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デスクワークの疲れでぶつかりやすくなる本当の理由と簡単にできる対処法

2025.12.22 | Category: ストレス・自律神経障害,デスクワーク,テレワーク,ゆがみ,予防,体操・ストレッチ,姿勢,日常生活の動作,生活習慣,疲労,目の疲れ,筋肉疲労,職業病,血流,運動,関節

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

先日、デスクワークをされておられる30歳代女性の方が、お体のメンテナンスで来院されました。お体の調子をお聞きすると、

 

「仕事がありえんぐらい忙しくて疲れがとれなくて・・・」

「そしたらやたらとドアとか机とかぶつかることが多くなって・・・」

「そしたら青あざができるほど転んでしまって・・・」

 

とのことでした。

転んだ影響か、検査させていただくと、お体が今年一番ぐらいゆがんで、呼吸も浅く、体が自動的に回復する能力が低下している状態でした。

年末に近づくにつれて、お仕事が忙しく疲れを訴える方も多くなります。

それに伴って、今回の患者様のように、やたらと物や人にぶつかりやすくなったという方が少なくありません。

そこで今回は、長時間のデスクワークによって、物や人にぶつかりやすくなる理由とその対処法について紹介させていただきます。

 

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デスクワークの疲れでぶつかりやすくなる理由

 

長時間のデスクワークで疲れることによって、ドアや机や人とすれ違うときに、普段は避けれているのに、なぜか頻繁にぶつかってしまう現象が起きる理由を、以下で紹介させていただきます。

 

脳の疲労でぶつかりやすくなる

長時間のデスクワークでは、脳の中でも司令塔の役割を果たす前頭部の脳を中心に、強い負荷をかけます。

前頭部の脳は、

・注意

・判断

・空間の把握

・行動の抑制

などを司る部位です。

デスクワークによって前頭部の脳に疲労が蓄積すると以下のような影響から、ぶつかりやすくなります。そのメカニズムを以下で紹介させていただきます。

 

▶︎注意力の範囲の低下

人間の脳が処理する注意力の範囲には限界があります。

PC作業や書類作成、電話対応などデスクワークで同時進行で作業をすることが多くなると、脳が作業のみに集中して、周囲の環境に注意を向ける余裕がなくなります。

そうすると、

・通路にある机の情報が入っているが意識できない

・ドアの開閉の幅や角度を予測できない

・歩行のいく先で起きることの先読みができない

などといった、目で見えているのに脳が処理したり反応できない状態になります。

その結果、ぶつかりやすくなる状況が引き起こされます。

 

▶︎空間の距離感の把握力が低下

疲労した脳では、自分の体と周囲の環境との距離感を正確に把握する力が落ちます。

人間の脳には、

「身体図式(ボディスキーマ)」

と呼ばれる体の地図があります。

これは脳が無意識に持っている機能で、自分の体の各部位の位置や姿勢、動きの可能性を把握し、姿勢の維持やスムーズな動作を調整するための感覚と運動のシステムです。

脳にある体の各部位の位置の地図は、目で見たり耳で音を聞いたり、皮ふや筋肉が感じる刺激などの情報が脳に送られることで、常に更新されます。

デスクワークをしていると、パソコン画面を見つめてじっとしていることが多く、脳に送られる情報が限定されます。

それによって、脳にある体の各部位の位置の地図が更新されず、机やドアの幅に対して体の幅が通れるかの把握ができず、ぶつかるミスが増えます。

 

▶︎行動に対する微調整の低下

前頭部の脳が疲れると、その働きの一つである行動に対する微調整の能力が弱まります。

この能力が弱まると、「見えた → 判断 → 動作」という一連の流れが遅れ、見えてから避けるまでに間に合わずぶつかるという現象が起こります。

 

視覚の機能の低下によってぶつかりやすくなる

人間の外部から脳に伝わる情報は、その60%は目で見たものから得られているとされています。

デスクワークが、視覚に影響することで、物や人にぶつかりやすい状況が生じます。

以下でそのメカニズムを紹介させていただきます。

 

▶︎自律神経のバランスの乱れ

人間は、戦ったり逃げたりストレスがかかると、それに対応するために自動的に体を活動モードにします。

これは自律神経の働きによっておこなわれます。

自律神経は、交感神経と副交感神経の2つが存在して、体を活動モードに働くのが交感神経です。

ちなみに、副交感神経は、体をリラックスさせたり回復させるモードに働きます。

デスクワークが続くと、自律神経の交感神経の働きが優位になり、

・瞳孔が固定的に開く

・目のピントを調節する筋肉が緊張

することによって、目の疲れが進行します。

目の疲れが進行することで、外部の情報が取り込めず、ぶつかりやすいリスクが高まります。

 

▶︎周辺の視野が狭くなる

視覚は、状況や環境に応じて、

「中心重視視野モード」

「周辺重視視野モード」

に脳が切り替えます。

中心重視視野モードは、一点に集中して見て考えるための視覚であり、視線が一点に固定されます。この視覚のモードは、

・文字、画面、細かい作業に強い

・脳が目の前の対象の意味や内容などを考える

・周囲への注意は後回しになる

などという「集中して見るモード」が特徴です。それに対して、周辺重視視野モードは、周り全体を感じながら動くための視覚であり、

・視線が自然に動く

・横や下の動きに気づきやすい

・どこにあるか、どう避けるかを優先

・体の動きと連動する

などという「安全に動くモード」が特徴です。

デスクワークでのパソコンや書類作業は、

・画面を凝視する時間が長い

・視線移動が極端に少ない

という状態が続きます。

それによって脳は「中心視野重視モード」になります。

視覚や脳が「中心視野重視モード」のまま動き出すと、周りの環境や状態を把握しきれず、行動する際に障害物にぶつかることが起きます。

 

感覚のセンサーの機能低下によってぶつかりやすくなる

筋肉、腱、関節、皮ふには、固有受容器が存在し、それらに刺激が加わることで、

「固有受容感覚」を獲得することができます。

「固有受容感覚」とは、関節の角度や筋肉の張力、体の位置や動きを感じる感覚で、例えば、

・腕がどの高さにあるか

・肘や膝がどれくらい曲がっているか

・体が傾いているか、まっすぐか

・今、どこに力が入っているか

などがわかるの感覚で、また、歩く・曲がる・避けるといった動作は、この感覚に大きく依存しています。固有受容感覚をわかりやすく言えば、

「目をつむっていても体の場所や動きが自然にわかる感覚」

というものです。

この固有受容感覚の機能が低下することで、体の動きや位置が把握できず、何かとぶつかりやすくなります。

デスクワークで固有受容感覚の機能が低下が起こるメカニズムを以下で紹介させていただきます。

 

▶︎体への刺激の低下

デスクワークは、長時間、同じ姿勢で座り続けることが多い職種です。

そうすると、筋肉、腱、関節、皮ふを伸ばしたり縮めたりするなどの刺激が減ります。

それによって、体が今どのような動きをしいるのか?どんな位置にあるのか?などといった情報が脳に伝わらなくなります。

その結果、自分の体が今どこにあるかの情報が曖昧となり、ぶつかりやすくなる危険性が上がります。

 

▶︎体の動きを制御のエラー

デスクワークは、長時間、同じ姿勢でいることで、筋肉、腱、関節、皮ふをの刺激が減り、固有受容感覚が鈍ります。

そうすると、脳への情報不足で、脳か筋肉、腱、関節に対しての動きや力の入れ方などを指令する際に、加減や制御がコントロールできなくなります。

そうすると、歩いていて角を曲がるときに体を内側に寄せられない、肩や肘の位置が予測とズレる、足運びが雑になるといった動作の制御エラーが生じます。

体の動きがコントロールできなくなることで、動作中にぶつかってしまうことが起きます。

 

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デスクワークで低下する機能を整えるアプローチ

長時間、忙しくデスクワークをすることで、脳と視覚と感覚の機能が疲労し、それが障害物にぶつかりやすくなる要因となります。

ということで、以下で、脳と視覚と感覚の機能を回復させるための方法を紹介させていただきます。

 

脳の疲労への対策

デスクワークでは、脳の前頭部が使われることが多いため、脳の使われる部分を切り替えることで、脳の前頭部の回復が促されます。

そのための方法として、以下の3つのことを意識して仕事中におこなってみてください。

 

▶︎小休憩を入れる


仕事をしている際に、30~60分に1回、1~3分の短い休憩を入れてください。小休憩中は、

・席を立つ

・窓の外を見る

・立ったまま軽く背伸びをする

といった動作をおこなってください。

 

▶︎深呼吸をする

浅い呼吸が続くと、脳の前頭部は過緊張状態になりやすい。

ですので、深呼吸を意識的におこなうことが重要です。

深呼吸は、「4秒間で鼻から吸い6秒間で口からはく」といった方法を5回繰り返しおこなうことで、脳疲労の回復が期待できます。

 

▶︎動きながら考えない時間をつくる

歩行などの単純な運動は、脳の前頭部の過剰な活動を一時的に抑えます。ですので、

・トイレに行く

・コピーを取りに行く

・廊下を少し歩く

など歩く機会を増やすことで、脳の疲労がリセットできます。

 

視覚の疲労への対策

デスクワークで問題になるのは、一点を集中的に見るといった視覚の使い方が偏ることです。

それを解除して、周辺を見るモードに視覚にすることです。以下の3つのことを意識して仕事中におこなってみてください。

 

▶︎目を動かす

デスクワーク中は、一点を見つめて眼球の動きが少なくなります。

眼球を大きく動かすことで、周辺視野の感度が回復します。そのためには、意識して、

「眼球を動かしてだけで右・左・上・下を見る」

ことをゆっくり5回繰り返しおこなってください。

 

▶︎遠くを見る

長時間、デスクワークのため、近くを見ることで、目の筋肉が固まります。

ですので、仕事をしている際には、20分に一回は遠くを見ることをおすすめします。

遠くを見る際のポイントは、

・最低でも5~10m先を見る

・焦点を合わせずぼんやりと見る

・遠くを見る状態を20秒間キープする

といったことを意識しておこなってください。

 

▶︎周りを見る

デスクワーク中、机から立ち上がる前に、

「顔を上げてうゆっくり部屋全体を見渡す」

行動をしてください。そうすると、デスクワークで、視覚が一点に集中してみるモードから、周囲をみながら動くモードに切り替わり、ぶつかるリスクを下げる効果が期待できます。

 

感覚センサーの機能低下への対策

筋肉や関節などから感じる固有受容感覚は、デスクワークで動きが少ないことで、機能が低下します。

その低下した固有受容感覚を回復させるために、以下の3つのことを意識して仕事中におこなってみてください。

 

▶︎関節を動かす

関節を動かすことで、固有受容感覚の回復が見込まれます。その際には、速い動きよりも、ゆっくり大きな動きの方が固有受容器を刺激できます。特に動かして欲しい関節は肩甲骨・股関節・背骨です。ですので、

・肩回し

・足の上げ下ろし

・背伸び

といった体操を意識してこまめにおこなってください。

 

▶︎足裏を刺激する

足裏は、固有受容器が多く分布している場所のため、足裏を刺激することで、固有受容感覚の回復につながります。足の裏を刺激するためには、

・その場で足踏み

・かかと・つま先立ちをする

・足の指を曲げたり伸ばしたりする

といった動作をこまめにおこなってください。

 

▶︎目を閉じて動く

視覚に頼りすぎた状態では、固有受容感覚が働きにくくなります。ですので、

・目を閉じて片脚立ち

・目を閉じて肩を上下する

・目をつぶって手や足の指を触る

といったことをおこなってみてください。

 

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まとめ

デスクワークによる疲れがある状態でぶつかりやすくなるのは、注意力や反射神経の反応が悪くなったからではなく、脳・視覚・感覚の使い方が偏ったためです。

この状態のままでいると、障害物にぶつかってケガにつながり、年末に向けて忙しくなる日常生活に影響が出てしまいます。

ですので、それを防ぐためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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下を向いて作業する方に多い首と目の不調が連鎖する理由と自宅でできる簡単ケア

40歳代男性がデスクワークで腰痛が続く理由とそれを防ぐための日常的な対策

カーテン外し・窓ふきで肩や背中のだるさ発生メカニズムとセルフケア法

2025.12.18 | Category: ゆがみ,予防,体操・ストレッチ,姿勢,家事,日常生活の動作,生活習慣,疲労,筋肉の損傷,筋肉疲労,筋肉痛,肩の痛み,肩甲骨,背中の痛み,腕の痛み,血流,関節

 

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

年末も近づいてくると、家の大掃除をされる方が多くなります。

掃除の中でも、カーテンの洗濯のために取り外してかけなおしをしたり、ガラス窓ふきなどは、腕をあげた状態をキープしての作業となります。

この作業をすると、肩から背中にかけてこりやだるさが発生して、ケアのために来院される方が、毎年、少なくありません。

そこで今回は、腕をあげて作業をすることで、肩から背中にかけてこりやだるさが発生する理由とその対処法について紹介させていただきます。

 

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腕をあげて作業で肩・背中のこりやだるさが生じる理由

腕をあげたままおこなうカーテンの脱着や窓ふきで、肩や背中に痛みが発生する理由を以下で紹介させていただきます。

 

腕を上げる筋肉の疲労

腕を上げたり、歩いたりなどの動作は、筋肉が伸びたり縮んだりすることでおこなわれます。

その筋肉の動きには、主に、

・等尺性収縮

・等張性収縮

という2種類があります。

等尺性収縮とは、例えば、腕を上げた状態を固定したまま姿勢を保つ動作のように、“筋肉の長さを変えないまま強く張りつめる動作”のことを言います。

この状態では、筋肉の中の圧力が急に高まって、筋肉の中を通る血管を圧迫する傾向にあります。

等張性収縮とは、例えば、ダンベルを持ち上げたり下ろしたりする動作のように、“筋肉を伸ばしたち縮めたりする動作”のことを言います。

この状態では、筋肉を縮めたり伸ばすことで、筋肉内に通る血管をポンピングして、血流が保ちやすくなる。

腕をあげたままおこなうカーテンの脱着や窓ふきの動作では、

「等尺性収縮」

の状態が筋肉に起こります。

長時間、等尺性収縮の状態が続くと、腕を上げるために使っている筋肉内の圧力が上がり、それによって筋肉内の通っている血管を圧迫します。

血管が圧迫されることで、血流が悪くなり、筋肉への酸素・栄養の供給や疲労物質の回収が遅れて、その結果、肩や背中にこりやだるさが発生しやすくなる。

 

肩甲骨の位置がゆがむ

腕を挙げたまま作業すると、首から肩上部の筋肉を主に使うため緊張して疲労し、背中や脇の筋肉への刺激が減ります。

これらの筋肉は、肩甲骨を支えています。

肩甲骨は、他の関節と違って、ろっ骨にのっているだけなので、肩甲骨の位置をキープしたり、肩甲骨をスムーズに動かすためには、肩甲骨周辺の筋肉に依存する度合いが高い。

腕を挙げたまま作業することで、肩甲骨周辺の筋肉の緊張バランスが崩れると、肩甲骨につながっている腕や首の重さを支えることができなかったり、動作に引っ掛かりが生じ、その結果、肩から背中にかけて広い範囲で、こりやだるさが発生する。

 

肩関節の隙間が狭くなる

肩より上で手を使うoverhead workは、肩や首の筋肉や関節に障害を発生させるリスク因子であり、肩関連障害の発生率を2~3倍に高めると報告されています。

調査によると、肩関節を90度以上挙上した状態が、作業時間の10%を超えると、肩障害の発生リスクがほぼ2倍に増加すると報告されています。

その要因として、腕を上げることで、肩関節を構成しているの骨同士の隙間が狭くなります。

そうすると、狭くなった関節の隙間で、筋肉やじん帯や関節を包む袋が圧迫されます。

それによって、炎症や微細な損傷が引き起こされて、作業後に動かすと痛いとかしばらく重だるいといった症状が発生します。

 

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腕を上げる作業で疲れた肩背中へのセルフケア方法

腕をあげたままおこなうカーテンの脱着や窓ふきで疲れた肩や背中へのセルフケアをして、以下のストレッチを紹介させていただきます。

 

肩上部のストレッチ

イスに座って、背筋を伸ばし顔を左に向け、右手は体の後ろに回し腰に当て、左手は後頭部に当てます。

 

後頭部に当てた左手の重さを利用して、ゆっくり顔を左肩に近づけるように曲げて、右肩上部が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。

 

10秒たったら、ゆっくり元の姿勢に戻し、手と顔の位置を変えて反対側の左肩上部のストレッチをおこなってください。

この一連の動作を3回、繰り返しおこなってください。

 

背中のストレッチ

イスに座って、背筋を伸ばし顔を左に向け、右腕を上げて肘を曲げ、後頭部に当て、左手で右手首をつかみます。

 

頭を後方に倒し後頭部に当てた右前腕をゆっくり押して、右の背中が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。

 

10秒たったら、ゆっくり元の姿勢に戻し、手の位置を変えて反対側の左の背中のストレッチをおこなってください。

この一連の動作を3回、繰り返しおこなってください。

 

脇のストレッチ

イスに座って、背筋を伸ばし、右腕を肩の高さに上げて肘を曲げ、右脇の奥の方に左の指を入れて、硬いと感じた部分に指を当てて固定します。

 

右脇に当てた左の指を固定したまま、右肘を曲げて腕をゆっくり後ろに引き、止まるところまで引いたら、前へ戻し、これを10回繰り返します。

 

10回繰り返したら、手の位置を変えて反対側の左脇のストレッチをおこなってください。

この一連の動作を3回、繰り返しおこなってくだい。

 

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まとめ

新しい年を迎えるために、年末はどうしても大掃除をしないと落ち着かないとおっしゃる方は少なくありません。

大掃除をしてスッキリすると同時に、健康で正月を迎えるためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

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年末大掃除での寒い中での窓ふき作業で起こりやすい肩こりを防ぐための方法

休みの日の草抜きや洗車で腰痛に…普段と違う動きが招く体のトラブルの症例と対処法

 

脚立作業で全身がだるい?その疲労メカニズムと回復法

2025.12.01 | Category: ストレス・自律神経障害,ふくらはぎ,予防,体操・ストレッチ,入浴,太ももの痛み,日常生活の動作,生活習慣,疲労,立ち仕事,筋肉の損傷,筋肉疲労,筋肉痛,職業病,股関節の痛み,腰痛,血流,農作業,関節

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

先日、農家の60歳代男性の方が、全身疲労を訴えて来院されました。

詳しくお話をお聞きすると、脚立にの登って、家や畑周辺の木を剪定して、その後、足も肩も腰も体全体がしんどくなって、なかなか疲れが取れないとのこと。

趣味のゴルフもしたいし、早くこの疲労を取りたいとのことで、来院されたそうです。

ご相談いただいた方のように。脚立を登っての作業をすることで、体全体に過度の疲労を引き起こしてしまう方は少なくありません。

そこで今回は、脚立での作業をする際の体のメカニズムとそれによる疲労の発生理由とその対処法について紹介させていただきます。

 

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脚立での作業をする際の体のメカニズム

脚立に登っている環境は、不安定な状態であり、体全体が安定を保つメカニズムが働きます。

立った状態で体を安定させるには、支持基底面である両足の間の上に、体の重心を維持することです。

具体的に言えば、地面が傾いた状態でも、足関節・ひざ関節・股関節などの下半身の関節が連動して働いて、重心を安定した方に移動させて、踏ん張りや傾きの調整を行うことで達成されます。

特に、足関節は最も速く細かい調整を担い、ひざ関節・股関節は、大きな動作を補いながら姿勢の安定を助けます。

また、これらの足の各関節だけではなく、おなかや背中・腰など体幹にある筋肉も重要です。

体幹にある筋肉は、骨盤やろっ骨・背骨を安定化させ、重心の上下移動や回旋をコントロールし、上半身のバランスを保ちます。

体幹の筋肉による安定は、例えば、脚立に乗っている際に足の筋肉が踏ん張れるように、効果的に力を発揮するための土台を提供します。

さらに、体のバランス感覚センサーから伝わる情報が、脳や脊髄などの中枢神経で統合され指令が下されることでバランスが制御されます。

体のバランス感覚センサーから伝わる情報は、視覚や耳の奥にあるバランスセンサー、皮ふや筋肉・関節への刺激から伝わります。

その情報が、脳や脊髄などの中枢神経に伝わり、統合されて体の位置や動きを把握し、これに基づいて筋肉の自動調節でバランスがとられます。

つまり、脚立のような不安定な場所では、

・足関節・膝関節・股関節が協調して姿勢を微細から大きく調整

・体幹の筋肉がそれを支える骨盤・ろっ骨・背骨の安定化を行う

・視覚・耳・筋肉や関節や皮ふへの刺激感覚を脳や精髄で統合して、筋肉の収縮パターンをリアルタイム調節する

ことで全身の安定が達成されます。

 

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脚立での作業後に全身疲労が起きる理由

長時間、脚立のにってバランスをとることで、全身疲労が生じる理由を以下で紹介させていただきます。

筋肉の過緊張のため

脚立の上で剪定などの動作をしていると、揺れては非常に不安定な状態になります。

そうすると、バランスを維持するために、必要以上に足を踏ん張ったり、背中や肩腰に力が入ります。

つまりそれは、体の多くの筋肉を、絶えず緊張状態に保つことにつながります。

この持続的な筋肉の収縮によって、筋肉内の血管が圧迫され血流が制限されます。

それが、脚立ののって動いたりバランスをとるために使っている筋肉への、酸素や栄養の供給を不足させ、老廃物や疲労物質の回収が滞ります。

その結果、筋肉を動かしたり回復させるためのエネルギーが不足して、体の多くの筋肉に疲労感を引き起こします。

それに加えて、持続的な過度の筋肉の緊張は、筋繊維を微細に損傷させることにもつながり、その損傷に回復が追いつかない場合も、全身に疲労感を感じるようになる要因となる。

脳の疲労

バランス保持には、体の各バランスセンサーからの情報が脳に伝わり、脳がその情報を統合して、適正に体の筋肉や関節などを動かすように命令を下すことで保たれます。

長時間、脚立のような不安定な場所でバランスを保とうとすると、それを処理し命令を下す脳に負担をかけ続けることになる。

こういった長時間の脳へのストレスは、脳のエネルギーを過度に消費させたり、脳の中の神経にダメージを与えます。

こういった脳の疲労が起こると、脳の機能が落ちたり回復モードに入るため、たとえ筋肉が疲れていなくても、全身に疲労感を発生させて、活動を強制的に低下させます。

 

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脚立での作業後に起きる全身疲労への対処法

脚立に乗ってバランスをとりながら作業することで、脳や筋肉が疲れて、全身疲労がかきた場合への対処法として、以下のことを紹介させていただきます。

ストレッチで脳と筋肉をリフレッシュする

ストレッチをすることで、筋肉の緊張を緩和できます。

また、心地よい筋肉への刺激は、脳の疲れが軽減するとの研究報告があります。

以下で、3つのストレッチ方法を具体的に紹介させていただきます。

体幹のストレッチ

 

四つんばいになり、手は肩の真下、ひざは股関節の真下にセットします。

目でおへそを見るように、息をはきながら、ゆっくり背中を丸めます。

次に、目で正面を見るように、息を吸いながら、ゆっくり背中を反らします。

この一連の動作を、5回、繰り返しおこなってください。

お尻のストレッチ

両足を床にあててイスに座り、背筋をまっすぐにします。

片方の足のひざを曲げて、反対の足のひざの上に置きます。

おなかを引き締めながら、ゆっくりと前かがみになり、外側のお尻が伸びているのを感じたら、その姿勢を10秒間保持します。

10秒たったら、ゆっくりと元に戻し、反対側も同様に行います。

この一連の動作を、5回、繰り返しおこなってください。

太もも裏からふくらはぎのストレッチ

立ったまま、片方の足を反対側の足の後ろにクロスさせ、両方の足のかかとはしっかり床についた状態にします。

背筋を伸ばして、ゆっくりと腰から前に体を倒し、太もも裏からふくらはぎにかけて伸びているのを感じたら、その姿勢を10秒間キープします。

10秒たったら、ゆっくりと元に戻し、反対側も同様に行います。

この一連の動作を、5回、繰り返しおこなってください。

 

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脳や筋肉に酸素を供給する

脚立作業で疲れた脳や筋肉を回復させるためには、そのエネルギーの材料となる多くの酸素が必要になります。

それを供給するためには、意識的に深呼吸、特に腹式呼吸をすることが有効です。

腹式呼吸のやり方として、

・上向きで寝て、軽くひざを曲げ、おなかに手を当てます。

・鼻からゆっくり息を、4秒程度、吸い込み、おなが膨らむのを手で感じます

・次に、口を軽くすぼめて、ゆっくりと息を、6秒程度、はき出し、おなかがへこむのを手で感じます

という方法で、一連の動作を5分間、やってみてください。

さらに深呼吸をすることで、酸素の供給促進だけでなく、筋肉や脳へのリラックス効果も期待できます。

 

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温熱で血流を促進する

適度な温熱刺激は、筋肉の血管を拡張して、血流の促進につながり、脚立作業で疲れた筋肉や脳にも良好な循環を促します。

温熱刺激を体に入れる方法として、ぬるめの湯船にゆったりつかる入浴が、最も手軽で効果的です。

39から41度に設定したお湯を注いだ湯船に、理想としては、10~15間程度つかってください。

湯船につかるかつからないかで、疲れからの回復スピードが違ってきますので、少しでもいいので無理のない程度に行うことをおすすめします。

 

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まとめ

脚立に登っての高所での作業は、危険と隣り合わせのため、心身ともに緊張して疲労が発生しやすくなります。

その疲労をそのままにしていると、その他の作業でも体がついていけなかったり、注意力が散漫になり、ケガや失敗する元になるため、早めにケアされることをおすすめします。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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2025.11.24 | Category: ウォーキング,ストレス・自律神経障害,ゆがみ,体操・ストレッチ,日常生活の動作,歩き方,生活習慣,立ち仕事,立ち方,筋肉疲労,職業病,足首の痛み,関節

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

先日、調理のお仕事をされておられる60歳代女性の方が、足首が曲げにくいことを訴えて来院されました。

詳しくお話をお聞きすると、仕事中に、足首が曲げにくいことで、しゃがみにくかったり、歩きにくく感じて、ストレスを感じる。

足首の前方につまり感があって、なかなか良くならず困っていると。

仕事もまだまだ続けていきたいので、治したいとのことでした。

ご相談ただいた方のように、足首の前方につまり感を感じて、足首が曲げにくく、それが日常生活に支障をきたしてしまう方は少なくありません。

そこで今回は、足首の前方につまり感を感じて足首が曲げにくくなる原因とその対処法について紹介させていただきます。

 

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足首の前方につまり感を感じて足首が曲げにくくなる原因

しゃがもうと足首を曲げたり、歩き始めのつま先を上げて足首を曲げる動作などで、足首の前方につまり、足首が曲げにくいと感じる原因を、以下で紹介させていただきます。

 

足首関節のゆがみ

足首の関節は、すねの骨である脛骨(けいこつ)とすねの外側の骨である腓骨(ひこつ)、そしてその2つの骨の間に挟まれるように位置する骨である距骨(きょこつ)で構成されています。

足首をつま先を引き上げるように曲げる関節の動きは、脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)の間を、距骨(きょこつ)が後方に転がり滑ることで起こります。

この3つの骨で構成されている足首の骨の位置が、正しい位置になくゆがんでいると、距骨(きょこつ)が後方に転がり滑るときに、どこかで引っ掛かります。

そうすると、足首をつま先を引き上げるように曲げる関節の動きをする際に、足首の前面につまり感を感じて、足首が曲げにくい現象が起こります。

また、この3つの骨のどこかに骨自体が変形が起きていたり、骨棘(骨のトゲ)が形成されていることで、足首の動きが制限されることもある。

 

足首周辺の組織の硬化

足首の関節の周辺には、足首を動かすためや安定させるための筋肉やじん帯などの組織が多数存在します。

それらの組織が、疲労や冷え、過去のケガなどで硬くなることで、関節の動きを物理的に制限することがあります。

例えば、ふくらはぎの筋肉やアキレス腱に硬さがあると、足首をつま先を上げる方向に曲げようとする動きを止めて、制限を引きおこします。

また、過去にきついねんざをしたことがあると、それによって傷ついたじん帯が固くなり、足首の動きを制限することもある。

 

足首周辺の組織が挟み込まれる

足首の関節は、関節包という関節を包む袋や関節を安定させるじん帯が存在します。

足首をつま先を上げる方向に曲げようとする動作時に、関節の隙間に関節包やじん帯が挟み込まれて、関節の動きがロックされることもあります。

これは前方インピンジメントとも呼ばれて、足首関節のつまり感や動きの制限の原因となる。

 

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足首の動きを改善させるためのセルフケア方法

足首の前方がつまり足首が曲げにくいことへのケア方法として、主に足首の動きを制限すると考えられる筋肉へのストレッチの方法を、以下で紹介させていただきます。

 

ふくらはぎの外側の筋肉のストレッチ

立った状態で、伸ばしたい足を後ろにするように両足をクロスする

 

後ろに回した足の足首を、足の親指を天井方向(足裏を外側)に向けるように倒す

 

その状態で上体を前に倒し、ふくらはぎの外側が伸びるのを感じたら、そのまま10秒間キープする

 

10秒たったら、体を起こして、元の姿勢に戻す

この一連の動作を、5回、繰り返し行ってください。

 

ふくらはぎのストレッチ

壁に手をつき、伸ばしたい足を後ろへ伸ばし、ひざも伸ばす

 

後ろに伸ばした足のかかとを床につけたまま、前方にある足のひざを曲げて体重を前へかけ、後ろ足のふくらはぎが伸びているのを感じたら、そのまま10秒間キープする

 

10秒たったら、元の姿勢に戻す

この一連の動作を、5回、繰り返し行ってください。

 

足の指のストレッチ

床に座り、伸ばしたい足のひざを曲げて、ひざを曲げた方の足の裏にを手を当てる。

 

ひざを曲げた方の足の裏に当てた手で、足首と指先を足の甲側に曲げ、そのまま10秒間キープする

10秒たったら、元の姿勢に戻す

この一連の動作を、5回、繰り返し行ってください。

 

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まとめ

人間は二足歩行で行動するため、地面に近いところにある足首の関節は、歩行や立位・方向転換など日常の動作に非常に大きな役割を担います。

その足首の関節の動きが制限されると、スムーズに行動できずストレスもたまり、心身の不調も引き起こしかねません。

それを対処するための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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歩く時に膝のお皿の下が痛いのは、お尻の筋肉の動きが悪いから?

朝の寝起きに感じる股関節の痛みに悩む60代女性の方に知ってほしいその原因と改善法

デスクワークの方が歩行時につまずきやすいのは体の不調のサインかも?その改善策は?

2025.11.13 | Category: ウォーキング,ぎっくり腰,ストレス・自律神経障害,デスクワーク,テレワーク,予防,体操・ストレッチ,姿勢,日常生活の動作,歩き方,生活習慣,職業病,血流,転倒,運動,関節

 

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

先日、デスクワークをされておられる50歳代女性の方が、お体のメンテナンスで来院されました。

その方を治療する前に、足の各関節の可動域を検査していると、動きが悪くなっていたので、歩いているとつまずきやすいとかないですか?とお聞きすると、

「そうなんです、最近、何もないところでよくつまずくんです」

「職場の人もそうした人が多くて、つまずいて転んで骨折した人もいて」

「自分もそうなったら怖いと思っていたところなんです」

とのことでした。

実は、歩いていると、何もないところでつまずきやすくなることは、体のどこかに異常が出ているサインであることが多いです。

それを見逃すと、転倒してケガたり、ぎっくり腰が発生するなど、健康に大きな支障が出ることが少なくありません。

そこで今回は、デスクワークを続けていると、何もないところでつまずきやすくなる理由とその対処法について紹介させていただきます。

 

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歩いているとつまずきやすくなる理由

 

デスクワークを続けていると、歩行時に何もないところでつまずく現象が起きる理由を、以下で紹介させていただきます。

 

関節の協調の乱れ

歩行は、背骨・骨盤・股関節・膝関節・足関節・足の指の関節などが連動して稼働することで、スムーズにおこなえます。

デスクワークのために、座りっぱなしでいることが、この連動が乱れて、歩行に影響が出ることもあります。

背骨は、24個の円柱型の骨が、S字状のカーブを描くように積み重なることで、構成されています。

長時間、デスクワークをしていると、頭が前に突き出し、背中が丸くなる姿勢、いわゆる、猫背となり、背骨の並びが崩れます。

猫背の状態では、骨盤の正常位置から後方に倒れ、足を組んで座るなどしているとさらにゆがみが発生します。

座位の姿勢が長いと、股関節・膝関節・足関節・足の指の関節が同じ位置で固定されるため、各関節の可動性が低下しやすくなる。

このように、デスクワークのために座っている姿勢の時間が長くなると、背骨・骨盤・股関節・膝関節・足関節・足の指の関節などの各関節の機能が低下して、歩行時の足の運びが不自然になります。

その結果、つまずきやすくなる現象が起こります。

 

筋力の低下

筋力を維持するためには、筋肉を伸ばしたり縮めたりと動かすことによる刺激が必要です。

筋肉への刺激が少なくなると、筋肉の細胞で生み出されるエネルギー生産が低下して、筋力が低下します。

研究によると、寝たきりで体を動かさないでいると、1日、1~3%の筋力が低下して、その状態が2週間続くと、歩行が困難になるとされています。

これは、人間の全体の筋力の70%が下半身に集中しているため、全体の筋力の低下は、歩行や立位の姿勢を維持機能の低下に直結します。

また、厚生労働省のテレワークが増えたコロナ禍の研究では、1日に歩く歩数が約60%も減少し、これにより筋力や体力の低下にもつながることが示されており、筋力低下率は数%から数十%に及ぶ可能性があると報告されています。

つまり、デスクワークという仕事の環境は、下半身の筋力低下が起こりやすく、それに対する対策が不足している場合、歩いていると何もない平坦な道でもつまずきやすくなる症状が発生しやすくなる。

 

感覚機能の低下

歩くという行動は、体のバランスをとりながらおこなわれています。

歩行時のバランスの制御には、視覚、耳の中にあるバランスセンサー器官、筋肉の感覚などの情報が、脳で統合されることでおこなわれます。

デスクワークで、目の疲れ・肩首こりなどによる耳への血流の悪化、筋肉への刺激の低下、ストレスによる脳の疲労などで、バランスをとるための各機能が低下しがちです。

その結果、バランスよく歩くことができずに、足がつまずきやすい状態になる。

(参考文献:「不動・廃用症候群」)

 

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歩行時のつまずきやすくなったことへの対処法

デスクワークの方が、歩いているとつまずきやすくなたことを感じた際に、おこなってほしい対処法を、以下で紹介させていただきます。

 

歩行時の関節協力の乱れを整える方法

長時間、デスクワークで座っていると、背骨・骨盤・股関節・膝関節・足関節・足の指にゆがみがでたり機能が低下し、それが歩行に影響します。

それを正すために、各関節を意識して動かす必要があります。

その方法として、3つの体操を行ってください。

 

 

5分間、上向きで腕と足を広げて、大の字になるように寝て、ゆっくりと深呼吸をしてください。

 

 

 

上向きで寝て、片方のひざを曲げて、両手で抱えて、胸の方にひきつけ、10秒間、キープしてください。

10秒たったら、元の姿勢に戻り、反対側の足でも同じようにおこなってください。

この一連の動作を、3回、繰り返しおこなってください。

 

 

 

 

 

上向きで寝て、足首を曲げたり伸ばしたり、円を描くように、外内に回してください。

 

また、足の指を曲げたり伸ばしたりとグーパーになるように動かしてください。

 

歩行時に使う筋力の低下を防ぐ方法

デスクワークで座りぱなしの状態が続くと、下半身の筋力が低下して、歩行時につまずきや転倒などを引き起こしやすくなる。

それを防ぐためには、週に2~3回ほどのトレーニングをおこなうことが望ましいとされています。

自宅でもできる短時間で簡単な筋肉トレーニングの方法を、以下で紹介させていただきます。

 

かかと上げ運動

足を肩幅程度に開いて、背筋を真っすぐに伸ばして、壁に手を置いて、体を支えて立ちます。

かかとをゆっくりと床から出来るだけ高く上げて、つま先立ちになる。

次に、かかとをゆっくりとおろします。

この一連の動作を、10回、繰り返し行ってください。

 

ひざを伸ばし運動

イスに浅く座り、背筋を伸ばし、足はしっかりと床に着ける。

片方のひざをゆっくりと伸ばして、つま先を上げてかかとを持ち上げる。

次に、ゆっくりかかとを下ろす。

元の姿勢に戻ったら、反対の足のひざを伸ばして、つま先を上げてかかとを持ち上げる。

次に、ゆっくりかかとを下ろす。

この一連の動作を、10回、繰り返し行ってください。

 

軽いスクワット

足を肩幅程度に広げ、背筋を伸ばし、おなかに軽く力を入れ立ちます。

ひざを45度曲げて、お尻を後ろに突き出し、ひざがつま先から出ないように、ゆっくりと腰を下ろします。

その姿勢を2秒間キープし、その後、ゆっくりと元の立った姿勢に戻ります。

この一連の動作を、10回、繰り返し行ってください。

 

バランス感覚を整える方法

デスクワークで座りっぱなしが続くと、血流が悪くなり、それが目や耳などのバランス感覚をつかさどる器官の機能が低下します。

ですので、目や耳の血流を改善させることが、歩行時にバランスがとりやすくなることにつながります。

その方法としては、以下のことを行ってみてください。

目のまぶたの上に、ホットタオルやホットアイマスク・ホットパックなどをのせて温めます。

 

 

 

耳を親指と人差し指でつまみ、前後左右上下に引っ張って、耳を動かしてください。

 

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まとめ

歩行時につまずきやすくなるという体が起こす警告サインを、見逃してしまうことで、後日、日常生活に支障が出るほどの症状を引き起こしてしまう方は少なくありません。

特に、デスクワークの方は、仕事の特質上、下半身への刺激が少ないため、そういった傾向が高くなります。

できれば、早めにケアをすることをおすすめします。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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