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円背 | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧
「最近、棚の上のものが取りにくいなと思っていたら、身長が縮んでいたみたい・・・」
と身長の変化にショックを受けられたことをシニア女性の方からよくお聞きします。
40歳以上の日本人を対象にした加齢による身長の変化の研究によると、2年間の身長が縮む平均の長さは、0.2センチ。
また、2年間で身長が0.5センチ以上身長が縮んだ方は、死亡されるリスクが1.26倍も上昇することが報告されています。
このリスクを男女別で見ると、男性は1.24倍、女性は1.28倍と、女性の方が高い結果となっています。
このように身長の短縮は、健康に直結します。
そこで今回は、身長が縮む要因とその予防法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、シニア女性の方が急激な身長の低下することを予防できます。
シニア女性の方の身長が縮む要因を、以下で紹介していきます。
シニア女性の方が、身長が縮んでいく要因を以下で紹介していきます。
加齢や閉経後のホルモンの減少により、シニア女性の方は骨密度が低下しやすくなります。
骨密度の低下は、背骨の骨折や変形のリスクを高めます。
特に、「いつの間にか骨折」と呼ばれる背骨が圧迫されたことで起こる骨折は、60歳以上の女性の3人に1人が発症する可能性があります。
背骨が変形することで、背骨の幅が縮まり、結果、身長が縮んでしまいます。
背骨は、いわば31個のブロックが積み重なって構成されています。
背骨のブロックとブロックの間に「椎間板」が存在します。
この椎間板は、ゼリーのような水分を含んだ弾力性のあるクッションで、背骨を支えたり背骨にかかる衝撃を和らげる働きをしています。
加齢によって、血管の柔軟性や筋力の低下によって、体の血液循環は低下し、それは椎間板にも影響します。椎間板への血流の低下すると、椎間板内の水分が減少し、縮んでしまいます。
こうして加齢によって、背骨と背骨の間の椎間板が縮むことは、身長の低下を招いてしまいます。
地球上で生活をしていると、常に重力の負荷が体にかかってきます。
重力の負荷に対して、筋肉が働くことで、姿勢が保たれます。
加齢とともに筋肉の繊維が細くなったり、筋肉を作るホルモンが少なくなることで、筋力が低下しやすくなります。
筋力が低下すると、重力に負けて、姿勢を良い状態に維持することが難しくなり、背骨が曲がりやすくなります。
背骨が曲がることで、身長が縮む可能性が高まります。
前章であげたシニア女性の方が身長が縮んでしまう要因は、一つだけで起こるのではなく、複数の要因が組み合わさって起こります。
40歳を過ぎると、加齢による体の生理現象のため、身長の低下はある程度は進みます。
しかし、急激にそれを進ませないためにも、骨や筋肉に刺激を与えて予防する必要があります。
その方法を以下で紹介させていただきます。
まっすぐ背筋を伸ばして立ち、おへその下あたりをさすってください。
おなかをさすりながら、鼻からゆっくりと息を吸い込みます。
そのとき、おへその下に空気を送り込むようなイメージでおなかを膨らまして伸ばします。
息を十分吸い込んだら、おなかをさすったまま、ゆっくりと息をはいてください。
息をはくときは、息を吸うときよりも、さらにゆっくり長くはいてください。
これを7回、続けてください。
イスに、つま先は正面に向けて、足は肩幅に広げて座ってください。
体を前に倒して、おなかを太ももにつけ、両手で両足首を後ろから握ってください。
息をはきながら、両手で足首を握ったまま、お尻を持ち上げてひざを伸ばして、5秒間、キープしてください。息を吸いながら、元の姿勢に戻ってください。
これを3セットおこなってください。
背筋を伸ばして、足を肩幅に広げて立ちます。肩は90度あげて、肘を90度曲げます。
その状態で、息を吸いながら、肩甲骨と肩甲骨をゆっくり引いて寄せたら、10秒間キープします。
その後、20秒間かけて、ゆっくりと息をはきながら元に戻します。これを3セットおこなってください。
身長の維持は、健康は密接な関係があり、また、日常の生活動作にも大きな影響を与えます。
シニア女性の方が、身長を維持していくための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも身長の低下がすすむようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に姿勢の関するブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
70歳代の女性の方が、友人から背中が丸くなって姿勢が悪くなっていることを指摘されたというお話をお聞きしました。
そのときに、これから年齢を重ねると、どんどん背中が丸くなっていくのではないかと不安に思われたそうです。
ご高齢の方によく見られる背中が大きく丸まった姿勢は、
「円背(えんぱい)」
と呼ばれています。
これは、背骨の変形によって引き起こされます。
男性は60歳、女性は50歳を過ぎると、背骨が変形しやすくなると研究報告がされています。
いったん、背骨が変形してしまうと、元には戻らないんで、背筋を伸ばして姿勢を維持することが難しくなります。
背中が丸くなる姿勢は、転倒しやすくなったり、上のものを取りにくくなったりなど、日常生活に支障が出やすくなります。
ですので、なるべく背骨が変形する進行を防ぐ必要があります。
そこで今回は、背骨の変形が進む要因と、それお予防するための方法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、年齢を重ねても背筋が伸びた姿勢を維持できます。
ご高齢の方が、背骨の変形が進むことで背中が丸くなる姿勢になってしまう要因について、以下で紹介させていただきます。
地球上ですごすときに、体には常に重力がかかります。
重力に負けず姿勢を維持するには、それを支える筋力が必要です。
しかし、加齢によって、姿勢を維持すための筋力は低下します。
その研究では、20歳の時に比べて、70歳前後では、筋肉量は約30%も減少するという報告がされています。
これは、若いときより髪の毛が細くなるように、筋肉の線維も加齢とともに細くなるためです。
また、高齢になると、仕事や子育てで忙しく過ごしていたときより、活動が低下することも、筋力低下の要因です。
姿勢を維持する筋力が低下することで、体が重力に引っ張られて、背骨に負荷もかかり、背中が丸くなる姿勢となっております。
70歳の骨の強さは、20歳のときと比較して、約20〜30パーセントも低下します。
背骨が弱くなると、背骨に軽く圧がかかっただけでも、変形が進んだり、いつの間にか骨折と呼ばれる、背骨がつぶれる骨折を起こしやすくなります。
そうなると、背骨を積み重ねている角度が変化して、背中が丸い姿勢となってしまいます。
このように、筋肉の量や骨の強さの低下が背中が丸くなる姿勢を進行させる要因となっています。
気がついた時には、背中が曲がった姿勢になっていたというお話をよくお聞きします。
背中が丸くなる姿勢になっていくときには、以下のような状態が体におきますので、チェックが必要です。
背中が丸くなる姿勢は、太ももの前の筋肉に非常に負荷をかけます。
そのため、太ももの前の筋肉が疲れて硬くなり、伸びなくなります。
正座は、太ももの前の筋肉が伸びることで、可能な座り方です。
ですので、正座が困難である場合は、姿勢が背中が丸くなってきていることが要因となっている可能性があります。
筋力が低下は、ペットボトルのキャップが開けられるかどうかが、わかりやすい一つの目安となっております。
ペットボトルのキャップが開けることができないようせしたら、背中が丸くなる要因である筋力低下が起こり始めている可能性があります。
背中が丸い状態の姿勢は、歩くときに重心が定まらず、フラフラしたり、つまずきやすくなります。
歩きづらくなったことを感じた場合は、背中が丸くなる姿勢になり始めている可能性があります。
背中が丸くなる姿勢を予防するためには、筋力の維持と増加が必要です。
筋肉を刺激することで、骨も刺激され強くなります。
しかし、無理をするとかえって筋肉も骨も痛めてしまう場合があります。
ですので、安全で簡単にできる筋肉を刺激する体操を以下で紹介していきます。
上向きで寝て、ひざを曲げます。
大きく鼻で息を吸った後で、床に接する背中から腰を床に押し付けるように口から息をはいてください。
これを7回繰り返してください。
イスに両足を床にしっかりとつけて背中を伸ばして座る。
両手を組んで、下から体の前に円を描くように、肩の高さまで上げていきます。
その状態を10秒キープします。これを5回、繰り返しておこなってください。
足は肩幅ぐらいに開き、壁に手をつけます。
息を吸いながら、かかとを上げてつま先立ちの姿勢にして、5秒間、キープします。
息をはきながら、かかとをゆっくりと下ろします。
この動作を5回、繰り返してください。
背中が丸くなる姿勢が続くと、呼吸が浅くなったり、内臓が圧迫されて機能も低下しやすくなります。
健康で年齢を重ねるためにも、背中が丸くなりすぎない姿勢を維持する必要があります。
そのための方法として、今回のブログで紹介させていただいたことが皆様のお役に立てれば幸いです。
もしそれでもお悩みが解消しないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のお悩みに対して施術を施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他に姿勢に関するブログを書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広