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足の指の痛み | 加古川市新神野 ひさき鍼灸整骨院の記事一覧

就寝中、ふくらはぎや太ももに激痛が!夏場、スポーツを楽しんだ高齢者がよく襲われる足のつり。足がつる原因は水分不足?病気?それとも…。

2021.08.06 | Category: こむら返り ケイレン つる,ふくらはぎの痛み,予防,太ももの痛み,栄養・食事・飲み物,熱中症,疲労,睡眠

暑い夏でも、多くのご高齢者の方が卓球やグランドゴルフなどスポーツを楽しまれておられるようです。

 

厚生労働省でも、高齢者の新型コロナウイルス感染予防として、体力と免疫力を向上のために積極的にスポーツすることを推奨してます。

 

スポーツをするメリットの一つとして、心地よく疲労することで寝つきもよくなり、質のいい睡眠がとれることです。

 

しかし、そんないい睡眠がとれている晩に限って足がつることが多くないですか?

 

「寝てるときに背伸びすると気持ちいいんやけど、すぐ足つってまうんよ…」

「血圧のこともあるから塩分控えてるんやけど、それでこんなに足つるんかな…」

「ふくらはぎだけじゃなくて太ももの内側までつることもあって、なんかの病気ちゃうかと思ってまう」

 

と足をつってしまうと痛い思いをするだけでなく、色々な疑問や心配がでてしまいます。

 

そこで今回、ご高齢者の方が夏にスポーツをすることで足がつりやすくなる原因と予防法を紹介させていただきます。

 

これを知っていただくことで、就寝中に足がつって痛みで飛び起きることを防ぐことができます。

 

“高齢者の6割が就寝中にふくらはぎや太ももをつった経験あり!”スポーツをした後に足がつる3つの原因

スポーツをする際、限界以上に筋肉を伸ばしたり縮めたりさせると、痛めてしまいます。

 

筋肉にはそれを防ぐための自動調整システムがあります。

 

この自動調整システムは、筋肉の状態が「伸びているよ~」「縮んでいるよ~」と感知するセンサーである

 

「筋紡錘(きんぼうすい)」

「腱紡錘(けんぼうすい)」

 

と、その情報をもとに筋肉の状態を適切に保つため「縮め!」「伸ばせ!」と命令する

 

「脊髄(せきずい)」

 

で構成されています。

 

この自動調整システムは、以下のような2パターンの系統があります。


【パターン1:筋肉が伸びた時】

筋肉が伸ばされる

筋紡錘が感知し、その情報を脊髄に送る

脊髄が情報をキャッチし、筋肉に縮むように命令をだす

命令を受けた筋肉が縮む


【パターン2:筋肉が縮んだ時】

筋肉が縮んでる

腱紡錘が感知し、その情報を脊髄に送る

脊髄が情報をキャッチし、筋肉に伸ばす(緩める)ように命令をだす

命令を受けた筋肉が伸びる(緩む)


 

この2つのパターンがうまくいくことで、筋肉の伸縮は適度に保たれ傷めずにスムーズに動くことができます。

 

しかしスポーツで筋肉を使いすぎると、この自動調整システムに誤作動が発生しやすくなります。

 

 

筋肉の自動調整システムが誤作動を起こす3つの原因

原因その①“ミネラル不足”

ミネラルは体に必要な5大栄養素の一つです。

 

体にとって必須なミネラルは16種類ありますが、そのなかでも特に、

 

・マグネシウム

・カルシウム

・ナトリウム

・カリウム

 

が筋肉の状態を感知するセンサーである「筋紡錘(きんぼうすい)」や「腱紡錘(けんぼうすい)」が働く材料として使われます

 

スポーツで筋肉を使いすぎると、この4つのミネラルが過度に消耗します。

 

そうなると筋肉の状態を感知するための材料が不足することで、「筋紡錘(きんぼうすい)」や「腱紡錘(けんぼうすい)」の働きが鈍くなります。

 

結果、特に【パターン2:筋肉が縮んだ時】による誤作動で、


筋肉が縮んでる

腱紡錘の感知が鈍くなり、その情報を脊髄に送れなくなる

脊髄は情報が来ないので、筋肉に伸ばす(緩める)ように命令が出せない

命令が来ないので筋肉は縮み続ける

筋肉が過度に縮みすぎて痙攣(けいれん)をひきおこす

筋肉に痙攣が起こることで、いわゆる「足がつる」状態をひきおこす


といった過程で、ミネラル不足が「足がつる」状態を引き起こしてしまいます。

 

 

原因その②“水分不足”

人間は体重の60%が水分で占めています。

 

体にある水分に色々な栄養素が溶け込むことで、全身にその栄養素を運び受け渡すことができます。

 

ミネラルも水分に溶けている栄養素の一つです。

 

スポーツをすると、汗や吐く息から水分が失われすぎると、全身へのミネラル受け渡しが悪くなります。

 

結果、「原因その①“ミネラル不足”」でのべたような筋肉の自動調整システムに誤作動を引き起こし、「足がつる」状態を引き起こしてしまいます。

 

ちなみに、体重の3%以上の水分が失われると生命維持が崩れるとされていますほど、水分不足は体に深刻なダメージを与えます。

 

 

原因その③“血流不足”

血液には、赤血球や血小板・ミネラル・水分など色々なものが含まれます。

 

その血液は、心臓から押し出す力だけではなく、体の筋肉が縮んだり伸びたする際に血管を刺激して、ポンプのような作用をして全身に流れていきます。

 

スポーツをすると多かれ少なかれ筋肉が疲れます。

 

筋肉が疲れることでポンプ作用が弱くなり、血流が悪くなります。

 

そうすると筋肉の伸縮に必要なミネラルが全身にいきわたりにくくなります。

 

結果、水分不足の時と同様に「原因その①“ミネラル不足”」でのべた筋肉の自動調整システムに誤作動を引き起こし、「足がつる」状態を引き起こしします。

 

「足がつる」のが睡眠中に多い理由

スポーツをする“筋肉痛“が多かれ少なかれおこります。

 

筋肉痛を感じるのは、スポーツ直後より少し時間がたってからの方が多いのではないでしょうか?

 

スポーツをしてから筋肉痛が発生するまでにかかる時間は、

 

“12~48時間後”

 

とされています。

 

つまり昼間にスポーツをした後に筋肉痛が起こりはじめるのは、ちょうど就寝中にあたることが多いとも言えます。

 

筋肉痛が起こるということは、血液を全身に流す筋肉ポンプ作用が弱くなり「原因その③“血流不足”」で述べたような過程で足がつってしまいます。

 

 

頻繁に足がつるなら要注意!原因は放置してはいけない病気かも?

 

以前、毎日足がつって、むくみもきつくて歩きにくいので何とかしてほしいと来院された患者様がおられました。

 

足のつりやむくみの多くの場合は、筋肉の疲労や血の流れの悪いことで起こりますので、整骨院で治療することを選択されるのはいいと思います。

 

ただその時は、検査しようと少し足に触ったり体の向きを変えるだけで足がつり、ふくらはぎのむくみ方が通常の感触ではなかったため、内科に行って検査されることをお勧めしました。

 

結果は、透析を検討しないといけないほど腎臓機能が低下したことがわかりました。

 

腎臓が悪くなると、体からでる毒素を排出できなくなり、最悪の場合は心臓が停止するなど生命の危機につながります。

 

このようなこともありますので、「足がつる」症状が頻繁に起こるようでしたら、病気の可能性を頭に入れておかれてもいいと思われます。

 

放置しておくと危険な病気は以下のように記しましたので、「足がつる」以外の症状もあわせて参考にしてください。

 

病気の種類 筋肉がつる以外の症状
糖尿病 のどの渇き・疲労感・多尿・頻尿
腎臓・肝臓機能の障害
腰の脊柱管狭窄症 腰痛・足のしびれ・歩くと足がしびれたり痛み、しばらく休むと歩けるようになる
腰の椎間板ヘルニア 腰痛・足のしびれ
閉塞性動脈硬化症 歩くと足がしびれたり痛み、しばらく休むと歩けるようになる
一過性脳虚血 手足がしびれる・めまいバスる・ろれつが回らない・物が二重に見える
脳梗塞
狭心症 胸の痛みや背中な痛み、のどの痛み、左肩から腕にかけてのしびれや痛み
心筋梗塞
甲状腺機能低下症 全身の倦怠感・食欲低下・皮膚の乾燥・顔のむくみ・脱毛
副甲状腺機能低下症
筋萎縮性側索硬化症 筋力の低下や委縮・認知症上・性格の変化・白内障・脂質異常症・前頭部脱毛
筋強直性ジストロフィー
多発性神経症 手足のしびれ・歩行御困難

 

 

 

 

足がつるだけでなく生命の危険も!高齢者に多い「夏の水分不足」。その原因は高齢者特有の身体機能と住まいの環境?

高齢者の水分不足からおこる危険な現状

夏に「足がつる」症状をひきおこす原因の代表格が、“熱中症”です。

 

特に夏は熱中症で救急搬送される高齢者が増える季節です。

 

総務省の「令和2年(6~9月)の熱中症による救急搬送状況」によると、熱中症で搬送された、

 

約6割が高齢者

 

だったという統計がでています。

 

夏に高齢者が熱中症となる原因の一つとして、水分不足があげられます。

 

これは高齢者の「身体機能」と「生活環境」が原因となっています。

 

身体的理由

・温度を感じる機能が低下する

50歳までは約0.5℃の温度差を判別できるのに対して、65歳以上になると約1~5℃の温度差になって初めて判別できるようになる。つまり温度感覚が鈍ることで、ご高齢者は暑さを感じて、水分を取ろうとする行動が遅れる傾向にあります。

 

・のどの渇きを感じにくくなる

体に水分が少なくなると、脳が「のどの渇き」を感じ、水分を取るように促します。しかし高齢者になると、「のどの渇き」に対する脳の反応が鈍くなり、水分を取る行動に遅れがでます。

 

・体重に対する水分割合が減る

成人の体内水分量は約60%であることに対して、高齢者の体内水分量は約50%にさがるといわれています。つまり高齢者の体は10%も水分の貯蓄が少ない状態です。ですので、暑さで体の水分が奪われると、すぐに水分不足となり熱中症を引き起こします。

 

 

生活環境

高齢者の方が夏の日常生活で

 

・エアコンは体に悪いと思いつけない。

・節電のためにエアコンをつけない。

・睡眠中にトイレに行くのが煩わしくて水分の摂取を控える。

 

といった行動をよくとりがちです。そのことが体に水分不足を招き、熱中症を引き起こしてしまいます。

 

 

足がつる3つの原因を予防するには?夏でもスポーツを楽しみたい高齢者の方にやっていただきたいこと。

ミネラル不足を解消するためには?

ミネラル摂取レシピ

スポーツをすると不足しがちなミネラルは、マグネシウム・カルシウム・ナトリウム・カリウムの4種類。

 

ミネラルは体の中で作れないので、食事からとりこむ必要があります。

 

ミネラルが食事からとれるように、ミネラルを豊富に取り入れたレシピサイトを以下に紹介させていただきますので参考にしてみて下さい。

 

cookpad ミネラル豊富レシピ

https://cookpad.com/search/%E3%83%9F%E3%83%8D%E3%83%A9%E3%83%AB%E8%B1%8A%E5%AF%8C

 

Nadia 「ミネラル」人気レシピ

https://oceans-nadia.com/recipe/tag/%E3%83%9F%E3%83%8D%E3%83%A9%E3%83%AB

 

レシピブログ ビタミン?ミネラル豊富のレシピ

https://www.recipe-blog.jp/search/recipe?keyword=%E3%83%93%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3%EF%BF%BD%E3%83%9F%E3%83%8D%E3%83%A9%E3%83%AB%E8%B1%8A%E5%AF%8C

 

 

ミネラルが豊富な食材

・マグネシウムが多く含まれる食材

スルメ、ワカメ、アーモンド、ピーナッツ、ゴマ、イワシ、納豆、豆腐、ヒジキ、ホウレンソウ、玄米など

 

・カルシウムが多く含まれる食材

小松菜、切り干し大根、ゴマ、わかさぎ、ししゃも、しらす干し、干しエビ、豆腐、牛乳、ヨーグルト、チーズ、

 

・ナトリウムが多く含まれる食材

食塩、醤油、味噌、ハム、ベーコン、ウインナー、かもぼこ、魚肉ソーセージ、たくあん、梅干し、

 

・カリウムが多く含まれる食材

昆布、焼きのり、サツモイモ、ジャガイモ、納豆、豆腐、梅干し、バナナ、キウイフルーツ、スイカ

 

※各ミネラルが豊富な食材を体に取り入れる際の注意点

食材によっては、高血圧や糖尿病・腎臓病などの持病に影響が出る場合があります。持病と食材への兼ね合いに不安があるようでしたら、かかりつけの病院または薬局で聞いてみて下さい。

 

 

水分不足を解消するためにやってほしいこと

大前提として、一日に必要な水分の摂取量は、

 

1.2ℓ

 

です。

 

さらにスポーツで失われた水分量は、スポーツする前後の体重の変化や摂取した水分量などを組みあわせた計算式でわかります。

 

しかし実際に計算するのはなかなか面倒ですよね。

 

そこでスポーツ後に、今自分がどれだけ水分を取ればいいのかを

 

“尿の色”

 

を確認してください。

 

厚生労働省が下図の「尿の色で脱水症状チェック」というカラーチャートをだしています。

 

こちらを参考にして、ご自身の体内水分の状態と摂取量を把握してください。

 

 

水分を取る際の飲料の種類

よく汗をかいたスポーツ後は、経口補水液をまず摂取するのがベストです。

 

経口補水液は、塩分と糖分などの成分や含まれている比率により、体の水分吸収の効率がたいへんいいです。

 

薬局で手に入れやすいの経口補水液は、大塚製薬の「経口補水液OS-1」(https://www.os-1.jp/)です。

 

経口補水液の一日にとってもいい目安量は、500~1000mlです。

 

経口補水液で体の水分が整った後には、水や麦茶で水分を取っていただくのがおすすめです。

 

アルコール含まれるお酒やカフェインが含まれるコーヒーや緑茶などは、利尿作用があり水分が外にでやすくなるので、なるべく控えていただきたいです。

 

また、汗をかいてスポーツで体の水分量が少なくなっている状態で、スポーツドリンクや真水を大量にとるとかえって脱水症状を起こしてしまいますので注意が必要です。

 

 

血流不足を解消するためにやってほしいこと

血流不足は筋肉の動きが悪いことから来ます。

 

生理学的にみると、筋肉は体温を38℃ぐらいまで引き上げると、筋肉内のカルシウムなどの働きが活性化して非常に動きやすくなります。

 

スポーツで、やっていくうちに体が動き出すのはこの理由のためです

 

ですので筋肉が活動しやすいように体温を上げるには、

 

“お風呂で体を温める”

 

ことがベストです。

 

夏場は暑いのでどうしてもシャワーで済ませがちです。

 

シャワーだけではなかなか体が温まらないので、5分でもいいので湯船につかってください。

 

また夏は暑いので、ついつい半袖半パンと寝巻を薄着にしがちです。

 

上半身はともかく、薄手の生地でもいいので下半身は長ズボンを履いて保温に努めてください。

 

そうすることで筋肉の活動をキープし、血流不足を防ぐことができます。

 

 

まとめ

私自身、剣道を週一回ほど稽古に行きます。

 

夏場の稽古は、軽く体重が1~2㎏ほど落ちるほどきついので、行こうかどうか毎度迷います。

 

そんな夏に外に出かけて、積極的にスポーツをされるご高齢者の方のエネルギッシュな行動は本当に頭が下がります。

 

せっかく素晴らしいことをしているのに、「足がつる」というデメリットがでてしまうのは残念です。

 

ですので今回それを解消できるようにと思い、原因と対策を紹介させていただきました。

 

今回のブログを読んでいただくことで、「足がつる」ことを防ぐことができるようになれましたら幸いです。

 

それでも「足がつる」状況が続くようでしたら当院にご来院ください。

 

当院は足がつりやすくなっている方への治療を得意としております。

 

体全体を整えることで、足がつりにくいお体を作っていきます。

 

監修 柔道整復師 鍼灸師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

「ヒールによる外反母趾の原因とその対策」

2018.09.22 | Category: 足の指の痛み

ヒールをはいて外出すると足の親指付け根あたりが痛いという症状を訴えて来院いただきました。

 

ご本人は、ヒールの履きすぎによる「外反母趾(ガイハンボシ)」が原因ということを自覚されていましたので、足が痛いのにどうしてヒールをはくのですか?と質問させていただいたところ、

 

「ふくらはぎが細く見えるから」

「少しでも背を高く見せたいから」

「おしゃれしたいから」

 

などなど、女性特有の理由があるようです。そんな理由を聞いた時は、なるほどとおもわず納得してしまいました。

 

治療側から本音をいうと、ヒールをはいて歩くということは、足の先だけでなく、膝・腰・股関節などにかなりの負担を強いるので、できればデートや参観日・コンサートなど気の張る勝負所の時だけで履いてほしいのですが・・・。

 

余談ですが、同じように外反母趾による足の痛みを訴える女子高校生に将来のこともあるので靴の変更を求めました。そうすると、ウォーキングシューズのような機能性のヒモ靴は所持しておらず、デザイン性が高いヒール的な靴しかもっていないという(私にとっては)衝撃的回答をいただきました。実用性よりデザイン性が重要なお年頃のようです。

 

どうもヒールは楽しめる時期に、はいておきたい靴なのですね。

 

しかし外反母趾による足の痛みがひどくなると、せっかくヒールをはいて外出しても楽しめません。また、ヒールのはきすぎにより外反母趾がひどくなると骨が変形し、将来的に歩行障害や不安定性をもたらします。

 

逆に言うと、骨の変形が始まる前でしたら、ケア次第で間に合う可能性があります。

 

そこで今回はヒールをはくことで外反母趾になるメカニズムと予防法をご紹介させていただきます。

 

このことを知っていただくことで、より長い期間ヒールをはいて楽しむことができるようになります。

 


ヒールをはくことによる外反母趾は、

 

「女性特有の体質」+「ヒールの靴先の細さ」

 

が原因となります。

 

 

【女性特有の体質】

外反母趾は、男女比で見ると、圧倒的に女性が訴える足の指の変形症状です。

 

外反母趾を判定するときは、足の親指と関節としてつながっている(第一)中足骨という骨に対して、足の親指が外側に20度以上曲がっていることで判断できます。(正常値は10~15度)

 

外反母趾は、曲がっている足の親指やその関節に意識がいきがちですが、先ほども出てきました足の親指と関節としてつながっている(第一)中足骨という骨が、外に開いていることも原因の一つです。

 

この(第一)中足骨という骨が、外に開いてしまうことが、女性特有の体質からきます。

 

その理由としては、男性に比べて女性は関節をつなぐ力が弱く、緩みやすいためです。これはお産の時に骨盤のつなぎ目を緩め、出産しやすいようにするため、女性は関節が緩みやすい体質にできているとされています。

 

関節が緩みやすい上に、この(第一)中足骨は“土踏まず”の内側を構成するため、体重が上からかかりやすい骨です。さらに(第一)中足骨とその後ろにある内側楔状骨(ないそくけいじょうこつ)という骨とが斜めにつながっているため、外に開きやすい関節でもあります。

 

 

【ヒールの靴先の細さ】

足の裏のどこにどれほどの割合で圧がかかっているかは、

例えば6キログラム足の裏に圧がかかったとすると、

 

カカト⇒3キログラム

親 指⇒2キログラム

小 指⇒1キログラム

という割合で分散されます。

 

本来は、カカトの部分で身体の重さの半分をうけるように足はできているのですが、ヒールのカカトを支える部分が小さく、さらに高いため圧がつま先に集まります。

 

先ほど【女性特有の体質】で紹介したように、(第一)中足骨は外へ開きやすい状態になっていますので、ヒールのカカトの高さから前に圧がかかることでより開きやすくなります。

更に、ヒールの特性である細いつま先のため、本来カカトにかかるはずの圧が親指にかかり(第一)中足骨が外に開くことで、親指がヒールのつま先の形に添うように強制されます。この状態を頻繁に繰り返し保つことで、外反母趾が発症してしまいます。

外反母趾による痛みは、親指と(第一)中足骨との関節が鋭角に曲がってしまう部分が靴に擦れることで起こる“パニオン”と呼ばれる関節の炎症により発症します。

 

私は外にでたとき、職業病なのでしょうか歩いている人をよく観察してしまいます。その中でヒールをはいて歩いている方を観察すると、ガニまたになっていたり、足があげることができずやたら足音が大きかったりと、綺麗に歩いている方は少ないですね。立ち姿はかっこいいのですが・・・。実際に観察すると、足を内に占めて身体がブレないようにヒールをはいて綺麗にかっこよく歩こうとすると、結構な筋力と柔軟性が必要になのがよくわかります。

 

 

【ヒールによる外反母趾への対策】

まずは【女性特有の体質】による(第一)中足骨を外へ開くことへの対策です。

 

足の指が5本あるように、足の甲にも5本の中足骨があります。

5本の中足骨は足で体重を受ける土台になる骨です。

 

その5本の中足骨が連結し束なると、土踏まずげ形成され体重を受けるクッションが形成されます。

 

逆に5本の中足骨の連結が緩むと、足の甲が外にひろがる“偏平足”となり、外反母趾の原因となります。

 

それぞれ隣り合う中足骨と靭帯でつながってはいますが、体重を支えるほどの強靭さはありません。

 

5本の中足骨を束ねるには、中足骨の間にある筋肉、“背側骨間筋”を鍛える必要があります。

 

“背側骨間筋”を鍛えるその方法は、「タオルギャザー」という運動療法です。

 

①イスに座った状態で、床に引いたタオルの上にカカトを付けた状態で足を置き、

②タオルと足の指でつかんで引き寄せる

③つかんだタオルを離す。その時に足の指を外にしっかり広げる

④再びタオルをつかむ

1日20回ほどもしくは、指に疲れを感じる程度繰り返してください。

 

 

次に、テーピングによる外反母趾の矯正をおこないます。

まずは伸縮性のあるテープ(キネシオテープ)を用意します。できれば薬局などの質の良いテープを使ってください。

 

横幅 1センチ5ミリ × 長さ 7センチ5ミリ を1本

横幅 2センチ5ミリ × 長さ 10センチ を1本

横幅 5センチ × 長さ 15センチ を1本

横幅 5センチ × 長さ 20センチ を1本

 

の長さに切ったテープをご用意ください。テープの角をとったほうがより長持ちします。

親指を外に広げながら、親指から中足骨の側面にに添わすように貼ります

小指も外へ広げ、テープを指の内側からひっかけるように貼り、

小指を外へ広げながら、テープを小指の頭から側面へ添わすように貼ります

足のつま先裏に、先にテープを横へ引っぱり、そのまま足のつま先裏に貼り付けます

つま先裏にテープを張った後一旦手を離します。

テープの端を足の表へ添わすように回してはります。この時テープの端は引っ張らずに貼ってください。引っぱって貼ると皮膚がかぶれる原因になります。

カカトの前あたりにテープを張ります。目安としては、外くるぶし・内くるぶしに対して指一本分前にはるイメージです。

テープを事前に引っ張りカカト前あたりの足の裏に貼ります

つま先の時と同様に、張り付けた後一旦手を離します

テープの端を足の甲側・外くるぶし・中くるぶしの前へ添わすように貼り付けます。この時テープの端は引っ張らずに貼ってください。引っぱって貼ると皮膚がかぶれる原因になります。

テープは2~3日ほど継続してつけてください。痒みや痛みがある場合は、我慢せずにはがしてください。

 


ヒールによって外反母趾を引き起こすことについては、

 

「靴は足のためにつくられたものであって、靴のための足ではない」

 

という格言が当てはまってしまいます。

 

それでも楽しく生きるために必要な靴であるなら、ケアをしながらヒールをはいていけばよいのではないかと私は思います。

 

 

足のセルフケアをされても、ヒールによる外反簿足の痛むなら『接骨鍼灸院じんぎゅう』にご相談ください。少しでも快適にヒールが履けるようにお手伝いさせていただきます。

柔道整復師・鍼灸師 久木崇広 監修


ご予約は、電話番号 079-490-5955 よりお願いいたします。

ネット予約は、ホームページよりお取りください。https://sekkotsushinkyu-jingyu.com/

治療中のため、電話にでられない場合もございます。折り返しお電話させて頂きますので、お手数をおかけしますが、お名前とお電話番号を留守電へお願いいたします。

完全予約制となっております。事前に電話もしくはネットにて、ご予約をお願いいたします。

【診療時間】
月曜日~土曜日 11:00~21:00
日曜日     13:00~19:00
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「子供が剣道中に、足の甲が痛いと訴えたら」

2018.08.11 | Category: 足の指の痛み

最近の少年剣道のレベルが高く、非常に驚かされることが多いです。

 

私たちの子供の頃に比べて、熱心な指導者が増えた・大会が増えた・稽古量が増えたということがレベル向上につながっていると感じます。

 

熱心なことは非常に良いことなのですが、稽古後に身体を回復できぬまま、稽古を続けているということも見受けられます。

 

そうなると、いくら回復力旺盛な子供であっても、身体にトラブルがでてきます。

 

子供の剣道による身体のトラブルの厄介なものの一つが、足の甲の痛みです。

 

その足の甲の痛みは、「疲労骨折」である場合があります。

 

そこで今回は、足の甲の「疲労骨折」の特徴について紹介させていただきます。

 

その特徴を知っていただくことで、子供の剣道による足の甲の「疲労骨折」を早期発見・早期治療につなげることができます。

 


【疲労骨折とは】

普通の骨折は、強い衝撃で一気に骨が折れます。

 

しかし疲労骨折は、骨の同じ部分に繰り返し力がかかることで、レントゲンでもとらえきれない小さい骨折がおき、それがつみかさなることで、やがてはっきりした骨折の症状をあらわします。

 

ある程度硬くて柔軟性がある針金(ハリガネ)でも、曲げたり伸ばしたりを同じ部分に繰り返すと、やがてポッキと折れてしまいます。イメージとしては、そのような感じで、ジワジワと衝撃が積み重なっておこる骨折です。

 

 

 

【疲労骨折の特徴】

特に、10歳代の子供に多く、稽古方法や稽古量が変化した後に起きやすい。

 

また、子供の骨折の特徴として、レントゲンではっきり写らないことも多く、診断が難しい。

 

 

 

【疲労骨折の症状】

最初は日常生活では痛みが出ないが、時々稽古の時だけ痛み、しだいに常に稽古の時に痛むようになります。その後日常生活でも、痛みが続くようになります。

 

軽い腫れと、ピンポイントで押すと強い痛みを感じるようになり、それが2~3週間続くようなら、疲労骨折の疑いがある。

 

 

 

【足の甲の疲労骨折の部位】

左右どちらの足でもおこるが、蹴り足の関係から、左足に多い傾向がある。

 

 

①第2・第3中足骨の中央部に最も多い。

 

 

②第2・第3中足骨の基部(カカトに近い側)は、治りが悪い。

 

 

③第4・第5中足骨の場合は治りが遅く、場合によっては手術。

 

 

④第5中足骨の基部(カカトに近い側)の場合は治りが遅く、場合によっては手術。ジョーンズ骨折とも呼ばれる。サッカーでは多く見られる骨折ですが、剣道では稀。

 

 

【疲労骨折の診断】

整形外科でレントゲン検査を受けても、1回目のレントゲン検査では写らないことが多い。

 

強く痛みがでた2~3週間後のレントゲン検査で、ようやく写り診断されるのが一般的です。

 

最初に痛みを感じたときから、だんだん痛みが強くなる場合は、診察を1度で終わらせず、もう一度診断を受けてください。

 

早期診断するためには、スポーツ専門の整形外科で、MRIかCTによる検査が有効となります。

 

 

 

【疲労骨折の診断後の対処】

疲労骨折は、その名の通り疲労による骨折です。疲労をとるには、安静が必要となります。

 

ポピュラーな①の第2もしくは第3中足骨の疲労骨折なら、1ヶ月の安静とその後1ヶ月の稽古調整で、復帰ができます。

 

ただ、レギュラーになるため・試合が近いなどで稽古が休めない事情があると思いますし、稽古ができないこともない骨折の痛みなので、軽く見て無理をしてしまいがちです。

 

疲労骨折が治るのを遅らせると、骨の変形や骨折部分がつながらなくなる可能性があります。

 

将来の剣道人生も見越し、目標を考えていただいて、かかりつけの医療従事者とも相談して、思い切って治療に専念するために稽古を休んでください。

 

 

 

【疲労骨折の予防】

稽古で足の甲に衝撃を集中させないために、足首・膝・腰といった関節や筋肉をクッションとするために、柔軟性が必要となってきます。

 

稽古前の準備運動はもちろん、稽古後のストレッチや整理体操を普段からこまめにすることが予防につながります。

 

 

 

【まとめ】

疲労骨折は、なかなか診断が難しい骨折です。普段の生活は支障がないだけに、軽く見てしまいがちです。稽古を休む勇気を持っていただいて、しっかり治してから稽古を復帰するようにしてください。

 

 

 

骨折が治った後でも、なかなか痛みが取れないようでしたら『接骨鍼灸院じんぎゅう』にご相談ください。足の甲だけの問題だけではない場合もございますので、身体を整える治療をさせていただきます。

柔道整復師・鍼灸師 久木崇広 監修


ご予約は、電話番号 079-490-5955 よりお願いいたします。

 

ネット予約は、ホームページよりお取りください。https://sekkotsushinkyu-jingyu.com/

治療中のため、電話にでられない場合もございます。折り返しお電話させて頂きますので、お手数をおかけしますが、お名前とお電話番号を留守電へお願いいたします。

 

完全予約制となっております。事前に電話もしくはネットにて、ご予約をお願いいたします。

 

【診療時間】
月曜日~土曜日 11:00~21:00
日曜日     13:00~19:00
休診日     火曜日

 

講習会などの為、臨時で休診させていただく場合もございます。お電話にてご確認のほど、よろしくお願いいたします。

 

【料金】
施術料 6,000円
初診料 2,000円

 

 

【アクセス】
〒675-0008
兵庫県加古川市新神野5丁目7-7 津田ビル1F-A
TEL079-490-5955

JR加古川線神野(かんの)駅から徒歩5分
フーディーズ神野、ゴダイドラック神野店にむかって右隣のビル1階
駐車場1台(ビルに向かって右側の駐車場、左列4番目)

 

アクセス情報

所在地

〒675-0008
兵庫県加古川市新神野5-7-7 津田ビル1F-A

駐車場

1台あり

当院に向かい右側に駐車場がございます。駐車場入り口より、左列4番目が当院の駐車スペースとなっております。

休診日

水曜日・日曜日

予約について

当院は完全予約制となっております。

治療中は電話対応ができない場合もございます。留守番電話へお名前・電話番号・診察番号をご伝言ください。後ほど折り返しご連絡いたします。
ホームページからネット予約も出来ますのでご利用ください。