ることで、耳の血流を改善できます。
台風が来るたびに不調を感じることは、不安やストレスを引き起こします。
しかし、日常生活に簡単に取り入れられる対策を行うことで、台風による不調を予防しやすくなります。
これからの台風シーズンに向けて、ぜひこれらの対策を実践してみてください。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも、台風の接近に伴う体の不調のお悩みが解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、夏の暑さへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広