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ストレス・自律神経障害 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 8の記事一覧
冬によくあるお体の不調の一つが「頭痛」です。
冬に入ったときに頭痛がでると、まずは風邪やインフルエンザなど感染症ではないかと思って、熱をはかったり、病院で検査を受けにいかれるかもしれません。
検査の結果、感染症でなかったら、その頭痛はもしかしたら、冬の天気による頭痛の可能性があります。
そこで今回は、冬の天気によって、なぜ頭痛がでやすいのか?
その理由と対処法を紹介させていただきます。このブログを読んでいただくことで、冬場の頭痛を解決できます。
冬に頭痛を引きお起こすのは、
「高気圧」
「気温の低下」
によるものです。寒さや気圧が体にどのように影響を与え、頭痛を引き起こすのかを以下で説明を行います。
自律神経は、体の自動で調整してくれる神経です。
自律神経には、体を活動させる働きを促進する交感神経と、体を回復させることを促進させる副交感神経があります。
そして、血液の流れや体温の調整も自律神経が行ってくれます。
冬の寒いときの自律神経の働きの一つとして、交感神経が寒さから体を守ろうとして優位となる。
寒さを感じると交感神経は、血管を縮めて体温が血液の流れる量を制限して、体表を流れる血液の温度が下がりにくくする、つまり、体温が下がらないようにしてくれます。
しかし、そうした交感神経の反応で、頭の血管が縮まると、脳に流れる血液の量が減ることで、脳への栄養や酸素が不足します。
脳を動かすエネルギーである栄養や酸素が不足すると、体の司令塔である脳が働けず、生命の危機につながるため、危険であるサインを体に「頭痛」という形で知らせます。
この頭痛を引き起こすメカニズムから、冬は寒冷なため、頭痛を極めて引き起こしやすい季節であると言えます。
冷たい冬場は高気圧になりやすい。
高気圧とは、酸素の量が多く、空気が重たい状態になる。
重たい空気が体にのしかかると、体をしめ付ける状態になる。
そうすると、血管もしめ付けられ、血液の流れが悪くなります。
特に脳は体の全ての血液量の20パーセントが流れないと働けません。
脳に血液量が不足すると、こちらも自律神経が頭痛を起こすメカニズムと同様に、危険であるサインを体に「頭痛」という形で知らせます。
この頭痛を引き起こすメカニズムも、高気圧となる冬の季節のため、頭痛を極めて引き起こしやすい季節であると言えます。
耳のは気圧の変化を感じるセンサーがあります。
それは耳の中のリンパの流れで作用します。冬の寒さで耳の周りの血管が縮むと、耳の中のリンパの流れも悪くなります。
結果、耳にある気圧のセンサーが過敏に働き、それが脳へ刺激を送り、頭痛を引き起こします。
冬の寒さで血管が縮み、脳卒中や心筋梗塞で倒れる人が多くなります。
頭痛はそんな命に関わる病気がでる前におきる症状の一つです。
2021年の「頭痛のガイドライン」によると、以下の特徴が、検査が必要な頭痛のサインとされます。
突然、発症した非常に激しい頭痛は、重篤な原因が隠れている可能性があり、検査が必要とされます。
頭痛に加えて視覚の障害や、言語の障害、けいれんなどの神経の症状があられた場合は、詳細な検査が必要です。
普段の日常生活ではおきていない、頭痛が続く場合は、詳細な検査を受ける必要があります。
40歳以上の方で、今まで経験したことのない頭痛が発生した場合は、検査を受ける必要があります。
これらの特徴が見られる場合、MRIやCTスキャンなどの画像検査や血液検査など、精密な検査を受けられることをおすすめします。
起こった頭痛が、命に関わるものかそうでないかの判断に迷ったときは、まずはお近くの病院にかかり、医師の判断を仰いでください。
冬におきた頭痛が、風邪やインフルエンザといった感染症でもなく、命に関わる病気でもない場合、冬の天気によって引き起こされている可能性があります。ですので、その対策法を紹介させていただきます。
冬の寒い環境では、適切な防寒の対策が重要です。
帽子やマフラーを利用して、頭や首を保温し、体温を維持することで、血管が縮むことを軽減し、頭痛の発生を抑えることができます。
体を温めることは、頭痛の緩和に効果的です。
温かいお風呂やホットパックを利用して、頭部や首筋を温め、筋肉の緊張を和らげ、血流を良くすることで頭痛を緩和する効果があります。
規則正しい生活習慣をおくることも頭痛の管理に有益です。
その中でも最も重要なのは。十分な睡眠を確保することです。
睡眠が十分に取れることで、体の回復機能は上がりますし、気圧の変化にも体が対応しやすくなります。
結果、頭痛の発生を抑えることができます。
冬の寒さで耳の周りの血管が縮むことで、耳の中のリンパの流れも悪くなり、耳にある気圧のセンサーが過敏となり、頭痛を引き起こします。
ですので、耳の周辺の血液の循環を良くすることで、耳にある気圧のセンサーの過敏性を抑えて、頭痛を防ぐことができます。
その方法は、耳を軽く前後左右上下と引っ張り、刺激を入れることです。気がついたときで結構なので、頭痛が起こっていないときでも耳を触っておいてください。
交通事故やスポーツで首を痛めたことの経験がある方は、特に冬の寒さで頭痛を引き起こしてしまう方が多いです。
今年は暖冬ということでしたが、予想に反してしっかり寒く冬の天気になっています。
この冬の天気によって引き起こされる頭痛に対して、今回のブログが皆様のお役に立てれば幸いです。
それでも頭痛がでる場合は、お近くの治療院で体を整えて、血流を良くして、冬の天気に対応していくことをおすすめします。
当院でも、冬の天気でおこる頭痛への施術もおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
頭痛についてのその他のブログも参考にしてください。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
5月に入り、すごしやすい季節になってきました。
しかしこの時期は、特に思い当たることがないのに、疲労が取れない、眠りにくいなど、いわゆる“五月病”と呼ばれる体の不調を訴える方が多くなります。
統計でも、ゴールデンウィーク後に53%の方が「五月病かも」と感じていると報告されています。
そういう季節ではありますが、患者様からお話を伺っていると、例年に比べて、五月病と思われるの症状を訴える方が多いように感じます。
昨年と何が違うのかと考えてみると、
「コロナ規制が緩和ことからくる生活習慣の変化」
が理由としてあげられるのではないでしょうか。
3年ほど続いた自粛生活が、一気に解放されたことは喜ばしいことです。
ですが、自分では気づかないところで、その変化に心身がついていけていないように感じます。
そういったことから今回は、五月病から抜け出すための5つの方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただけることで、この季節におこる体の不調を整えることができます。
“五月病”を引きおこす根本は、「自律神経の不調」です。
自律神経は、体を活発に動かしたり、疲労を回復させたり、自動的に体を調整してくれる大切な働きをしてくれます。
その自律神経を不調にさせるのは、実は「生活習慣」によるものです。
自律神経に影響する生活習慣を大きく分類すると、
「姿勢」「運動」「食事」「睡眠」「考え方」
の5つに分けられます。
姿勢は、血流、筋肉、内臓の状態に深くに関わってきます。
ですので、姿勢が悪いことで、血流、筋肉、内臓を調整している自律神経に負荷をかけ続けてしまいます。
人間は動かない状態が続くと体の内・外の筋肉が弱ります。筋肉が弱ると、自律神経への刺激が少なくなり、働きが悪くなります。
食べ物は体に取り込み、消化・吸収・排出を調整しているのは自律神経です。食事の過不足が激しいと、その調整で自律神経が疲労します。
自律神経は、起きてるときは活動モード、寝ているときはリラックスモードとなり体を調整します。
睡眠の質が悪いと、活動モードのスイッチが入りっぱなしとなり、自律神経の切り替えが不調になります。
ストレスを感じると対処するために、自律神経が緊張モードになる。
その状態は、長く続くと体が疲弊してしまいますので、自律神経をリラックスモードにして体を回復させる必要があります。
ストレスを感じる考え方を続けてしまうと、自律神経の緊張モードが続きます。
そうすると、緊張モードをオフにして、回復モードをオンにすることがうまくできなくなり、自律神経のバランスも崩れてしまいます。
先に述べた、自律神経の不調を引きおこす5つの生活習慣に対する対処法を紹介していきます。とてもシンプルで簡単なので、ぜひやってみてください。
お仕事や勉強をしていると、姿勢を常に正し状態でいるのは難しいと思います。
ですから、気がついたときでいいので、楽に立ち上がって、
「胸をはりすぎず、背中をそりすぎず、おなかを背中とくっつけるイメージでおなかを凹ませる」
ようにすれば背筋がすっと伸びて理想的な姿勢となる。
手軽におこなえて自律神経に有効な運動は、ウォーキングです。
ウォーキングをするときのポイントとしては、一定のリズムで歩くことを意識しておこなってください。
その刺激が自律神経に伝わることで、いい影響を与えます。
なかなか運動するための時間が取れない方でも、仕事の行き帰りや買い物などで、歩く機会があると思います。
そのときに、一定のリズムを意識して歩いてみてください。
食事は、朝食4:昼食2:夕食4の割合で、1日3食とってください。
血糖値を急激に上げる食事は、自律神経に負担をかけます。特に、炭水化物のとり方に注意が必要です。
炭水化物をガッツリとると血糖値が急上昇し、それを調整する自律神経に負担をかけます。
自律神経に負担をかけない炭水化物の食べ方は、炭水化物をメインにした食事を、朝・昼・夕食のうち1食にして、それ以外の2食は、お茶碗に軽く1杯分(150g)にする。
炭水化物を軽めにしたときは、大豆や鶏肉などタンパク質が豊富な食材のものを増やしてください。
寝る1時間前にすごし方が重要になります。
まず入浴はシャワーですまさずに、湯船につかること。
お湯の温度は、自分の体温+4℃が適温になります。
入浴によって体温が上がり、1時間ぐらいかけて下がります。
その体温が下がっているときに入眠すると、質のいい睡眠が取れます。
そして、入浴後から寝るまでの1時間は、スマートフォンを触らないようにする。
入浴すると、自律神経は睡眠に適したリラックスモードに入ります。
しかし、スマートフォンを見ると、スマートフォンからでるブルーライトが脳を刺激して、自律神経が活動モードとなり、睡眠の質を下げてしまいます。
自律神経がリラックスモードで入眠できるように過ごしてみてください。
ストレスによって自律神経は乱れやすくなります。
ストレスをためやすい考え方として、「完璧主義の考え方」と「ネガティブな考え方」の2パターンに分けられます。
完璧主義は、ミスすることは許されないと、自分を追い込んでしまいがちです。
対処法としては、曖昧を許すという気持ちを持つことです。
世の中のほとんどは曖昧なことなので、許して受け入れるということができれば、完璧でないことへのストレスの負担は大きく減らすことができます。
ネガティブ思考となると、良いことが見えなくなり、悪いことばかりが見えてしまう状態に陥ることです。
対処法としては、全体を客観的に捉えることです。
一度、起きたよくない出来事を、今回はたまたま起きてしまったことだ、いつもではないと考えて、冷静に客観的に見るようにする。
そうするとネガティブ思考パターンによるストレスを減らすことができます。
コロナによる制限が緩和されて、自由に外出したり友人と会話したりと、できることも多くなりました。
嬉しい反面、マスクを外して生活する一つとってもまだ戸惑いがあるように、コロナ様式と呼ばれた生活習慣からの変化はストレスを伴います。
コロナの規制緩和が、ちょうど体の不調が出やすい5月ということも重なって、今年は特に“五月病”を感じやすくなっています。
今年もまだ半年もありますので、ここでしっかり立て直して下半期を健やかに過ごせるように、今回、紹介させていただいたことが皆様のお役に立てれば幸いです。
また当院のブログで、自律神経の不調に対するケア方法も紹介しています。
リンクを貼り付けておきますので、併せてご参考にしてください。
https://sekkotsushinkyu-jingyu.com/post/post-category/%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%ac%e3%82%b9
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
50歳女性の方が来院されて、
「仕事がしんどくて、胃が痛くて」
「ものがあんまり食べれないの」
「だから、うどんばっかり食べてる」
というお悩みをお聞きしました。
今回ご相談いただいたような仕事のストレスから胃が痛くて食欲がなくなってしまうことはないですか?
そこで今回は、そうなった理由、対処法などを紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、ストレスによる胃の痛みからくる食欲低下を解決することができます。
胃腸を動かし、胃酸から保護する粘液を出す働きは、「副交感神経」という自律神経が自動的に行います。
この「副交感神経」は、体をリラックスしたり回復するための働きをします。
それとは反対に、体を動かしたり、ストレスから体を守る働きをするのが、もう一つの自律神経「交感神経」です。
「交感神経」が働いているときは、胃腸の働きはストップします。
ストレスを感じ、交感神経が働きすぎていると、胃のなかを守る粘液がだせず、胃酸で胃の中を痛めてしまいます。
また胃が動いていない状態で食べ物を食べると、食べ物が分解されにくくなり、胃もたれや食欲不振となりがちです。
そういった状態で、さらに消化されにくい炭水化物を食べてしまうと、より胃に負荷をかけて痛みを出してしまいます。
胃腸で消化されにくい食べ物成分は、脂身の多いお肉や揚げ物などの脂肪や、お米やパン、うどんなどの炭水化物などです。
これらの食べ物は、食べると腹持ちがいいのですが、腹持ちがいいということは逆に言えば消化されづらいということです。
今回の患者様は、食欲がないのでうどんばかり食べていたということでした。
確かにうどんやそうめんといったものは、喉越しが良くて食べやすいように感じます。
しかし、うどんやそうめんの原料である小麦は、水と合体すると「グルテン」という粘着質の強い物質に変わります。
粘着質の強い「グルテン」が、胃腸に入ると、胃腸の粘膜にへばりついてしまい、消化がされにくく胃腸に負担をかけます。
最近では、「グルテンフリー」という言葉が出るぐらい、小麦を避ける食事が推奨されています。
胃腸は脳との関連性が強いため、胃腸に負担をかけることが、体全体の調子を落としてしまうからです。
ストレスによる胃腸の調子が悪い時に行うことは、
胃腸の状態があるいときに避けるべき食べ物は、高い脂肪分が含まれる天ぷらや脂身の多いお肉、炭水化物のお米やうどん、パンといった小麦が含まれる食品です。
それに対して、消化の良い食べ物は、タンパク質です。
炭水化物が消化に5時間ほどかかるに対して、タンパク質は3時間ほどで消化されます。
赤みのお肉や魚、豆腐や納豆といった大豆製品などタンパク質を中心にとることで、胃腸の負担を減らすことができます。
胃腸の調子が悪い時は、あえて食べない時間を作るという手段もあります。
人間の体は、半年で細胞のほとんどが入れ替わります。その中でも、胃腸の中の細胞の入れ替わりが一番早く、1〜2日で入れ替わります。
胃腸に食物を12時間から16時間ぐらい入れるのを避けると、胃腸の動きを徐々に取り戻すという研究結果が出ています。
16時間というと長い気がしますが、睡眠時間を利用するとやりやすいです。
夜寝て、朝食を抜き、昼ごはんを消化の良いものを食べるといった生活を2〜3日続けるという手段も有効です。
ただし、食事はしなくても、「水分」はしっかり摂ってください。
水分を取らないと、体のエネルギーがうまく働きません。
できれば水分は、常温か温かいものを選択してください。
胃腸が痛い時は、ホットマットや湯たんぽ、カイロをお腹に当ててみてください。
そうすることで、体がリラックスして副交感神経が働きやすくなり、胃腸が働き始めます。
当てる体勢は、お腹の緊張が緩みやすい、膝を立てて上向で寝ることをお勧めします。
生活習慣を変えても胃腸の痛みが取れない場合は、胃腸を動かす自律神経の働きの調節が必要となります。
自律神経と背骨は非常に関係性が深いです。
背骨が歪むと、自律神経の働きもうまくいかなくなることが多いです。
ですので、お近くの専門の治療院で、体の歪みを調整してもらうことをお勧めします。
当院もこのストレスによる胃の不調に対しての治療を行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。
当院で治療を受けていただき、体を整えることで、胃の痛みを緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
40歳代女性の方がご来院されて、
「ずっと書類仕事してて首や肩が凝って」
「そしたら胃が痛くて、ご飯があまり食べれないです」
「ストレスとか胃に効くツボってないですか?」
とご相談いただきました。
仕事のお疲れやストレスから、胃痛がでることはないですか?そこで今回は、そうなった理由、対処法などを紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、胃痛を解決することができます。
今回ご相談いただいた方のデスクワークによる胃痛の理由として、「ストレス」と「首・肩こり」によるものと考えられます。
胃腸の動きを調整するのは、自律神経です。
自律神経には、体を動かすことを優先させるために胃腸の動きを抑える交感神経と、栄養を吸収して体を回復させるために胃腸の動きを活発にさせる副交感神経があります。
脳がストレスを感じると、体は危機を感じ、交感神経の働きを活発にさせます。
そうすることで、胃腸の動きが抑えられ、胃の血流や胃粘膜を保護する粘液の分泌が低下し、胃痛が発症します。
首や肩は、脳と胃をつなぐ自律神経の通り道です。
特に首は、自律神経以外の神経や血管が多数通り、渋滞しやすい箇所です。
デスクワークによる姿勢の歪みで、首に歪みがかかり、脳と胃との連絡がうまくいかず、胃の活動が低下し、痛みが発症しやすくなります。
「ストレス」「首・肩こり」のために「胃痛」が起こっていますので、それぞれに効果的なツボを紹介させていただきます。
「内関(ないかん)」がストレスに有効なツボです。
ツボの取り方は、手のひらがわの手首の皺がある部分から、指3本分上の前腕お真ん中にあります。
「肩井(けんせい)」が首・肩こりに有効なツボです。
ツボの取り方ですが、頭を前倒した時に、首の根元でぽこっと出ている骨と肩の端を触った時にぽこっと出ている骨とを結んだ、ちょうど真ん中にあります。
「裏内庭(うらないてい)」が胃痛には有効なツボです。
ツボの取り方は、足の裏側の足の人差し指の付け根にあります。
ツボはきつく押すとかえって体が緊張してしまうので、優しく気持ちいいぐらいに押してくださいね。
この3点のツボを押してもなかなか胃痛がとれにないようでしたら、自力での回復が、仕事によるストレスや疲労に追いつかない状態だと考えられます。
より回復力を上げるために、お身体を整える必要がありますので、お近くの専門の治療院で施術を受けていただくことをお勧めします。
当院もこのデスクワークの疲労やストレスによる胃痛の症状に対しての治療を行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。当院で治療を受けていただき、体を整えることで、ストレスや疲労を軽減することで胃の痛みを緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
治療後は、
「首が楽や、もうちょっと頑張れそう」
と感想をいただきました。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
40歳代デスクワークをされておられる女性の方が来院されて、
「部署異動で引き継ぎがあって」
「部署移動さきが思った以上に仕事内容が違って」
「しんどいことを旦那に言ってもわかってもらえなくて」
と、新しい環境に変わることで、疲労やストレスが発生していることをお話しいただきました。
入学にクラス替え、入社や転勤・部署異動などなど、春は新生活がスタートする時期です。
そんな新たな環境に約70%の方が、「ストレスを感じている」、90%の方が「疲れを感じている」という統計が報告されています。
今回は、新生活で頑張っておられる方を応援したいと思いから、ストレスや疲労を改善する方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、慣れない環境からくるストレスや疲労を解決することができます。
一言に「疲労」と言っても、
「疲労感」
「体の疲れ」
の2つに分類されます。
「疲労感」とは脳が疲労を感じて、体に “休め‼︎” という命令をだして、体の異常をお知らせしてくれます。
例えば、風邪を引いた時に、だるいな〜、しんどいな〜と感じて安静にしてしまいますよね。
これが「疲労感」です。
この「疲労感」は、“生体アラーム”といって、「痛み」「発熱」と共に、体が壊れる前にストップをかけてくれる、生命維持に必要なシステムです。
「体の疲れ」は、疲労因子によって臓器の材料であるタンパク質が作られず、臓器がうまく働かなくなります。
例えば、ハードな運動をした後にご飯を食べれなくなるのは、疲労因子によって胃腸を動かすのに必要なタンパク質が作られず、機能低下を起こしているからです。
「体の疲労」が究極までいくと、タンパク質不足で臓器が機能不全を起こし、“過労死”につながります。
ですので、そうなる前に警鐘を鳴らしてくれる「疲労感」が必要になります。
「ストレス」と「疲労」と同じように扱われていますが、実は全く逆の働きをしています。
脳がストレスを感じると、副腎という臓器から、「アドレナリン」「コルチゾール」というストレスに対抗するためのホルモンがでます。
「コルチゾール」は疲労感を抑え、「アドレナリン」は体を活性化させます。
つまり、“ストレスがあった方が人間の体は疲れを感じない”のようにできています。
これは、ちょっと疲れたぐらいで動けなくなるのは困るので、「もうちょっと頑張れ」とストレスが後押しをしてくれています。
少しぐらいストレスがあった方がいいと言われるのは、このシステムのためです。
しかし、ストレスホルモンが疲労感を抑えるだけで、疲労を消すわけではないのです。
痛み止めの薬が、痛みがなくすのではなく、痛みを感じないようにする役割をしていることと一緒のような役割ですね。
そして、ストレスがかかりすぎると、疲労感を抑えるストレスホルモンも枯渇してでなくなってしまいます。
その途端に抑えていた疲労感が一気に吹き出して、「体を休めろ‼︎」と強烈な命令が脳から発せられて動けなくなってしまいます。
ですので、「疲労」と「ストレス」のバランスをとって新生活を送っていく必要があります。
「疲労」と「ストレス」を同時に改善していく方法は、
「睡眠」
「軽い運動」
です。
当たり前のことようなことですが、現在の「疲労」と「ストレス」の研究においても、究極の改善方法とされています。
「睡眠」をとることで、自動的に疲労回復因子が働いて、疲労を回復させていきます。
睡眠中はストレスホルモンの分泌が減るため、ホルモンを生産する副腎を休ませることができます。
湯船に浸かって体温を上げたり、寝返りがうてる睡眠環境を見直したり、スマホを寝る前は控えるなど、睡眠の質を上げる生活を送ってください。
「軽い運動」は、疲労回復因子を増やすことができるので、疲労を根本的に経つことができます。
また、軽い運動は、脳がストレスホルモンを出す命令を抑制させる働きがあります。
10分でも20分ほどでもいいので週に1、2回、ウォーキングを行うとか、ラジオ体操でもいいので、体に刺激を入れるようにしてみてください。
新生活の「疲労」と「ストレス」で、睡眠もとりずらく、軽く運動する気にもならないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをお勧めします。
治療院でお体を整えることで、睡眠の質をあげ、運動を行うことで得られる血流や呼吸の改善を得ることができ、新生活による「疲労」や「ストレス」を改善することができます。
当院は、新生活による「疲労」や「ストレス」に対しても治療を行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。
当院で治療を受けていただき、体を整えることで、「疲労」や「ストレス」を緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
今回、ご来院いただいた患者様は治療後に、「体が楽〜、動きやすい〜」という感想をいただきました。
新しい環境に慣れるまで、疲労とストレスで体調を崩されないように、このブログを参考にしていただければ幸いです。
当院では、新生活による「疲労」や「ストレス」に対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広