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風邪をひいて咳をすることで起きる脇腹の痛みの原因とそのセルフケア術

2025.02.27 | Category: ゆがみ,予防,体操・ストレッチ,免疫,,冷え,姿勢,感染症,日常生活の動作,生活習慣,疲労,筋肉の損傷,筋肉疲労,筋肉痛,肉離れ,脇腹の痛み,血流,関節

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

先日、50歳代女性の方が、お体のメンテナンスに来られ、最近の状態をお聞きすると、

「ちょっと前に風邪をひいてしまって」

「熱がでて、咳もひどくて・・・」

「風邪は治ったんだけど、その後、なんか、脇あたりが痛くて」

ということを訴えられました。

今回、ご相談いただいた患者様のように、咳を伴う風邪をひいた後、脇腹を含めた胸周辺に痛みが発生する方が少なくありません。

そこで今回は、風邪をひいて咳を激しくすることで、脇腹に痛みが生じる理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを最後まで読んでいただくことで、風邪の咳によって起こった脇腹の痛みを早く解消して、日常生活を快適に過ごすことができます。

 

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咳をすることで体に与える影響

咳をすることで体に起きている影響を、以下で紹介させていただきます。

 

咳をすることで消費されるエネルギー量

咳をすることで、体のエネルギーを大きく消耗します。

数値化してみると、

1回の咳で消費するカロリー:約24キロカロリー

なので、咳の回数が増えると、それだけカロリー(消費するエネルギー量を表す単位)が増えます。

例えば、活動量が普通の50歳代女性は、1日あたりの消費カロリーが、約2000キロカロリーなので、5001000回の咳をすれば、それに匹敵するほどのエネルギーを消費します。

つまり、咳が積み重なると、体のエネルギーが過剰に消費されて、風邪が治った後でも、体に疲労や回復の遅れが生じやすくなる。

 

咳をすることでかかる圧力

 

咳は、肺がおさまっているろっ骨が開いたり閉じたり、おなかが膨らんだりへこんだりすることで発生します。

その際に、胸やおなかに、

「一回の咳で約10 kg相当の圧」

がかかるとされています。

要するに、一回の咳をするたびに、胸やおなかで10kgの荷物を持ち上げているようなものです。

このような咳による負荷が続く場合、呼吸に関わる筋肉に、疲労や痛みが発生します。

 

咳によって脇腹の筋肉が疲労する理由

咳は、おなかと胸が収縮されることで発生します。

その際に、主力となるのは、

・腹筋

・胸や脇腹のろっ骨に付着する筋肉

です。

お腹や胸の筋肉の量は多くしっかりしているのですが、幅が薄いろっ骨とろっ骨の間についている脇腹の筋肉は、筋肉量も少なく薄い部分です。

そのため、咳による頻繁に肋骨を動かす活動によって、脇腹の筋肉は疲労し筋肉痛を起こす。

また、咳を伴う風邪によって、脇腹が痛むようになった場合の注意点として、ろっ骨が疲労骨折している可能性もあるので、息をするたびに痛かったり、治りが遅い場合は、専門の医療機関へ受診されることをおすすめします。

(参考文献:「咳漱による肋骨ストレス骨折2症例の骨シンチグラフィ」

 

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咳を伴う風邪をひいた後に脇腹に痛みが起きた実例

ブログの冒頭でも少し触れましたが、咳を伴う風邪をひいた後、脇腹を含めた胸周辺に痛みが発生した50歳代女性の方のお体をみさせていただきました。

そうすると、右の前胸と左の脇腹のろっ骨の動きが悪く、深く呼吸ができない状態。

また、背骨にもゆがみが起こっており、ろっ骨の可動がさまたげられていました。

脇腹の筋肉の緊張を緩和して、体全体を整える施術をおこなうと、「息が吸いやすい」「背中が伸びた感じがする」「体が軽くなった」という感想をいただきました。

施術した側から見ても、治療後は、患者様の顔色が良くなり、背筋も伸びた状態となったので、脇腹の痛みを緩和することで、体への酸素の供給を増やして、姿勢の改善にもつながることがよくわかる実例となりました。

 

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咳によって脇腹が痛むことへのセルフケアの方法

咳をすることで疲労した脇腹の筋肉へ適度な刺激をすることで、血流が促されて回復が進みます。

そのための方法を以下で紹介させていただきます。

脇腹をさする

脇腹に優しく手のひらを当てて、ゆっくり深呼吸しながら、上下左右や前後に円を描くように、90秒間、さすってください。

優しい刺激が入ることで、脇腹の筋肉の緊張が緩和したり、脳から痛みを抑制する物質が分泌されやすくなります。

 

胸を広げる

腕と足を広げて、「大の字」になるように、上向きで寝てください。

その状態で、深呼吸をしながら、5分間、キープしてください。

そうすることで、胸から脇、お腹の筋肉が伸ばされてます。

その結果、呼吸するための筋肉のバランスが整い、脇腹の痛みの緩和にもつながります。

 

背伸びをする

片方の腕を手のひらを前にした状態で頭上にあげて、もう片方の手で上げた腕の手首をつかみます。

つかんだ手の側に体を倒して、脇腹が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。

次に、反対側も同じように、おこなってください。

この一連の動作を、左右交互に、3回、繰り返しおこなってください。

 

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まとめ

風邪がやっと治ったのに、その後、体にさまざまな不調が起こり、なかなか以前通りの日常生活を送れない方が少なくありません。

今回、取り上げさせていただいた風邪が治った後でも続く脇腹の痛みも、その一つです。

脇腹の痛みは、そのままにしておくと、痛みによる不快感だけでなく、体が酸素不足になり疲れやすくなったり、良い姿勢が保てなくて見た目も悪くなります。

そういったことが、早く改善されるようにように、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、まずはお気軽にインターネットまたはお電話でご予約ください。

 

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監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

 

寒い冬でも健康に!風邪を防ぐための5つの習慣

冬の指先の冷えがスッキリ改善するための簡単にできるカイロを効果的な対処法

2025年を一年通して健康を保ち促進させるために知ってほしい3つのポイント

2025.01.01 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,体操・ストレッチ,体温,免疫,,冷え,姿勢,座り方,心臓,日常生活の動作,栄養・食事・飲み物,水分,生活習慣,疲労,睡眠,筋肉疲労,肩こり,腰痛,血流,運動,関節,風邪

明けましておめでとうございます。

加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

2025年が始まりましたが、今年の大きなイベントといえば、なんといっても、大阪・関西万博(https://www.expo2025.or.jp/)が開催されることです。

万博のテーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」だそうで、医療や福祉、環境といった分野で、いのちの大切さや未来への希望を感じられる展示や体験が、万博の会場で多くできるそうです。

コロナ禍で世界中がパニックになったことが記憶に新しいこともあって、万博でテーマの中心として取り上げられるほど、健康への関心が世界中で集まっていると思われます。

さて、皆様も今年のやりたいことややるべきことの抱負はいろいろとお持ちかと思われますが、そのためには、まずは健康でいることが大切になってきます。

そこで今回は、日常生活を健康で快適に過ごすための、3つのポイントをお伝えさせていただきます。

このブログを最後まで読んでいただくことで、今年一年を健やかに過ごすための方法と知ることができます。

 

 

 

 

刺激を体に入れる

オーストラリアのシドニー大学が、世界20ヵ国の座って過ごす時間を調査をしたところ、日本人が最も長いと研究報告がされています。

座る時間が長いということは、長時間、同じ姿勢でいるため、体に刺激が入らない状態となっています。

座って過ごすということは、一見、楽に見えます。

しかし、同じくシドニー大学の調査で、「座る時間が、1日11時間以上の人は、4時間未満の人より死亡リスクが40%高まる」と報告されています。

そのことからも、刺激の少ない生活が、健康に大きな影響を及ぼすことがわかります。

また、体に刺激が入らない状態が続くと、脳から痛みを抑えるモルヒネに似た物質の分泌が低下して、痛みに非常に敏感になります。

それによって、例えば、身近なものでは、肩こりや腰痛などを感じやすくなり、それによって、心身にストレスを感じながら日常生活を送らなければなりません。

以上のようなことからも、日常的に体に刺激を入れることは、健康を維持するためにも必要です。

体に刺激を入れるには、軽くてもいいので運動することが、最も手軽で効果的です。

世界保健機関(WHO)「身体活動と座位行動に関するガイドライン」(http://jaee.umin.jp/doc/WHO2020JPN.pdf)によると、各年齢層の運動の程度として、

・子供、青少年は、160分以上、週3日以上の運動

・成人(1864歳)は、12040分以上、週23回の運動

・高齢者(65歳以上)は、12040分以上、週3回以上の運動

を推奨しております。

各年齢層とも、

「座った状態での時間を減らす」

ことも推奨しております。

仕事や学業、寒暖が厳しい季節は、なかなか体に刺激を入れるための運動をする機会や時間を、毎日、取れないかもしれません。

そんなときは、室内でも結構ですので、

・ラジオ体操

・その場で足踏みを3~5分程度

・つま先立ちからかかとを落としの体操を10

といった運動を、1日3回するようにしてください。

それだけでも、毎日するだけで、十分、適切な刺激が体に入り、健康を保つことができます。

 

 

 

 

酸素を体に入れる

酸素は、日常の活動をするためのエネルギーを生成するために必要不可欠な材料です。

酸素が不足すると、

・疲れやすくなる

・回復が遅れる

・注意力や判断力が鈍る

・睡眠障害が起きる

・免疫力の低下

・肌荒れや老化を促進する

ことが起こり、健康を損なう恐れがあります。

例えば、がん細胞が体の中で増殖しやすい条件の一つとして、体に酸素が少ない状態であるとされています。

逆に言えば、がん細胞のようなイレギュラーな細胞が発生しても、十分な酸素を体に取り込んでいれば、その活動を抑制できます。

体に十分な酸素を取り込むためには、適切な運動や呼吸法を取り入れることが重要です。

適度な運動は、肺が深い呼吸をすることを促します。

また、心臓の動きも活発にして血流が促進するため、血液に乗って酸素が体中に運搬されます。

それによって、体の細胞が活性して、エネルギーの生産や疲労の回復が進み、体を健康な状態にします。

酸素を体に取り込むための効率的な呼吸法は、「腹式呼吸」です。

腹式呼吸の方法として、

1.体を脱力しながら、ため息をつくように、息をはけるだけ口からはいてください。

2.息をはき終えたら、次は、ゆっくり鼻から息をすいます。

といった一連の1.2.の呼吸を、7回、繰り返しおこなってください。

日々のお仕事や学業などで、忙しい日々を過ごしていると、無意識に呼吸が浅くなりがちです。

健康を維持し促進するためにも、日頃から意識して呼吸を深くして、体に酸素を取り込むようにしてください。

 

 

 

 

栄養を体に入れる

酸素とともに、食事を通じて栄養を体に取り入れることは、私たちの健康を維持するために不可欠な要素です。

体にとっての栄養は、

・日常生活や運動するためのエネルギー源

・細胞の成長や修復に必要な要素

・免疫細胞の働きを助ける

などといった働きがあります。

栄養素の過剰な摂取や、栄養失調になると、

・筋力の低下力

・免疫力の低下

・肥満

・糖尿病、高血圧などの生活習慣病の発症

などのような健康を損なう恐れがあります。

健康を維持するために栄養素を体に取り入れるためには、バランスの取れた食事が重要になります。

そのためには、

・野菜、果物、穀物、タンパク質(肉、魚、大豆製品など)をバランスよく摂取

・食事の時間を規則正しくし、腹八分目を心がけ、過食を避ける

1200ml、合計で11.5ℓ程度の水分をとる

・アルコールの摂取をひかえる

といったことを意識してください。

栄養は、体の基本的な機能を支える重要な要素であり、栄養を摂取する方法によって、健康状態が大きく変わります。

ですので、意識的に栄養のバランスを考えながら、日々の食事をとるようにしてください。

 

 

 

 

まとめ

年々、スマホやパソコンなどのデジタル機器が進化して、生活が便利になっていますが、その反面、使用する時間が増えることで、心身にストレスがかかってしまいます。

また、季節の寒暖が、毎年のように厳しくなり、体が気候に対応するのが大変な状況でもあります。

そういった環境の中で、一年を通して健康をキープするのが、なかなか難しくなってきています。

なるべく、体調の変動のブレを最小限にとどめるために、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。

もし、それでも、お体のことでお悩みのことがあれば、当院で対応させていただきますので、お気軽のご相談ください。

今年も皆様の健康の維持促進のため、当院では全力でサポートさせていただきます。

本年もよろしくお願いいたします。

 

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

年末年始の休みに入ると体調を崩すことが多いのはなぜ?その原因と対策

2024.12.31 | Category: ストレス・自律神経障害,ゆがみ,予防,体操・ストレッチ,体温,免疫,入浴,,冷え,感染症,日常生活の動作,,栄養・食事・飲み物,水分,生活習慣,疲労,睡眠,筋肉疲労,職業病,肩こり,胃痛,腰痛,血流,運動,飲酒

 

皆さん、こんにちは、ひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

年末年始の長期の休暇になる前は、お仕事がとても忙しくなる方が多くいらっしゃいます。

お仕事をやり遂げられて、ようやく正月休みに入って、ゆっくりできると、ホッと気が緩んだ途端、風邪をひいたり、肩こりや腰痛な起きたりと、せっかくの休暇に体調を崩す方が少なくありません。

そこで、今回は、年末に向けて仕事が忙しく、それをようやく終えて正月休みに入ったったん、なぜ体調を崩しやすくなるかとその対策について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくとで、正月休み中、健康を維持して、新年を健やかにスタートできます。

 

 

 

年末の忙しさが体調に及ぼす影響

 

年末の忙しさによって、

 

「体の疲れや脳の疲労感」

「ストレス」

 

を感じることが多くなります。

実は、「体の疲れと脳の疲労感」と「ストレス」は、仕事をするために活動する際に、体に正反対に働きをさせる役割があります。

そしてその役割は、忙しく仕事をする上で、欠かせないものです。

以下で、その働きと関係性について紹介させていただきます。

 

体の疲れと脳の疲労感が起こるメカニズムと役割

仕事や運動をすると、体がたくさんのエネルギーを使います。

エネルギーをたくさん使うと、その燃えかすとして、体の中に「活性酸素」という物質が増えます。

この物質は、体の防御機能として働く場合もありますが、その一方で、細胞をサビさせます。

それによって、脳や内臓、筋肉などの細胞の機能を低下させ、体の疲れや脳の疲労感を発生させます。

また、仕事や運動が激しいと、そのために活動する脳や内臓、筋肉に使うエネルギーを優先させるために、タンパク質を作るためのエネルギーを抑えます。

タンパク質は、筋肉や内臓、皮膚などを作る大切なものです。

そのタンパク質が作られない状態が長期化すると、今度は、脳や内臓、筋肉などの細胞を修復したり生成のためのタンパク質が不足して、その機能を低下させ、体の疲れや脳の疲労感を発生させます。

 

こうして発生する体の疲れや脳の疲労感は、仕事や運動を無理を続けることで、体に悪い影響が出る可能性があるため、

「休んで!」

と体が教えてくれている生体アラームの役割があります。

 

ストレスによって起きる体への影響とその役割 

仕事や運動が激しくなり、体や脳がストレスを感じると、「コルチゾール」「アドレナリン」といったホルモンが分泌されます。

コルチゾールは、脳や内臓、筋肉を使いすぎて起きる炎症や免疫反応を抑えたり、疲労因子が脳に作用するのを抑えて、脳が疲労感を感じにくくします。

また、アドレナリンは、脳や内臓、筋肉など機能をより活発にさせる働きがあります。

つまり、ストレスを感じると、疲労感を抑えて、体を活発にさせて、

「もっと頑張れ!」

と脳や体に、一時的にターボをかける役割があります。

 

体の疲れと脳の疲労感とストレスの関係性 

仕事をちょっとして、脳の疲労感や体の疲れを感じ、「休め!」という生体アラームに従ってすぐに休んでしまうと、仕事にならなくなります。

かといって、ストレス機能によって、無理に脳や筋肉、内臓などを動かせすぎると、予備燃料が切れてガス欠になった時に、急にダウンしたり、ひどい場合は過労死のリスクが高まります。

体の疲れや脳の疲労感とストレスの両者が、バランスとって活動することで、うまく日常の活動がおこなえます。

今回のブログのテーマに戻ると、年末の仕事の忙しさの疲労感を、ストレスの働きで抑え込んで、働けたとしても、問題はストレスが抑えるのはあくまでも疲労感だけで、きちんと回復しない限り、脳や体の疲れそのものが蓄積されています。

年末年始のお休みに、たまった疲れをしっかり回復させるための意識や行動をしなければ、体調を崩しやすくなります。

 

 

 

年末年始に体調を崩しやすい方の実例

 

先日、教員のお仕事をされている40歳代女性の方が、お体のメンテナンスで来院されました。

お体の状況をお聞きすると、三者面談や成績表の作成など、2学期の終盤は仕事が忙しすぎて、肩や首、腰がどうしようもなく痛くて、とにかく寝ても疲労が取れていない状況とのことでした。

お体を検査さえていただくと、背骨や骨盤のゆがみ、背部の左右の筋肉のアンバランス、股関節や肩や首の関節の可動域の低下など多岐にわたる体の不具合が発生しており、いかに仕事が忙しかったのかが見て取れました。

整体や鍼治療などで体を整える治療をした後は、

「体がすごく軽くなった感じがする」

「すごく明るく感じる、目が見えやすくなってます」

など、喜んでいただけました。

治療を終えた後に、何か質問とか気になることないですか?とお聞きしたところ、毎年、年末になると、気が緩むせいかゆっくり休んでいるのに、風邪をひいたり、体がだるくて動くのがしんどいとか、体調を崩すことが多いので、何を気をつけたらいいですか?というご質問を受けました。

確かに、今回の患者様以外にも、正月休みでゆっくり過ごしているにも関わらず、年末に体調を崩してしまう方が少なくありません。

次章では、年末年始の長期休暇中に、体調を崩さないための方法について、紹介させていただきます。

 

 

 

年末年始の休暇中に体調を崩さないための方法

長期の正月休みは、ゆっくり休むことも必要です。

それとともに、生活のリズムを整えて過ごすことで、年末年始に体調を崩すことを予防できます。

そのために、意識していただきたい正月休みの過ごし方のポイントを、以下で紹介させていただきます。

 

睡眠のリズムを整える 

休みになると、夜更かしもしたいし、朝はゆっくり寝たいものです。

しかし、それを続けると、睡眠の質が低下して、年末の仕事の疲れからの回復が遅れて、体調を崩す原因ともなります。

人間は睡眠をすることで、疲労が回復されます。

効率よく睡眠で脳や体の疲労を改善させるには、

「同じ時間に寝る」

「同じ時間に起きる」

ことをおすすめします。

また、朝、起きたときに、睡眠のサイクルを整える行動として、15分間ほどいいので、外に出てウォーキングなどして、体を動かしながら太陽の光を浴びるようにしてください。

太陽の光を浴びることで、睡眠に関わるホルモンが分泌されて、1日の睡眠のリズムが整い、睡眠の質を上げることができます。

 

腸を整える 

年末年始は、お酒やご馳走がそろっているので、一日中、ダラダラ食べてしまったり、お酒を飲みすぎたりしがちです。

腸は、栄養の消化吸収をおこなう所であり、免疫の細胞が多く集まっている場所であり、脳との関係も深い器官ですのです。

正月休みの食生活の乱れで、腸の機能が乱れると、体や脳の疲労の回復が遅れたり、免疫の低下により感染症にかかりやすくなります。

ですので、

・食事は6時間間隔で、一日3食を心がける

・水分を積極的にとる

・アルコールを飲む時は、同調の量の水を飲む

ようにして、腸に優しい食生活を心がけてください。

 

体温を整える

年末年始は、気温が低下して寒くなる時期です。

それによって、体温が低下すると、脳や内臓などの機能が低下して、疲労が回復しにくくなったり、免疫が低下して風邪をひきやすくなります。

体温を整えるためには、首や腰、足首などが直接、空気に触れないように、保温性の高い服やサポーターを装着したり、カイロを当てたりしてください。

また、湯船につかって、ゆっくり入浴することも、忙しいお仕事で疲れた体を回復させるのに効果的です。

理想的な入浴の基本は、

・15分間の入浴

・39〜41度にお湯の温度を設定

につかることです。

これによって睡眠の質も向上しますし、血流の促進によって、細胞に酸素や栄養がいきわたり、体の回復を促します。

 

 

 

まとめ

 

正月休み前の忙しさは、疲労感とストレスの相互作用で、なんとか乗り越えることはできるかもしれません。

ただ、それは体に無理をさせているので、正月休みに入った際には、回復を促すために、生活習慣を意識して過ごされることをおすすめします。

休み中の健康維持のための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも、長期休暇中に体調を崩してしまうお悩みが解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像を、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に、冬の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

風邪が治ってもだるさが残る理由と疲労を解消するための3つの体操

冬の指先の冷えがスッキリ改善するための簡単にできるカイロを効果的な対処法

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

参考文献:

「疲労の科学・脳科学と抗疲労製品の開発」

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsbpjjpp/24/4/24_200/_pdf

「慢性的なストレスはからだに どのような影響を与えるか」

https://psych.or.jp/wp-content/uploads/2018/12/84-17-20.pd

寒い冬でも健康に!風邪を防ぐための5つの習慣

2024.12.26 | Category: インフルエンザ,ストレス・自律神経障害,予防,体温,免疫,入浴,,冷え,冷え性,感染症,新型コロナウイルス,栄養・食事・飲み物,生活習慣,疲労,睡眠,脱水症,血流,風邪

 

皆さんこんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

12月も終盤になって寒くなると、来院されている患者様から、お子さんが通っておられる学校の方で、風邪やインフルエンザが流行り出したというお話をお聞きすることが多くなりました。

そして、お子さんが風邪やインフルエンザにかかられて、お子さんの看病をしていると、うつってしまったという方も少なくありません。

風邪をひいている最中も、熱やせきがでるなどして苦しい思いをされたり、治った後も、鼻やのどに違和感が残ったり、肩や腰が痛くなったりと、後遺症を訴える方もいらっしゃいます。

これから、2月までは、感染症が流行るシーズンでもあるので、まずは、感染症にかからないように、日常生活で意識して予防するための意識や行動が重要になってきます。

そこで今回は、冬に感染症にかかりやすい原因と、日常生活でできる感染症への予防法を紹介させていただきます。

このブログを最後まで読んでいただくことで、冬に感染症にかかりやすい理由を理解し、日常生活での感染症対策をすることで、冬を快適に過ごせます。

 

 

 

冬に風邪が感染しやすい理由

 

冬に感染症がかかりやすい理由のメカニズムを、以下で説明させていただきます。

 

冬の寒さによる体温の低下

人間の細胞は、適切な体温が保たれることで、生命の活動が維持されます。

冬のなるとその体温が、気温の低下による寒さにによって、体の熱が奪われやすくなり、体温が低下しやすくなる。

体温が1°C下がると、免疫力が約30%低下するとされています。その結果、風邪やインフルエンザなどのウイルスに対して、人間の免疫システムが十分に作用せず、感染しやすくなります。

 

乾燥時のウイルスの生存環境

冬の乾燥した空気中では、ウイルスの水分が蒸発して、軽くなります。

これにより、ウイルスが空気中に、長時間、浮遊し、人へ伝播しやすくなります。

また、乾燥によって、空気中に浮いているウイルスの生存できる期間が延長することもあり、感染リスクを高める要因となる。

 

口や鼻の防御機能の低下

基本的に、感染症のウイルスは、口や鼻をのどから侵入することが多いです。

その口や鼻、のどの粘膜から分泌される粘液は、通常、そこを通過するウイルスをからめとり、侵入を防ぐバリアとして機能します。

しかし、乾燥により粘膜が乾燥したり傷いたりすることで、ウイルスの侵入に対しての防御機能が低下します。

これにより、ウイルスが体内に侵入しやすくなり、感染症が生じやすくなる。

 

換気不足による室内ウイルス濃度の上昇

冬は、寒さを避けるため、窓を閉め切り換気が不十分な室内で過ごしがちです。

これにより、室内のウイルスの濃度が上昇し、感染のリスクが高まります。

特に、人が密集する室内の空間では、感染者からウイルスの拡散が起こりやすくなります。

 

水分の摂取量の減少による体内乾燥

冬は、気温の低下から、のどの渇きを感じにくく、水分の摂取量が減少しがちです。

体内の水分の不足は、口やのどの粘膜の乾燥を促進したり、免疫細胞の働きを低下させます。

また、体内の水分の不足は、血液の粘度を上げ血流が悪くなることで、血液の流れとともに循環する免疫細胞が体の隅々に届きにくくなります。

そうした水分の不足が、感染症を引き起こす確率を上げる可能性がある。

 

 

 

風邪を予防するための日常の生活でのポイント

 

風邪を予防するために、日常の生活習慣で意識すべきことを、以下で紹介させていただきます。

 

十分な睡眠を取る

睡眠中は、体の修復と免疫システムの強化がおこなわれます。

風邪を予防するためには、適切な睡眠時間を確保して、体の免疫がバランス良く活動しやすい状態にすることが重要です。

具体的には、

・同じ時間に寝て、同じ時間に起きるようにして、睡眠リズムを一定にする

68時間の睡眠時間を確保するように心がける

・寝室の温度を2023度、湿度を50-60%に保つ

・就寝1時間前にはスマートフォンやパソコンの使用を控え、睡眠の質を上げる

・寝る前に、コップ一杯(200ml程度)の水分を補給してから寝る

などといったことを注意して、睡眠を整えてください。

 

適切な水分の補給

風邪を予防するためには、適切な水分の補給が欠かせません。

具体的な水分を補給するための実践方法として、

・身近に水筒やマグカップを置き、こまめに水分を取る

・一回につき200ml程度、12リットルを目標に水分を摂取する

・カフェインやアルコールなどは利尿作用があるため控え、温かい飲料を飲む

・生姜湯や甘酒など、体を温めたり、体の水分のバランスを整える飲料を飲む

などを意識することで、感染症を予防しやすくなる。

 

バランスの良い食事による栄養の補給

風邪への抵抗力をつけるためには、バランスの良い食事を心がけ、必要な栄養素を摂取することが重要です。具体的な食材として、

・ビタミンCを多く含むみかん、キウイ、ブロッコリーなど

・たんぱく質を多く含む鶏肉、魚、豆類など

・亜鉛を多く含む牡蠣(かき)、アーモンドやクルミなどのナッツ類

などがあげられます。また、体の免疫細胞の70%は、腸に存在しているため、暴飲暴食は避けて、消化に良い温かいスープや雑炊を選び、胃腸への負担を軽減してください。

 

体の保温や体を温める

体を温めたり保温することで、体温が維持され、効果的に風邪への感染を防げます。

特に「首・手首・足首」の3つの首を温めることで、効率的に保温や体温を上げることができます。

その方法として、

・首にマフラーやネックウォーマーを巻く

・手首と足首にサポーターやレッグウォーマーを着用する

3941度に設定したお風呂に、首までしっかり、15分程度、ゆっくりつかり、体を温める

 

こまめに手洗いとうがいをする

手洗いとうがいを徹底することは、風邪を防ぐための基本的かつ効果的な方法です。

研究によると、手洗いを実施することで、風邪やインフルエンザなど呼吸器系疾患の発症率は、約21%減少するとされています。

以下で、手洗いとうがいの方法を紹介させていただきます。

 

正しい手洗いの方法

1. 手を水でぬらし、石けんや薬用ハンドソープなどを適量取ります。

2. 手のひらと手の甲を、しっかりとこすり合わせて泡立てます。

3. 両手を組むようにしてこすり合わせて指の間や指先を手のひらに擦って爪先も丁寧に洗ってください。

4. 親指は反対の手でねじるように洗い、手首も同様に洗います。

5. 最後に、流水で石けんと汚れを十分に流します。

6.この一連の手洗い作業を、最低でも20秒程度かけておこなうことが推奨されています。

 

正しいうがいの方法

1. 口に水を含み、15秒間、ほっぺを動かして、強めにブクブクとゆすぎ、はきだします。

2. 再度、水を含み、15秒間、上を向いてのどの奥まで「ガラガラ」とうがいし、はきだします。

3. もう一度、水を含み、15秒間、上を向いてのどの奥まで「ガラガラ」とうがいし、はきだします。

 

 

 

まとめ

 

今回のブログでは、冬に風邪をひきやすくなる理由として、以下のことを説明させていただきました。

冬の寒さによる体温の低下

乾燥した空気によるウイルスの生存環境

口や鼻の防御機能の低下

換気不足による室内ウイルス濃度の上昇

水分の摂取量の減少による体内乾燥

また、風邪を予防するための日常生活でのポイントとして、以下のことを紹介させていただきました。

十分な睡眠を取る

適切な水分の補給

バランスの良い食事による栄養の補給

体を温めるや保温を意識する

こまめな手洗いとうがい

風邪は日常生活に大きな支障をきたす可能性が高まるため、十分に予防されることをおすすめします。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。

もし、それでも風邪を引かないために体調を整えたい場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関に受診されることをおすすめします。

当院でも、風邪を防止するためにお体のメンテナンスをご希望の方にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

 

また、他に冬に起きるお体の不調への対策についてもブログを書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

冬の朝の散歩で起きる太もも裏の痛み、その原因と朝の散歩前にできる対策

冬の指先の冷えがスッキリ改善するための簡単にできるカイロを効果的な対処法

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

参考文献:厚生労働省「インフルエンザと風邪」

https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c05/09.html

厚着していても起こる冬の足の冷えの要因とデメリットを解消するための3つの運動方法

2024.12.03 | Category: ふくらはぎ,ふくらはぎの痛み,むくみ,予防,体操・ストレッチ,免疫,,冷え,冷え性,姿勢,日常生活の動作,生活習慣,睡眠,筋肉疲労,血流

 

皆さん、こんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

寒い季節になると、靴下やインナーを履いても、ふくらはぎから足先にかけての冷えが気になる方が増えてきます。

当院でも、先日、50代の専業主婦の方で、ふくらはぎから足先にかけての冷えについてのお悩みをお聞きしました。

お悩みの内容としては、家の中にいても足に冷えを感じ、寒くて体がゾクゾクして風邪をひいたのかと勘違いすることもあるそうです。

また、足の冷えから、夜、なかなか寝付けないことや、歩いていると足の感覚が鈍くて踏ん張れないとのことでした。

このように、冬になり寒くなってくることで起きる足の冷えは、日常生活にいろいろな支障を引き起こします。

そこで今回は、冬の寒さで起きる足の冷えについてとその対処法について紹介していきます。

このブログを最後まで読んでいただくことで、足の冷えが解消されて、快適な睡眠を取り戻し、日常生活をより活動的に過ごすことができます。

 

 

 

 

厚着をしても足先が冷える理由

厚着をすることで、寒さにより体の熱を奪われるのを軽減できます。

ただ、冬季は活動量が減少しがちで、これにより体のエネルギーを消費することで体から発熱する基礎代謝量が低下します。

そうすると体温が低くなり、特に、体の末端部分である足が冷えやすくなります。

厚着だけでは、基礎代謝の低下を補えないため、ふくらはぎから足先の冷えが生じます。

また、冬の活動量の低下は、筋肉の刺激の低下につながります。

筋肉の役割の一つに、筋肉が動くことで、血管をポンプのように押し出して、血流が促進されます。

血液自体が、37度ほどの温度を有しているので、血液が巡ることで、体を温める役割も果たしています。

冬の寒さで筋肉を動かす量が減ることで、血液の循環が悪化して、いくら厚着をしていても、体温が低下して体が冷える要因になる。

特に、体の末端である足の先は、水道ホースが水道の蛇口から離れるほど水圧が低下するように、血液の循環の悪化が顕著に現れる部分のため、足の先の部分は冷えを感じやすくなる。

足先への温かい血液の巡りが悪くなることで、体温の維持や調節機能が低下し、ふくらはぎから足先にかけて冷えを感じやすくなります。

 

 

 

 

足先が冷えることで起きる体への影響

足の冷えは単なる不快感にとどまらず、体全体にさまざまなデメリットをもたらします。

主な影響として以下のことがあげられます。

免疫力の低下

足の冷えは、血行の不良を引き起こし、免疫細胞の働きを妨げます。

血液の循環が悪くなると、免疫を担当する白血球が体内をうまく巡回できなくなります。

その結果、細菌やウイルスへの対応力が低下し、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなったり、病気からの回復が遅れたりする可能性があります。

代謝の減少

冷えによる血行の不良は基礎代謝の低下を招きます。

基礎代謝が落ちると、体温の維持が難しくなるだけでなく、エネルギー消費も減少します。

これにより、体重が増加しやすくなったり、血圧や血糖などの数値の上昇を引き起こしやすくなる可能性があります。

筋肉の硬直と痛み

足が冷えると、筋肉が硬直しやすくなります。

特に、ふくらはぎの筋肉は血液の循環を促す重要な役割を果たしているため、その機能が低下すると全身の血行にも影響します。

筋肉の硬直が起きると、痛みを抑える機能が低下するため、軽い刺激でも痛みとして感じやすくなり、日常生活の質を低下させる可能性があります。

睡眠の質の低下

夜に睡眠のモードに入るには、体温がいったん上がって、下がってくることで起こります。

足が冷えていると、就寝時に体が温まりにくく、睡眠モードに切り替わりにくくなり、寝つきが悪くなったり、睡眠の質が低下したりする可能性があります。

良質な睡眠は、心身の回復に不可欠であり、睡眠の質の低下は日中の疲労感や集中力の低下につながります。

 

 

 

 

ふくらはぎから足先にかけての冷えを解消するための運動法

ふくらはぎから足先にかけての冷えを解消するためには、ふくらはぎから足先を動かして筋肉を刺激し、血液の流れを良くする必要があります。

そのための運動の方法を、以下で紹介させていただきます。

 

かかとを上げ下げする運動

1.壁に向かって立ち、壁に手をつき、足を肩幅に開いて立ちます。

2.ゆっくりとかかとを床から持ち上げ、つま先立ちになります。

3.かかとを最大限まで上げたところで、3秒間、キープします。

4.3秒たった後、ゆっくりとかかとを下ろします(ドスンとかかと落とさないように注意してください)。

5.次に、かかとを地面にしっかりつけた状態で、両足のつま先を持ち上げ、3秒間、キープします。

6.3秒たった後、ゆっくりとつま先を下ろします

7.この一連の動作を、10回、繰り返しおこなってください。

 

足指をグー・パーする運動

1.イスに座り、かかとを地面につけ、足先を軽く上げた状態にします。

2,ゆっくりと、足の指の付け根から爪が見えなくなるまで足指を曲げて、「グー」をつくり、3秒間、キープします。

3.次に、足の指を大きく広げて、「パー」をつくり、3秒間、キープします。

4.この一連の動作を、10回、繰り返しおこなってください。

 

足首を回す運動

1.上むきで寝て、足をを伸ばし、足首の力を抜きます。

2.ゆっくりと足首を内側に、1回転に約8秒かけて、10回、まわします。

3.次に、ゆっくりと足首を外側に、1回転に約8秒かけて、10回、まわします。

以上のような運動を、13回、無理のない範囲でおこなってください。

 

 

 

 

まとめ

今回のブログでは、冬の寒くなる時期に、厚着をしても足の冷えが発症する要因として、以下が考えられることを説明しました。

・基礎代謝量の低下

・活動量の減少による血行の不良

・筋肉の動きの減少

そして、足の冷えることによる体に与える影響として、以下のことを提示させていただきました。

免疫力の低下

・代謝の減少

・筋肉の硬直と痛み

・睡眠の質の低下

また、足の冷え改善のための対処法として、以下を紹介させていただきました。

・かかとの上げ下げ運動

・足指のグーパー運動

・足首を回す運動

足の冷えは日常生活に大きな支障をきたす可能性があるため、早めのケアをおすすめします。

今回、紹介させていただいた方法が、皆さまの足の冷え改善のお役に立てれば幸いです。

もし、それでも足の冷えの症状が続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関への受診をおすすめします。

当院でも、今回のケースのような冬の足の冷えにも対応していますので、お気軽にご相談ください。

また、他に寒さによるお体の不調への対策のブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

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監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

参考文献:

日本静脈学会ガイドライン委員会. (2021). 下肢静脈瘤診療ガイドライン2021年改訂版https://www.js-phlebology.org/guideline/

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