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朝 | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧
夏の暑い日に、草抜きをしたり運動をしたりと体を酷使すると、その日の晩の寝ているとき、特に明け方に、ふくらはぎの筋肉がつる、いわゆる「こむら返り」を発症する方が多くなります。
明け方に足がつると、寝起きが不快感や痛みで始まることで、そのストレスで仕事や家事などの日常生活に影響がでます。
そこで今回は、夏の日に激しい活動をした夜の睡眠中、特に明け方にふくらはぎの筋肉がつりやすい理由とその予防と対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、ふくらはぎの筋肉をつることのストレスを解消し、1日の始りをスムーズにスタートできます。
「筋肉がつる」という現象は、筋肉の急に強く縮むことによって生じる痛みや不快感を伴う状態です。
これは一般的に、「こむら返り」として知られています。主に、ふくらはぎの筋肉に起こりやすく、特に睡眠中の夜間や明け方に頻発します。
以下で、その理由について紹介させていただきます。
睡眠中、特に明け方に体温が低下することは、科学的に証明されています。
通常、睡眠が深くなると、体温が最も下がります。明け方の体温低下は、血管が収縮して血流が悪くなり、筋肉への酸素や栄養素の供給が低下することで、筋肉の疲労回復を妨げます。
このため、明け方に筋肉がつりやすくなります 。
激しい運動による筋肉の疲労は、筋肉や腱にあるセンサーのエラーを引き起こしやすくします。
これらのセンサーは、筋肉の伸び縮みを監視し、脳にその情報を伝えます。
疲労が蓄積すると、これらのセンサーは誤った信号を脳に送ることがあり、その情報に基づいた誤った命令が脳から筋肉に届くことで、過剰な筋肉の収縮を引き起こし、足がつりやすくなる要因です。
特に、睡眠中、上向きで寝ると、布団の重みや筋肉の緩いなどで、つま先が下がり、尖足位(せんそくい)になることが多いことが、過敏になった筋肉のセンサーの反応を促します。
上向きでつま先が下がった姿勢で寝ていると、ふくらはぎの筋肉が縮んだ状態になる。その状態から、寝返りや背伸びをすることで、ふくらはぎの筋肉を急に伸ばすことになる。
そうすると、疲労によって過敏になったふくらはぎの筋肉のセンサーが、脳に誤った過剰な情報を信号を送られます。
その情報に基づいた誤った命令が脳からふくらはぎの筋肉に届くことで、ふくらはぎの筋肉が過剰に収縮を引き起こし、足がつりやすくなる要因となる。
激しく活動した日の睡眠中にふくらはぎの筋肉をつることを予防するための方法を以下で紹介させていただきます。
激しい活動後は、体内の水分が不足しやすくなります。
また、寝ているときの発汗や呼吸で、平均的には一晩で約200〜500mlの水分が失われます。
体の筋肉の水分が2%でも低下すると、筋肉の過剰に収縮を引き起こす要因となります。
ですので、寝る前に水をしっかり飲むことで、体の脱水を防ぎ、ふくらはぎの筋肉のつりを予防できます。
寝る前に、ふくらはぎを軽くさすることで、血流を促進し、筋肉の緊張を和らげることができます。
キツくもんだりすると、かえって筋肉を緊張させますので、皮ふを動かす程度の強さで、ゆっくり優しくさすってください。これにより、筋肉がつるリスクを減少させることができます。
就寝前に、足を温めることで、血行が良くなり、筋肉の疲労回復を促進します。
シャワーではなく、温かいお風呂につかる方が、よりその効果が上がります、
つま先を下げて姿勢で寝ることで、足がつるリスクが高まります。つま先が下がるのを防ぐために、足首を軽く固定するサポーターをはいて寝るのも有効です。
足首サポーターの商品を紹介してリンクを以下に貼り付けましたので、参考にしていただければ幸いです。
ふくらはぎの筋肉がつったときは、ふくらはぎとひざ裏を伸ばすことで、解消されやすくなります。
その方法を以下で紹介させていただきます。
ふくらはぎがつった時は、手でつま先をつかみ、手前に引き、ふくらはぎの筋肉とひざ裏を、ゆっくりと伸ばしてください。
つま先にタオルをかけて、手前に引っ張り、ふくらはぎの筋肉と膝裏をゆっくり伸ばしてください。
足がつりやすい方は、寝る前にタオルを枕元に用意されることをおすすめします。
壁に足の裏を押し付けて、ふくらはぎの筋肉と膝裏をゆっくりと伸ばしてください。
以上のような方法で、ふくらはぎのつりが解消された後は、ケアと再発防止のために、前章で説明させていただいた予防法も併せておこなってください。
夏の暑い日に激しい活動をした後、ふくらはぎの筋肉がつりやすくなる理由を理解していただいて、適切な予防策を講じることで、快適な睡眠と翌日の活力を取り戻すことができます。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも、夏の暑い日に激しい活動をした晩にふくらはぎの筋肉がつりやすいようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、夏の暑さによる体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
先日、40歳代男性の方が、腰痛を訴えて来院されました。
特に、朝、起きたときに腰の痛みを感じるとのこと。
検査させていただくと、足の筋肉の硬さが顕著だったため、この要因となる思い当たる生活習慣はないですか?お聞きしたところ、
「そういえば、夜が暑いから、クーラーをつけて寝てるんですけど、朝、起きたら、足がすごく冷えてますね」
とお答えいただきました。
今回の実例は、冷房病の一つとして、足が冷えることによって、腰痛が発症した可能性があります。
そこで今回は、クーラーの効いた部屋で睡眠中に足が冷えることで腰痛が発症する理由とその予防法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、暑い夏の夜にクーラーをかけて寝ても、寝起きに腰の痛みで悩まされることを解消できます。
今回、ご相談いただいた実例は、クーラーによって足が冷えて、それが腰痛につながったというものです。
ですが、夜、寝ているときには、クーラーは使用しない方がいいというわけではないのです。
なぜなら、夏の暑い夜に、クーラーを使うことは、快適な睡眠を得るために非常に重要です。
その理由として、夏の夜の気温も湿度も高い室内の環境で寝ることは、体温の調節が難しくなり、睡眠の質が低下する可能性があるためです。
睡眠の質が低下すると、寝ている間におこなわれる体の回復ができず、夏バテや夏風邪などの夏に起きがちな体調の不調につながります。
また、寝ている間に、暑い室内で寝ることで、体温の過度の上昇や発汗による体の水分の消失で、熱中症や脱水症などが発症して、生命の危機につながる恐れがあります。
実際、先日も、クーラーを我慢して寝ておられた方が、脱水症で両足の筋肉がけいれんして、動けなくなったという怖い経験談をお聞きしました。
確かに、クーラーは過度に浴びると、体調に影響しますが、クーラーの使用をゼロにするのではなく、うまく使うことで、暑い夏を快適に過ごすことができます。
クーラーの冷気が体に当たることで、筋肉が冷えます。
特に、夏は、パジャマが半袖半ズボンとなることが多く、手足がむきだしとなるため、冷気に当たりやすく、手や足の筋肉が過度に冷やされることがあります。
クーラーの冷えにより、血管が縮み、血流が悪くなるため、筋肉の硬さが増します。
足の筋肉は、腰と直結しているため、足の筋肉が硬いと、腰の動きを制限し、腰に痛みが発生する要因とになります。
夏にクーラーをかけて寝ることで、足が冷えて、それが寝起きに腰の痛みが発生しやすくなります。
それを予防するための方法を、以下で紹介させていただきます。
寝室の温度を、「26℃」程度に設定し、室内が冷えすぎないように心がけてください。
これにより、過度な冷気によって、足の冷えることから守ることができ、結果、腰痛予防につながります 。
冷気が直接体に当たらないように、エアコンの風向きを天井に向けるのがベストです。
天井に流れた冷たい空気は、下に降りる性質があるため、部屋全体に均等に広がり、室内の冷えすぎを防ぎます。
部屋の構造やエアコンの位置によって、冷気が均等に行き渡らない場合は、サーキューレーターや扇風機を利用して調整してください。
風速は、低風量に設定してください。強すぎる冷たい風は、体に当たると、冷えすぎるだけではなく、睡眠の質を低下させるという研究報告もされています。
クーラーで冷えるすぎるのを予防するために、タイマーで睡眠の途中でスイッチを切る設定をされる方もいらっしゃいます。
タイマーが切れると、室温が上がって、寝苦しくなり、結局、起きてまたつけなおすこともあるようです。
寝ている時の体温が最低になるのは、午前4時から5時の間にです。
ですので、タイマーを設定するなら、体温が自然と下がる午前4時あたりに設定することで、寝苦しさからも、足が過度に冷えることも予防できて、なおかつ、睡眠の質が向上する可能性があります。
クーラーが効いた部屋で腰痛を予防するためには、パジャマの選び方が重要です。
特に、下半身が冷えることが腰痛の要因となることがあるため、下だけでも長ズボンのパジャマを着用することがおすすめです。
というのも、長ズボンのパジャマを着ることで、足元から腰までをしっかり保温でき、筋肉の緊張や血行の不良を防ぎます 。
クーラーの効いた部屋ではく長ズボンのパジャマとして、綿やフランネル、モダールなどの柔らかくて保温性があり、肌触りの良い素材を選びましょう。
また、ゆったりとしたデザインの長ズボンパジャマを選ぶことで、血行を妨げずにリラックスできます。
寝起きに腰の痛みを感じているのに、無理に動くと、余計に痛みが増し、場合によっては、ぎっくり腰が発生する恐れがあります。
寝起きの腰痛を解消する最も手取り早い方法は、朝風呂に入って、体を温め、エアコンで冷えた体を温めることです。
湯船につかるのが難しく、シャワーを浴びることが可能でしたら、42度程度の少し熱めに設定した温度のお湯を集中的に、腰や足に当ててみてください。
夏の暑い夜にクーラーを使うことは、快適な睡眠には欠かせません。
しかし、クーラーの冷気が、足の筋肉を冷やし、それが腰痛を引き起こすことがあります。
この問題を防ぐためには、クーラーの設定温度や風向きの調整、パジャマの工夫、必要です。これらの対策を実践することで、クーラーによる冷房病を予防し、快適な睡眠を保つことができます。
そのために、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも、クーラーによって足が冷えることで起きる腰の痛みが解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、腰痛への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
先日、70歳代の女性の方から、夏の過ごし方について質問を受けました。
その方は、朝、四時ごろから散歩を30分ほどおこない、その後は寝るまで、クーラーが効いた部屋で過ごすことが多いそうです。
夏になって活動量が落ちるこのような過ごし方をして、健康に悪くないかが心配とのことでした。
今回、ご相談いただいた方のように、夏は、運動や買い物は、朝の涼しい時間帯にして、その後は家の中で過ごすことで、活動量の不足を心配される方が少なくありません。
そこで今回は、ご高齢の方が、夏の暑さを避けて過ごすメリットと注意点について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、暑い夏を健康を維持しながら過ごすことができます。
ご高齢の方が、夏は、クーラーをかけることで、気温や湿度が安定した室内で、暑さを避けて過ごすメリットについて以下で紹介させていただきます。
ご高齢の方は、生理的に発汗量の減少や皮ふの血流量の低下・感覚の鈍化がすすむため、体温の調節する機能が低下しています。
クーラーが効いた涼しい環境で過ごすことで、体温が正常の状態に安定させ、熱中症や脱水症のリスクを減らすことができます。
暑い環境では、心臓がはやく動き、体に流れる血流の量を増やして、体を冷やす活動を行います。
それによって、心臓は余分な負担を強いられます。涼しい環境で過ごすことで、心臓への負担が軽減され、その結果、心筋梗塞や狭心症などの心臓病が発症するリスクが低くなります。
また、気温が高く湿気が多い環境では、呼吸がしにくくなります。
そういった環境で、肺の機能に負担をかけます。エアコンの効いた部屋で過ごすことで、呼吸が楽になり、ぜんそくや酸欠が発症するリスクが低下して、健康を保ちやすくなります。
暑さや不快な湿度は、ストレスやイライラを引き起こします。
ストレスが心身にかかることで、自律神経やストレスホルモンなど、体を興奮させる時間が長くなり、その結果、疲労れて夏バテの要因ともなります。
涼しく快適な環境にいることで、精神的な安定が保たれて、それが健康につながります。
夏に、暑い環境で無理に活動せずに、涼しい環境で過ごすことのメリットを前章で紹介しました。
そういった環境でより健康的に過ごすための方法を以下で紹介させていただきます。
エアコンの設定温度は、26〜28℃が推奨されます。
極端に低い温度に設定すると、体が冷えすぎてしまい、体調を崩す要因となるため、適度な温度を保つことが大切です。
暑いか涼しいかの判定は、体感ではなかなか難しいので、温度計で数値を確認しながら、エアコンによる室内の温度設定をされることをおすすめします。
長時間、エアコンを使用すると、室内の空気が乾燥しやすくなります。
また、空気の質が低下する場合もあります。ですので、定期的に換気をおこなうか、空気清浄機や加湿器などを使い、空気の入れ替えと湿度の調整をおこなってください。
また、エアコンによって涼しい室内の環境は、のどの渇きを感じにくくなるため、水分の補給を意識的に行うことをおすすめします。
エアコンによる涼しい部屋に、長時間、止まっている場合は、適度に体を動かすことは健康のために必要です。
30〜60分は、は立ち上がって部屋の中を歩き回く、腰を回す、足を伸ばすなど、体に刺激を入れてください。
そうすることで、体の血流が促進されて、エアコンによって体が冷えすぎることを防げます。
室内の温度に合わせて、適切な服装を選んでください。
エアコンの冷気によって、体温が奪われすぎないように、長袖のカーディガンを羽織ったり、首にタオルを巻いたりして、エアコンの風が直接、皮ふに当たらない工夫をしてください。
エアコンのフィルターや内部の清掃を定期的におこない、清潔な状態をたもてください。
汚れたフィルターは、空気の質を悪化させ、アレルギーや呼吸器疾患の要因ともなる。
また、清掃することで、エアコンのききも良くなり、節電にもつながります。
近年の夏に熱中症による救急搬送の人数は、約5万人をこえ、その大部分は65歳以上の方と報告されています。
こういった数値が示すように、夏の暑い日々を、安全かつ快適に過ごすことは、ご高齢の方にとって重要です。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
そういった生活をされていても、夏の暑さによる体の不調を感じられるようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、気温が高くなることで起こる体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
先日、60歳代女性の方が、左の肩こりを訴えて来院されました。
状態をお聞きすると、6月に入ってしばらくしてから、毎朝、起きたときに、左の肩にこりを感じて気分が悪いと。
しばらく動いていると、だんだんと肩こりが軽減していくそうです。
しかし、朝は、一緒に住んでる子供や孫のために、朝食を作ったり、出勤・登校の準備の手伝いなど忙しいため、朝、起きたときに、肩こりで動きや気分が悪いとしんどいとお話しいただきました。
今回、ご相談いただいた家事を一手に引き受けておられる患者様のように、寝て休んだはずなのに、朝、起きるといきなり肩こりを感じて、すっきりとした気分で1日を始めることができない方が少なくありません。
そこで今回は、家事を担っておられる方が、朝、起きたときに肩こりを感じる理由とその対策について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、朝、起きたときの肩こりを早期に解消して、スムーズに動き出せます。
家事を担っておられる女性の方が、朝、起きたときに肩こりを感じる理由を以下で紹介させていただきます。
枕や布団が体に合っていないために肩首が安定しないとか、一緒に寝ている子供やペットに合わせた姿勢で寝ているなど、寝る環境が整っていない場合も少なくありません。
そうすると、肩に負荷がかかるような不適切な姿勢で寝るように促され、肩周辺の筋肉が緊張し疲労して、朝、起きたときに肩こりを感じることがあります。
寝ている間の体は、心臓がゆっくり動いて、血管が開き、血流がゆっくり流れるモードになる。
寝ている間に、寝返りの不足などで体を動かすことが低下すると、寝ている間、この血流が低下がさらに増し、筋肉に血液を通して供給される酸素や栄養が不足して、筋肉が硬直させます。
これにより、朝に肩こりが現れやすくなります。
家事や仕事、家族の世話などで日中忙しく、夜間に自分のためだけのリラックスする時間が取れないと、心身が緊張状態が持続し、肩に力が入ったまま、寝る状態となる。
それが、朝、起きたときに肩こりを引き起こす可能性が高めます。
家事を担っておられる女性の方が、朝、起きたときに感じる肩こりを解消するための対策を以下で紹介させていただきます。
寝具や枕は、体にあったものを適切に選ぶことで、寝ている間、体に無理のない姿勢を保つことが重要です。
それにより、朝、起きたときの肩こりを軽減できます。
枕の高さは、背骨の自然なカーブを保つために重要です。適切な高さの枕を選ぶための基準を以下に示します。
睡眠時の姿勢が上向きの場合は、枕の高さが、「5〜10 cm」が推奨されており、通常、低めの枕が適しています。
睡眠時の姿勢が横向きの場合は、枕の高さは、「10〜15 cm」の肩幅に相当する高さが理想で、中程度から高めの枕が適しています。
睡眠時の姿勢が下向きの場合は、枕の高さは、「0〜5 cm」と首に負担をかけやすい寝方のため、できるだけ低い枕か、枕を使わない方が良いです。
衣装が枕の高さの一般的な基準ですが、個々の体格や肩幅に合わせることも重要です。
枕の下にタオルをひくとか、ビーズやそばガラの入った枕などで、ご自身にあった枕の高さを調整するのもおすすめします。
寝る前や起きたときに、肩周辺の組織に、適度な刺激を入れることで、血流が促されて、柔軟性や持久性があがります。
それによって、朝、起きたときの肩こりの軽減につながります。
朝、起きた時に感じる肩こりを予防・軽減するための体操を、以下で紹介させていただきますので、寝る前や寝起きにおこなってください。
座った状態で、両腕を肩の高さで横に広げ、手のひらを下に向けて、肘を直角に曲げます。
肩甲骨同士を背中側に引き寄せるようにして、両肘を後ろにひき、肩甲骨同士が寄せるのを感じたら、その状態で、10秒間、キープしてください。
これを3回、繰り返してください。
背筋を伸ばして座り、右手を頭の上を通して左耳の上に置きます。
頭にのせた右手の重みを利用して、ゆっくりと頭を右に倒し(手で頭を引っ張らない)、左の首が伸びるのを感じたら、その状態で、10秒間、キープしてください。
反対側も同じようにおこなってください。
これを3回、交互に繰り返してください。
座った状態で、背筋を伸ばし、両手を肩に置きます。
肘で大きな円を描くように、ゆっくりと肩を回します。
前方向に10回、後ろ方向に10回、肩甲骨が動いていることを意識しながら、回してください。
寝る前にストレスを軽減することで、寝ているときでも心身の緊張が緩み、睡眠の質が向上して、その結果、肩こりの改善につながります。
ストレスを緩和するために、自分のためだけの時間を確保することは重要です。
具体的にそのために必要な時間は、個人によって異なりますが、一般的なガイドラインとして、忙しい日常生活の中でも、最低でも30分は自分のためだけの時間を持ってください。
可能であれば、1~2時間、自分のためだけの時間を持つことが理想です。
また、一度にまとまった時間を取るのが難しい場合、15分や20分などの短い時間を複数回に分けて、自分のためだけの時間を取ることでも効果はあります。
以上のように、1日の中で自分のためだけの時間をとって、その中でご自身がリラックスして楽しめるものをおこなうことが、朝の肩こりの軽減につながります。
まとめ
家事を担っておられるかたは、朝からフルスロットで忙しく動かれる方が多いかと思われます。
その1日のスタートダッシュを肩こりによって制限されないように、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも家事を担っておられる女性の方が、朝、起きたときの肩こりが解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、肩こりへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
6月後半になると、いきなり気温が30度をこえ出し、真夏日になる日が多くなります。
この時期に健康面で注意すべきことは、
「隠れ脱水症」
です。
特に、朝、起きたときには、気づかないうちに、すでに脱水症の状態になっており、体の不調が発生する場合があります。
脱水症は、重症になると生命の危機にも直結しますので、脱水症に関する情報と予防法、対処法をあらかじめ知っておく必要があります。
そこで今回は、寝起きに隠れ脱水症が起こる要因とその対策や対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、ご自身のお体の水分状態を判断でき、脱水症によるリスクを回避できます。
脱水症とは、体内の水分とナトリウム、カリウム、カルシウムなどの電解質のバランスが崩れて、体を正常に機能させるために必要な水分量が不足した状態です。
特に。気温と湿度が高い環境では、汗がかきやすくなり、汗をかくことで、体内から水分と電解質が失われ、脱水症のリスクが高まります。
朝、寝起きには発症している脱水症、いわゆる、「隠れ脱水症」になる要因は、以下のことが考えられます。
高温多湿な環境
夜間でも気温が高く、湿度が高いと、寝ている間に汗をかきやすくなります。
そうすると、朝、起きた頃には、体に必要な水分が失われているため。
水分補給の不足
一晩で失われる体の水分に見合った水分量を、寝る前に十分に摂取しないことで、高温多湿や寝具などの影響で、余分に体内の水分が失われた場合、朝には体に必要な水分が不足し、脱水症が生じる可能性が高まる。
冷房機器の使用の不足
エアコンや扇風機などで、適切な寝室の気温や湿度の管理や室内の換気ができていないと、夜間に体温が上がり、過剰に汗をかいて、その結果、脱水の状態になる。
アルコールやカフェインの摂取
アルコールやカフェインが含まれた飲み物は、利尿の作用があります。
頻繁に、尿が出ることで、体内の水分を減少させ、出した分の水分の補給がおこなわれないと、脱水症を引き起こしやす場合があります。
朝、起きたときには発生している「隠れ脱水症」の一番怖いところは、ご自身が脱水症になっていることに気づきにくく、そのために処置が後手にまわることです。
朝、起きたときに起こっている隠れ脱水症に気付きにく理由は、以下のことが考えられます。
徐々に進行するため
隠れ脱水症状は、寝ている間に、少しずつ汗をかいて水分が失われるため、夜間にゆっくりと進行し、急激に脱水の症状が現れません。
そのため、起床時には既に脱水状態が生じていても、急激な変化がないために自覚しにくい。
寝起きの不快感と混同しやすい
多くの人は、朝、起きたときには、寝ぼけたり、気だるい状態であることが多いです・このため、脱水による軽い頭痛やけん怠感などの症状が、単なる寝起きの不快感と勘違いしやすくなります。
ノドの渇きを感じにくい
寝ている間に体が脱水状態になっても、朝、起きたときに。強いノドの渇きを感じないことが多いため、自身が脱水状態なのを気づくのが遅れる傾向にある。
水分の不足の症状が軽い
初期の隠れ脱水症状は、軽い症状であることが多く、具体的な不快感や異常を感じない場合がある。
例えば、軽い口の乾きや若干のけん怠感などは、日常の生活の中でよくあることなので、つい見過ごしてしまうため。
起床後の忙しさによる気づきの遅れ
朝の忙しい時間帯に、人は起きてからすぐに、朝食や出勤などの準備をはじめ、それに集中しがちです。
このため、自身の体調に対する注意がおろそかになり、隠れ脱水症状に気づきにくくなります。
不快感への慣れ
毎日、少しずつ進行する隠れ脱水症状に、体が慣れてしまうこともあります。
人は繰り返しの不快感に対して、良くも悪くも順応する傾向があるため、軽い脱水状態が「普通」だと、体や脳が感じ、対応が遅れることも出てきます。
隠れ脱水症の症状は、軽度の脱水症状が現れることが多く、気づきにくい場合があります。以下で、隠れ脱水症の主な症状を紹介していきます。
口の乾き
朝、起きたときに口が乾燥していると感じることがあります。
これは、夜間に水分が失われた結果で起こります。
皮ふの乾燥
朝、起きたときに、肌が乾燥し、カサカサした感じがすることがあります。
寝ている間に体の水分の消失することで、皮ふの弾力性が低下し、このような症状が現れます。
目の乾き
寝ているときに起きる体の水分の消失は、目の中の水分にも影響して、目が乾燥するあるいは、目ヤニが増えることがあります。
けん怠感
寝ているときに体の水分が失われることで、寝起きに、全身のけん怠感を感じたり、疲労感が残っている場合があります。
頭痛
軽度の頭痛や、頭が重く感じる場合があります。
これは、体内の水分不足により、首から脳への血液の循環が悪くなるためです。
めまい
朝、寝床から立ち上がったときに、めまいを感じることがあります。
これも水分不足による血圧の変動が原因です。
口臭
寝ている間に体の水分がなくなることで、口の中に分泌される唾液が減少し、それによって、口の中の菌やバクテリアが増え、口が臭くなる場合がある。
筋肉のけいれんやこむら返り
寝ている間に、体の筋肉から2パーセント以上の水分が失われると、筋肉がこわばったり、けいれんを起こすなどの異常が現れます。
これは、筋肉の電解質のバランスが崩れるためです。
尿の色が濃い
朝、一番の尿が、濃い黄色または茶色の場合、体の水分が不足している可能性があります。
正常な場合は、尿は薄い黄色です。
重度の脱水症状が現れると、
・極度のノドの渇き
・尿の量の減少
・めまいや立ちくらみ
・意識の混濁や消失
・極度の全身のけん怠感
・心拍数の増加や不整脈
などような症状が発生します。
これらの深刻な症状が見られる場合は、直ちに病院で適切な処置を受けられることをおすすめします。
隠れ脱水症状は、体内の複数の臓器やシステムに悪影響を及ぼします。
以下は、特に影響を受けやすい主要な臓器です:
脳
脱水により脳への血流が減少し、注意力や集中力、記憶力が低下、頭痛が発生します。
腎臓
脱水状態では腎臓が水分を再吸収しようとし、尿が濃縮されます。
これが腎臓に負担をかけ、長期的には、腎臓の機能を低下させる可能性があります。
また、尿が濃縮されることで、尿中のミネラルが結晶化し、腎結石が形成されるリスクが高まります。
心臓
水分の不足により血液がドロっと粘度のある血液になるため、流れにくなり、それを排出させるためにため心臓に負担をかけます。
消化器系
水分不足により腸の中の水分が減少し、便が固くなって便秘が生じます。
また、水分不足が胃液や腸の消化酵素の分泌も減少するので、消化不良を引き起こします。
筋肉
体の水分不足により、電解質バランスが崩れ、筋肉の正常な機能がさまたげられ、けいれんやこむら返りが発生します。
肌と皮ふ
皮ふの水分が失われ、乾燥やかゆみが生じ、皮ふの弾力も低下します。
水分不足により、皮ふの再生が遅くなり、皮ふにできた傷の治癒が遅れます。
免疫系
脱水により、血液中の免疫細胞の機能が低下し、感染症にかかりやすくなります。
隠れ脱水症状は、日常生活に以下のようなさまざまな影響を及ぼします。
エネルギーのレベルの低下
脱水により、体のエネルギーのレベルが低下して、日中に疲労を感じやすくなり、無気力感や活動意欲が下がりやすくなる。
認知機能の低下
脱水により脳への血流が減少し、集中力や記憶力が低下し、学業や仕事の効率が悪くなる。
運動のパフォーマンスの低下
脱水により筋肉のけいれんや筋力低下、神経活動の低下が、迅速な動きや反射神経の低下を招き、により、運動のパフォーマンスが低下する。
精神への影響
脱水は、脳の機能が低下し、それが情緒の安定に影響を与え、イライラや不安感、気分の落ち込みなどを引き起こす。
体への不快感
軽度の脱水でも頭痛を引き起こしたり、立ち上がったときにめまいを感じることで、日常生活に支障をきたしたり、転倒や事故のリスクが増える。
胃腸への影響
水分不足により、便が固くなり、便秘がちになったり、消化液の減少で、消化不良や胃の不快感から食欲が低下する。
肌への影響
肌が乾燥しやすくなり、化粧のノリが悪くなったり、しわやたるみを引き起こし、見た目に影響する。
仕事や学業の効率低下
水分不足による脳の機能低下が、判断力や注意力、認知機能、集中力の低下することで、ミスが増えて仕事や学業の効率が落ちる。
自身が脱水状態かどうかを判断するための基準として、以下のようなことを参考に判断して対処してください。
体重の変化
寝る前と朝、起きたとき体重を比較し、明らかに減少している場合は脱水の状態を疑います。
尿の色
濃い黄色の尿は、体が脱水の状態であるサインです。
皮ふの弾力
皮ふをつまんで離したとき、皮ふが元の状態に戻りにくい場合、体が脱水状態であることを示します。
口の乾き
朝、起きたときに、強い口の乾きを感じる場合も脱水のサインです。
ご自身が脱水状態なのか判断に迷うときには、病院で診察を受けてください。
病院にいくことや救急車を呼ぶことを迷った場合は、兵庫県では、医療安全相談センターで電話相談できます。
兵庫県の医療安全相談センターは、以下のリンクで兵庫県内の市別に電話番号が掲載されていますので、参考にしてください。
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf15/hw11_000000003.html
朝、起きたときには脱水状態になっていることを防ぐための方法を以下で紹介させていただきます。
十分な水分補給
寝る前にコップに一杯の水を飲むことや、夜中に目が覚めたときにも水を飲む習慣をつけください。
また、寝床の枕元には、いつでも水分補給ができるように、ポットやペットボトルなどを備えることをおすすめします。
適切な室温管理
エアコンや扇風機を使って寝室の温度と湿度を適切に保ちます。
夏の寝室の適切な温度は、22度〜25度程度で、湿度は、40%程度が目安です。
室温の設定とともに、扇風機を使用して空気を循環させることも効果的です。
通気性の良い寝具の使用
通気性の良い寝具やパジャマを使用し、寝ている間の過剰な発汗を防いでください。
アルコールやカフェインを取る量を控える
特に、寝る前は、体から水分を出す作用があるアルコールやカフェインを含む飲料の摂取を控えることで、寝ている間に脱水になるリスクを減らせます。
朝、起きたときに、自身が「軽い脱水症状」であることを感じたら、以下のことをおこない対処してください。
水分の補給
まず、ただちに水や麦茶などを飲み、水分補給をおこなってください。
できれば、常温に近い状態での飲料を摂取すると、胃腸への負担が軽減されます。
また、OS1などの経口補水液は、体の水分と電解質バランスを補うために特別に配合された飲料ですので、軽い脱水症状には効果的です。
スポーツドリンクは、含まれている糖が高いため、飲みすぎると帰って脱水症状を促す場合もありますので、水や麦茶などと併用して摂取してください。
体を冷やす
エアコンや扇風機を使って涼しい場所で休むことで、体温を下げて、体から水分が失われるのをおさえます。
また、脇や股関節の前面、首に氷水の入った袋や氷のうを当てることも、体温を低下させるおことに有効です。
服装の調整
汗をかいた寝まきを脱いで、薄着や通気性の良い服に着替えてで、体温の上昇を防いでください。
医療機関への相談
脱水の症状が重度の場合は、医療機関を受診し、適切な処置を受けることが重要です。
隠れ脱水症状は、寝起きの一般的な不快感や忙しさなどで、見落としがちになります。
寝る前の予防や起床時の対処がおくれると、日中の仕事や学業中に急激に体調が崩れて、場合によっては命の危機に直面する場合もあります。
ですので、急激に暑くなって、体がその暑さに慣れていないこの時期は特に、隠れ脱水症への予防や対処を意識しておこなうことをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも朝、起きたときに不快感や気だるさなどの体に不調が解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、寝起きに起こる体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広