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ストレス・自律神経障害 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 7の記事一覧
冬になって寒くなってくるとよくお聞きするお悩みが、「冷え性」です。
冷え性の中でも、「足先の冷え」に関しては、女性の方から、なかなか改善できないというお話をよくお聞きします。
足先が冷えると、ジンジンという痛みに近い感覚があり、足先の感覚が鈍くて歩きづらいとのこと。
そこで今回は、冬になって寒くなると足先が冷える理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただけることで、この冬に足先の冷えを解消できます。
日本人女性の2人に1人は「冷え性」だという調査報告がされています。以下で、「冷え性」とはどのようなものかを紹介させていただきます。
「冷え性」とは、
“通常の人は苦痛を感じない程度の温度環境下において、腰背部、手足の先、両下肢、片身、あるいは全身に異常な寒冷感を自覚し、この異常を一般的に年余にわたって持ち続ける病態を言う。多くの場合は、この異常に関する病識を有する。”
とされています。
もともと、冷え性であるところに、冬は冷えるという環境であるため、さらに冷え性が増していきます。
「冷え性」とは人間は、体の奥の体温が、22〜42度の範囲でしか生きられないとされています。
人は体の機能を自動調節する自律神経の働きによって、体温を一定に保とうとします。
心臓からでたときの血液は38度ぐらいの温度があり、それが体に巡ることで、体温が維持されます。
体が冷えて体温が下がってくると、体温を維持するために、血管を縮めて、皮膚の血流量が低下させ、血液から熱が放散しないようにシフトします。
また、それでも体温が上がらなければ、筋肉を震わせて、筋肉から熱を生産して体温を上げる機能があります。
寒いときに、体が震えるのは、体温を上げるための自動機能によるものなのです。
冷え性になると、筋肉や内臓の機能が低下するために、それに伴っていろいろな症状が伴います。
例えば、 肩こり、疲労、頭痛、便秘、気分の落ち込み、腰痛、めまい、ふらつき、貧血、慢性胃炎、生理の不順 などが冷え性によって発症する可能性が上がります。
足の指は、体の土台とも言える部分です。その役割としては、
・歩く、走る際に衝撃を吸収する
・立っているときに体を支える
・動くときに体のバランスをコントロールする
などといった日常生活で重要な役割を担います。
足先が冷え性によって、うまく稼働できないと、転けやすくなったり、兄をするにも体がブレて疲労しやすくなったり、姿勢がゆがんで腰や肩の痛みが起こりやすくなります。
血液は体温の他に、酸素や栄養を運び、生命活動には欠かせません。体温が下がってくると、まず命を守るために、内臓がある体の中心部に血液を優先的に集めます。
そうすると、心臓から遠い位置にある足先に血液が回ってこなくなります。
また、温かい血液が冷えないように血管を締めて、血液が流れる量を減らします。
足先の血管は細いため、血管が閉まることで、余計に冷え性が進みます。
前章で述べたように、足先に冷え性が続くと、体にさまざまな障害を起こして、日常生活に影響します。そこで足先の冷え性への対処法を以下で紹介させていただきます。
足先の裏や足の甲にカイロを貼ってもなかなか、足先が温まらないというお話をよくお聞きします。
足先の裏や足の甲を温める工夫はすごくいいケアです。
それにプラスして、足の内側のくるぶしにカイロを当てたり、サポーターやレッグウォーマーをかぶせて保温することをおこなってください。
内側のくるぶしに手をあてると、血液が流れる拍動を感じられます。
これは、太い血管が体の表面を通っている証拠です。心臓からでた際には、温かい血液でも、足先に来る頃には、血液の温度が低くなっています。
内くるぶしを温めることで、そこを通る血管に流れる血液を温めることで、足先に温かい血液を送ることができます。
また、東洋医学では、内くるぶしには「照海(しょうかい)」というツボがあります。
内くるぶしの一番高い部分から、親指の一本分の下のくぼみにあります。
このツボの効用の一つは、血行を良くすることです。
このように、内くるぶしを温めることで、足先の冷え性への改善が期待できます。
足先の血行をよくしようと、足先をもんでも反応が薄い際には、
「八風(はっぷう)」
というツボを刺激してください。
このツボの効用は、足先の冷えや高血圧の改善です。
ツボの位置は、足の親指から小指までの、指の付け根と指の付け根の間で、足の甲側にあります。
このツボは左右の足で、合計で8カ所あります。
刺激方法は、指の付け根と指の付け根の間を指ではさんで、気持がちいいぐらいの圧でつまんでください。
各ツボを10秒づつつまんでいってください。
冬場になると、温めてもすぐ足先が冷えてしまい、歩きにくい動きにくいというストレスを感じられる方が少なくありません。
今回、紹介させていただいたことが、解決するために、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
それでも足先の冷えがなかなか取れない場合は、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも、今回のようなお悩みに対しての施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他に冷えに関するブログを書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
暖かい部屋から、寒い外にでると、急に鼻水が出始めることはないですか?
この症状は、「寒暖差アレルギー」と呼ばれるものです。
寒暖差アレルギーがきっかけで大量にでる鼻水によって、体にいろいろな不調を起こしてしまいます。
また、コロナやインフルエンザがはやっているシーズンですので、鼻水が止まらないと、周囲に気を使います。
そこで今回は、寒暖差アレルギーによって鼻水がでる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、冬の寒さを感じるたびにでる鼻水による不快感を解消できます。
寒暖差アレルギーは、急激な気温の差によって自律神経が乱れておこる鼻炎の一種です。
自律神経は、人間が生活する環境に合わせて、体を自動的に調整してくれる神経です。
冬は、室内外の寒暖差が、特に激しい。
そのため、暖かい部屋から寒い外に出たとき、体を暖かい環境に合わせるべきか、寒い環境に合わせるべきか、自律神経が混乱してしてしまいます。
そうして寒暖差アレルギーが発症してしまいます。
寒暖差アレルギーには次のような症状があります。
・鼻づまり・透明の鼻水・くしゃみ・頭痛・けん怠感・かゆみ・ノドの痛み・不眠
寒暖差アレルギーは、風邪や鼻炎と似たような症状もありますが、違いとしては、
風邪:発熱 濁った鼻水
花粉症:目のかゆみ 目の充血
といった特徴的な症状が、風邪や花粉症の場合には出ますが、寒暖差アレルギーでは見られません。
寒暖差アレルギーによって、大量の鼻水がでます。
鼻をかむだけでは対処できない場合は、鼻水がノドにながれこみます。
そうすると、「後鼻漏(こうびろう)」という症状を発症する場合があります。
「後鼻漏(こうびろう)」とは、大量に流れ込む鼻水によって、ノドの神経を刺激して、・ノドの痛み・ノドの違和感・せき・口臭の異常 などといった症状を引き起こします。
これによって、不快感が増し、日常生活を過ごす際に支障をきたします。
寒暖差アレルギーの症状は、気温差がない環境や季節になると、自律神経の乱れが落ち着いて、自然と解消されていきます。
しかし、冬という季節は、少なくとも3か月はあります。
その期間、寒暖差アレルギーを繰り返すということは、自律神経も乱れるということです。
そうなると、体の自動調節機能が乱れるということなので、体が不調におちいりやすくなります。
寒暖差を感じるたびにでるので、根本治療は難しい症状ですが、体調を保つためにも、発症するたびに対処が必要です。
その対処の方法を、以下で紹介させていただきます。
寒暖差によって自律神経が刺激されることによってアレルギーがおこります。
ですので、寒暖差による刺激を体に入れないように工夫が必要です。
寒暖差の刺激を受けやすい部位は、首や鼻ですので、マスクやマフラーで守ってください。
また、寒暖差アレルギーは下半身を温めることで、緩和されるという研究報告がされています。
レッグウオーマーやタイツ、腰やお尻にカイロなどをして、下半身を温める、または保温するようにしてください。
寒暖差アレルギーでは、透明な鼻水がでます。
透明な鼻水が出る場合は、自律神経は副交感神経のモードになっている可能性が高いです。
自律神経は交感神経と副交感神経に分かれており、その働きもそれぞれが違います。
自律神経について詳しくは、以下のブログでも書いておりますので参考にしてください。
副交感神経が優位のモードとなっているので、それを抑制する必要があります。
爪の指の根本は「井穴(せいけつ)」と呼ばれる自律神経に関わりが深いツボがあります。
親指、人差し指、中指、薬指、小指のうちの、副交感神経を抑制するのは、薬指の井穴のみです。
ですので、下の写真のように、薬指の爪を、他の指ではさんで揉んでください。
鼻水や鼻づまりには、「迎香(げいこう)」というツボが効果的です。
ツボの場所は、小鼻が最も出っ張ったところから少し外側で、ほうれい線の中にあります。
敏感なツボですので、静かにゆっくり押してください。
寒暖差アレルギーによって、日常生活に支障をきたす場合は、迅速に症状を抑える必要があります。
市販薬では症状と合致しない場合がありますので、耳鼻咽喉科や内科を受診して、適切な薬を処方してもらってください。
寒暖差アレルギーによって、呼吸が邪魔されると、体に酸素が取り込む量が減ります。
そうなると、体はエネルギーが作れず、疲労や免疫低下、低体温を引き起こします。
ですので、寒暖差アレルギーには、こまめに対処療法をする必要があります。
今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
もし、それでも解消されない場合は、お近くの治療院で治療を受けられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対しての施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
自律神経の不調に対しての対策のブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
歩いていると、いつもより体が左右に揺れていることに、ふと気がつくことはないですか?
それは、体がゆがんいるためかもしれません。
実際に、当院でも、初詣にでかけたときに、歩いているといつもより体が揺れていて、やたら疲れたと訴えられた70歳代の女性の方がおられました。
歩く際に体のゆがみからくる体のブレは、エネルギーの消費が激しくなり、疲れやすい体となってしまいます。
そこで今回は、体がゆがんでしまう理由とその対処法を紹介させていただきます。このブログを読んでいただくことで、体が整い疲れにくくなります。
日常生活の中で、体がゆがむ理由はいろいろあります。以下で要因をあげていきます。
デスクワークや調理するなど、長時間、同じ姿勢で保ったり、一定の体の部分に負荷のかかる不適切な姿勢をすることで、体にゆがみを引き起こします。
運動の不足が続くと、筋肉が弱くなったり硬くなったりして、姿勢の維持ができず、体がゆがんでいきます。
買い物や仕事などで、長時間、もしくは不適切な状態で、重い荷物を持ち上げたち、運んだりすると、体の一部に集中的に負担をかけて、体にゆがみを引き起こします。
日常生活でのストレスは、無意識に緊張した状態となる。
そうした時間が長くなると、血流が悪くなったり筋肉が硬くなることで、体がゆがんでいきます。
食生活や睡眠の乱れは、体の回復が低下して、体に疲れが残ることで活動する際にバランスが崩れて、体にゆがみを引き起こします。
ケガや手術で体に傷が入った場合、どの部分の動きが悪くなり、体にゆがみが生じます。
このように、先天的な骨の変形は除外して、今回紹介した歩く際に体の揺れを感じるようになったことのように、以前にはなかった体の違和感は、日常生活のさまざまな要因が体にゆがみを引き起こします。
人間の体は、よく家に例えられます。
家の中の構造と体の対比としては、
・柱は骨
・壁は筋肉
・水道管は血管
・電気線は神経
といった感じです。
家がまっすぐに立っている時には、家に負荷がかからず、長年、快適に住めます。
しかし、家の柱がゆがむと、壁が崩れて、水道管が曲がり、電気線が圧迫されて、家のあちこちで故障や壊れがでてきます。
これと同じで、人間の体もゆがむことで、骨や筋肉・血管・神経に負荷がかかります。
そうなると、内臓の機能や代謝・体温が低下して、肩こりや腰痛、冷え、むくみ、肥満、疲労など、さまざまなを引き起こします。
家事や仕事などをおこなう際には、その作業特有の動作があるため、どうしても多かれ少なかれ、体はゆがみます。
それが、体に不調を引き起こすほどのゆがみにならないように、ケアするための方法を以下で紹介させていただきます。
最初に顔を上に向けて寝て、手足をのばして、大きく背伸びをします。
その後、手足の4本を均等に伸ばすだけではなくて、
・右足と右足の伸ばす
・左足と左手を伸ばす
・右手と左足を伸ばす
・左手と右足を伸ばす
というパターンでも伸ばしてください。
いろいろなパターンをすることで、気持ちよく伸ばせるパターンと違和感のあるパターンを感じるかと思います。
この時に見つけた、気持ちよく伸ばせるパターンを主におこなってください。
こうすることで、全身のゆがみを調整することができます。
立てたひざをゆっくりと左右に倒してみてください。
このとき、右も左もどちらも気持ちよくひざが倒れてくれれば大丈夫です。
もし、どちらかの方向に違和感を感じれば、無理はなく倒しやすい方向に倒しておいて、ゆっくりと深呼吸をしてください。
そうすることで背中や腰周辺のゆがみが調整できます。
上向きでリラックス状態で顔を上にして寝て、足首を、
・伸ばす
・そらす
・外側に倒す
・内側に倒す
・右に倒す
・左に倒す
といった感じで足首を動かしてください。
そうすることで、下半身のゆがみを調整することができます。
「体のゆがみ」というワードはよく聞くけど、自分がどのような状態かはなかなか把握しづらいものです。
仕事や家事などをしながら日常生活を送っていると、体はどうしてもゆがみます。
それが限界に達すると、ぎっくり腰や五十肩、高血圧や頭痛など、生活に支障をきたす症状を引き起こします。
今回、体のゆがみについて紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
もしそれでも、体のゆがみが解消されないようでしたら、お近くの治療院で体のゆがみへの治療を受けられることをお勧めします。
当院でも、今回のお悩みに対しての施術をおこなっておりますのでご相談ください。
生活習慣での体の使い方についてのブログも書いておりますので、そちらも参考んしていただけると幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
特に腰へ負担がかかるようなことをした覚えがないのに腰が痛くなるようなことはないですか?
先日も、腰が痛くて仕事へのやる気がでてこないという50歳代女性の方がご来院されました。
きっかけを聞いても、思い当たることはないということでした。
治療後に、ちょっとした近況のお話をきっかけに、最近、イライラする出来事が頻発してて、そういえば、その後に腰が痛くなったような気がするという発症したタイミングが聞けました。
つまり、ストレスが積み重なって、腰痛が起きるきかけとなったということです。
実は、こういった原因が不明の腰痛の約90パーセントは、
「心因性腰痛」
と呼ばれるストレスによって引き起こされる腰痛の可能性があります。
そこで今回は、この心因性腰痛が発症するメカニズムとその対処法について紹介さえていただきます。
このブログを読んでいただけることで、日々の生活で受けるストレスによって腰が痛くなることを解消できます。
人間は、ストレスがたまると、自律神経が乱れて体調の不良を引き起こし、その一つに心因性腰痛があります。
まず、自律神経は、自分の意志とは関係なく、体の機能を自動的に調整する神経のことです。
例えば、呼吸や消化、体温調節などの生命を維持する機能を管理してくれる神経です。
自律神経には、2つの分化した神経があります。
自律神経が、体の中や周りの状況から情報を受け取ることで、一つは、体の機能を活発にする「交感神経」です。
もう一つは、回復やリラックスの機能をすすめる「副交感神経」の二つです。
この二つの神経が日常生活でバランスよく働くことで、体へ健康を維持できます。
それぞれの働きは、以下のイラストで記したように分かれています。
では、ストレスがかかると。自律神経にどう影響するのでしょうか?
それは、人間が何らかのストレスを受けると、危機的状況と判断して、体を守るために、体を活動的にさせる「交感神経」が活発に働きます。
そして、このストレス状態が、長時間、続くと、交感神経も働き続けます。
交感神経は、血管を縮める機能があり、血流を悪くします。
また、副交感神経が活動する比率が減るために、体が回復モードとならない。
このように、ストレスは、自律神経のバランスを崩してしまいます。
人間が二足歩行に進化したことで、その姿勢を維持するためには、体全体の中でも特に、腰からお尻の筋肉に負荷がかかります。
ストレスによって、交感神経が活動して、血管が縮まり血流が悪くなると、日常生活で特に負荷がかかる腰やお尻への血流が不足します。
そうすると、腰やお尻が活動するためのエネルギーや老廃物の回収ができなくなります。
結果、腰やお尻の筋肉が固くなり、腰痛を引き起こしてしまいます。
ですので、レントゲンやMRIで検査をしても、画像では異常を認めず、原因が不明の腰痛と判断されます。
ストレスは毎日蛇口からポタポタと流れる水のようなものです。
コップからストレスという水があふれたときに、今回のような腰の痛みという形で発症します。
まずは、「ストレスは自然に消滅するものではない」ということです。
今回のようにストレスが原因で起こる腰痛は、ストレスの度合いが、限界であるという危険信号です。
自分では知らず知らずのうちにためこんだストレスが、腰痛という形で発信されます。
しかも、ストレスがたまると何度でも腰痛が発症します。
ですので、 腰痛を我慢したり後回しにせず、危険信号だと受け止め、ストレスによって乱れた自律神経を整えることをおすすめします。
以下で、自律神経を整える方法を紹介させていただきます。
朝、ギリまで寝て、起きてすぐに仕事や学校に行くために、急にバタバタ動くことで、体にストレスが高まり、自律神経が乱れます。
寝ているときは回復モードである副交感神経が優位ですので、起きて仕事や学校で活動するために交感神経が優位になるように切り替えるための時間を取ってください。
そのために、今より30分前に起床を目指すことをおすすめします。
寝ているときは、汗をかきます。
朝、起きたときに、ノドがそれほど渇いていなくても、体は脱水状態です。
体に水分が足らない状態も、無意識下でストレスを感じます。
ですので、朝起きたら、水をコップで一杯分飲んでください。
飲むときのルールとしては、胃腸にストレスを与えないように、白湯か常温の水を、一気に飲むのではなく、ゆっくり飲んでください。
ストレスによって高まった交感神経を鎮めるには、適切な温度の湯船につかることが有効です。
39度から41度ぐらいの湯船に、首まで、できれば5分ほどつかってください。
そうすることで、体温も上がり、血流が良くなり、神経とともに筋肉も緩まり、腰痛が軽減します。
睡眠中は、副交感神経が優位になることで回復モードになる。
ストレスによって交感神経が優位にまま睡眠を取ると、睡眠の質が下がり体が回復でせず腰痛を引き起こします。
睡眠お質を上げるためには、先ほども紹介した湯船につかり、体温を上げることが必要です。
いったんあげた体温が下がってくる過程で寝ることで、質のいい睡眠モードになる。
また、夕食は寝る3時間前に済まし、スマホやパソコンは寝る30分前にはひかえるようにすることで、睡眠の質は上がります。
運動すると、ストレスを解消するためのホルモンが分泌されます。
運動といっても、息が切れるほどのがっつりとスポーツまでしなくても大丈夫です。
ラジオ体操程度で体を動かすことを、隙間時間におこなってみてください。
自律神経はコントロールできないと説明させていただきましたが、唯一の例外が呼吸です。呼吸をゆっくりすることで、副交感神経が高まり、交感神経を落ち着かせます。
自律神経を整える深呼吸の方法としては、3〜4秒かけて鼻から息を吸って、ゆっくりと6〜8秒かけて口から息をはいてください。
爪の根本の部分には、「井穴(せいけつ)」と呼ばれる自律神経の調整に関するツボがあります。
交感神経の活動を抑えるためには、親指・人差し指・中指・小指の井穴(せいけつ)を写真のように、爪の横から指ではさんで刺激をしてください。
薬指の井穴(せいけつ)は、副交感神経の活動を抑えるので、今回のようなストレスが原因の腰痛の際には、刺激するのは避けてください。
統計では、日本においては4人に1人は腰痛を感じていると報告されています。
腰痛のパターンもいろいろとありますが、検査しても原因がよくわからない腰痛は、ストレスによるものの可能性があります。
その対処の方法として、今回、ブログで紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
もし、心因性の腰痛がそれでも解消しないようでしたら、お近くの治療院で、自律神経を整えるための治療を受けていただくことをおすすめします。
当院でも、今回のようなお困りの事象に対しての施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。また、他のブログでも腰痛への対策を書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
年末年始の長期の休暇が終わり、いよいよ新たな気持ちで、仕事や学校が始まっていきます。
しかし、休みが長かったせいもあり、なかなか心身ともに、やるべきことに取りかかるエンジンがかかりにくいと思われる方も多いのではないでしょうか?
年末年始の休みが明けたときの仕事や学業が始まる際に、約70パーセントの方が、体に不調を感じているという調査結果がでています。
また、体が感じる症状を調査したところ、
・けん怠感
・疲労
・やる気の低下
・眠気
などがあげられています。
そこで今回は、年末年始の休みが明けたときに、このような症状がでる理由と、これから一年、いいスタートダッシュをするために、心身の状態を上げるための方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、年初めにスムーズに仕事に入れます。
年末年始で長く仕事や学校がお休みになると、次の日のことを気にしなくてもいいこともあり、夜更かしや食事の時間など生活習慣が乱れやすくなります。
それまで1年間過ごしてきた1日の過ごし方が急に変わることで、
「自律神経」
が乱れます。
「自律神経」が乱れることで、体を活動するモードにするのか、リラックスするモードにするのか、体が混乱して、休みが明けたときの不調へとつながります。
そもそも「自律神経」とは、私たちの意志と関係なく、24時間休みなく体を機能を維持するために働いてくれる神経です。
例えば、
・心臓を動かして血液を全身に巡らす
・呼吸をする
・食べ物を消化して吸収する
・暑いときには体温を下げるために汗をかく
・寒いときには体温を上げるために体をふるわす
といった感じで、自動で自分ではコントロールができない働きを行います。
自律神経には、交感神経と副交感神経と別れます。
交感神経は体を活動させるためのアクセルの働きをして、副交感神経は体をリラックスさせるためのブレーキの働きをします。
交感神経と副交感神経が互いにバランスよく働くことで、体の健康は保たれます。
この交感神経と副交感神経のバランスが年末年始の休みで、生活習慣が普段の状態に比べて、乱れることでバランスを崩して、年始の仕事や学校の始まりで体に不調が出るのです。
年末年始の生活習慣が乱れる代表的なものが、睡眠時間と食事です。
以下で、睡眠時間と食事が年末年始で乱れることで、なぜ自律神経が乱れるのかを紹介していきます。
朝になると目が覚めて、夜になると眠くなるというサイクルは、体に備わった「体内時計」によって管理されています。
「体内時計」は、自律神経との関わりが深く、日中は活動するために交感神経が優位になり、夜はリラックスするために副交感神経が優位になります。
しかし、年末年始で、夜更かしをしたり、朝寝坊したりしたりすると、自律神経の切り替えが乱れます。
そうすると、朝になってもスッキリ起きられない、夜になっても寝つきが悪くなり、体に不調があらわれます。
また、人間の体内時計は、25時間です。
地球の自転は24時間であるため、規則正しい生活をすることで、1時間のズレを修正できます。
しかし、不規則な生活を続けると、ズレがどんどん大きくなり、自律神経がますます乱れる悪循環にハマってしまうのです。
食事をすると、自律神経が働き、胃腸で消化や吸収が自動的におこなわれます。
自律神経を正常に働かして、胃や腸といった消化器を正常に動かすためには、食事のタイミングや回数が重要になります。
ベストは、朝昼晩の1日3回の食事を決まった時間にとって、胃腸に刺激を加えることで、自律神経が働きます。
年末年始の休み中、朝の起床や眠る時間が不規則になるということは、食事をとる時間や回数も、必然的に不規則になります。
そうすると、自律神経の動きが乱れて、胃腸での消化や吸収が不良になり、体を活動するためのエネルギーがうまく作れなくなります。
その結果、年始にいざ仕事や学業を始めようと思ったときに、けん怠感や疲労などが引き起こされるのです。
年末年始は楽しみや気が緩むことが多いので、なかなか普段通りの規則正しい生活は送るのが難しいかもしれません。
ですので、仕事や学校が始まってから、なるべく早く自律神経が正常に動くようにするための方法を以下で紹介させていただきます。
朝、起きてからバタバタ過ごすことで、自律神経の切り替えがスムーズにできすに、その日を台無しにしてしまいます。
1日の流れをつけるためにも気をつけるべきことは、
・早く起きて仕事や学校に行くまでの時間に余裕も持つる
・起きたら背伸びをしたり足踏みをして体に刺激を入れる
・太陽の光を浴びて体内時計をリセットする
・コップに1杯でいいので常温の水か白湯を飲んで、胃腸に刺激を入れる
など、朝の起床したときの行動で、不規則な睡眠時間によって乱れた自律神経を整えることができます。
食事の回数や時間が乱れることで、胃腸に適度な刺激が入らず、自律神経が乱れます。
胃腸への自律神経が整う良い刺激のいれ方ですが、
・食事の間隔は5から6時間は空ける
・水分はしかっりこまめにとる
・食事の食べる量の比率は、朝は4・昼は3・晩は3の割合で摂取する
・夕食は21時までの終わらす
・よくかんで腹6から8分目の食事量にする
など、食事を規則正しくとることで、自然と自律神経が整い、体を活動するためのエネルギーを効率的に作り出します。
年末年始のお休みは、ついつい羽目を外してしまいがちです。
この時ぐらいは羽目を外してもいいと思いますが、休みが明けたときに、仕事や学業をスムーズにおこなうため、リカバーするための行動が必要です。
今回、ブログで紹介させていただいたことが皆様の年明けにスタートダッシュをするための助けになれば幸いです。
それでもなかなか、年明けに体が思うように動けないようでしたら、自律神経を整えるための治療をお近くの病院や治療院で受けることをおすすめします。
当院でも、今回のようなお悩みの方に対しての施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他に自律神経の不調に対してのブログを書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広