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ストレス・自律神経障害 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 6の記事一覧

新たな職場での環境によるストレスからくる吐き気を伴う肩こりが発症する理由とその解消法

2024.01.31 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,体操・ストレッチ,日常生活の動作,生活習慣,疲労,肩こり,肩の痛み,胃腸,顎の痛み,首の痛み

 

 

50歳代女性の方が、肩こりを訴え、ご来院いただきまました。

派遣のお仕事で、新たな職場に行かれたとき、緊張と不慣れな作業で、肩がこりきって、吐き気がするほど気分が悪くなったとのことでした。

この患者様のように、新しい環境に出向くことで、そのストレスから、きつい肩こりを発症されるかたは少なくありません。

そこで今回は、緊張やストレスから肩こりが発症する理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、新たな環境に赴いても、肩こりに悩まされずに、すごすことができます。

 

 

 

緊張やストレスから肩こりが発症する理由

 

緊張やストレスを感じることで、肩こりが発症するポイントは、実は、

 

「アゴ」

 

にあります。

人間は緊張やストレスを受けると、無意識に、奥歯をかみしめます。

運動や労働で筋肉を激しく使うときだけでなく、何かほかのことに夢中になっているときも、集中力をあげるために無意識のうちに歯を食いしばります。

人間が思いっきり噛みしめるときのかみしめる力は、およそ70kgといわれています。

それほどの強い力で、歯を食いしばることを続けることで、口が開けにくくなったり、アゴや奥歯を痛めたりする場合があります。

この奥歯をかみしめるために使う筋肉は、アゴにだけではなく、首の前面・肩甲骨まで伸びています。

つまり、緊張やストレスから奥歯をかみしめる事で起こるアゴへの負荷は、アゴに加えて、首や肩にまで負荷をかけることになります。

結果、アゴへの負荷が、肩こりを引き起こしてしまうのです。

 

 

 

肩こりで吐き気が起こる理由

 

肩こりは、いろいろな肩の痛みだけではなく、いろいろな症状を引き起こします。

その中の一つに「吐き気」があります。

肩こりによってなぜ吐き気を発症するのか?

その理由はいくつかの要因がありますんで、以下で紹介していきます。

 

神経の緊張

肩こりによって、首や肩の筋肉の緊張がキツくなると、その痛みから周辺の神経が過敏になります。

首に分布する神経は、胃腸につながっています。

肩こりによって首の神経が過敏になると、胃腸へ伝わり、吐き気や胃の痛み、食欲低下などの消化器系の症状を引き起こします。

 

血流の低下

肩こりによって筋肉が硬くなることで、肩や首の血液の流れが悪くなります。

首や肩を通る血管は、脳へとつながっています。それが制限されるということは、脳に十分な血液が供給されなくなります。

脳は、全体の約20パーセントもの血液が必要となる臓器です。

その脳に、血液が運ぶ酸素や栄養素が供給されないことで、吐き気を発症します。

 

首への負荷

肩こりが首の骨に負荷をかけることで、首の骨の間を通過する神経や血管への圧迫します。

首には、血圧や呼吸を感知するセンサーがたくさん存在します。

首の不調は、それらのセンサーに影響して、結果、吐き気を発症します。

 

脳の疲労

肩の筋肉は、脳とのつながりが強い。肩こりが続くことで、脳に負荷をかけます。

脳が疲労すると、体を自動的に制御が低下して、胃腸症状を引き起こす場合があります。

 

 

以上のような要因が、単独もしくは、複合的に合わさることで、肩こりによる吐き気を発症させています。

 

 

 

緊張やストレスから起こる肩こりへの対処法

 

緊張やストレスによって、アゴへの負荷から肩こりが起こります。

ということは、アゴの機能を回復させることで、肩こりが解消されます。

その方法を以下で紹介させていただきます。

 

耳たぶを回す

耳の穴の下のくぼみに人差し指を入れて、耳たぶの後ろに親指を当てて耳を軽くつまみます。

上下前後左右やくるくると耳を優しく、10秒ほど動かしてください。

 

ほっぺたをさする

両手のひらをほっぺたに当てて、軽く揺らすように、五回、さすってください。

 

首の前面をさする 

手のひらを首の前に当てて、首の前面と鎖骨の上を、左右、五回ずつ、なぜてください。

 

舌を回す

舌で上の歯の前面を端から端まで、五回、なぞってください。

それが終われば、舌で下の歯の前面を端から端まで、五回、なぞってください。

 

 

 

まとめ

 

肩こりがひどくなると、肩の痛みや吐き気だけではなく、集中力ややる気の低下が起こり、仕事に支障がでてきます。

なるべく早めに、手当しておく必要がある症状ですので、そのために、今回紹介させていただいたことが、みなさまのお役に立てれば幸いです。

もしそれでも肩こりが解消さえないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをお勧めします。

当院でも、今回のお悩みについての施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

他に肩こりに関してのブログも書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。

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イスに座り続けるリスク!女性のためのデスクワーク健康キープ法

2024.01.27 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,体操・ストレッチ,姿勢,座り方,日常生活の動作,生活習慣,疲労,目の疲れ,肩こり,肩の痛み,背中の痛み,腰痛

 

 

 

女性のデスクワークの方のお体のお悩みは、肩こり、腰痛、むくみ、頭痛など、多種多様です。

デスクワークをされている女性の方を対象に調査したところ、1日にイスに座っている平均の時間は、平日で約9時間、祝日で約7時間、という報告がされています。

これほど多くの時間を、イスに座ってすごすと、体にさまざまな支障があらわれるのは当然かもしれません。

そこで今回は、女性のデスクワークの方が、長時間、イスに座ることでおこる体への影響とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、デスクワークによる体の不調を防ぐことができます。

 

 

 

長時間、イスに座ることでおこる体への影響

 

 

 

イスに座ることで体に起こる影響の研究では、一日8時間以上座っている人は、一日3時間未満の人に比べて、死亡するリスクが1.2倍になるという報告がされています。

また、1時間座り続けることで、余命が22分短くなるという研究報告もあります。

このように、イスに座り続けることは、寿命にまで影響を与えます。

イスに座り続けることで、なぜ体に影響が出るのかを以下で紹介していきます。

 

運動の不足

長時間、座りっぱなしの生活が続くと、体の同じ筋肉や関節しか使われず、限定した動きしかしなくなります。

そうすると、使われない関節は動きが悪くなり、使われない筋肉は、その量を減らしていきます。

そうすると、日常生活で、体を正常に支えたり動かしたりできなくなり、健康のリスクが高まります。

 

肥満のリスク 

運動の不足は、肥満のリスクを増加させます。

肥満は、心血管疾患、糖尿病、高血圧などといった、さまざまな健康の問題を引き起こしてしまいます。

 

血流の悪化 

長時間、座ることで、血液の流れが停滞しやすくなります。

血液は、体に酸素や栄養などのエネルギーの元となる物質を運び、老廃物を回収します。

血流が悪くなるということは、その働きが低下するため、疲労しやすい体となる。

 

心理的健康への影響 

長時間、座っていることで、脳への刺激が低下して、脳の疲労しやすくなります。

そうすると、日常生活のストレスをうまく処理できず、精神的に落ち込みやすくなります。

 

目への影響 

デスクワークでは画面を見続けることが多く、これが目の疲れさせます。

目は、肩や首とリンクしているので、目の疲労は肩こりや首こりを引き起こしやすくなります。

 

 

 

デスクワーク中にイスに座りながらできる対処法

 

 

 

デスクワークで、イスに座り続けることで、健康に影響がでるため、以下のようなガイドラインが提案されています。

 

①20-8則 

20分間、座っていたら、8分間は、立ち上がって活動することが提唱されています。

これは、人間の体は、20分以上座っていると、筋肉が硬直し、血行が悪化するためです。

 

②1時間のルール

座り仕事を、1時間続ける場合は、その間に5分〜10分間の休憩を挟むことが推奨されています。

 

③デスクで体を動かす 

仕事のデスクで、簡単な体操やストレッチをして、定期的に体を動かすことを提唱されています。

 

これはあくまでもガイドラインなので、ご自身の仕事の状況や環境に応じて、意識しておこなうことが重要です。

特に、休憩を取るタイミングは、個人差があります。

ですので、今回は、「③デスクで体を動かす」を、イスに座ったままでできる方法を紹介させていただきます。

 

 

座り直し体操

イスに浅く腰かける。

 

アゴを軽く上げて顔を上を向いたまま、足の付け根の股関節から体を前に倒す。

 

上を向き体を倒したまま、お尻を背もたれの近くまで目一杯引く。

 

お尻を引いた場所で状態を起こし、顔を正面に向けて肩を引く。

 

 

 

足のばし体操

イスにやや浅めに座る。

ひざを伸ばして、両足をなるべくまっすぐして、前に伸ばす。

 

 

つま先を、できるだけ手前に引き起こすことで、足の後ろ側の筋肉を伸ばす。

 

 

お尻持ち上げ体操

イスにリラックスして座る。

2秒かけて、右側のお尻を持ち上げる。

 

2秒かけて左側のお尻を持ち上げる。

その際に、体を傾けすぎずに、地面につけた足をなるべく浮かさず、頭もなるべく動かさないように意識する。

 

 

 

 

まとめ

 

 

 

イスに座ってのデスクワークで健康を保つには、体に刺激を入れることが重要です。

本来は、体に刺激を入れるときは、イスから立ち上がって、少しでも歩くことがベストです。

しかし、仕事中はなかなか立ち上がりにくいこともあると思います。

そんなときは、今回、ブログで紹介させていただいたことをやってみてください。

そのことで、女性のデスクワークをされている方の健康維持や促進のお役に立てれば幸いです。

それでも解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みについての施術をおこなっておりますので、ご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他にデスクワークによるお体のお悩みに対しての対策ブログを書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。

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受験勉強のストレスがからだに悪影響?受験本番に向けて体調を守る方法

2024.01.26 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,体操・ストレッチ,免疫,,受験,姿勢,座り方,感染症,新型コロナウイルス,日常生活の動作,生活習慣,疲労,目の疲れ,肩こり,腰痛,頭痛,風邪,首の痛み

 

高校や大学の受験が、本格的に始まるシーズンになってきました。

高校に約100万人、大学に約63万人もの方が受験に、挑まれるようです。

受験される方の約90パーセントは、ストレスを感じており、そのうち約24パーセントの方が、ストレスにより体調を崩した経験があるという調査報告がされています。

試験の本番直前で、体調を崩すのは、避けたいですが、勉強を追い込まなければならないので、無理をする時期でもあります。

そこで今回は、試験勉強でのストレスで体調を崩しやすくなる理由とその対処法を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、受験中に体調を崩しにくい体を作れます。

 

 

 

受験のストレスで体調が崩しやすくなる理由

 

受験勉強は、体全体に「無自覚のストレス」をかけることが多くなります。

ストレスがかかると、体が生命の危機を感じて、エネルギーを無理に絞り出して、その危機から逃れようといます。

ストレスによる、体からのエネルギーのしぼりだしは、一時的には良いのですが、長期となるとガス欠をおこします。

このガス欠の状態となると、体調を崩しやすくなります。

では、受験中にどのようなことが、「無意識のストレス」になっているかとその特徴を、以下で紹介していきます。

 

姿勢によるストレス 

受験勉強をしているときは、机に向かって、同じ姿勢を維持するために、同じの筋肉に長時間、ストレスをかけます。

これにより、筋肉が疲労して、筋肉によって押し出される血流が制限され、血液によって運ばれる酸素と栄養などのエネルギーの材料の供給が減少します。

結果、筋肉が疲労しやすくなり、肩こりや腰痛などの体の不調を引き起こすなります。

 

脳へのストレス

受験勉強を長時間、おこなうことは、脳にストレスをかけます。

人間の脳は、体全体のエネルギーの18%程度をも消費しています。

睡眠中でさえ、脳は休まずに働き続けています。

普通に生活しているときでさえ、エネルギー消費が激しい脳を、受験勉強によって脳にストレスをかけると、脳が疲れて機能が低下します。

そのことによって、集中力や思考力が低下し、受験勉強に影響がでます。

また、脳からの指令で、体を自動的に調整する自律神経の機能も低下して、免疫の調整がうまくできなくなります。

結果、受験中に風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。

 

目へのストレス

受験勉強中は、参考書やデジタル機器の画面を、見つめることが多くなります。

それに焦点を合わせて見つめるためには、目の遠近のレンズを調整して、保つ必要があります。

それは、目の筋肉によっておこなわれます。

受験勉強する際に、姿勢を維持するのと同じで、同じ筋肉を使い続けることで、目の筋肉にストレスをかけます。

そうすると、目の筋肉への血流が低下して、目が疲労しやすくなります。

結果、目がぼやける、目の奥に痛みがでる、頭痛などが発症して、受験勉強への障害を引き起こします。

 

受験勉強によるストレス症状

受験勉強は、「無自覚のストレス」がたまりやすく、発見が遅れます。

早めに対処するためにも、

 

・手足の手足が冷えたりこわばる

・目の疲れを感じる

・集中力が低下している

・あくびがでる

・口が開けにくい

・肩こりや腰痛を感じる

 

などのようなことがでてきたら、ストレスが過剰に起こって、体調が崩れやすくなってきているサインです。

このサインがでてきたら、対処されることをおすすめします。

 

 

 

受験勉強の隙間時間でできるストレス対処法

 

ストレスを解消するためには、運動が一番の薬です。

しかし、受験勉強中は、運動する時間も惜しいかと思われます。

そこで、受験勉強をしながらでも、隙間時間に簡単にできる、ストレス解消法を以下で紹介させていただきます。

 

グーパー運動

①指を組んで、グーをつくり、ぎゅっと握ります。

②パッと力を抜いて手を開きます。

①②を、リズミカルに繰り返して、グーパーの運動を1分間続けてください。

 

ペンを転がす運動 

ボールペンを両手のひらで挟んで、手を前後にスライドさせて、ペンを手のひらでもむように1分間動かしてください。

 

耳を引っ張る

耳の穴のちょっと下あたりの凹みを、人差し指と親指でつまんで、前後左右上下に軽く1分間ほど引っ張ってください。

 

 

まとめ

 

この時期は、受験のために、体に無理をさせることで、ストレスをかけることが多くなります。

しかし、受験のストレスによって体調が崩れることを防がなければなりません。

そのためにも、今回、紹介させていただいとことが、受験される皆様にとってお役に立てれば幸いです。

もし、それでも受験のストレスによって、何らかの体に不調が出る場合は、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも、受験される方への施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

他に、受験の体調管理に関わるブログも書いておりますので、そちらも参考にしていただけると幸いです。

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テレワークの落とし穴?肩こりがおきる理由と解消す解消するための体操3選

2024.01.25 | Category: ストレス・自律神経障害,テレワーク,予防,体操・ストレッチ,姿勢,新型コロナウイルス,日常生活の動作,生活習慣,疲労,肩こり,首の痛み

 

 

コロナ禍以後、テレワークで仕事をされておられる方が、約1.7倍も増加したという調査結果がでています。

実際、当院でも、仕事の形態がテレワークの方も増え、そういった方が訴える多くのお体のお悩みは、「肩こり」です。

実際に、テレワークをされておられる方に、どんな不調を感じているかを調査がさまざまな機関でされていますが、必ず「肩こり」が1位にランクインされています。

そこで今回は、テレワークでお仕事をすることで、肩こりが発症する理由とその対処法について紹介させていただきます。

今回のブログを読んでいただけることで、肩こりに悩まされずテレワークをおこなえます。

 

 

 

テレワークの仕事の形態が肩こりを発症させる理由

 

テレワークは、出勤や帰省の時間を省け、不特定の人との接触を避けることができるなど、利点も多い。

しかし、体に「肩こり」を発症させやすいなど、デメリットも発生します。

その理由を以下で紹介していきます。

 

体に負荷をかける姿勢

人間は、重力に逆らって姿勢を保っています。

体に負荷をかけない姿勢であれば、骨で体を支え、筋肉の力を最小限におさえてることができます。

体に負荷をかける姿勢をすると、重力に負けないように、筋肉を使うことでエネルギーが消費して、筋肉に疲れや痛みが発生します。

テレワークでは、座ってパソコン画面に向かっている姿勢が多くなります。

パソコンに向かう姿勢は、頭が前に倒れて、腕を持ち上げている状態です。

成人の頭の重みは、約4キログラムほど、両腕の重みは、約6キログラムほどと言われています。

パソコンに向かう姿勢は、頭の重みと腕の重みの合計で約10キログラムもの重みが、肩にかかてしまいます。

10キログラムもの重みを支え続けることで、肩の筋肉は疲労して硬くなり、ついには痛みを発する肩こりが発症してしまいます。

また、たとえ、体に負荷をかけないように姿勢を調整しても、長時間、同じ姿勢でいることで、体に痛みを生じます。

テレワークの仕事中は、じっと座り続けることが多いです。

そうなると、体の血流の流れが悪くなってきます。

なぜなら、体を動かすことで、筋肉が伸びたり縮んだりして、血管を刺激して血を体に巡らせます。

血液は、筋肉に酸素と栄養などを届けて、老廃物を回収する働きがあります。

長時間、同じ姿勢を続けて、筋肉が硬くなってくると、筋肉が血管を圧迫します。

そうすると、血管の中を流れる血液がとどこおって、体に血がめぐらなくなります、

結果、めぐらない部分の筋肉が硬くなって、痛みを引き起こします。

テレワークでも、同じ姿勢により肩の筋肉がか開くなり、血流が悪くなることも、肩こりの原因となってしまうのです。

 

運動の不足

会社に勤務することで、通勤や帰宅など、会社の内外での移動により、自然と体を動かしています。

しかし、テレワークになると、体を動く機会が少なくなります。

そうすると、筋肉への刺激が減ります。結果、血流が流れにくくなることで疲労しやすくなったり、筋肉量が減ることで、テレワークをおこなうときの姿勢が保ちにくくなります。

そのため、テレワークで特に負荷のかかる肩が疲れて、肩こりが発症しやすくなります。

 

自律神経の乱れ

会社に勤務すると、起床時間や食事の時間、就寝する時間など、同じサイクルで生活します。

しかし、テレワークだと、明確な時間を区切るものがなく、不規則な生活になりがちです。

また、自宅でのテレワークになると、仕事とプライベートのオンオフの切り替えが難しくなります。

そうなることで、体が活動モードにすべきか、リラックスモードにすべきか、切り替えが難しくもなります。

こういった、テレワークでおこりがちな不規則な生活を送ると、体を自動的に調整してくれる自律神経が乱れを起こします。

自律神経の働きによって、暑いときや寒いとき、活動するときやリラックスするときに、体の機能を自動的に変化させて、筋肉や内臓、血流などを調整してくれます。

自律神経が乱れるということは、体の機能を調整できないこととなるため、不調を引き起こします。

そうなると、テレワークの際に、肩の筋肉を活動するべきときにに使うモードに緩みすぎたり、肩の筋肉を回復させるべきときに緊張させたりと、ズレが起こります。

その状態で、肩に負荷をかけ続けることで、肩を痛めたり回復しづらくなり、肩こりを引き起こしてしまいます。

 

 

 

テレワークにより発症する肩こりへの体操3選

 

テレワークによって、運動の不足から、肩こりが起こりやす。

ですが、なかなか、テレワーク中に外に出かけて、運動することは難しいかと思います。

そこで、イスに座ったままでできる、肩こりに効果があるの体操を以下で紹介していきます。

 

胸を広げる体操 

背筋を伸ばして座り、両肘を軽く曲げ、指をしっかり開いて手のひらを上に向けます。

 

胸を大きく開いて、指先から腕全体を外側にひねりながら、後ろに引きます。

その際に、肩甲骨同士を内側に寄せてるよういイメージしてください。

その状態で、20秒間キープします。

回数は1回で終了です。

 

肩を上下させる体操 

5秒間、両肩を上にあげ、同時に首も縮める。

 

一気にストーンと肩を下に落とすようにの力を抜き、脱力をする。

それを3回繰り返してください。

 

背中を前に伸ばす体操

背筋を伸ばして座って、肘を90度に曲げて、両腕を脇につけ、手のひらは上向きにします。

 

おなかを引っ込めながら、腰から背中をゆっくり丸め、同時に両腕を外にひねりながら、前へ伸ばします。

その状態を20秒キープします。回数は1回で終了です。

 

この体操は、呼吸をゆっくりしながら、気持ちがいい範囲でおこなってください。テレワーク中の隙間時間を見つけて、一日、何度でもおこなってください。

 

 

 

まとめ

 

近年の通信の発達により、本当に遠くの方と仕事や交流できることで、大変、便利になりました。

こういった便利になったことの反面、肩こりをはじめとするいろいろなお体への新たなお悩みも増えてきました。

今回のテーマとして取り上げたように、仕事の効率がよいはずのテレワークが、肩こりによって、停滞するのは避けたいところです。

そのために、今回、ブログで紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。

それでも、肩こりが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みについての施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

他に、肩こりへの対策のブログも書いておりますので、そちらも参考にしていただけると幸いです。

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仕事始めの疲れ、入浴でスッキリ回復!その効果と正しい入浴法

2024.01.17 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,入浴,,疲労

 

 

「年末年始は、ゆっくり休んだけど」

「年が明けて仕事が始まったら忙しくて」

「疲れが全然取れなくて」

 

と、年末年始の長期の休暇でせっかく回復した体が、あっという間に疲労こんぱいになっていませんか?

ましてや、冬は気温が低下するために、それに対応するために、体力を消耗します。

このような新年早々の冬場の疲労回復に有効で簡単に取り掛かれる方法は、

 

「入浴」

 

です。

そこで今回は、入浴の効果と効果をあげるための入浴の方法を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、年明けの仕事始めの忙しさによってたまった疲労を解消できます。

 

 

 

入浴のメリット

 

入浴をすることで、体にさまざまな良い影響をでます。

入浴によるメリットを以下で紹介していきます。

 

重大な病気を予防する

毎日、入浴することで、重大な病気を予防できるということがわかっています。

統計では、毎日、入浴しているしている人は、週2回以下の入浴の人に比べて、

 

・心筋梗塞を起こすリスクが35パーセント低い

・脳出血を起こすリスクが46パーセント低い

 

などといった報告がされています。

また、毎日、入浴している人の方が、血糖値のコントロールが良く、糖尿病予防にも役立つんではないかと言われ始めています。

 

ストレスの緩和

入浴 入浴することで、ストレスを受けたときに発生するストレスホルモンが、血液の中で減ります。

逆に、ストレスを緩和する幸福ホルモンが、血液の中で増えることがわかっています。

このように入浴するだけで、ストレスが緩和されます。

 

自律神経の調整

人間が生命を維持するために、自動で体の機能を調整してくれるのが、自律神経です。

自律神経は、基本的には、自動で動く神経なので、自分の意思ではコントロールできません。

自律神経には、交感神経と副交感神経のふたつの神経に分かれます。

交感神経は、体が活動するために、体を調整します。

副交感神経は、体を回復またはリラックスするために働きます。

自律神経は、環境に応じて自動的に体を対応させるので、入浴時のお湯の温度で体を対応させることで、自律神経を調整できます。

39から41度の温度のお湯に入浴することで、副交感神経が働き始め、体をリラックスして回復モードにします。

また、42度以上のお湯に入浴すると、交感神経が働き始め、体がシャキッとして活動モードとなる。

このように、自分の意思ではコントロールできない自律神経ですが、入浴の環境を変えることで、自律神経を調整する方向に持っていけます。

 

睡眠の質があがる

成人の5人に1人は不眠に悩んでいると言われています。

睡眠の質は、眠り始めの90分に、いかに深く眠れるかにかかっています。

それには、いったん体温を上げて、下がっていくタイミングで寝始めると、最初の90分に深い眠りができるということが、さまざまな研究でわかっています。

つまり、いったん入浴で体の体温を上げる、お風呂から出てから体温が下がっていく適切な時間で、入眠を始めることで、質の良い睡眠を手に入れることができます。

しかも、先ほど自律神経の項で説明させていただきましたが、39度から41度内のお湯で入浴することで、副交感神経が働き、体がリラックスと回復モードになる。

そのことで、さらに睡眠の質を上げることができます。

 

血流の向上 

血液は、人間の細胞に、酸素や栄養を体に運び、老廃物を回収します。

血液の流れがとどこおると、体の回復が遅れて、疲労がたまります。

入浴することで、血管が開き、体に水圧がかかることで、血流がよくなります。

その結果、疲労からの回復が促進します。

 

適正な免疫の状態

体温が1度上がると、免疫力が5〜6倍になる。

しかし、体温が1度下がると、免疫が30パーセントも下がります。

冬は、特に、寒い季節なので、体温が下がりやすくなります。

入浴によって、体温を上げることで、免疫力を回復できます。

 

 

 

入浴の方法

 

医学的に正しい入浴のスタイルは、

 

「40℃・10分・全身浴」

 

が基本です。

入浴する際の温度、時間、湯船のつかり方について、それぞれを以下で紹介さえていただきます。

 

入浴の温度

入浴で最もほしい効果は、温熱効果です。

体の温度を上げることで、体の中でさまざまな効果が発揮されます。

ですので、お湯の温度が38℃では、体温と同じぐらいですので、環境が入浴前と変わらず、体は変化しません。

また、お湯の温度が42℃以上に入浴すると、体が興奮しすぎて、血圧が上がり、血液に粘りが増したりと、副反応がでてしまいます。

ですので、適切な温度は、39℃、40℃、41℃となります。

39℃では日本人はややぬるいと感じ、41℃では論文によっては血圧が上がると書かれています。

そうなると、40℃のお湯の温度で入浴するのが最適です。

 

入浴の時間

湯船につかる時間が短すぎても、入浴による体への効果が得られにくくなります。

10分入浴することで、体温は、0.5〜1℃上がり、血流も上がることがわかっています。

また、10分以上となると、体温が上がりすぎて、脱水症状や熱中症の発症の心配もでてきます。

長くとも、15分ぐらいまで、ベストは10分です。

もう少し長く入りたい方は、入浴の途中で水分を補給するか、入浴して10分たったら、いったん湯船からでて、洗い場で体を洗ったり涼んだりして、体温を下げてからまた湯船に入りなおしてください。

 

浴槽の体のつかり方

入浴する際に、全身浴をすることで、

 

「温熱」

「浮力」

「水圧」

 

の効果が体に受けられます。

 

入浴による温熱

全身浴を10分することで、体温を0.5〜1℃上げることができます。

体温が上がれば、内臓の機能向上や筋肉の疲労が改善、睡眠の質の向上など、ざまざまな効果を生み出します。

 

入浴による浮力

入浴中は、体重を軽く感じますが、これは浮力の効果です。

首まで湯船につかった場合は、体重が10分の1ほどです。

陸上では、重力によって常に体に負荷がかかっています。

入浴中は、その重力から解放され、関節や筋肉の緊張が緩み、疲労が回復モードになる。

ですので、たっぷりお湯をはった湯船に体を沈ませて入浴することをおすすめします。

 

入浴による水圧

湯船に入ったときに、お湯の重さ分、体にかかる圧が水圧です。

この水圧がかかることで、体が軽く締め付けられて、全身がほぐされます。

また、この締め付け効果で、温熱効果と同様に、筋肉や血管に圧がかかり、血流の流れが良くなります。

 

 

 

入浴の注意点

 

入浴は、体によい影響を与えますが、危険を呼び込む場合もあります。

入浴時の注意点について以下で紹介さていただきます。

 

入浴事故

毎年、約2万人の方が入浴中に亡くなられています。

特に、持病のある方やご高齢者の方の率が高いです。

入浴時のリスクを減らすためのブログを書いておりますので、詳しくはそちらを参考にしてください。

冬は入浴中にヒートショックにご注意を‼︎その原因と対策

 

食後は時間をあけて入浴

外出後に、家に帰ってきたとき、ご飯を先に食べるべきか、お風呂を先に入るべきか迷うところです。

医学的には、食事の方が先がよいとされています。

ただ、食後すぐに入浴すると、食べたものを消化や吸収するために、胃腸に集まった血液が、全身に散らばってしまいます。

そのことで、胃腸の機能が低下して、消化不良を引き起こしやすくなります。

ですので、少なくとも、食後、30分から1時間開けてから入浴することが理想です。

 

半身浴の適用

全身浴に対して、半身浴があります。

半身浴は、ダイエットや美容への効果があるとして、すすめられることがあります。

半身浴自体は、悪くなはないのですが、その名の通り、効果が半分になる。

例えば、全身浴は体温を0.5〜1℃上げるために10分で済むところを、半身浴では20分かかります。

そのため、入浴の基本は、全身浴なのです。ただ、場合によっては半身浴の方が良い場合があります。

湯船に肩までつかったら息苦しさを感じた場合や心臓や肺の持病をお持ちの場合は、半身浴が適しています。

全身浴で体に違和感を感じる場合で、何かしら体に不調が隠れている場合もありますので、かかりつけの病院で、一度相談してください。

 

入浴をシャワーで済ました場合

冬場でも、湯船につからず、シャワーですまされる方も少なくありません。

湯船につかると、少なくとも0.5℃の体温が上がりますが、シャワーでは0.2℃程度しか体温が上がりません。

このように、温熱効果が低下するほかに、浮力や水圧の効果もほぼない状態です。

ですので、シャワーは湯船につかる入浴に比べて、疲労を回復する効果が期待できません。

湯船につかるのは気が乗らないことや、湯船の清掃が面倒なこともありますが、長い目で見て、体の健康のためには、湯船につかられることをおすすめします。

 

 

 

まとめ

 

1月は、新年からの仕事の忙しさや冬の寒さによって、体が疲労しやすくなる月です。

それを回復するためにも、正しく入浴することをお勧めします。

今回、ブログで紹介させていただいたことが、皆様にとってその助けになれば幸いです。

それでも、1月の環境で起こりやすいお体の疲労が取れない場合は、お近くの治療院に受診されることをおすすめします。

当院でも、今回のようなお悩みへの施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

他に疲労に関してのブログを書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

疲労のサインを見逃すな:目・耳・口・鼻の感覚器にアプローチして疲労を解消する方法

新年、自律神経を整えて仕事のスタートをスムーズに

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

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